2022.03.01
HOWL@Zirco Tokyo
よっぴバースデーライブ「よぴバサウルスTOKYO 2022」

HOWL3番目のバースデーは3月1日、メンバーはギターのよっぴ。2月の誕生日のゆうと、真宵と同じく、誕生日当日にバースデーライブが開催された。Zirco Tokyoで開催されたHOWLよっぴ BIRTHDAY LIVE 「よぴバサウルスTOKYO 2022」の様子をお届けしたい。

当日は通常のメルヘン衣装ではない真宵(Vo)、よっぴ(G)、ゆうと(B)、yuki(Dr)が登場した。この日のセットリストを考えたのはよっぴ。夜をテーマに考えたとのこと。夜には楽しい夜、寂しい夜など色々あるが、そんな様々な表情を持った夜を表したのだ。会場にはよっぴの誕生日をお祝いすべく、よっぴのメンバーカラー(昼間)である黄色のケミカルバンドをつけた“はうるんるん”が集まった。1曲目は「アーティスト」。曲中、ギターリフにあわせ、会場中がよっぴに咲く光景が美しい。よっぴも笑顔いっぱいである。「Mr.Moonlight」「迷宮ディスコニック」と続く。曲に合わせたフリのある曲が続き、会場がキラキラとして、盛り上がっているのが伝わってくる。

ここで最初のMC。リアルバースデーなので、初っ端から真宵だけでなくよっぴも誕生日にまつわるエピソードトークを繰り広げる。よっぴが「お兄ちゃん」の一面を披露し、会場をほっこりした気分にさせた。「よっぴのことお祝いできますか! ぶっ飛ばして行こうぜ!」と「PRAYER」に続けた。会場はほっこりした気分を変え、真宵の煽りに応えていく。

ここで、「DJよっぴ」のコーナー! 突然ギターを置くよっぴに会場からは「?」が飛ぶが、すぐにノリノリな音楽に会場は手拍子で、よっぴのDJプレイを盛り上げる。「このプロジェクトは今日で終わりにしたいと思います。ありがとうございました(笑)」と、このセクションを締めた。

DJコーナーの後はライブ定番曲「先天性君症候群」。サビではみんなで可愛いフリを繰り広げ、よっぴからもハートマークが飛び出し、会場に集まった人たちを笑顔に変えていく。「UNVENUS」が間髪入れずに始まり、会場を揺らした。いつも思うが、HOWLの会場はキラキラとした笑顔でいっぱいで、幸せに溢れた空間である。曲の半、会場を盛り上げ続ける真宵、会場を所狭しと動くよっぴとゆうと、みんなを支えるyukiのパフォーマンスに、メンバーのテンションが上がっているのが見受けられる。

MCでは前のブロックを振り返る。相変わらず取り留めのない会話を続けていくメンバー。衣装、物販、ヘアメイクの話が続く…。この日のドレスコードは紫(よっぴのメンバーカラー)だったので、どこに紫が入っているかを説明していく。yukiはクロミちゃんTシャツの一部へ入っており、真宵はエクステと片目のカラコン、よっぴは羽織と髪、ゆうとは…よっぴTシャツのみ。見る人によっては紫に見えると思うというコメントに、会場の優しい照明さんが紫のライトを灯してくれた。

誕生日は感謝する日だと小さい頃にお母さんに教わったというよっぴ。プレゼントは言葉が嬉しいと、過去のエピソードを披露する。病んでしまった時に、マイクを持った人(真宵)が「俺はよっぴと一緒にずっとバンドやりたいよ」というメッセージをくれたそう。それがとても心に残っていて、感謝しているとのこと。そして4月のasia公演への熱い想いを語った。

次はよっぴの前バンドの楽曲、「Wolf Lady」。みんなでウルフ(狼)っぽい煽りを繰り広げ、曲に入った。思い思いのウルフに、思わず笑顔が溢れる。前のバンドの曲ではあるが、“はうるんるん”もヘドバン、手扇子や拳で会場を盛り上げていく。続けて「ENIGMA」で会場を一つにする。冒頭からヘドバンや、会場をジャンプで揺らしたりと、“はうるんるん”も忙しい楽曲。会場の前から後ろまで、曲に合わせて体を動かしていたのが印象的である。きっと会場に集まったみんなのよっぴへの愛が、体を動かせているのだろう。「An inch ahead」を畳み掛ける。会場のテンションをガンガン上げ続けている。まもなく本編が終了してしまうのが、嘘のように早い。

本編ラストは「絶景FLAGS」! 「俺たちと絶景を見に行こう!」と真宵からのメッセージで曲が始まった。きっとこの日のステージから見た景色は、よっぴにとって忘れられない絶景になっているだろう。〈想像以上へ行こうぜ〉と曲中にあるが、HOWLなら、目標のパンパンのWWWも超え、リキッドルームを超え、武道館やそれ以上にも連れて行ってくれるかもしれない。「よっぴ、ハッピーバースデー!!!」と真宵が本編を締めた。

アンコールの拍手をいただきメンバーが登場、曲に入ると思いきやバースデーセレモニーを行い、ケーキが登場。続けてステージ上でプレゼントのお渡しが始まる。ナルトの31巻を、3月1日にちなんで渡したyukiに、「31歳?」「来年は32巻?」とボケ倒すゆうと。「みんなと目を合わせるのを目標にしてきた。みんなと目が合わないと帰らない」というよっぴに、照明を明るくしてもらい、みんなと目を合わせていく。幸せでいっぱいの空間になっていた。「めっちゃ楽しい、今日!」とよっぴもかなり楽しそうであるが、喋りすぎて、喉が痛くなってしまったようだ。さすがHOWL!!

MCでのほんわか空気をそのままに、バースデーソングの「1/365 day」を披露。会場が温かい空気でいっぱいになり、お祝いムードで溢れた。突然「好き」と告白したり、「ニヤニヤが止まらない」と始終、嬉しいが溢れかえっているよっぴ。言いたいことがまとまらないようだ。好評(?)だったウルフ煽りを繰り広げて、「Wolf Lady」を再び披露した。会場は最初からヘドバンで応える。先日の真宵バースデーで鍛えられた“はうるんるん”たちはまだ暴れ足りないのかもしれない。

HOWLの楽曲に戻り、ライブで定番の「#prologue」。最初から最後まで、よっぴの誕生日を祝うべく、温かい雰囲気で溢れていたZirco Tokyo。みんなでよっぴに咲く。〈一人じゃない そばに君を感じる この場所を 誰にも奪わせないよ〉と歌詞にあるが、まさにHOWLからの愛すべき“はうるんるん”への決意表明なのだろう。そして、夜になると考え込んでしまう、そんなよっぴを力付けている楽曲なのかもしえない。「好きな曲をいっぱいできて嬉しい」と声を枯らしながら、最後に思えを伝えたよっぴ。最後は「愛情絶対値」と続く。最後まで、愛で溢れた素敵な空間になっていた。よっぴがみんなに愛されている結果だろう。最後に何度も「ありがとうございました」と、メンバーを代表し、真宵が感謝を伝えた。「言葉一つじゃ表せないことを、ライブで表現しています。4月8日、空けてください、叶えたい夢のステージなので」と締め括った。

早生まれ3人のバースデーがこれで終了となった。次なるバースデーはyukiで、6月2日。詳細はこれから発表となるが、ぜひ日程を空けてお待ちいただきたい。また、yukiバースデーの前に、HOWL ONE MAN LIVE 2022「メルヘンオーディション『  /150』」が4月8日、渋谷club asiaで開催予定である。club asiaでの初ワンマンとなる。既にメンバーは気合いが入っており、当日の準備に取り掛かっている。これまでのバースデーライブとは違うワンマンをお届けする予定とのこと。こちらも特典付きのSチケット、撮影券付きのAチケットに加え、無料チケットと当日券の用意がある。ぜひお集まりいただきたい。

◆セットリスト◆
01. アーティスト
02. Mr.Moonlight
03. 迷宮ディスコニック
04. PRAYER
DJよっぴ
05. 先天性君症候群
06. UNVENUS
07. Wolf Lady
08. ENIGMA
09. An inch ahead
10. 絶景FLAGS

En
01. 1/365day
02. Wolf Lady
03. #prologue
04. 愛情絶対値

(写真・千佳 @cka_photo)


【ライブ情報】
●最大キャパワンマン「メルヘンオーディション『  /150』」
4月8日(金)渋谷club asia

【イベント情報】
●HOWL ホワイトデーファンミーティング「LOVE you all」
3月13日(日)GINZA studio RUAN

【リリース情報】
●配信限定『ENIGMA』
2021年12月25日(土)より各種配信サービスにて配信中

●1st Single『絶景FLAGS』
2021年11月24日(水)発売

HOWL オフィシャルサイト