2016.12.16
umbrella@OSAKA MUSE
umbrella ONE-MAN 【Chapter.3 「体温」】

12月16日、OSAKA MUSEに集まったたくさんのファンが息を飲み最初の音を待つ。この日の1曲目は「月」。澄んだ高い空から暗闇を照らす銀色の月が、目に浮かぶような楽曲だ。

「umbrellaの歌モノとは何かを説明するような曲です」(Vo&G唯)と演奏されたのは「造形アリス」。続く「レイニングレター」では、歌声と音が溶け合い、耳に心地良い。「歌モノバンドとして、ライヴバンドとしての意識を変えたきっかけの曲です。「軽薄ナヒト」」(唯)ここから堰を切ったように、熱く激しい楽曲が立て続けに演奏され、オーディエンスが拳や手拍子で応える。柊が背面でギターを演奏する豪快な姿と小気味良い将(Dr)のリズムが印象的な 「Witch?」では、メンバーとファンが一緒になってジャンプする。

「みんなの楽しそうな姿を見ると、良かったなって。音楽って、いろんなことをできた方が楽しいんですよ、やっぱり。そんなumbrellaの本質をきいてください。「微熱」」(唯)
まっすぐ前を見つめて歌う唯の口から「体温」がとめどなく溢れ出す。静かなようで確実に熱を持って刻まれる一音一音が、まさに微熱のようにじわりと会場に熱を与え続ける。本編を締めくくる「ヨルノカーテン」は、11月にリリースされた4thシングルの表題曲。歌詞になぞらえ「これからも僕たちをよろしくね、ありがとう!」と唯が叫び、春は身体全体でベースを演奏する。全員がこの日いちばんの笑顔で『これがumbrellaだ!』とばかりの自信に満ちた表情を見せてくれた。

アンコールでは、結成記念日である3月14日、約1年ぶりに東京でのワンマンライヴ【Chapter.4 「 踏出 」】を開催することが発表された。2016年のリリースやさまざまなライヴを経て改めて「心に傘を」という原点を掲げ、次のステージへ踏み出していきたいという彼らの強い意思が込められている。

そして最後に演奏されたのは“アラン”。明るい中にもumbrella節が光るこの曲は、彼らの未来を描いているようで、今後への更なる期待が高まる。umbrellaがより一層の進歩を見せつけてくれるであろう次回ワンマンライヴも決して見逃さぬよう、ぜひZirco Tokyoへ足を運んでほしい。

(文・田端郁(HoneyMilkWorks)/写真・chi.yow / Ryo Kawakami)


【ライヴ情報】
umbrella ONE-MAN 【Chapter.4 「 踏出 」】
2017年3月14日(火)Zirco Tokyo
開場18:30/開演19:00
出演:umbrella
前売 ¥3,500 / 当日 ¥4,000(※入場時ドリンク代別途)

<チケット>
・Aチケット(umbrellaライヴ会場物販手売り)2017/1/14~ライヴ会場にて販売開始
・Bチケットe+(2017/1/15発売)
・バンド予約
入場順:A→B→バンド予約

<メンバーコメント>

この時代に流されて見えなくなった本当に大切な事を伝えたい。心の雨は僕達が守るよ。
傘は此処だよ。(唯)

umbrellaとういうバンドが始まって数年こうやって周年にワンマンを出来るのは、やはり愛してくれる人が沢山いるからだと思うと、嬉しく思う反面沢山恩返しをしないと、と思います。
音楽を通して沢山の事を伝えて行きたいと思います。まだまだ前を見て歩き続けます。(柊)

ありがたいことに結成日から止まらず突き進んできました。またこの日から一緒に踏み出して進んでいきましょう。(春)

結成日に東京でワンマン出来る事が嬉しいです。これも普段から応援してくれる皆さんのおかげです。
「踏出」ということで、これからもガンガン攻めていこうという気持ちからこのタイトルにしました。よろしくお願いします。(将)

umbrellaオフィシャルサイト http://xxumbrellaxx.com