2022.06.02
HOWL@池袋EDGE
HOWL yuki Birthday LIVE「SnowPrince」

yuki

2月はベースのゆうととヴォーカルの真宵、3月はギターのよっぴのバースデーを迎えていたHOWL。6月2日に4人目となるドラムのyukiのバースデーを迎えた。今年は全員、誕生日当日にバースデー公演を行っているHOWL。もちろんyukiも当日に「SnowPrince」と銘打ったライブを池袋EDGEにて開催した。その様子をお伝えしたい。

定刻と同時にyukiのバースデー公演が幕を開けた。タイトルの「SnowPrince」にあった壮大なSEが流れる中、メンバーが登場した。会場からは拍手が起こる。そこには真っ白な、まるで王子様のようなメンバーが! これも「ウリはメンバー全員が間違いなくイケメンなことですね」と断言してしまうHOWLならでは、ではないだろうか。

SEが止まると…いきなりトークを始めるyukiに会場からは笑いが起きたが、「この瞬間、ここを選んでくれたみんなに幸せな空間を送ります」と意気込みが。きっと素敵な空間になることだろう。そしてそのコメントを受け、今年の2月のゆうとバースデー公演から演奏されているバースデーソング「1/365 day」が届けられた。

真宵

「最高なライブを始める準備はできてるか!」と真宵の煽りで「ふぁぼって人生。」が始まった。これまでIDOLバージョンでメンバーが全員、前面に出ているバージョンが多かったので、バンドバージョンは久し振りである。続けて「生きてるだけで褒められたい。」とHOWLの元気いっぱいさが伝わる楽曲が続く。会場も最初からテンションが上がりっぱなしなのが伝わってくる。キラキラリングやキンブレがキラキラ光る光景は、全力でyukiの誕生日を祝っているようである。「honey❤️drunker」が続き、サビではタオルがクルクルと回される。曲中にはお決まりのメンバーコールが繰り広げられる。通常とは違ったゆうと→よっぴ→真宵、そして主役のyukiの順番で繰り広げられ、バースデーボーイ・yukiをみんなでお祝いする。

「最高なライブにしましょう、よろしく!!」と真宵が叫び、MCコーナーへと突入。ライブ中に起きたゆうとのハプニングについて触れる。会場はのっけから、爆笑である。衣装である白スーツに関しても触れ、ネタには尽きないようである。MC明けは「メルティナイト」。会場をジャジーな空気で包み込む。MCで爆笑を産んでいたバンドと同じだとは思えない。この大人な雰囲気のまま「Starry Go Round」が続く。会場の手拍子が暖かい曲の始まりである「Mr.Moonlight」。「迷宮ディスコニック」が立て続けに披露され、“はうるんるん”(ファンの呼称)もジャンプに手拍子にと曲に合わせて、体を動かす。メンバーの思いに応えているようである。

よっぴ

ここでのMCでは楽曲について。直前に披露されたブロックでの楽曲たちが久しぶりだったことを話す。そして昨日は「ボクは全肯定霊。」の撮影だったという秘話が。そのため、yukiが誕生日を迎えた瞬間はメンバー一緒に迎えたようだ。

「yukiくんをまだまだお祝いできますか!」の掛け声で「An inch ahead」が披露される。メンバーの熱量に拳で応える“はうるんるん”。先ほど生まれた溝は、楽曲を通すことで、一瞬で解消される。HOWLの楽曲が持つパワーがいかに凄いかを物語っているようだ。「一寸先の闇も 照らしてくれる魔法だよ 君が差し伸べた手のひらは」がまさにHOWLと“はうるんるん”との関係を物語っているようである。間髪入れず「ENIGMA」へ。まもなく終わるライブ本編を惜しむようにメンバーを含めた会場が一体となり、盛り上がっていく。途中、真宵が「おい」とがなる貴重な場面も。「ラスト!!かかってこい!」と本編最後の「PRAYER」が披露された。

ゆうと

アンコールは、まずはyukiが登場! 誕生日恒例のドラムソロを披露。光るバスドラを使って、「丸の内サディステック」に合わせた演奏から、アグレッシブな楽曲に合わせた演奏まで、yukiのオンステージを繰り広げた。光るバスドラは1年間、温めた企画だったようだ。メンバーを呼び込むと…なんとケーキを持ったメンバーが登場! yukiの誕生日をみんなでお祝いした。ここでもゆうとの天然さが遺憾無く発揮されていた。のほほんとしたBGMに合わせて、ゆるい空気を放っていた。演奏しそうでやらない2nd SINGLEの楽曲の宣伝をしつつ、次の楽曲へと続く…はずが、ゆうとが煽り始めた関係で、なかなか始まらない。

ゆうとの一癖ある煽りで始まった「先天性君症候群」。会場が“はうるんるん”のジャンプで揺れていた。ゆうとがyukiのそばに遊びに行ったり、アットホームな空気が流れている。「UNVENUS」が続き、会場にいるみんなのテンションがガンガン上がっていく。メンバーの出立ちは王子様だが、その綺麗な見た目とは裏腹に、会場を男らしく煽っていく。さらに続けて「メロドラマ」を披露する。いよいよアンコールも終わりに近づいているのが感じられる。まさに〈「あと少し」は知らないままで 無邪気に笑っておくれ〉という歌詞がぴったりである。〈白馬の王子も カボチャの馬車も 辿り着けないところさ その身を預けたら〉という歌詞のように、王子様のようなHOWLについていったら、素敵な空間が見えるに違いない。会場は、MCの時とは違った笑顔でいっぱいである。

「ラスト行けるか!」と真宵が呼びかけて、始まった「#prologue」。〈一人じゃないそばに君を感じる この場所を誰にも奪わせないよ〉とHOWLの気持ちが痛いくらいに詰まったこの曲。こんな時代だからこそ、一緒に過ごせる素敵な空間がかけがえのないものだと感じることができる。ラストにこの楽曲を持ってくるyukiの今年の決意のようにも受け取れた。
「何か新しいことを始める」とyukiが抱負を語り、さらにHOWLの好きなところを語り、メンバーは退散となった。

全ての演奏が終わった後、スクリーンが降りてきた! そこには2ndシングルの『ボクは全肯定霊。』のジャケット写真とアーティスト写真、そして「HOWL SUMMER 2022」の開催が発表された。HEISTでの無料公演を皮切りに、ファンミーティングも予定されているようだ。アーティスト写真は発表される毎に、会場が沸いていた。この夏も走り続けるHOWL! 彼らから、この夏も目が離せない!

◆セットリスト◆
01. 1/365day
02. ふぁぼって人生。
03. 生きてるだけで褒められたい。
04. honey❤️drunker
05. メルティナイト
06. Starry Go Round
07. Mr.Moonlight
08. 迷宮ディスコニック
09. An inch ahead
10. ENIGMA
11. PRAYER

En
ドラムソロ
12. 先天性君症候群
13. UNVENUS
14. メロドラマ
15. #prologue

(ライブ写真・千佳 @cka_photo)


【ライブ情報】
●HOWL SUMMER 2022
7月8日(金)新宿HEIST
8月31日(水)新宿HEIST
※詳細は追って発表

HOWL ONE MAN LIVE TOUR 2022「僕らだけの約束」
8月6日(土)新宿HEIST
8月8日(月)福岡graf
8月9日(火)広島Yise
8月10日(水)大阪・心斎橋VARON
8月12日(金)名古屋・今池3STAR
8月15日(月)池袋EDGE

【リリース情報】
●New Single『ボクは全肯定霊。』
2022年6月21日(火)発売
インストアイベント(予約会)開催中!

HOWL オフィシャルサイト