インタビュー プレゼント

THE MICRO HEAD 4N’S

THE MICRO HEAD 4N’S

新体制第2弾シングル『FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!』に見るTHE MICRO HEAD 4N’Sの今。始まったばかりの5人の物語が向かう未来とは――。

新ヴォーカリストAMENOを迎え入れ、6月29日の赤羽ReNY alpha公演で第三期のスタートを切ったTHE MICRO HEAD 4N’S。新体制第1弾シングル『REBIRTH -the 3rd form-』を手に夏のワンマンツアーを完遂し、「バンドとして今すごく良い状態」にあるという彼らが、第2弾シングル『FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!』を世に放つ。始動から現在に至るまでのこと、そしてツアーを通して成長を遂げた表題曲をはじめ、全4曲が収録された今作について5人にじっくり話を聞くと、“第三期”としてのTHE MICRO HEAD 4N’Sというバンドの形がより明確に見えてきた。

◆あの時に「始まったんだな」と実感した(AMENO)

AMENO

――6月29日の第三期始動ライブ@赤羽ReNY alphaの時にkazuyaさんが言った「マイフォはヴォーカルに恵まれていないんじゃないかとよく言われるんだけど、俺はそう思わなくて。こうやって新しく始められるって、すごいことでしょ? そんなに何度も始められないよ?」という言葉は印象的でした。結成当初に掲げていた「A BEGINNING FROM THE END」が今もマイフォの核になっていると感じます。

kazuya:確かに、そうですね。結果そうなっちゃったという感じ。でも、うちはメンバーに恵まれていて。第二期でもうダメだなぁと思う時があったんですけど、メンバーのやる気に助けられたりして、その瞬間のマイナスも結構楽しめたんですよね。

――「“マイフォを守ってくれてありがとうございます”ってよく言われるけど、俺は何もしてなくて、守ってくれたのはSHUN.、ZERO、TSUKASAです」とも言っていましたね。

kazuya:本当にそうなんですよ。

ZERO:色々ある度に、このままじゃ終われないという気持ちがあって。第三期の始めに「A BEGINNING FROM THE END」をまた使ったのは、一期も二期も違うバンドのイメージでやってきましたけど、さらにまたバンドを一から始めるつもりでやろうという思いからですね。常に、このままでは終われない、こんなもんじゃねーぞという思いが強いです。

SHUN.:第二期ヴォーカリストが辞める時点で、止めるという決断になっていてもおかしくなかったんですけど、僕らは続けるという決断をしたから、こうして今があるわけだし、やっぱりファンの皆が付いてきてくれるというのが大きいですね。「続けてくれてありがとう」と言ってくれますけど、逆で、付いてきてくれてありがとうという思いです。望んでくれたり、待っていてくれるというのは、やっぱり続けなきゃなと思える大きな要因です。実際、第三期一発目のライブをやってみて、あれだけのお客さんが待っていてくれたんだなと感じたし、今も変わらず応援してくれる皆がいてくれるのは非常に有り難くて、感謝すべきことだなと感じますね。

TSUKASA:続けようとなった時に、ヴォーカルがいないまま始められなかったんですけど、AMENO君が入ってくれて続けられることになったのが、まずものすごく嬉しくて。しかも、音楽性が自分の好きなものと似ているということも嬉しかったですね。まだ始まって間もないですけど、これまでとちょっと変わった音楽性もお客さんに受け入れてもらえていて、ガンガン激しいのをやりたいなと思っているので、これから益々激しくなっていくことでしょう。楽しみなことばかりの日々です。

――8月25日のツアーファイナル@TSUTAYA-O-WESTで、AMENOさんが「最初にステージに立ったのが8年前の7月で、その約1ヵ月後にマイフォの始動発表を見て、この人たちは立ち止まらないんだなと、熱い思いを感じた」と言っていましたよね。運命めいたものを感じます。

AMENO:始動の時もそうでしたし、第二期が始まる時も、やっぱり諦めない人たちなんだなと思いました。注目していたので、鮮明に覚えているんですよね。そして去年、二代目のヴォーカルが2019年春ツアーをもって脱退するというニュースを見た時、ちょうど僕は自分のバンドが終わって、次の道を模索している最中だったんです。どうにかしてここに自分が入れたら、違う景色が見られるのかなと思ったんですよ。その時は何のツテもなかったので、思っただけで終わっちゃったんですけど、その数ヵ月後に友達経由で「新しいヴォーカルを探しているみたいだから、話だけでもどう?」という連絡が来て、これは運命なんじゃないかなと勝手に思いました。自分に降ってきたチャンスを絶対に逃さないようにしようと、なんとかこのバンドに相応しいヴォーカルになれるように頑張ろうと思って、返事をしました。

――初めてメンバーの皆さんに会った時、その熱い思いを伝えたのでしょうか?

AMENO:いや…めちゃくちゃ緊張しましたね(笑)。

全員:(笑)

kazuya:そりゃ緊張するよね(笑)。でも、受け答えもしっかりしていましたよ。自分の考えもちゃんと話せていたし。

――受け答え(笑)。

kazuya:いや、それができない子がいるんですよ。ビビっちゃって震えて「あっ、すいませんっ…自分なんかっ…」って。そういう子もたくさんいる中で、僕の目から見て彼はしっかりしていました。チャンスを掴む人間として、そういうのって大事ですよね。チャンスを掴めない人間って、言い訳ばっかりなんですよ。そういう点でもAMENO君はちゃんとしていたから、好印象でしたね。

――AMENOさんがずっとマイフォに注目していたということは、事前情報として知った上で会ったんですか?

kazuya:実は、まだ全然決まる前に某先輩から「次のヴォーカルはマイフォの過去もリスペクトしていて、マイフォを好きな子がいいんじゃない?」と言われたんですよ。それがずっと残っていて、そうだよなぁと思っていたら、AMENO君はマイフォやD’espairsRayも好きだったと聞いて、僕の中ではもう決まりだなと。その気持ちと芯がしっかりしていれば、極論、歌は二の次でしたね。

――ツアーファイナルで初代ヴォーカルのRickyさんが数曲参加しましたよね。ヴォーカルが2回代わること自体なかなかないことですが、初代ヴォーカルが歓迎されてライブに参加できるというのは、かなり珍しいバンドの形ですよね。

kazuya:おかしいですよね。すごいことだと思います。第一に、僕たちは揉めてないんですよね。なぜあのステージにRickyをと思ったかというと、オモロイなと思ったからなんですよ。それと、AMENO君をフルボッコにしてもらおうと思って(笑)。強い奴と戦うと、強くなるじゃないですか。目の前でこれ見とけみたいな。Rickyに関しては「ちょっと出てよ」「いいよ」、逆に「俺に曲書いてよ」「いいよ」っていう関係性ができているのでスムーズでしたよ。

――あの日あの場所で6人で「この先ずっと」を演奏したことは、すごく大きな意味を持つなと思いました。さらに、その曲中にRickyさんがAMENOさんに「任せたよ」と呟いた場面はグッと来るものがありました。

AMENO:あれはドキッとしましたね。Rickyさんが隣にいて、メンバーが周りにいて、目の前にはファンの皆がいるという景色も相まって…今改めて振り返ると、あの時に「始まったんだな」と実感したような気がします。何が始まったのかというのは曖昧ですけど、バンドかもしれないし、自分の人生かもしれない、ただ何かがここで始まったという気がしました。

――1ツアーを終えてみて、バンド内の変化は感じていますか?

kazuya:ものすごくバンドが一つになっているなと感じます。僕らはこの形でTHE MICRO HEAD 4N’Sをやっていくと決めたので、どうしても出てしまうレベル差を埋めていかなきゃいけないんですよね。とにかく歌いやすい環境を作ったり、毎日のようにミーティングを重ねたり、バンドを組み立てた頃のようにライブ終わりの移動車の中でも話し合っていました。そこで、目の前に小さい旗をいくつも立てていくと、徐々にステップアップしていくと同時に、バンドの気持ちが一つになっていくということを学んだんです。これが多分、夏のツアーで一番大事だったところで。ここで学んだから、次に10周年というところに大きな旗を立てたんですよね。

――なるほど。

kazuya:バンドとして今すごく良い状態だなと思うんです。先日、「シングル完成おめでとう」という名目で飲み会をしたんですけど、そこでもポジティブな意見が飛び交っていて、いいなぁと。やっぱり夏のツアーはすごく意味のあるものでしたね。

AMENO:これまで僕はワンマンライブというものを数える程度しかやってきていなかったんですけど、このツアーを回ったことによって、一気に経験値が上がったというか。こうすればいいんだなというのが、自分の中でちょっと見えてきたツアーでもありました。

◆第三期は色々と無茶なことをやりたい(ZERO)

ZERO

――第三期第1弾シングルの前作『REBIRTH -the 3rd form-』は、始動ということを強く打ち出している作品でしたが、それを経て今作で意識したことはありますか?

kazuya:今回からマーケットを意識するようになりました。マスからニッチなほうに行こうかなと。第二期はいわゆるメジャーっぽい売り方をしていて、色々な人に受け入れられやすい曲を作ってきたんですけど、もういいかなと思っちゃって(笑)。第三期はインディーズに特化したコアな部分を大切にしたいなと。僕が学生時代の頃は、インディーズの曲ってそんなに流通していなかったから、いわゆる悪い奴からカセットテープとかで回ってきたんですよ。あのドキドキ感が超好きで、ああいう感覚に戻りたいなと思ったんですよね。音も激しくて、テレビで流せないようなものが昔は多くて。そういう方向に行っちゃおうかなと。だから今回、「FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!」はSHUN.の作詞なんですけど、ピーを入れたくて放送禁止用語を入れてくれと(笑)。昔って結構そういうのがあったじゃないですか。何て言っているんだろうねって、聴いた人の話のネタになってくれればいいなと思います。

――確かに、あのピー音の部分は何だろうと気になりました。

SHUN.:厳密には放送禁止ではないんですけど、前後の言葉と意味合い的に放送禁止です。語りの部分にヒントは隠してあるんですけどね。それと、色々な部分に散りばめてはあります。アー写も含めて全部に連動性を持たせようと思って。

kazuya:今回は間違いなくこの曲だなと作った時から思っていたので、リード曲を悩むほどでもなく、これ以外ないと思っていました。

――第三期の音楽性をニッチな方向にというkazuyaさんの考えは、皆さんに話したんですか?

kazuya:いや、うちは普段から音楽の方向性とかは話さないんですよ。音楽って一つの形があるとして、見る方向が変わると見え方が変わる、要は多面じゃないですか。例えば、僕が好きだと思うバンドのことを、イメージだけで嫌いな人もいますよね。でも、僕が好きな本質はそこじゃないんだよなということもあるわけですよ。結成当初に毎週のように飲み会をしていたんですけど、音楽の話は一切しませんでしたね。どうやって進めていったかというと、「作ってきたから聴いて。どう思う?」「いいっすね」「じゃあ、これやろうか」という感じでした。

――そうなんですね。「FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!」の歌メロはマイフォ節だなという印象を受けつつ、サビのドラムのリズムが重要な部分になっていると思いますが、TSUKASAさんとしてはkazuyaさんから曲が上がってきた時の印象はいかがでしたか?

TSUKASA:3連符が多いなぁと思いましたね。キックを使う部分が多くて足が結構くたびれるので、毎回精神統一してから取り掛かる感じですね。

kazuya:TSUKASAと出会った時、ツーバスがカッコいいなと思ったんですよね。第三期はTSUKASAに足癖悪くなってもらおうと思って(笑)、とにかくツーバス踏んどけ! 君はカッコいいんだよ!と思いながらお願いしましたね。

TSUKASA:鍛えられます(笑)。

――ギターはあまり主張せず、サウンドの一部という雰囲気ですね。

kazuya:イントロ以外何も主張していないですね。自分のギターはどうでもいい…と言うと語弊がありますけど(笑)、僕は作家なので自分のことは二の次なんですよ。僕よりもSHUN.の7弦の重さをフィーチャーしてほしいし、バンド全体を楽しんでほしいですね。

――SHUN.さんは、昔は6弦だったのを7弦にして、約2年前には再び6弦を使っていたと思いますが、今は7弦がメインですか?

SHUN.:第三期になって音楽性がヘヴィーになってきたので、『REBIRTH -the 3rd form-』のレコーディングの時も結構使った覚えがありますね。つまり第三期の曲はほぼ7弦なので、ライブでどうしようかなと(笑)。過去曲との兼ね合いもありますからね。「FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!」もギターとしてはレンジ感を大事にできればなと、僕の役割はそのヘヴィーさのところだと思うので、下を持ち上げる感じが出せればなというのは考えて弾きました。

――そして、2サビ終わりから語り部分のベースが素敵だなと。

ZERO:ライブで既にやっていた曲なのでベーシックな部分は出来上がっていたんですけど、第三期は色々と無茶なことをやりたいなというところで、ここでも一発無茶しとこうかなと考えた部分ですね。慣れれば大丈夫だろうけど、レコーディングの時点では難解フレーズでした。主張するというよりは、空気を作るという気持ちでアレンジしましたね。一応、無難なやつも録ってあります。大体2パターンくらい録って、どちらでもという感じで出すんですけど、結果こちらが採用されました。ライブでこれを弾くかはわからないですけど。

――それは難易度的な問題ですか?

ZERO:いや、ライブでその空気は必要ないかなと思ったりするんです。ライブではもうちょっと盛り上がってもいい部分だと思うので、今後そこでどうコミュニケーションを取っていくかというのは考える余地があるなと。それと、音源との違いを出したくて、ライブではどちらかと言うと弾かないタイプなので(笑)。

――(笑)。音源とライブ、それぞれの楽しみ方がありますね。この楽曲の〈乾いた〉の部分やc/w曲「ローレライ」のAメロなど、AMENOさんの声は中低音域に色気があるなと。

AMENO:そういえば、今回は『REBIRTH -the 3rd form-』の時にはなかった歌い方を意識しました。「FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!」はサビでのアタックが強い分、Dメロは語りやベースのフレーズもあって、すごく雰囲気を大事にしているセクションなので、ヴォーカルも艶っぽさを出していければと思ってレコーディングに臨みましたね。

◆やっていくうちにさらに成長していくこともあるかもしれない(SHUN.)

SHUN

――「ローレライ」に関して、このモチーフを選んだきっかけは?

AMENO:歌詞は僕が書いたんですけど、メロディーにハマる言葉が何か欲しいなと思って最初に浮かんだのがローレライという言葉で、それをテーマにしつつ、この歌の中で書きたいことを書いていきました。僕の中でのメインテーマは嘆き、心の中の叫びみたいな部分なんですよね。自分の中で言葉を押し殺すことってあるじゃないですか。その言葉を言っちゃえば楽になるのに言えない時とか、僕は自分の中で吐き出したり、ノートに書き留めたりするんですけど、そういう場所って皆あるのかな?と思ったんです。言いたくても言えない人たちがきっといるだろうなと思って、そういう人たちに向けて書いた歌詞です。

――この曲の原曲もkazuyaさんですか?

kazuya:もちろん。第三期はサウンドの感じをトータルで聴いてほしいので、この曲もメロディーはいつものに近いんですけど、あえてマイナーにしたり重いギターを入れたり、すごくバンドっぽく仕上げました。僕の中では結構実験的な曲だったので、ハマって良かったなと思います。

――歌メロが、各セクション最後の一音が上がるのがミソなのではと思ったのですが。

kazuya:あ、本当ですか。全然気付いてなかったです(笑)。鍵盤で作っていて、気持ちのいいところにしましたね。メロディーとコードって反比例すると気持ちよくて、綺麗に聴こえるんですよ。それを意識したのもあるかもしれないですね。

ZERO:この曲はデモの段階でベースがガッツリ入っていたんですけど、少しアレンジしました。イントロ、Aメロは同じフレーズをずっと弾いているんですけど、イメージ的に言うとBUCK-TICKの「ドレス」みたいなアダルトな雰囲気にしたくて、休符を入れてみたら、これちょっと大人じゃない?という感じになりました。ただ攻めるだけじゃないですよと。

――確かに、大人な印象はありますね。

SHUN.:いつも6弦と7弦をミックスして使うんですけど、この曲は7弦がメインですね。ツインギターなので兼ね合いは考えますけど、7弦を使う時は基本的にはベースに寄り添う方向で考えています。いつも事前に2ミックスのデモデータをもらって考えるんですけど、これはkazuzyaにベースのパラだけもらって、そればっかりずっと聴いていました。混ざっていると細かいニュアンスがわかりづらかったりするんですけど、単体で聴いたらわかりやすくて新たな気付きがあるので。まぁ、それがレコーディングの前日でしたけどね(笑)。割とベースに近いイメージで弾きました。

――ちなみにkazuyaさんとSHUN.さんのギターの弾き分けは、音源とライブで同じですか?

kazuya:基本は一緒なんですけど、音源もライブも割と僕は自由にさせてもらっているんですよ。僕のデモってほぼ完璧に出来ていて、そのまま出せるくらいのものなんですけど、各々のパートは自由にしてもらっています。僕が考えていたものとはちょっと違うなと思っても、これは僕の作品じゃなくて、あくまでTHE MICRO HEAD 4N’Sの作品なので。だからライブも、先ほどのZEROの話のように弾くのをやめても別にいいんじゃない?っていう。曲は一つのツールでしかなくて、あとは各々が遊んでくれればいいんじゃないかなと思うんですよね。

SHUN.:それこそ「FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!」はライブで育ってきたので、最初はkazuyaのデモに近い感じで弾いていたんですけど、段々と変化していって2Aのフレーズを弾きだしたりして。だから、ツアー前半とファイナルでは曲の感じがちょっと違っていますし、そこで出来上がったものが音源に反映されています。もしかしたら、やっていくうちにさらに成長していくこともあるかもしれないですね。

kazuya:とにかく僕はバンドがやりたいんですよね。だから、皆の発想が入ってくれたほうが楽しいんです。デモを渡して「これ以上面白くしてきて」と。それで笑かしてくれたら僕はもう幸せというか。「FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!」の間奏部分のベースもZEROが「やっちゃいました!」と言ってきて、やっちゃいましたねぇと思いながら(笑)。SHUN.さんは「じゃあ、ここは我々は大人しくする」と(笑)。それでいいと思うんですよね。

◆僕にとって生まれて初めてのリズム(TSUKASA)

TSUKASA

――「NOW or NEVER」はライブで盛り上がるハードな曲です。

kazuya:これはSHUN.さんの曲です。いつもSHUN.さんは、この曲は何がしたいの?っていうクオリティーで持ってくるので、最初の段階ではよくわからんのですよ(笑)。ライブに合わせて作るから、リハ前に家に来てもらって「これは何がやりたいんや? 俺は何をしたらいいんや」っていうところから始まります(笑)。最初と完成版の振り幅が猛烈にデカくて、毎回最初は不安やなぁ…と思うんですけど、完成したら絶対に良いんですよ。

SHUN.:元々ツアー中に作ろうという話だったんですけど、全然できなくてギリギリでした。僕が過去に作っていた曲の進化版として作って、さらに何か面白いことをやろうという思いもあったので、歌おうかなと。それで途中、英語の部分を僕が歌っています。前にZEROが「SHUN.さん、第三期は歌えばいいじゃないすか」と言っていて。メインという意味ではなく、そういうのも面白いんじゃない?という一意見としてなんですけど。そんなこと言っていたなぁと思い出して、結構ノリでやっちゃった感じです。

――AMENOさんとしては、SHUN.さんのヴォーカルが入るというのは、ライブでやってみていかがですか?

AMENO:僕的には面白いですね。マイフォに入るまでのバンドでは、ヴォーカル一人がガンガン前に出て煽ったりするステージが多かったんですけど、そうじゃなくて、フロントマンが多いような感じがして楽しいですね。まだ1回しかやっていないんですけど、めちゃくちゃ盛り上がる、もっと成長する曲なんじゃないかなと思います。

――この曲はリフがカッコいいですよね。

SHUN.:頭のリフは本当は僕が弾きたかったんですけど…

kazuya:ていうかこれ、お前ほとんどギター弾いとらんだろ。

全員:(笑)

SHUN.:そうなんですよ(笑)。デモ段階では弾いていたんですけど、俺いらないなと色々と引いていったら、ほぼなくなっちゃって。あれ? 俺、弾くとこないなと(笑)。

kazuya:「俺、何弾けばいいんだ?」って相談されました(笑)。いやいや、君の曲だし、俺はアレンジしてないよ?っていう(笑)。

SHUN.:歌が結構グワーッとラップ的な感じなので、これは難しいぞと思って、もう白玉(※2分音符、全音符などの俗称)でボーンでいいかと。ちゃんと弾いているのはサビくらいですね。

――こういうライブ向けの激しい曲は、TSUKASAさんの得意分野ですか?

TSUKASA:速いテンポや激しいのは得意ですね。この曲はSHUN.さんが面白いリズムを開発してきまして、イントロにある「トーントントトン トーントントトン」という部分が僕にとって生まれて初めてのリズムでして、SHUN.さんドラマーじゃないのにすごいなぁと思って。

SHUN.:ドラマーじゃないからそうなったんですよ。ドラマーだったら多分思い付かない。僕、人として無理じゃない?と思うものを結構注文するんで。

kazuya:多いよね。リズム隊がこんなもん弾けるか!というもので、自分は簡単っていう。

全員:(笑)

TSUKASA:僕も自分で作ると、なんでドラムがカッコいい曲を作れないんだろうと思います。

――「イカレタリアル -3rd insanity-」は第一期最後のシングル曲(2015年5月14日発売)ですが、それは今回の選曲に関係しているのでしょうか?

ZERO:単にハマりが良かったということと、AMENO君の声に似合う曲なんですよね。それと、前作収録の「GLORIOUS BLAZE」もそうですけど、この曲は第二期で再録していなかったということもあって、音源にしたいなと思いました。既存曲をバージョンアップさせて、今の5人で新しく生まれ変わらせるという作業は今後もやっていきたいですね。

――今回の再録ではどのようなことを意識しましたか?

kazuya:やっぱり第三期はラウドめなので、その方向に行こうかなと。打ち込みは結構変えましたけど、SHUN.さんが結構遊んだよね。

SHUN.:あーこれか! まだライブで弾けないっていうね。今回、これが一番苦戦しました(笑)。

kazuya:すげー難しくてSHUN.さんが全然弾けないから、俺、ケタケタ笑ってたんですよ(笑)。

SHUN.:そもそもこれは7弦じゃないと弾けないフレーズなので、これこそ早くライブを7弦に移行しないとなと思っていて。

kazuya:僕が思っているものを壊してくれないとバンドじゃないから、そういう意味でこれはすごく面白かったですね。

AMENO:まんま同じものをやっちゃうと、ただコピーしただけになっちゃうので、そうではなく楽曲全体も変わっていますし、ヴォーカルも自分が歌った時の個性をどこで出していくかが勝負どころというか。ファンの皆も絶対に聴き比べると思うんですよね。それぞれの良さがあるので、どう活かしていくかが戦いでした。でも、自分の自然なスタンスの中で歌っていける曲なので、レコーディング自体はスムーズでしたね。

◆やめなければ失敗じゃない(kazuya)

kazuya

――今作を引っ提げたツアーが12月8日からスタートしますが、前回のコメント動画で、前ツアー各地で食べたいものを挙げていただいたので、その結果を伺いたいなと。AMENOさんは仙台で牛タンと。

AMENO:食べました! しかも2回(笑顔)。

――kazuyaさんは大阪の大好きなお店のラーメンということでした。

kazuya:あっ、行きました!

――ZEROさんは各地で「丸いやつ」と。

ZERO:あ、タコ焼きっすね。食べました。

AMENO:ZEROさん、大阪に行く前にも食べてませんでした?

ZERO:うん、サービスエリアでも食べた。俺、大阪で飯を食べた後にも、タコ焼き食べに行っていますからね。

――そんなにお好きなんですね(笑)。

ZERO:そうですね。場所によって違うから、色々なところのを食べたいんです。

――TSUKASAさんは名古屋で味噌煮込みうどんと。

TSUKASA:あ、コラーゲン入りのを食べました。

SHUN.:でも岐阜だったよね。

TSUKASA:まぁでも、同じようなものですね。

kazuya:同じ店だからな(笑)。

――SHUN.さんは岐阜の早田飯店に行くということで。

全員:あー(笑)!

SHUN.:ツアー中の時期に、実家(岐阜)に帰っていた時に行ったんだ。だから、一応ツアー中には食べに行きました(笑)。

――一応全クリアですね(笑)! 今回のツアーはどのようなものにしていきたいですか?

kazuya:『FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!』がひと段落したばかりですけど、もう僕は次回作を作っているんですよ。作曲って、まずはメンバーに対する挑戦だから、「どうや! この圧倒的な数字! このスピード感!」ってニヤニヤしながら、日々作っています(笑)。やっぱり僕らはライブバンドなので、新曲はライブに来てくれる人に世界最速で聴いてもらいたいんです。そこは大事にしたいですね。

――シングルを引っ提げたツアーで、さらなる新曲が聴けると。このツアーは「Theme is Challenge」と掲げている『Road to 10th Anniversary』projectに向かうためのアクションの一つでもありますよね。

kazuya:実はよく言う旗の話って、大きい旗をいっぱい立てちゃダメで、大きい旗の前に小さい旗をいっぱい立てなきゃいけないんです。先日打ち合わせをした時にZEROから企画がぶっ込まれてきたお陰で、それができるなと思って。具体的にはまだ言えないんですけど、なかなか大変な2020年になるだろうし、夏まで面白くなるなぁと。

――今ツアー後、8月23日LIQUIDROOMでの9周年記念ライブまでの間にまだまだ何かが起こるんですね。

kazuya:面白いことが起きると思います。

AMENO:驚きのスケジュールです。

ZERO:地獄が待っています(笑)。

――楽しみです。ちなみに、第一期の時のリキッド公演で、SHUN.さんおにぎり事件(※ライブ中、あまりの空腹に身の危険を感じ、スタッフに「おにぎりくれ~!」と叫んだ)があったんですよね(笑)。

kazuya:あの有名な(笑)。

ZERO:リキッドはSHUN.さんだけ弁当出ないかもしれないよ(笑)。この日だけ、おにぎリキッド。

SHUN.:おにぎリッキーやん(笑)。

全員:(笑)

kazuya:実際、安定的なキャパの会場でやることは商業的にも儲かるし、僕らも傷が付かないんですよ。でも僕らは夢を見たいし、夢を見てもらうためにやっているので、安定的に活動することはバンドとしてオモロくないなと思っていて。僕は、全部基準が面白いか面白くないかなんです。批判OK。6月の時も始動ライブなのにRickyやゲストギターを二人呼んで、「人数稼ぎでしょ?」とか快くない意見もあったんですけど、そんなことどうでもよくて、オモロくない?ということでしかないんです。だから、夏のリキッドもオモロくない?っていう。今の僕らには無謀なんですけど、これが成功した瞬間にものすごい感動があると思うんです。それを感じたいだけですね。そして10周年はもっとデカいところに挑戦する。でも、例え2個コケてもいいんですよ。3個目で成功すれば、それは物語でしかないので。だから、やめなければ失敗じゃないんです。

(文・金多賀歩美)

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ARTIST PROFILE

THE MICRO HEAD 4N’S

<プロフィール>

2011年8月、Ricky(Vo)、kazuya(G)、SHUN.(G)、ZERO(B)、TSUKASA(Dr)により結成。2015年8月のRicky脱退までに5作品の音源をリリース。2015年10月にNimo(Vo)が加入し、第二期の活動をスタート。その後、7作品の音源をリリースし、2019年4月にNimoが脱退。新ヴォーカリストAMENOを迎え入れ、6月29日の赤羽ReNY alpha公演で第三期の活動をスタート。7月に第1弾シングル『REBIRTH -the 3rd form-』をリリースし、全国ツアーを開催。12月8日より第2弾シングル『FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!』を引っ提げた全国ツアー、2020年8月23日にはLIQUIDROOMにて9周年記念ライブの開催が決定している。

■オフィシャルサイト
https://themicrohead4ns.jp/

【リリース情報】

New Single『FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!
2019年12月4日(水)発売
(13th tones)

FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!
[ヴィジュアルパッケージ盤(VP盤)]
THIR-0036
¥2,900(税込)
amazon.co.jpで買う
FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!
[通常盤]
THIR-0037
¥1,700(税込)
amazon.co.jpで買う

【収録曲】

【ヴィジュアルパッケージ盤(VP盤)】
[CD]
01. FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!
02. FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!(Instrumental)
[DVD]
・FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!
・Music Video Documentary
・2019.08.25 LIVE映像(イカレタリアル -3rd insanity-)
※トレーディングカード(全6種)ランダム1種封入

【通常盤】
[CD]
01. FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!
02. ローレライ
03. NOW or NEVER
04. イカレタリアル -3rd insanity-
05. FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!(Instrumental)
06. ローレライ(Instrumental)

【ライブ情報】

●「THE MICRO HEAD 4N’S TOUR 2019-2020 FACT IS STRANGER THAN FAKE!!!!」
2019年
12月8日(日)山形ミュージック昭和セッション
12月15日(日)HEAVEN’S ROCK宇都宮2/3(VJ-4)
12月20日(金)西川口Hearts
12月22日(日)新横浜NEW SIDE BEACH!!
12月27日(金)町田プレイハウス
2020年
1月10日(金)阿倍野ROCK TOWN
1月13日(祝・月)HOLIDAY NAGOYA
1月18日(土)SHIBUYA WWW

●『Road to 10th Anniversary』project 9th Anniversary LIVE
2020年8月23日(日)LIQUIDROOM