ライブレポート

2013.6.22

「J-ROCK EXPLOSION 2013 華麗なる激情 -Splendid Violent Emotion Vol.5-」@大阪RUIDO

 

セッション_D3_6513

 

DANGER CRUEが主催するイベント「J-ROCK EXPLOSION 2013 華麗なる激情 -Splendid Violent Emotion Vol.5-」が、6月22日(土)、大阪RUIDOにて開催された。

シーンの未来を担う新進気鋭のヴィジュアル系バンドが集結する「華麗なる激情」が、いよいよ大阪初上陸! 出演バンドが繰り広げる熱いバトルに参加すべく、多くのオーディエンスが会場に詰めかけた。

 

イベントは、「華麗なる激情」の名物企画である「ガチンコ投票バトル」からスタート。事前に行なわれた10バンドによるインターネット投票(総票約17,000票!)の結果、激戦をくぐり抜けた上位3バンドが、晴れてステージに登場。この日の会場投票数で1位になった出演者に贈られる次回「華麗なる激情Vol.6」への出演権をめぐり、死闘を繰り広げることとなった。

 

まず、インターネット投票で3,455票を獲得し、第3位となったVAASTU(バーストゥ)が登場。ハードなバンドサウンドの中に、伸びやかなヴォーカルを響かせた。また、「華麗なる激情」の恒例になっているDANGER CRUE所属バンドのカヴァーコーナーでは、シドの「夏恋」を披露。バンド始動から約4ヶ月という彼らの出演は、どんなバンドにも必ずチャンスがあるという、この企画のガチンコぶりを象徴するものだったと言えよう。

 

続いて登場したのは3,459票を獲得した、ネット投票第2位のSynk;yet(シンクイェット)。シンフォニックなメタルチューンを矢継ぎ早に連発していった。そんな中、カヴァー曲として選んだのは、シドの「妄想日記」。バンドの特性とは違った曲をチョイスすることで、自身の幅広さをアピールしたステージだった。

 

マイナス人生_D3_4833

 

そして、4,811票を獲得し、ネット投票で見事第1位に輝いたマイナス人生オーケストラが登場。ライヴを「自己啓発セミナァ」と呼んでいる彼らは、入場SEからエンターテイメント魂あふれるパフォーマンスを繰り広げていく。カヴァーは、MUCCの「大嫌い」をデジタルアレンジして披露。奇抜なパフォーマンスだけではなく、中毒性たっぷりなアッパーチューンでオーディエンスを魅了した。

 

3組の熱演が終了した後に行なわれた会場投票の結果、次回の「華麗なる激情」への出演権を獲得したのはマイナス人生オーケストラ! 激戦を勝ち抜いた超個性派集団は、はたしてどんなステージを繰り広げるのか……是非とも会場で体感していただきたい。

 

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ここからイベントは、ゲストとして招かれた2バンドのステージがスタート。1組目には、地元関西出身、強烈なラウドナンバーで支持を獲得している「アヲイ」が登場。1曲目は超攻撃的な最新シングル「絶望の太陽」から。デスヴォイスやファルセットなど様々な声を使い分け、オーディエンスを激しく挑発する。「abelcain」ではヘッドバンギングを、“踊り狂っちまおうぜ!”と突入した「screaming idol」でモッシュの嵐を巻き起こし、破壊力満点なハードナンバーを次々と叩きつけた。ラストで“俺らが大阪のアヲイや、覚えとけ!”とオトギ(Vo.)が絶叫。圧倒的なステージをノンストップで繰り広げた。

 

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そして、もう1組のゲストバンドであるDIVが登場。昨年のバンド始動以降、「華麗なる激情」への出演皆勤賞である彼らは、7月17日リリースの「ゴールデンキネマ劇場」からライヴスタート。即効性抜群なこの曲は、発売前にも関わらず、フロアにヘッドバンギングを巻き起こした。ポップな曲調もバリエーションとして持っている彼らだが、ハードナンバーのみで組み立てられたセットリストは、現在凄まじい勢いで成長を遂げているバンドのモードが充分に伝わってくるものだった。

 

イベントのラストを飾ったのは、ゲストバンドによるセッションタイム。DIVにアヲイのオトギが加わり、ギルガメッシュの「ALIVE」をプレイした。ときに掛け合い、ときにシャウトし合うツインヴォーカルのスタイルは、まるで2人がバトルを繰り広げているよう。この日限りスペシャルセッションにより、初開催となった大阪の夜は、熱狂に包まれたままその幕を降ろしたのだった。

 

次回の「華麗なる激情」は舞台を再び東京へ戻し、7月27日(土)、恵比寿LIQUIDROOMにて「華麗なる激情Vol.6」として開催される。出演者は「華麗なる激情」常連組のカメレオ、DIVの2組に加え、六本木ニコファーレで行なわれた「Vol.4.5」を制したレボルブと、「Vol.5」の覇者であるマイナス人生オーケストラ、そして、この日の次回予告映像にて、ヴィジュアル系音楽専門雑誌「Cure」の推薦バンドとして出演が発表されたLOST ASHの5組が決定している。

 

またこの日、MUCCのベーシストであるYUKKEが、スペシャルセッションバンド「Co’piryma Christi」として参戦することが発表された。誰の曲を披露するのか……は、そのバンド名からなんとなく推測することが出来るのだが、誰がメンバーとして参加するのかは、YUKKEを除いて現時点では完全に不明。イベントへの追加出演バンドを含め後日解禁されるので、どちらも要注目していただきたい。

では次回、真夏を彩る華麗なる祭典でお会いしましょう!

 

◆セットリスト◆

 

【VAASTU】

1. Birth to…

2. 夏恋(シド/カヴァー)

3. Tea Party

 

【Synk;yet】

1. [Re]:birth

2. Messiah

3. 妄想日記(シド/カヴァー)

4. Fakeout

 

【マイナス人生オーケストラ】

1. ご逝去なう。

2. サラバ重力

3. 大嫌い(MUCC/カヴァー)

4. 鳥人間たかし

 

【アヲイ】

1. 絶望の太陽

2. abelcain

3. screaming idol

4. blind

5. 鈴虫

 

【DIV】

1. ゴールデンキネマ劇場

2. 夏の行方

3. LOVE IS DEAD

4. ANSWER

5. 毒彩ギーク

 

【ENCORE】

セッション(Vo.オトギ、Vo.CHISA、Gt.将吾、Ba.ちょび、Dr.satoshi)

1. ALIVE(ギルガメッシュ/カヴァー)

 

 

(文・山口哲生/写真・廣江修)