ライブレポート

2010.12.29
ゾロ@渋谷C.C.Lemonホール

ONEMAN LIVE【ハレルヤ】

 

 

「2010年12月29日C.C.Lemonホールにて活動休止」――。
この衝撃的な発表から二日。詳細不明な情報に対する不安、そしてゾロ初となる渋谷C.C.Lemonホールライヴへの期待が超満員となった会場内に満ちていた。

 

「ZORO ONEMAN LIVE【ハレルヤ】」。活動休止前のラストライヴは不安を吹き飛ばすような「DYNAMITE FRAVER」で幕を開けた。明るく照らされた客席から歓声が沸き起こる中、龍寺は縦横無尽にステージを駆け回る。
「お前ら暴れたいっしょ! 声出したいっしょ! 来い!!」
そんな叫びに続く「warp」「COSMO「S」フューチャー」「GORD CARD」、立て続けのアッパーチューンに客席のテンションもぐんぐん上がっていく。
「ついに来たね、ホールワンマン! 最高に大切な思い出を一緒に作ろうか」
次々と表情を変えながら繰り広げられる、元気で、激しくて、とてつもなくハッピーな、ゾロらしいステージに会場全体が酔いしれた。

 

中盤、ロックバラード「roulette」で聴かせ、大きなミラーボールが幻想的な雪景色を作り出した「レイテンシー・スノウ」、そして「green」を切なく歌い上げると、龍寺は涙に声を詰まらせた。しかし、それを払拭するかのように「猿愛」からは激しいナンバーが続く。熱と熱がぶつかり合うような体当たりのアツさで本編ラストまで駆け抜け、パワフルなゾロを詰め込んだ本編を終えた。

 

アンコールでは、たつひがタイゾの頬にキスをする愛らしいヒトコマも。
「笑顔になりたい人、踊りたい人、久しぶりのこの感動で、踊ってください!」
そんな言葉で始まった「1888」、キュートな振り付けの「ライオンベイビィ」で会場に笑顔が満ちる。

 

いつも通りの楽しいゾロのライヴ。活動休止は嘘だったのではないか? そんな思いがよぎった時、龍寺が口を開いた。
「ゾロは本日のライヴをもって活動を休止します」
ファンのすすり泣きの中、龍寺が静かに続ける。
「今日でゾロとしてこの4人で音を出すライヴは最後になります」
告げられたドラムの裕哉、そしてギターのタイゾの脱退。客席からは「辞めないで!」という悲鳴と嗚咽が響く。
メンバーも涙に声を詰まらせながら、今回の脱退が決して安易な気持ちではないこと、そしてそれを直接ファンに伝えたかったことを告げた。

「次の曲が最後です。4分くらいあります。みんなが生きてきた中で最高の4分にしませんか?」
そう言って奏でられたのは名曲「KITSUNE」。
「絶対連れていくからね! 全員でゾロだから!」
そんな龍寺の絶叫と共に会場を揺らしたオーディエンス。
「ゾロは解散しません。俺とたつひでゾロを守っていきます」
大きな拍手とメンバーへの感謝の言葉に包まれ、4人の長年の夢だった渋谷C.C.Lemonホールで、「ZORO ONEMAN LIVE【ハレルヤ】」は幕を下ろした。

 

新生ゾロも、次なる高みへときっと連れて行ってくれるはずだ。そこでどんな景色を見せてくれるのか、心待ちにしたい。

 

◆セットリスト◆

01.DYNAMITE FLAVOR
02.warp
03.COSMO「S」フューチャー
04.GOLD CARD
05.live for LIVE
06.ビターオレンジ
07.roulette
08.レイテンシー・スノウ
09.green
10.猿愛
11.パノラマHOP
12.ハラ■■ show time
13.NANA
14.CUBE

 

ENCORE
En1.閃光
En2.連弾_pianoduet
En3.1888
En4.ライオンベイビイ
En5.KITSUNE