デビュー6周年を迎えたヴィジュアル系演歌歌手・最上川司が、家族をテーマにしたオリジナルの新曲を2021年1~12月まで12ヵ月連続でYouTubeにて公開している。第8弾となる8月の楽曲「夏なみだ」公開にあたり、インタビューが到着した。

▼最上川司コメント
「夏なみだ」は最愛の人を亡くしてしまった人のうたです。

▼新曲12ヵ月連続公開 8月曲「夏なみだ」

――今回はどういったきっかけで、この曲を作ることになりましたか?

最上川:もともと何年も前からのお気に入りのサビのメロディーで、2019年の6月に山形での僕のディナーショーでお披露目したことがあったんですけど、その時点で歌詞もメロディーも1転2転してて、今回は3度目の改造で出来上がりました。2度目の改造までは、恋人との別れでどん底を経験しても優しくなれるという歌でしたが、それは「今は花」で同じようなことを歌っているので、「夏なみだ」では、最近コロナなどで大好きな芸能人の方が亡くなったり、大切な人が亡くなったりしてることも多いですし、また自分のまわりでも親戚や知り合いが亡くなったりしたこともあったので、自分の気持ちも歌詞の中に込めてつくりました。

――サビで歌っている抽象的な歌詞はなんとなくわかるのですが、具体的に言うとどんな意味でしょう?

最上川:僕自身1番の身内を亡くしたのは一緒に住んでいたじいちゃんなんですが、あの時は人生で1番泣きました。ああいう経験ってそうそうなくて記憶にもずっと残ってるんですが、悲しくて悲しくて泣いて泣いて泣きまくったあとに、広い世の中に出ていったら同じような経験をした色んな人の気持ちがわかったりとか、人に優しくなれたりするもんだと思うんです。プラス、最愛の人が残してくれた思い出や足跡から元気をもらえてるというか、自分がその人のことを本当に愛していたらいつか悲しみにも花が咲くというか、どう言ったらいいかわからないですが、前向きになれると思うんです。そんな意味ですね。

――夏の終わりに悲しい雰囲気がありますが、愛する人を想うとても素敵な曲ですね。最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

最上川:サビだけでいうと2016年くらいにできたやつで、いつかこのメロディーで夏ソング歌いたい!と思い続けてきました。その夢が5年越しで叶って嬉しいです。もっとたくさん曲で絵を描いていきたいと思ってますので、「夏なみだ」含め、もがちゃんねるの他の楽曲たちも聴いて楽しんでください。今ちょうど夏の終わりに、この「夏なみだ」を聴いて何かしみじみと感じていただけたら幸いです。


最上川司 オフィシャルサイト