2025.05.25
さくら前線@東京キネマ倶楽部
さくら前線1st生演奏ワンマンコンサート「さくら物語~笑顔開花宣言~」

メンバーそれぞれがヴィジュアル系バンドを組む、花見桜こうき(ダウト)、最上川司(THE MICRO HEAD 4N’S)、美良政次(Moi dix Mois)による3人組演歌歌謡グループさくら前線が、このほど東京・キネマ倶楽部で初の生演奏でのワンマンライブを行った。

グループにとって最大キャパの会場で開催されたライブで、3人は昨年11月に発売し、オリコンチャート歌謡演歌で一位を手にしたシングル「雪桜」を含む全16曲を熱唱した。

会場いっぱいに集まった観客の待つ中、雰囲気の高まるナレーションからSEが始まり、せいじ、つかさ、こうきが華やかにステージに登場。

バンドインから、メンバーが帽子を脱ぎ捨て始まったのは、軽快なダンスで観客の心を引き込む「Near」。続く「ヘルタースケルター」は、彼らの真骨頂とも言えるハードなロックナンバーで、一気に会場の空気を変化させる。

その後、これぞ歌謡曲というさくら前線ならではのしっとりとした曲達を披露。ピアノとメンバーの歌だけで始まる「流星」では、3人のハーモニーがバラード曲をドラマティックに彩り感動と拍手が会場を包んだ。

そして、公演中「さくらミュージカル」と名付けられた芝居では、メンバーがそれぞれ豪華な女性用のドレスに着替え、高級クラブを舞台としたドラマを展開。サポートメンバー達も駆り出され、会場は爆笑の渦に包まれた。さくら前線がヴィジュアル系バンドの格好良さを全面に押し出した歌謡演歌グループではなく、お客様に楽しんでもらう事を前提にエンターテイメントを作っていく、という意思を持ったグループなのだと感じることが出来るひと時であった。

この日は新曲も披露。ハードなナンバーながら〈野菜を食べましょう〉という歌詞が耳に残る、なんとも楽しい曲である。本編のラストは、グループ初となるシングルオリコンチャート1位を獲った「雪桜」で、華やかで艶やかに締めくくられた。

夏を先取りした曲「サマバケ」で幕を開けたアンコール。ピアノの旋律乗せてメンバーそれぞれから感謝の言葉が伝えられ、「春を待つ桜のように」が始まると涙するファンの姿も。笑いから感動まで、歌というエンターテイメントをフルに活用し、全力で挑むのがさくら前線だ。

終演後、重大告知として以下が発表された。

其の一
2025年7月、新曲デジタルリリース決定!

其の二
2025年11月、待望の2nd Single『雪物語』リリース決定!
目指せ演歌歌謡チャート1位

其の三
さくら前線2025年最後の宴、11月22日(土)さくら前線生演奏ワンマンコンサート2025「星降る夜の雪物語〜神田deロマンティックあーげまーす〜」@神田明神ホールの開催!

今後の活躍に期待が高まる。


さくら前線 オフィシャルサイト