6月10日にデビュー6周年を迎えたヴィジュアル系演歌歌手・最上川司が、家族をテーマにしたオリジナルの新曲を2021年1~12月まで12ヵ月連続でYouTubeにて公開している。第11弾となる11月の楽曲「王将茨道」公開にあたり、コメントとインタビューが到着した。
▼最上川司コメント
男らしいド演歌です。地元山形県の天童市名物、将棋の駒からイメージして作りました。人生を将棋に例えてうたった世の中の頑張ってる人たちへの応援歌です。
▼新曲12ヵ月連続公開 11月曲「王将茨道」
――この「王将茨道」はどういった経緯で作られましたか?
最上川:これはデビュー直後の2015年に書いた曲で、僕の生まれ育った山形県河北町の隣町にある天童市の有名な将棋の駒をイメージしました。こういう勇ましい演歌をずっと出したいと思っていたので、願いが叶いました。戦国シミュレーションゲームも好きで、まさに自分が戦いの場にいるような気持ちで書きつつ、また世の中の主にお父さんが家族のために働いてる風景もよぎりながら作りました。
――将棋の遊び方は知っているんですか?
最上川:子供の頃に祖父と兄でやってたので、駒の動き方は覚えてます。全く先が読めなくて負けてばっかりでしたけど(笑)。他にはさみ将棋もやってましたね。今はもうブランクが空きすぎて誰にも勝てない自信があります(笑)。
――メロディーがいわゆるド演歌で、昔からの馴染みのある感じがしました。
最上川:はい、もともとこういう演歌を聴いて育ちまして、こういうのが歌いたい!となると、こういう昔から聞き覚えのあるメロディーになりますね。よく演歌のメロディーは世の中の他の演歌と似てるものが多いと聞きますが、僕は自分なりに解釈してることがあって、こういうメロディーじゃないとコブシがまわしにくいんですよね。僕の大好きな歌手の方々もこういうメロディーを多く歌われてますが、ド演歌を歌う人にとって、その人の歌の一番いい味が出やすいのかなと思います。僕は発展途上なのでもっと勉強しなくちゃですが、日本の歌の歴史と伝統、その良さを表現するにあたって、ド演歌は一番わかりやすい音楽だなと思っています。
――歌詞は1番、2番、3番と進むにつれて歩数が増えていきますが、これはどんな意味が込められていますか?
最上川:将棋盤は100歩も進めるほど広くないんですが、同じところをぐるぐる回ってたら別ですけど、人は場数を踏むことで大きく成長できると思うので、その例えですね。
――主人公は王将になりたいんでしょうか?
最上川:なれたらいいんでしょうけども(笑)。別に王になりたいんじゃなくて、夢を王将に例えて叶えられるように頑張ろうという内容ですね。最初は歩から始まって敵陣地に乗り込んで、と金に成って出世していきたいと夢見るのが世の中のほとんどの方だと思うので。もともと飛車や角から始まるという方もいるかもしれませんが、どんな人でも歩の心はあるでしょうし、もっと大きな夢もあるはずですから。女性でも同じですよね。仕事だけじゃなく家事育児にしても、ある意味夢や幸せに向かっての戦いでもあるわけですから。
――まさにいろんな方に向けての応援歌ですね。MVは久しぶりにご本人登場ですが。
最上川:ちょっと自分でもここ最近MVに出なすぎかな?と思ってましたので(笑)。ほんとは出たくないんです。歌に集中してほしくて。でも考えてみたら僕はヴィジュアル系演歌歌手でした。そうだ!ヴィジュアル系やった!って(笑)。思い描いてたイメージもあったんです。天童市で毎年行われるお祭りの「人間将棋」をMVにしたいなとか。自分も扮装して(笑)。ヴィジュアル系歩兵(笑)。
――そこはせめて金とか銀であって欲しいですね(笑)。
最上川:いや、歩兵が成っていく話ですから最初は弱いところから。たぶん気持ちは誰よりも強いんでしょうけど。ハングリー精神もあると思うし。そういう意味では歩は強いんですよ。
――なるほど、深いものがありますね。それでは最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。
最上川:今回の曲「王将茨道」はヴィジュアル系演歌歌手としての原点に戻ったド演歌となってます。自分の音楽の原点でもあるのでじっくり気持ちを込めて歌わせて頂きました。あまり演歌を聴かない人もぜひ今回はヴィジュアルも含めて映像も一緒に楽しんで頂けたらと思います。そして早いもので今年の毎月新曲発表企画も残すところ12月曲の1曲となりました。本当にあっという間でした。それだけ自分がこの企画に真剣に取り組み、のめり込んでこられたからというのと、見て聴いてくださるみなさんがいるから、楽しんでくれてる顔を想像したりして、作ってる自分も楽しめました。そして原動力になりました。何度か遅れて発表ということもありましたが…。そこは誠に申し訳ありませんでした。ぜひ今回の曲もそうですが、過去曲もいろいろありますので楽しんで見て聴いてもらえたらと思います。最後に、今年の12月28日にこの企画の締めとなるワンマンライブがありますので、ぜひそちらもチェックしてください。配信もあります。この企画でほとんどの曲をアレンジしてくださったギターの三輪達宏さんと、いつも弾いてくださってるピアノの南保ひとみさんも出演してくださいます。お楽しみに!!
【ライブ情報】
●最上川 司の12ヶ月お疲れちゃん会
12月28日(火)ネイキッドロフト横浜
OPEN 17:00 / START 17:30
出演:最上川 司
Guest Player:三輪 達宏
Support Member Piano:南保ひとみ
有観客チケット: 販売詳細は後日発表
別途(店内にて500円以上の飲食メニュー1オーダー必須)
配信チケット(ツイキャス):販売詳細は後日発表