ライブレポート

2013.7.27

「J-ROCK EXPLOSION 2013 華麗なる激情-Splendid Violent Emotion Vol.6-」@恵比寿LIQUIDROOM

 

YUKKEセッション_TK84973

 

7月27日(土)、DANGER CRUEが主催するイベント「J-ROCK EXPLOSION 2013 華麗なる激情-Splendid Violent Emotion Vol.6-」が、恵比寿LIQUIDROOMにて開催された。シーンの未来を切り開く新進気鋭のバンドや、同イベントへの常連組、そしてこの日のために結成されたスペシャルセッションバンドなど、全7組が集結した真夏の響宴に、多くのオーディエンスが酔いしれた。

 

DIV _TK84340

 

イベントは「華麗なる激情」の常連でもあるDIVのステージからスタート。4人は登場するなり、ギルガメッシュの「ALIVE」をドロップ。イベントの名物企画であるDANGER CRUE所属バンドの楽曲カヴァーで、会場の熱を一気に高めていく。ポップでカラフルな世界観も得意とする彼らだが、この日はヘヴィで攻撃的なナンバーをひたすら乱打。“レトロ+スクリーモ=レトリーモ”と言うコンセプトを掲げた「ゴールデンキネマ劇場」や、オーディエンスのモッシュやタオル回しでフロアを沸かせた「夏の行方」など、終始フロアを煽り続け、トップバッターとしての大役を見事務めあげた。

 

愁_TK75786 愁セッション_TK84439

 

2番手には、急遽参戦を発表したギルガメッシュの愁(Ba)が率いるセッションバンドが早くも登場! 武瑠(Vo)、圭(Gt./バロック)、愁、ケンゾ(Dr)の4人がステージに姿を現わすと、フロアからは大歓声が上がった。この4人が集まって何をするのか?と注目が集まる中、1曲目は、関ジャニ∞の「ER」という意表をついた選曲。そこからsadsの「忘却の空」へなだれ込み、ラストはLUNA SEAの「TONIGHT」と、全3曲を披露。幕が開く前に行なっていたサウンドチェックで、Hi-STANDARDの「STAY GOLD」を1曲まるっとプレイするなど、とにかく“やらかす”気全開だった彼ら。百戦錬磨の猛者達は、“まずは自分達がステージを楽しむ”という、バンドの根本に立ち返ったステージで、客席を大いに盛り上げた。

 

MC星野&激子。_TK84465

 

ここからは、華麗なる激情名物「ガチンコ投票バトル」のコーナーがスタート。司会を星野卓也氏、アシスタントをイベントのマスコットキャラクターである激子。が務める中、3組のバンドが「2013年上半期・華麗なる激情頂上決戦」として、熾烈な戦いを繰り広げた。

 

LOST ASH _TK84552

 

まずは、ヴィジュアル系音楽専門雑誌「Cure」の推薦バンドとしてエントリーしたLOST ASHが登場。ギルガメッシュの「Vermillion」をカヴァーするなど、ラウドナンバーを連発し、客席にヘッドバンギングの嵐を巻き起こしていく。ラストの「Bright」では“全員で楽しもうぜ!”とサイリュームをフロアにバラまき、オーディエンスとスペシャルな空間を作り上げた。

 

マイナス人生オーケストラ_TK84616

 

続いて登場したのは、初の大阪開催となった「華麗なる激情 Vol.5」の覇者・マイナス人生オーケストラ。中毒性の高いデジタル・ハードナンバーをメインに、MUCCの「大嫌い」をカヴァー。途中でパンストを被ったり、ステージでカレーを食べたり、“清く、薄汚れた1票を!”と、オーディエンスに「ニセ札」を配ったりと、破天荒なパフォーマンスを繰り広げた。

 

レボルブ_TK84714

 

3組目は、六本木ニコファーレで開催されたスピンオフイベント「華麗なる激情 Vol.4.5」を制したレボルブ。シドの「one way」をカヴァーするなど、幕が開いた瞬間から、疾走感のあるキャッチーなバンドサウンドを展開していく。また、途中ではオーディエンスとモッシュの練習をしてみたり、会場をポップな空気で包み上げた。

 

3組の終演後、会場のオーディエンスによる投票の結果、LOST ASH:109pt、マイナス人生オーケストラ:185pt、レボルブ:128ptで、見事1位に輝いたのはマイナス人生オーケストラ! 終始アグレッシヴなステージでフロアを興奮させた彼らが、上半期ガチンコ投票バトルの頂点に立った。

 

YUKKE_TK84782 YUKKEセッション_TK84973

 

熱戦の後に登場したのは、MUCCのYUKKEを中心に結成されたコピーバンド「Co’piryma Christi」。夕霧(Vo/DaizyStripper)、冴(Gt/the FUZZ、大佑と黒の隠者達etc.)、ケッチ(Gt/ex.KYOKUTOU GIRL FRIEND)、YUKKE、武井誠(Dr/cali≠gari)の5人は、そのバンド名から察する通り、La’cryma Chirstiの楽曲を披露。事前に告知していた「White Period」を始め、「南国」「With-you」など、全5曲をプレイした。MCで明らかになったのだが、このバンドの結成は、3年前に行なわれた年末恒例のイベント「Over The Edge」で、YUKKEと夕霧が“いつかコピーしよう”と話したことがキッカケだったそうだ。敬愛するバンドということもあり、ベースをマイクスタンドでスクラッチしたり、トーキング・モジュレーターがない中、マイクでフレーズを歌ってみせるYUKKE。それ以外にも、メンバー紹介といった細部に至るまで本家のスタイルを完全コピーした、リスペクト精神溢れるステージとなった。

 

カメレオ_TK85070

 

イベントのラストを飾ったのは「華麗なる激情」の常連組であるカメレオ。1曲目の「捏造ピエロ」から、スイカ柄のビーチボールをフロアに打ち込みまくったり、HIKARU.(Vo)がフロアにダイブしたりと、ラストスパートと言わんばかりの激しいパフォーマンスで、フロアを熱く盛り上げる。また、シドのマオ(Vo)に“好きにやっていいと言われた”という「妄想日記」のカヴァー(12月にシングルリリース)や、5人全員が楽器を置いてダンサーと共に踊りまくる「↑アゲていこう歌↑」など、見事なまでのイベントキラーっぷりを炸裂。アンコールを含め全7曲、エンターテイメント魂溢れるパワフルなステージで、5時間に渡った熱狂の宴を締め括った。

 

さて、昨年より開催されてきた「華麗なる激情」だが、遂に最終章を迎えることとなった。次回開催となる「Vol.7」は、12月15日に原宿アストロホールとOSAKA MUSEにて、前代未聞の2カ所同時開催を敢行。そしてその勝者が、12月23日に新宿BLAZEで開催される「J-ROCK EXPLOSION 2013 華麗なる激情 最終章 -新たなる旅立ち-」にて、今まで開催された同イベントの勝利バンド達と最終決戦を行なうことが、この日発表された。

 

この最終決戦の王者には、DANGER CRUE RECORDSからのCDリリースを確約、また副賞として、更なる大きなステージへの出演権が与えられる。この「更なる大きなステージ」は、夏の終わりとともに発表される予定とのこと。8月1日よりオフィシャルホームページにて、Vol.7 東京&大阪公演のチケット先行予約が開始、何やら新たな発表もありそうとの事。各公演への出演バンド募集や、ゲスト出演バンドは後日発表される。

 

最終章へ向け、より加速度を増す「華麗なる激情」。ここから衝撃の新情報が次々に解禁されていくので、続報をお見逃しなく。

 

 

◆セットリスト◆

 

【DIV】

Vo.CHISA Gt.将吾 Ba.ちょび Dr.satoshi

1. ALIVE / ギルガメッシュCover

2. LOVE IS DEAD

3. ゴールデンキネマ劇場

4. 夏の行方

5. 毒彩ギーク

 

【ギルガメッシュ愁セッション】

Vo.武瑠 Gt.圭(バロック) Ba.愁(ギルガメッシュ) Dr.ケンゾ

1. ER / 関ジャニ∞ Cover

2. 忘却の空 / sads Cover

3. TONIGHT / LUNA SEA Cover

 

【LOST ASH】

Vo.Daiki Gt.Show Ba.Sai Dr.Dye

1. SP!T !T OUT!!

2. Vermillion / ギルガメッシュ Cover

3. MASK

4. Bright

 

【マイナス人生オーケストラ】

VOCALOID.栗山”HaL”ヰヱス GUITAROID.緇屋”ゆっけ”ノラ BASSOID.小川”ホンコン”小太郎 DRUMUSHI.横田”生虫”ヒカルソン

1. ご逝去なう。

2. High-Technology Sub-Culture

3. 大嫌い / ムック Cover

4. 犬人間よしお

 

【レボルブ】

Vo.Xi Gt.Kazu Gt.庵 Ba.トキ Dr.Runa

1. neo VOiCE

2. Wish

3. one way / シド Cover

4. Beginning

 

【Co’piryma Christi】

Vo.夕霧(DaizyStripper) Gt.冴(the FUZZ、大佑と黒の隠者達etc.) Gt.ケッチ(ex.KYOKUTOU GIRL FRIEND) Ba.YUKKE(MUCC) Dr.武井誠(cali≠gari)

1. 南国

2. 偏西風

3. With-you

4. White Period

5. THE SCENT

 

【カメレオ】

Vo.HIKARU. Gt.Daisuke Gt.Takashi Ba.Kouichi Dr.Takeshi

1. 捏造ピエロ

2. オセロゲーム

3. 妄想日記 / シド Cover

4. 思考は常にマイナス

5. ↑アゲていこう歌↑

6. How much?

EN. 別にタイトルは無いや

 

 

(文・山口哲生/写真・釘野孝宏)