ライブレポート

2011.09.17

イナズマロック フェス 2011@滋賀県草津市 烏丸半島芝生広場[1日目]  

 

 

 

T.M.Revolution 西川貴教が2日間にわたって地元・滋賀県で行った大型野外ロックフェス「イナズマロック フェス 2011」が18日、2日間で合計2万7千人(初日1万2千人、2日目1万5千人)を動員して終了した。このイベントは、2008年に滋賀ふるさと観光大使に就任した西川が、「音楽を通じて地元にお返しがしたい」と話して2009年に実現したもので、今回が3度目の開催となる。

 

秋の三連休、琵琶湖畔の草津市・鳥丸半島芝生広場には全国から大勢の音楽ファンが集まった。

フリーエリアのエンタメステージでは、この日のためのオーディションで選出されたアーティストによるライブ、芸人によるパフォーマンス、西川のキャラクター“タボくん”や滋賀を中心としたご当地のゆるキャラが一堂に会する「ゆるキャラwith IRF’11」、SPYAIRやPrague、近藤夏子、serial TV drama、ROOKiEZ is PUNK’D、カルテット.など、勢いのある若手アーティストによるゲストライブなども行われた。また、飲食エリアには近江牛やサラダパンなど、滋賀県の名物をそろえたブースがずらりと並んだ。

 

上空には雨雲がかかるあいにくの天気で、降ったり止んだりが続く17日、ライヴエリアのオープニングアクトをつとめたのは、自ら「日本一腰の低いヴィジュアル系バンド」と宣言しているjealkb。メジャーファーストシングル「誓い」や昨年リリースのシングル「super special summer」など、5曲をプレイした。

 

「この雨、みなさんの大きな力で吹き飛ばしましょう! ステージから日本に力を送りましょう! イナズマロック フェス 2011、スタート!」という滋賀県の嘉田由紀子知事による開会宣言に続き、トップバッターの中川翔子が登場、雨風を物ともせず飛ばしまくる。相川七瀬の名曲をカバーした「恋心」、レベッカの「フレンズ」、そして今年6月にリリースされたシングル「つよがり」や「空色デイズ」など、7曲を披露した。

 

芸人のホリが得意のモノマネで会場を沸かせた後、小田原出身の4人組バンド藍坊主が登場。ライヴで定番のナンバー「ハローグッバイ」「伝言」、そして今年4月にリリースして話題となったシングル「星のすみか」などをプレイした。派手なアクションはないものの、小雨の中まっすぐな瞳でプレイする姿が印象的だった。

 

続いては今年最も注目されている芸人のひとりAMEMIYAがおなじみのネタ、「冷やし中華始めました」で盛り上げた。

今年で結成10周年を迎えたDef Techは、大ヒットナンバー「My Way」でスタート。10月5日リリースのニューアルバム『UP』からは「Golden Age」をプレイ、曇り空の中に熱いハートのこもった風が吹いた。

 

女性エンターテインメント集団、あやまんJAPANのステージに続いては、Dragon Ashが登場。「For divers area」で派手に飛ばし、イエローの衣装が鮮やかなメンバーのダンサー二人が実に気持ちよさそうに踊る。日の暮れかけた琵琶湖畔で「La bamba」やシングル曲「AMBITIOUS」「運命共同体」など、全9曲をプレイした。

 

お笑いコンビのザブングルが登場して、おなじみ「くやしいです!」で客席を沸かせた後、 1日目のトリは、久々のライブとなるabingdon boys school。「HOWLING」「JAP」「INNOCENT SORROW」と、シングルを織り交ぜた選曲で客席を興奮の渦に包む。「アテナ」で本編を終えると、西川は深々とお辞儀をしてステージを後にした。

 アンコールでは、「1年間このイベントのために働いてくれた方々が滋賀県にはたくさんいます。そして、それに応えるように集まってくれた人達がたくさんいます。こんなに大きな絆を確かめられる場所を作ってくれてありがとう」と言って「キミノウタ」がプレイされた。

 

西川は、自らが発起人となった東日本大震災チャリティプロジェクト「STAND UP! JAPAN」を始め、数々のアプローチで被災者支援に取り組んでおり、このイベントには滋賀県に避難している福島からの震災被災者も2日間で合計58人招待された。西川は「滋賀もそこそこいい所でしょ?」とステージから語りかけ、福島に戻っても「イナズマロック フェス」に合わせて滋賀に遊びに来てほしいと呼びかけた。