ライブレポート

2016.8.19
K@新宿ReNY
PS COMPANY PRESENTS K 1st ONEMAN LIVE『Rebirth of the Kingdom』

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「自分なら好きなアーティストにはステージに立っていてほしいから」――そう言って、BORNの解散後、メンバーの誰よりも早くアクションを起こしたK。そんな彼がこの日、解散からわずか3ヶ月という短期間で初のワンマンライブを行った。

高揚感と緊張感でピンと張り詰めた空気の中、鳴り響く爆音の「affect」。サポートメンバーたちに次いでKが姿を現すと、ひときわ大きな歓声が会場を満たした。幕開けは会場限定シングルとして同日発売された初音源のタイトル曲「Rebirth」。ソロ活動を始める際に“自分を導いてくれた曲”だという思い入れの強い楽曲に、フロアも総員ヘドバンで応え、1stライブとは思えない圧巻の一体感を見せる。
この日は、シングルに収録された4曲の他に、この日のためにKが急ピッチで作り上げた新曲7曲も初披露されるという初めて尽くしのライブだったが、フロアは全く動じることなく、圧倒的な熱量と結束力で応えていたのはさすがの一言に尽きる。「Kさんの曲はその場で聴いて楽しめる」とはサポートメンバーとして参加したCazqui(G/NOCTURNAL BLOODLUST)の言葉だが、即座に聴き手の心を掴むバラエティに富んだ楽曲たち、そして要所要所に組み込まれたBORNの楽曲も大いなる起爆剤となって、激熱なライブ空間を作り上げていった。

ヘヴィな楽曲が顔を揃えた前半戦から空気を変え、中盤はハンドクラップとグルーヴ感が心地よい新曲「HARMLESS(仮)」、そして浮遊感のあるサウンドスケープが印象的な「Lily」が奏でられ、ミラーボールから光の雨が降り注ぐ中、K、Cazqui、MASATOの3本のギターが重なって作り出される得も言われぬ音世界に、会場は拍手に包まれた。

MCでは、Kから今の率直な思いとファンへの感謝が語られた。
「今日は知らない曲がほとんどだと思うけど、みんな暴れてくれて心配いりませんでした。わかっていたけど、やっぱりさすがだよね」
しかし、どうやら彼の初陣を内心とても心配していたらしいファンの表情を見ると、「おい、そんな心配そうな目で見るなよ(笑)!」と笑わせ、会場は和やかな空気に包まれた。

これで緊張が解けたのか、後半戦はさらに勢いを増し、新曲2曲を立て続けに投下。
「ソロで自分のやりたいことをやるんですけど、今日はメンバーにもファンの子にも、とにかく楽しんでほしい。自分のやりたいことをやるっていう自己中な気持ちと、親心みたいな気持ちがあるんですよ」とKは話してくれたが、メンバーもファンも、そしてK本人も、この上ない熱量で楽しんでいる様子が伝わってくる。沸き上がる大歓声と共に拳が突き上がった「Rotten cherry」、そしてラストの「Screaming for~」まで、その熱は留まることなく上がり続け、怒涛の勢いで本編を駆け抜けたのだった。

間髪入れずに叫ばれたアンコール。笑顔で登場したKからサポートメンバーであるCazqui、MASATO(G)、美央(B)、SORA(Dr/DEZERT)、横田大地(マニピュレーター)の紹介が行われた。
「ヴォーカルをやるって言ってびっくりしたけど、またこうして一緒にできて嬉しい」(美央)、「ギタリストがセンターに立って歌って独り立ちをするというのはなかなかできないこと。ファンのために動きたい、今自分がファンのためにできることはこれしかないと言っていたことに感動した」(Cazqui)、「K兄は早く曲の練習がしたいっていう俺のワガママに応えて曲を作ってくれた。尊敬してます」(SORA)…などなど、彼のサポートをするに至った経緯や思いが語られた。

「今日は本当に楽しい。曲を作って好きなメンバーたちと音を出して、そこにみんなが来てくれる。こんな最高なことはないと改めて思えました。BORNが解散になった時に、ステージから退くということも選択肢になかったわけじゃなかった。でも、やっぱりここに立ったら辞められないなと思いました。これからも俺とみんなの人生にとって大切な時間を作っていけたらと思うから、俺でよかったらこれからも付き合って…いや、付き合うってチャラすぎるな! 付いて来て下さい!」
と告げ、
「ラストは俺からのプレゼントです。全員で心中しようぜ!」
とBORNの名曲「ケミカルロマンス」を投下。思いがけないサプライズに、フロアにはモッシュの波が沸き起こり、最高潮の興奮に包まれたのだった。

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笑顔に満ち、溢れるほどの愛が伝わる実に幸福なライブだった。
先のインタビューで、「ファンの子やメンバーたちという好きな人たちと好きな時間を作っていきたい。それがずっと続いていけばいいと思うし、そのために努力するのみです」と語ってくれたK。次なるライブ「K ONEMAN LIVE『-The raging party- & Mio birthday』」も発表された彼の新たな旅路は始まったばかりだ。

◆セットリスト◆
01.「affect」
02.Rebirth
03.Raging pain(仮)
04.MAD whistle
05.雀羅(仮)
06.HARMLESS(仮)
07.Lily
08.MY WORLD
09.decoy(仮)
10.4/4Party(仮)
11.the beautiful hate
12.Rotten cherry
13.Screaming for〜

EN
14.ROCKET DIVE(cover)
15.D.O.D(cover)
16.ケミカルロマンス

EN2
17.Rebirth
18.Screaming for〜

(文・後藤るつ子/写真・KEIKO TANABE)


【ライブ情報】
K ONEMAN LIVE『-The raging party- & Mio birthday』開催決定!
11月16日(水)渋谷REX
Open:18:00 / Start:18:30
前売:¥4,000 / 当日:¥4,500(税込・Drink代別)

チケット販売情報
■ PS mobile先行受付
8月22日(月)14時よりPS mobile先行受付スタート!

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