特集-Special Feature-

BREAKERZ

BREAKERZ

5周年YEARをアルバム『GO』でスタートさせ全国ツアーを駆け巡ったBREAKERZが、ニューシングル『Miss Mystery』で魅せる新たな世界!

タイトル曲「Miss Mystery」はオープニングテーマである『名探偵コナン』の世界観にもリンクするミステリアスでスリリングな楽曲。その対をなすアッパーチューンの「Mr. Yes Man」、そして2008年に発表された「世界は踊る」のアコースティックver.と、様々な表情を魅せるBREAKERZのニューシングル。メンバー揃ってのインタビューで様々な素顔も垣間見ることができた。

◆チームワークは歯車の組み合わせ(SHINPEI)

――まずは“GO”ツアーの感想をお伺いしたいと思います。前回のインタビューでDAIGOさんは、仙台でライブができることが嬉しいとおっしゃっていましたが、実際行かれてみていかがでしたか?

DAIGO:いろんな感情を抱えている方もいらっしゃると思いますし、どんなノリになるかもわからずに行ったんですけど、実際ライブをやってみたらすごく熱く出迎えてくれて。本当に熱いライブになったので、仙台でできたことはすごく嬉しかったし、元気を与えるつもりが逆にもらうぐらいの、そんなすごいエナジーをいただきましたね。

――AKIHIDEさんは修学旅行ぶりの日光が楽しみということでしたが、いかがでしたか?

AKIHIDE:日光は初めてバンドとして行って楽しかったんですけど、スタッフも一緒のバス移動があったりして、オンステージ以外の部分でもみんなで和気あいあいしながらもいろいろな意見交換をしあいました。それがライブに反映されて、ライブ自体ツアー自体のグレードがだんだんと上がっていったのが感じられて。すごくやりがいがあったというか、力になったツアーだったなと思います。

――なるほど。個人的に、私出身が新潟なので、新潟のライブについて伺ってみたいなと。ではSHINPEIさん。

SHINPEI:毎回とても寒い時期に行くことが多くて、(今回も)気温は寒く新潟の冷たい気持ち良い風を浴びて到着したんですけど。いや~ライブ会場は脱いでも暑いくらいだったので、人のエネルギーのすごさっていうのを感じられる、そういうライブでしたね。

――嬉しい感想です。さて、新譜についてですが、タイトル曲の「Miss Mystery」はアニメ『名探偵コナン』のオープニングテーマということで。これはそのお話が先にあってからの楽曲制作だったんですか?

DAIGO:以前からコナンのオープニング、エンディング(テーマ)をやらせてもらっていて、そういうときに何曲か作るんですけど、その中にこの曲があって。最初は飛行機に乗ってるときに、コナンに似合いそうなメロディを思いついて、SHINピーのボイスレコーダーに吹き込んだところから始まってるんですけど。それが結構前の話で、それからああでもないこうでもないって作っていって、やっと完成。それがオープニングに選ばれたという形でした。

――それはツアー前? ツアー中?

DAIGO:レコーディングは完全にツアー中でしたね。なので、ライブの勢いみたいなものも入れられたのかもしれないし、すごく良い仕上がりになったなと思います。

――DAIGOさんの曲作りは普段どういったところから始まっていくんですか?

DAIGO:鼻歌とかアコギ弾いたり。やっぱり大事なのはアコギ1本でも成立するっていう…大事だよね、そういうの。

SHINPEI:そうですね。

DAIGO:キャッチーな部分というか、そういうものは意識してますね。もともと好きなんですよね、メロディアスなものが。メロから作ったり、歌詞から書いたりもあるんですけど、基本やっぱりアコギ1本でも弾き語れるような曲にしたいなっていう願望がありますね。(メンバー)みんな共通してますね、そこの部分は。

――DAIGOさんの歌詞は今回もそうですが恋愛ソングも多く、ストレートだったりエロティックだったり、いろいろ聴いているとDAIGOさんツンデレなのかな? と思う部分が…

DAIGO:思いました? 実は。

――はい(笑)。メンバーのお二人から見て普段のDAIGOさんにツンデレを感じるときはありますか?

AKIHIDE:対女性の場をあまり見たことがないので、ツンとデレがわからないんですけど、オンオフのスイッチが結構あるというか、それぞれの場所での顔があるというか。それが女性の前だとどう展開されるのかは僕はちょっと存じ上げないですが…(笑)。

SHINPEI:そうですねぇ…ツンデレ…。たしかに押し引きがあるタイプなのかもしれないですね。怒られてるかと思ったら最後の最後に褒めてくれるとか(笑)。これは対自分との関係ですけど(笑)。

DAIGO・AKIHIDE:(笑)

――実際どうなんでしょう?

DAIGO:自分ではわからないですけどね。いろんな自分がいたりするし。振られて切ないとか、情けない感じの男子像みたいなものを書く場合が多かったりするんですけど。最近はたしかにセクシーな曲も書いたり、ちょっと大人になってきたのかなという気もするので。ツンデレもできるようなね。でも基本甘えたいですよ。甘えたいんですけど、甘えさせる余裕があるくらいの大人の男にはなりたいなと思いますね。頑張ります、はい。

――楽曲の話に戻って、ギターのお二人的に今回の聴きどころは?

SHINPEI:タイトルがかなり前の段階からあって“ミステリー”というテーマがあったので、まさにそのミステリー感をどれだけギターで表現できるかっていうところでいろんなフレーズを盛り込んでいって。そのギターの合間合間にピアノやシンセ音の要素も盛り込んで、いろんな楽器が交差するような構成にできたらなと思って。そういう意味では楽器の中でもスリリングでミステリアスな展開ができたんじゃないかなと思いますね。

AKIHIDE:イントロの「ダダスタダッダダッ」ていうキレの良いリフだったり、まさしくミステリアスというかサスペンス的なイントロのギターリフから、ギターソロもあえて大人しめに入って、だんだん豹変していく女性のようにアプローチしていったり、歌詞や曲の世界観にすごく寄り添って作ったギターフレーズだったりしてるんで、音としてもミステリアスな感じを味わっていただけたらなと思います。

――2曲目の「Mr. Yes Man」は一変して爽快なロックナンバーですが、作曲者のSHINPEIさんはどういったイメージで作られたんですか?

SHINPEI:BREAKERZがすごく大事にしている、ライブっていう現場でめちゃめちゃ盛り上がれるような曲で、かつ完全にオーディエンス参加型のサビにしたいなというイメージで、こういうコール&レスポンスが主軸のサビを作ってみたので、それが曲自体のテーマにあったんですけど。さらに歌詞が乗ることでまた曲のエネルギー、応援ソング的な要素がすごく強まって、すごく熱い曲になったんじゃないかなと。

――BREAKERZにありそうで無かった曲だなと。

SHINPEI:そうですね。アッパーチューンは何曲かある中でも、またちょっと違う立ち位置にいけそうな。

――DAIGOさんはご自身が作曲されたものと、他のメンバーの方が作曲されたもので、作詞の方法に違いはあるんですか?

DAIGO:基本は変わらないですけどね。曲のイメージを感じながら組み立てていって、テーマを決めて書いていくので。「Mr. Yes Man」に関しては、カップリングで入れるということになり「Miss Mystery」とは対照的な感じにしたかったので“Miss”と“Mr.”も対照的だったりするし。すごい明るい曲なので、ちょっと遊び心もある、肩の力を抜きつつ楽しんで歌詞を書いたかなという部分はありますね。

――作曲者の方とディスカッションしたりは?

DAIGO:するときもありますけどね。これは「“Mr. Yes Man”でいくから」とタイトルだけSHINピーに言って「おー」って、そのやり取りだけですね。2秒くらいですか(笑)。

――イエスマンをすごくポジティブに肯定している歌詞ですが、これはどういった想いが?

DAIGO:“イエスマン”というワードが、ネガティブだったり皮肉っぽいイメージがあるんですけど果たしてそうなのかな? みたいな。捉え方次第ではイエスマンであることが自分が生きるためにもしかしたら最良の選択になる可能性もあったりするし。それを徹底して言い続けるポリシーが逆にこだわりとして自分の信念になったりもして。そういう意味ではすごくかっこいい人生になる可能性もあるしね。社会で生きていくうえでいろんな主張も必要だと思うんですけど、イエスマンであるというこだわりみたいなものも別にネガティブなことではなく、社会の生き方、戦い方としての一つの方法なのかなっていうね。社会的な部分でイエスと言わざるを得ないシチュエーションもあったりすると思うんですけど。それによって場が円滑に進んだり、その人にとって良い人生になる可能性もあるから、捉え方次第で変わってくるんじゃないかなという気がして書きました。

――イエスマン寄りのタイプか、我を貫くタイプか、どちらかと言うとみなさんは?

DAIGO:どっちかなー…。AKIさんが一番イエスマンじゃないかもしれないですね。こだわってるから。

AKIHIDE:思いのほかイエスマンのつもりなんですけど(笑)。どうなんですかね。まぁ持ってますよ、イエスマン要素は。ノーと言える日本人である必要があるのかっていう歌でもあるじゃないですか、そもそも。僕もそれは思うので。無理に自己主張することが良しとするのもおかしいなとは思っていて。そういう意味ではイエスマンでもいいんじゃないかなという部分で、自分にもそういう要素はあると思います。

SHINPEI:僕は結構イエスマン要素強いかもしれないですね。チームワークは歯車の組み合わせじゃないですか。音楽を3人で作ってるときは基本、対BREAKERZの音楽に関してはみんな良い意味でイエスマンでいてくれてる気はしますね。何やるにしても、まずやってみるっていう気持ちはあるので。それがすごくポジティブに動いているので、この歌詞にもすんなり共感はできたんですけどね。

――ストレートな歌詞ですけど、深いですね。

DAIGO:ちゃんとした主張のある曲だと思います。人間関係が円滑にいくために大事なイエスもあるっていうね。大人っていうのはそういう部分も持ち合わせてこその大人なんじゃないかなって。そこを切り抜けたらハッピーな世界が待っているかもしれないですからね。

◆なんか運命を感じる(AKIHIDE)

――では3曲目「世界は踊る ~Acoustic Version~」ですが、この楽曲は2008年にリリースされた2ndシングルのアコースティックver.ということで、BREAKERZの歴史上古い楽曲ですが、今この楽曲を収録しようと思われたきっかけは?

AKIHIDE:もともとライブでアコースティックでやってはいて、削ぎ落とすことの良さみたいなものがすごく映える曲だなということがまずあったんです。そして偶然ですが2011年にいろいろなことがあった中で、意図はしていなかったんですけど、実はこの歌詞がそのいろいろなことがあったからこそ、リンクしてくる部分をすごく感じて。来るべくしてここでアコースティックver.として3曲目として入るというのが、なんか運命を感じるというか。

――今を大切に生きなきゃいけない、ということを感じました。

AKIHIDE:音楽のすごいところっていうのは、当然作ってるときはそういうことを思って作ってるわけじゃないんですけど、受け手側の解釈の仕方ですごく世界が広げられるというか。そういうのをすごく感じましたね、そういうふうに聞いたりすると。

――2010年にアコースティックアルバムをリリースされていたり、先ほどお話にもあった通りライブでも披露されているわけですが、アコースティックへのこだわりというものがあるのでしょうか?

DAIGO:アコースティックってやっぱり繊細なので、一音一音すごくこだわってますよね。ブレスもそうですし、言葉一つ一つとっても、すごく繊細なので優しく。時には刺激も必要でちょっとエッジの効いた男になるときも必要じゃないですか。でも常にそういうわけにもいかないので、優しい部分の曲というか、ふかふかのベッドで包まれているような、そんな感じじゃないですかね。

――ライブでのアコースティックは、DAIGOさんの温かい声に包まれてる感じがしました。

DAIGO:あぁ…もうそれは包んでますよ俺は。

――包まれました(笑)。

DAIGO:まぁそういう印象ですよ。俺たちが暖かいベッドや布団みたいな、羽毛布団ですか言うなれば。そうなってみんなを包みたい。だから癒されすぎて何人か寝ちゃうっていう、そういうことなんでしょうね、アコースティックっていうのは。癒しの旋律というか。

――ヴォーカルもそうですがギターもアコースティックのときは神経が張り詰めるというか緊張するのでは?

AKIHIDE:そうですね。逆に激しい曲よりも癒しの瞬間を作るための方が集中力が高くなるというか緊張しますね。静かな中だとちょっとミスっても聞こえちゃいますし。そこの神経の張り方はクライマックスかもしれないですね。

――ではレコーディングのときはすごく神経質に?

SHINPEI:呼吸の音もヘタすれば入っちゃいますからね。椅子をずらす音とかも。そういう意味では非常に自分の鼓動や行動も楽器みたいになるので。

DAIGO:SHINピーすごく鼻息荒いんで(笑)、弾き終わったときちょっと窒息しかけてる。

一同:(笑)

SHINPEI:でも結構そうかも。終わったあとプスーッて。