2022.01.12
HOWL@池袋EDGE
新春初詣ワンマン 「共鳴ル初メ。」

2022年HOWL初めはHOWL 新春初詣ワンマン 「共鳴ル初メ。(ハウルゾメ)」@池袋EDGE。新年1発目ということで、メンバーカラーの袴を身に纏った真宵(Vo)、よっぴ(G)、ゆうと(B)、yuki(Dr)が登場した。2022年初HOWL公演の模様をお届けしたい。

お馴染みのSEと共にメンバーの咳払いが聞こえたと思ったら、「ふぁぼって人生(IDOL MIX)」が始まった。幕が開くと、そこには楽器を持たずに、マイクスタンドの前に立つメンバーが! メンバーも客席もノリノリでフリを踊る。曲の中盤からは、HOWLの本来の形態である「バンドスタイル」に戻り、楽曲を届ける。間髪入れずに、クリスマスイブにメタナイトが先に解禁してしまった新曲「ENIGMA」。先程までのアイドルのような可愛かったHOWLはどこへ? 客席にヘドバンの嵐が吹き荒れる。まだ数回しか演奏されていない楽曲とは思えないほどの、“はうるんるん”(※ファンの呼称)の一体感。この楽曲、雰囲気の振り幅がHOWLライブの醍醐味である。「極楽浄土」と続き、「首置いて帰れよ、良いか!」と真宵の煽りも飛び出し、会場のボルテージがどんどん上がっていく。

「新年あけましておめでとうございます」の真宵の一言でMCは幕を開けた。HOWLのワンマンライブが初めての人もいるとのことで、まずはメンバー紹介から。2022年、「ソールドアウト計画」として決まっている4月までのワンマンでは、特典付きの有料チケットに加え、無料チケットも用意されている。その成果なのか、初ワンマンの“はうるんるん”も多く見受けられた。

真宵

MCでのゆる〜い空気を変え、「Mr.Moonlight」を披露。“はうるんるん”のキラキラの指輪が光り、会場を美しく彩っていた。「UNVENUS」「Starry Go Round」とライブの定番曲が続く。慣れていないファンもいる中、真宵の誘導で会場には一体感が生まれている。所狭しとステージを動き回るメンバー。HOWL初め、新年1本目だからと遠慮することなく、HOWLの良さで、会場を魅了していく。

次のMCではファミリーマートで「絶景FLAGS」が紹介されていることに触れる。1月11日から店内でオンエアされている。深夜帯での放送となるが、お近くの方はぜひチェックしていただきたい。そこからいつも通りのゆるいMCを繰り広げる。「anan」に出たいというゆうと。流れで抱負を聞くことに。yukiの抱負は「新しいことに挑戦する」。夏に富士山に登る計画とのこと。真宵もV系登山部として(?)、一緒に登るそうなので、活動を楽しみにしたい。真宵は「ワンマンツアーで(メンバーの出身地である)広島と福岡に行きたい」。現実になる日も遠くない!?

よっぴ

昨年同様、とっても長くなったMCを挟み、ライブの後半戦へと突入。ライブでの定番曲を立て続けに披露する。まずは「迷宮ディスコニック」で、会場を心地よい空気で包む。MCでのまったり感が嘘のように、かっこいい姿で魅せるHOWL。「揺らそうか」の真宵の一言で、会場が大きく揺れる。“はうるんるん”のHOWLへの愛が垣間見える。「honey♡drunker」では会場をクラブに変える。タオルを回したり、くるくる回ったりと、“はうるんるん”も大忙しである。恒例のメンバーコールへ。思い思いの“推し”のメンバーへ、ジャンプして愛を伝える。「先天性君症候群」と続き、会場のテンションがどんどん上がっていく。難しいフリがついている楽曲ではあるが、会場は一つになっていた。続く「無防備フライデー」はHOWL史上最難関のフリがついている、コンビニの揚げ物コーナーで悩む姿が目に浮かぶ可愛い楽曲である。「恋は揚げ物、揚げ物は恋だ」という真宵の迷言が飛び出した。

ゆうと

「テンションが上がったので、このまま行っちゃいたいと思います」と本来のMCをカットして「DARLIN’!!」へ。HOWLがMCをカットするとは(笑)。2022年のHOWLは何かが違うのか? 前のブロックでの会場の一体感そのままに、最後のブロックに突入した。11月に発売したばかりの「絶景FLAGS」を披露。「ゼッケイヲミニイコウ」。コロナ禍でのライブということで、会場のキャパシティを絞らないといけないのが歯痒いが、旗を振るフロアを目にし、メンバーも本日1の絶景を見ることができたのではないだろうか。本編ラストは「An inch ahead」。「ラスト拳あげろ〜!」と煽り、ラストの楽曲は始まった。最後まで会場の一体感はバッチリである。メンバー、“はうるんるん”のテンションが上がりきったまま、本編は幕をおろした。

アンコールで再び登場した4人。出会った頃の話を繰り広げる。そこから髪を切ったyukiの話になり、髪型の話を続ける。そしてどんどん脱線していく。これぞHOWL。MCが楽しすぎて、先に進みたくないとまで話すメンバー。会場を絶妙な空気にしながらも、どんどん話していく。会場の人だけに先行した情報解禁もあったが、こちらは発表まで詳細をお待ちいただきたい。

yuki

この日はスピードアップしたバージョンで「生きてるだけで褒められたい。」を披露した。「褒められたいか〜? 俺らも褒められたいから褒めてね」と煽って始めようとしたところ、クリック音が出てしまい、一旦中止に。yukiの優しさの「道標~みちしるべ~」だったらしい。気を取り直して、「生きてるだけで褒められたい。(倍速ver.)」。メンバーカラーのキンブレを持った“はうるんるん”たちも、速い「生きてるだけで褒められたい。」に合わせて、フリを繰り広げる。高速で褒めている姿は不思議な光景であった。通常のスピードに戻って披露された「PRAYER」。そして「共鳴ル初メ。」ラストは「#prologue」。会場が笑顔で溢れた。ここで終わるはずが、真宵のおかわりで「極楽浄土」が再び披露された。「まだ頭振れますか」の真宵の煽りに応えただけあり、会場はヘドバンの嵐。池袋EDGEが極楽に変わった。

2022年最初のHOWLのライブは、いつも以上に暖かい雰囲気でいっぱいで幕をおろした。今年も素敵な1年がHOWLにとっても、“はうるんるん”にとっても訪れることが期待できそうだ。「#prologue」の歌詞に〈1人じゃない そばに君を感じるこの場所を 誰にも奪わせないよ〉とある。「この場所」をHOWLと“はうるんるん”とで守って、さらに大きくしていく1年にしたいものだ。

HOWLより新しいアーティスト写真が解禁となった。ピンクの可愛らしい写真である。メルヘンな雰囲気の写真に4月のasia公演「メルヘンオーディション『  /150』」への期待が膨らむ。Aチケットの発売が1月15日から始まる。特典がつくチケットとなっているので、ぜひ早めに手に入れていただきたい。

◆セットリスト◆
01. ふぁぼって人生。(IDOL MIX~BAND ver.)
02. ENIGMA
03. 極楽浄土
04. Mr.Moonlight
05. UNVENUS
06. Starry Go Round
07. 迷宮ディスコニック
08. honey♡drunker
09. 先天性君症候群
10. 無防備フライデー
11. DARLIN’!!
12. 絶景FLAGS
13. An inch ahead

En
01. 生きてるだけで褒められたい。(倍速ver.)
02. PRAYER
03. #prologue
04. 極楽浄土

(ライブ写真・千佳/アーティスト写真・折田琢矢)


【ライブ情報】
●ゆうとBDワンマン「ROCK!!HERO!!」
2月12日(土) 新宿clubSCIENCE

●真宵BDワンマン「一蓮托生」
2月15日(火)渋谷Starlounge

●よっぴBDワンマン「よぴバサウルスTOKYO2022」
3月1日(火) ZircoTokyo

●最大キャパワンマン「メルヘンオーディション『  /150』」
4月8日(金)渋谷club asia

【リリース情報】
●配信限定『ENIGMA』
2021年12月25日(土)より各種配信サービスにて配信中

●1st Single『絶景FLAGS』
2021年11月24日(水)発売

【イベント情報】
●HOWLと初詣に行っちゃおー2022!!
1月16日(日)
第一部14:00〜/第二部17:00〜
チケット・詳細

●HOWLオンライン推参りトークイベントat ZOOM
1月23日(日)19:00〜25:00
チケット・詳細

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