ライブレポート

2016.10.20
SIAM SHADE@日本武道館
SIAM SHADE 20th Anniversary year 2015-2016「FINAL ROAD LAST SANCTUARY」

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10月20日、日本武道館にてSIAM SHADE 20th Anniversary year 2015-2016「FINAL ROAD LAST SANCTUARY」が行われた。この日はメジャーデビュー10月21日の一日前で本当の意味でも20周年の締めくくりとなった。

会場の前には彼等のシンボルマークの幕や実際にステージで使われていたロゴパンチなども飾ってあり来場者は開場前までの時間を楽しめるようになっており、最後まで観客を大事にするSIAM SHADEらしいやり方だ。

この20周年の最終章発表後にオフィシャルサイトで「完結」を伝えて来た彼等の聖地・武道館のライブはどのようになるのか? 北西、北東、そしてステージ裏まで入った観客たちは期待を胸に開演を待っていた。

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18時30分を少し過ぎた頃に客電が落ち、彼等がインディーズ時代からの曲、「LIGHT FOR CLOSED YOUR EYES」が流れ、メンバーがステージに登場した時の爆発力は日本武道館屈指の光景。

1曲目の「DREAMLESS WORLD」ではレーザーと照明が日本最高峰のハードロックを盛り立てる。続けて20年前の10月21日に発売したファーストメジャーシングル「RAIN」、「武道館ようこそ! 今日はとりあえず楽しむぞ! 一つになるぞ!」の声で会場を盛り上げ「BLOW OUT」を披露。栄喜(Vo)のパフォーマンスも最初からキレキレである。

ツインヴォーカルとして歌って踊ってギターも弾く天才、KAZUMA(Vo&G)も今日は始めから絶好調。DAITA(G)のギタープレイは全盛期を超えるのでは無いかと思う程に進化していた。歌とギターを支える日本屈指のリズム隊、淳士(Dr)とNATCHIN(B)もこの日を本当に楽しんでいた。途中何度もメンバーたちとアイコンタクトをとって笑顔を絶やさない淳士、動き回るメンバーを見守りながら観客を煽るNATCHIN。この5人がいるからSIAM SHADEなんだと改めて実感しながらライブは進んで行く。

その後も変拍子が特徴的な「NEVER END」、「DEAD SPACE」「RISK」「D.D.D」「BLUE FANG」と2007年の復活後1度もやったことのない曲、2013年の武道館ぶりの「Life」とコアなファンの思いも忘れないセットリストだ。KAZUMAがリードヴォーカルの「Over the rainbow」もこの日は解禁。曲中歌詞にある「黄色いリストバンド」では自らの右手につけた黄色いリストバンドを掲げ、ユーモアを加えつつ甘く切ない歌声を披露しファンを魅了した。

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ライブは中盤に差し掛かり、SIAM SHADEのもう1つの魅力であるインスト曲も披露された。タイトルは「THE BUDO 2016」この曲は彼等の解散ライブで演奏されたSIAM SHADEの楽曲の難易度の高い物が並べられるという怪獣ゴジラのような破壊力のあるインストである。ミラーボールが回ったときは武道館の景色にメンバー含めファンも昇天気味だったのではないだろうか。

「Shout out」はここまでやるかというぐらいのファイヤーボールに、ここで燃え尽きてしまうのではないか?と心配になってしまうがそれは杞憂であった。後半戦は怒濤の進撃に完全にやられてしまった。「GET OUT」が始まったかと思うと、「PRIDE」へ繋ぎ、「PRAYER」、「LOVESICK〜You Don’t Know〜」「Fine weather day」「D.Z.I」「GET A LIFE」とこれでもかと畳み込みメンバーはステージを後にした。

アンコールでは栄喜の「おまえら 歌いたいか?」の後に「Dear…」が演奏され、ここで武道館の電気が全て着いた状態になり満員のお客さん達が歌っている姿を見続けるメンバー達が印象的だった。

SIAM SHADEの大ヒットソング「1/3の純情な感情」もきっちりと演奏された。ラストは畳み掛けるようにインディーズ時代の名曲「NO CONTROL」からNATCHINのタイトルコールが印象的な「Imagination」、最後「Don’t tell Lies」ではメンバーの煽りとともに会場はボルテージMAX。曲の最後には物凄い爆音が武道館に鳴り響きSIAM SHADEは完結してしまった。

しかし、「Don’t tell Lies」で最後かと思いきや鳴り止まないファンの声に本当の最後として栄喜の「みんなの夢を叶えます」と「Dreams」を演奏。と、思いきや前曲の最後の特効の影響で機材が壊れるトラブルが発生。そのトラブルを味方に出来るのはやはり栄喜。「お前等の夢を叶えるぞ!!」もう一度煽ったあと、まだ直らない機材に対して「ごめん叶えられない!」と冗談を交え、演奏ができる状態になったあと再度「お前等の夢を叶えます」とファンに伝え本当の本当の最後「Dreams」を演奏。最後までファンを大事にするメンバーだった。

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最後「20周年本日をもって完結なんですけど…」とDAITA。淳士へコメントを繋げ、「何十年経っても変わらない景色ってあるんだなと本当思いましたありがとうございました!」(淳士)、KAZUMAは「喋る予定じゃなかったから…凄く楽しかったです本当に。みんなが居てくれてよかったです。ありがとう!」と予定外のメンバーの想いをファンに向けて伝えた。NATCHINは「SIAM SHADE最高ですよね。6人目のメンバーが居てくれたからこそなんだけど、一つだけお願い聞いてほしい。我儘な5人に付き合ってくれたスタッフに拍手を送ってください、ありがとうございました!」と20年支えたスタッフに対して合図を送った。「本当我儘で自分勝手なSIAM SHADEですけど、これもまたSIAM SHADEらしいと思ってください。また勝手にやるかもしれません、それがSIAM SHADEだオラ!!!」と栄喜は栄喜らしい言葉で感謝を伝えた。最後にDAITAは「自分たちがやってたROCKは間違いじゃなかったと本当に心から確信しました、ありがとう!」とSIAM SHADEのすべてを物語り、恒例の「1,2,3ダー!」でライブは終了した。END SEとして解散後唯一作った曲「Still We Go」を流したのは、彼等なりの答えだったのかも知れない。

「今俺たちは 一つの SIAM SHADE」
日本武道館で完結したSIAM SHADEは間違いなく、この時、世界でたった5人しかいない、「一つのSIAM SHADE」であった。

◆セットリスト◆
SE. LIGHT FOR CLOSED YOUR EYES DREAMLESS WORLD
01. RAIN
02. BLOW OUT
03. NEVER END
04. DEAD SPACE
05. RISK
06. D.D.D
07. BLUE FANG
08. Life
09. Over the rainbow
10. THE BUDO 2016
11. Shout out
12. PRIDE
13. PRAYER
14. LOVESICK~You Don’t Know~
15. Fine weather day
16. D.Z.I
17. GET A LIFE
EN
01. Dear
02. 1/3の純情な感情
03. NO CONTROL
04. Imagination
05. Don’t Tell Lies
06. Dreams

SIAM SHADE オフィシャルサイト http://siamshade.jp