ライブレポート

2011.07.22

BREAKERZ@日本武道館
デビュー4周年記念ライヴ “WISH 03”

 

「最高のライヴ日和を神様が与えてくれたと思わない?」というDAIGOの言葉通り、台風が反れ、この時期では有り得ない程の爽やかな晴天だったこの日。3年連続の日本武道館で迎えたBREAKERZの4周年を祝う舞台は「カードファイト!! ヴァンガード」とコラボレーションしたオープニングで幕を開けた。「大地の精霊、力のギタリストSHINPEI」「月の精霊、さすらいのギタリストAKIHIDE」「太陽の精霊、光のヴォーカリストDAIGO」とコールされると、ステージ下手、上手、センター花道からそれぞれメンバーが迫り出し登場!  大舞台を活かしたエンターテインメントの世界に、早くも高揚感を煽られる。そして1曲目は同CMソングでもある「CLIMBER×CLIMBER」で華々しくスタートした。

 

先輩アーティストの言葉を借り「ライヴハウス武道館へようこそ!」とDAIGO。ロックチューンを立て続けに披露したあとは、ダンサーが登場し「BAMBINO~バンビーノ~」で場内は一気にダンスフロアに。そして中盤、「これからのBREAKERZを見せたいと思って」と、新曲「GO」を初披露。和を感じさせる旋律が織り込まれたミディアムナンバーで「ただ一つ変わらないものは皆との絆」という真っ直ぐなメッセージが印象的だった。

 

LEDモニターに少し雲掛かった月が映し出された「月夜の悪戯の魔法」から、雲が散り月が消え、雷が光る荒々しい空模様へと変わりギターバトルに突入。AKIHIDEが恍惚と泣きのギターを奏でると、SHINPEIがストレートかつハードに畳み掛ける。そんな対照的な二人のサウンドが融合し「LAST†PRAY」に突入すると、十字架に張り付けられたDAIGOが姿を現し情熱的に歌い上げた。楽曲そのものの力強さも然ることながら、ライヴで観るこの楽曲はさらにエモーショナルさを増していた。思わず場内から拍手が起こったのは、視覚的なことからの理由だけではないだろう。

バニーガールがポールダンスを踊り、メンバーも黒のうさ耳で登場した「BUNNY LOVE」。歌詞がエロティックすぎる肉食系ドSソングから一転、草食系男子の想いを綴った「初恋トランポリン」では爽やかスマイルが溢れ、DAIGOに促されたSHINPEIがAKIHIDEの頬っぺたにキスをする場面も。照れ笑いする2人の姿がなんともずるい。さらに、みんなで愛を叫びまくり最高にLOVE & PEACEな空間を創り上げた「絶対! I LOVE YOU」や、鞭を持ったセクシーお姉さまに弄ばれるドMソング「REAL LOVE2010」と、その落差激しい恋愛ソングもファンの心を鷲掴みにする。

 

完成度の高い(?)MCブロックでは、3人が最近気になる曲として、「マルモのおきて」主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」、Acid Black Cherry「少女の祈りⅢ」、KARA「GO GOサマー!」をDAIGOのダンスとステップ付きで披露し、場内を笑いで沸かせる一幕も。そして本編ラストは「GRAND FINALE」で文字通りのフィナーレを迎えた。

 

アンコールでは4周年を祝ってファンから「Happy Birthday」大合唱のサプライズ。それに対しBREAKERZは「感謝の気持ちを曲で。BREAKERZの音楽、存在が少しでも力になるなら、全力で想い、愛を届けたいと思います」と、センターステージで「ありがとう ~Beautiful day~」「それは優しい気持ち」をアコースティックで演奏、そして「光」へと繋がり、場内は温かく優しい光に包まれた。

 

ダブルアンコール「SUMMER PARTY」をこの日一番の大合唱で終えたあと、興奮冷めやらぬオーディエンスに対し「武道館は9時半までなんだから。え?  今9時14分?  やっちゃう?  この神聖な武道館でおねだりしたからには、ちゃんと暴れてくれなきゃ途中で曲やめちゃうよ!?  暴れられるのか!?」と煽り、ハードナンバーを繰り広げロックバンドBREAKERZの姿を突きつけた。(ちなみにラストナンバーが終わった瞬間、なんと時刻は9時30分ぴったり)

 

「3回武道館ワンマンをやらせてもらって、今日が一番最高の武道館でした!  ありがとう!  皆のこと信じ続けるから、ずっとBREAKERZを信じてください!」と感謝の気持ちを伝え、最後はもちろん会場一体の「うぃっしゅ!」で締め括られた。SHINPEIの目はサングラスに隠されていたが、DAIGOとAKIHIDEの目は赤く潤んでいるように見えた。メンバーがステージを去ったあとも名残惜しそうに会場中を見渡し、いつまでもその場を離れられずにいたDAIGO。そして最後に「一言だけ言わせて。…俺より皆のこと好きなヤツいないからな。ついてこいよ!」と熱いメッセージを送った。

 

このライヴ終了とともに5周年YEARに突入したBREAKERZ。とにかく突っ走ると決めているという彼らの5thアルバム「GO」が9月21日にリリース、そして全国ツアーの日程が発表され、場内は歓喜の声に包まれた。BREAKERZとは、ひたすらに真っ直ぐで、力強い希望と愛に満ち溢れたロックバンドなのだと実感した一夜だった。その強い想いと絆でどこまでも突き進んでいってほしい。

 

◆セットリスト◆

01. CLIMBER×CLIMBER

02. BIG BANG!

03. 激情

04. NEXT LEVEL

05. Everlasting Luv

06. BAMBINO~バンビーノ~

07. GO

08. 月夜の悪戯の魔法~ギターバトル~

09. LAST † PRAY

10. BUNNY LOVE

11. 初恋トランポリン

12. 絶対! I LOVE YOU

13. REAL LOVE 2010

14. DEAR LIAR

15. 灼熱

16. GRAND FINALE

 

EN01. ありがとう ~Beautiful day~

EN02. それは優しい気持ち

EN03. 光

EN04. SUMMER PARTY

EN05. DESTROY CRASHER

EN06. NO SEX NO LIFE

EN07. IN THE SKY

 

(文・金多賀歩美)