Jupiter

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ミニアルバム『TEARS OF THE SUN』を引っ提げ、新生Jupiterが始動!
世界を見据えた技巧派V系メタルの最新作に迫る!

MASASHI(B)、YUKI(Dr)の脱退から1年、今年4月13日に新メンバーの加入が発表された。技巧派メロディックメタルバンドとして名高いJupiterが迎え入れたのは、ラウドロック界に名を知らしめたex.ROACHのドラマーDAISUKEと、21歳という若さで抜擢された新進気鋭のベーシストRUCY。この二人とともに制作されたミニアルバム『TEARS OF THE SUN』がついに世に放たれる。自らの限界を超え、常に進化し続ける彼らによって生み出された今作は、よりメタル要素が色濃く表れた、まさに新生Jupiter第1弾作品にふさわしい1枚。そんな最新音源を引っ提げ新たなスタートを切る5人に、じっくりと話を聞いた。

◆むしろやらせてくださいという気持ち(RUCY)

――2015年8月の『TOPAZ』リリース時以来の登場となりますが、今年4月13日に新メンバーRUCYさん、DAISUKEさんの加入が発表されました。

HIZAKI:メタル系以外のジャンルからベースを探していたんですけど、上手くて華がある人ってなかなかいなくて、いいなと思う人は既にバンドをやっている人が多くて、もう諦めかけていたんですよ。DAISUKEが入ることが決まったので、もう4人でもいいかなと思っていたんですけど、ダメ元でヴィジュアル系の若手でも聞いてみようと知り合いに頼んだら、RUCYを紹介されて。RUCYがやっていたバンドも動画を見たことはあって、かっこいいバンドの子だなとは思っていたんです。で、会ってみて、すぐにスタジオに入ったのかな。なんとなく、ノリで「やろう」って。

全員:(笑)

HIZAKI:もちろんプレイ的にはまだまだ余地はあるんですけど、なんかこいつは運を持っているやつだなという直感があって、すぐに決めました。野心に溢れているところがすごくいいなと。

――21歳ということで、超フレッシュですよね。

HIZAKI:息子みたいなもんですよ(笑)。

――(笑)。RUCYさんは、お誘いを受けた時どのような思いでしたか?

RUCY:皆さん大先輩なので、純粋に、お話をいただけるということ自体が光栄で。Jupiter自体も以前から知っていたので、年齢やプレイも含め、自分で大丈夫なのかという不安はもちろんありましたけど、まずはチャレンジして、自分を成長させていける場所なんじゃないかなと第一に思ったので、お話を受けた時は、むしろやらせてくださいという気持ちが固まっていました。

――なるほど。では、RUCYさんからDAISUKEさんを紹介してください。

RUCY:初めてお会いしたのが最初の音合わせのスタジオで、勝手なイメージで怖そうだなと思ったんですけど、実際に話してみたら、優しいお兄ちゃん的な感じで。ドラムもすごくしっかりしていて、安心し過ぎてしまうので、もっと自分もドッシリしなければと思うくらい、普段も音楽面も引っ張ってくれるお兄さんです。

DAISUKE:ちょっと補足していいですか。最初に音合わせした時に、全く何も聞いてなくて「あれ? 見たことない人がいるな」と思ったんですよ(笑)。

全員:(笑)

DAISUKE:各々セッティングしている最中に、「そういえば、新しいベースのRUCY君です」って紹介されて、「あ、そうなんだ!」という感じで、どうやって知り合ったとかも聞かされていなくて「?」のままやってました(笑)。だから怖そうに見えたのかもしれないです(笑)。

ZIN:警戒してたんだ(笑)。

DAISUKE:ずっと「?」を抱えたまま準備してたから、そう見えたのかもしれない(笑)。

――実際に接してみて、いかがですか?

DAISUKE:若いのにこんなにしっかりしている人って、いるんだなと。最初はやっぱり音は合わないんですよ。でも、どんどんいい感じになってきて、これからがすごく楽しみだなと思います。まだスタジオでしか会ったことがなくて、話すよりも音を合わせている時間のほうが多いので、これからツアーを回って、もっと面白い部分も知ることができるのかなと。今のところの印象は、すごく真面目ですね。

RUCY:どこかでその印象が崩れる日が来るかもしれない(笑)。

DAISUKE:崩れた時から面白くなっていくんだよ(笑)。

――前回、PCのデスクトップは性格が出る、部屋の状態と結構一致するという話がありましたが、RUCYさんとDAISUKEさんはいかがですか?

DAISUKE:俺、アウトドアが好きで、デスクトップをスイスの山の画像にしています。なんか爽やかな気分になれるというか。アイコンとかはめちゃくちゃ綺麗にしています。部屋は自分では綺麗だと思っているんですけど、帰ってきたらバッグは基本的に玄関に置いているんですよ。どうせ出る時に持っていくから。

TERU:おー、なるほど。

DAISUKE:6個バッグを持っているんですけど、玄関に全部並べてあります。そういうO型っぽい部分は強いですね。だから、食べかけのラーメンが置いてあるとかっていう散らかり方ではなくて、整頓はしてあるんだけど、一箇所にまとめてあるだけみたいな。

――自分なりにまとまっているという。

DAISUKE:そうですね。散らかってるのかなぁ…?

TERU:それは見てみないとわからない(笑)。

RUCY:僕もデスクトップの画像はデフォルトで入っている景色の画像で、アイコンは基本は10個以内にまとめてありますね。僕もO型なので、部屋は自分なりの配置で(笑)。綺麗だと思いたいです。

DAISUKE:O型が3人になったんですよ。危険な状態です(笑)。(※ZIN:B型、HIZAKI:AB型、TERU・RUCY・DAISUKE:O型)

――(笑)。2016年4月29日にMASASHIさん(B)とYUKIさん(Dr)が脱退して、約1年間Jupiterは3人で活動をしてきたわけですが、この期間を経て感じたことはありますか?

HIZAKI:うーん、ZINの世話が大変…(笑)。

全員:(笑)

DAISUKE:音楽的なことじゃなくて、日常的なことなんだ(笑)。

TERU:MASASHI君とYUKI君は結構フォローしてくれていたんだなと(笑)。

ZIN:メンバーには多大なる迷惑をお掛けしまして、申し訳ありません(笑)。皆、しっかりしてるんですよね。

TERU:しっかりというか、普通(笑)。

ZIN:でも、やっぱり5人から3人になって、より責任感が増しました。3人がメインメンバーになって、より集中しなければいけない環境に立たされて、ある意味、経験として良い期間だったのかなと思います。

◆強くあるためには人の悲しみもわかっていないと(HIZAKI)

――今作『TEARS OF THE SUN』は通常流通音源としては『TOPAZ』以来の作品です。よりメタル要素が強くなり、かなり振り切った作品だなという印象を受けたのですが、Jupiterの今後の方向性を示すものなのでしょうか?

HIZAKI:あんまり細かいことは考えてなくて、やりたいことをやっているだけなんですよ。DAISUKE君が叩ける最大限のところが自分のやりたいところでもあったし、やっぱりこのメンバーだからこそ表現できることではあるのかなと思います。

――新生Jupiter第1弾作品ということを意識した部分は?

HIZAKI:全然ないっすね(笑)。今後、よりメタルのフィールドでやっていこうとは思っていて、海外展開も考えていますし、海外のメタルフェスにも出られるバンドに仕上げていきたいと思うので、そういうところでもできる楽曲というのは、一つのテーマとしてはあったかもしれないです。

ZIN:僕的には、このアルバムを聴いて、新生Jupiterとして改めて「行くぜ!」という勢いを感じるんですよね。というのは、皆のそういう気持ちが音に表れているんだと思うんです。DAISUKE君はパワー系のドラマーで、RUCYはフレッシュさが音に出ていると思うので、自ずと勢いが出て、僕もメンバーの音に感化されるタイプなので、よりパワフルになって、自然とこの5人でできた音なのかなと。

TERU:変に意識はせずに自然に生まれた音というのは、そうだと思いますね。ただ、選曲はスケール感を大事にして、海外の真似をするのではなく、海外に発信していくということは、なんとなく意識していたかなと。実際に海外ツアーをやってみて体感したものもあるので、そういうのも活きているのかなと思いますね。

――Jupiterのライブの客層は、男性や外国人の比率が高くて、メタルファンが多い、他のヴィジュアル系バンドとはかなり違いますよね。

TERU:大分違います。

――それがこのバンドの音楽性を示しているんだろうなと。いつもJupiterのライブは見どころが多すぎて忙しいのですが、今作を聴いて、より目がたくさん欲しくなりそうだなと思いました(笑)。ということで、今作の聴きどころを伺っていきたいと思います。まず、1曲目は表題曲になっている「TEARS OF THE SUN」ですが、このタイトルが意味するものは?

HIZAKI:先にツアータイトル「UNDER THE BURNING SUN」を締め切りの数時間前に思いつきで決めて、なんとなく太陽というのはイメージしていて、それにちなんだ楽曲ができたらいいなというところで「太陽の涙」というタイトルを思い付いたんですけど、付けた後に「太陽の涙」ってなんだということをずっと考えていたんですよ(笑)。で、太陽をあなたに例えたりして書いていったんですけど、強くあるためには人の悲しみもわかっていないと、本当に強い人ではないと思うので、そういうところに自分が向かっていきたい、それに共感してもらいたい、バンド自体もそういうバンドでありたいという願いを込めて作りました。

――イントロからシンフォニックで壮大な雰囲気ですが、作曲段階でこういうイメージだったのでしょうか?

HIZAKI:元ネタはヨーロッパで作っていたので、そういう要素も入っているのかなという気はします。

ZIN:この楽曲のサビに〈心の声を奏でゆく為に 生まれ落ちた わたしは炎〉というフレーズがあるんですけど、俺たちの熱い思いを太陽となって5人で届けにいくぜという、まさに新生Jupiterを象徴するようなメッセージが込められているなと思います。勢いとか、何か新しいものが生まれるなというのを一緒に感じてもらいたいですね。

――この楽曲は一聴して、速いなと(笑)。

全員:(笑)

DAISUKE:多分、俺が一番思ってます(笑)。

TERU:しっかりメロスピ(メロディックスピードメタル)をやれるバンドって結構少ないと思うので、そこは安心して聴けるというか、期待して聴いてもらっていいと思いますね。

――メロディアスなので、この速さでも聴きやすいです。

ZIN:激しいけど美しいというのは、やっぱりJupiterの良さの一つだと思いますね。

――間奏ではギターソロ前にベースの聴きどころもありますね。

RUCY:あそこはおいしいところだから、スラップとか、ちょっと普通と違った奏法を取り入れやすいと思うんですけど、そうではなく、ある意味メロディがちゃんと入っていて、他の2曲ともまた違った聴きどころだと思うので、ぜひ聴いていただければと思います。

◆かなり長い間ギターを弾いてきて、やっとそういう場面に遭遇した(TERU)

――「WE AGAINST」は今までのJupiterになかったタイプの曲ですね。

HIZAKI:そうですね。全員で歌うということがあんまりなかったので、そういうコーラス的なものは増やしていこうかなと思っていたんですけど、RUCY君の声が意外と美声で。

RUCY:自分じゃわからないです(笑)。

HIZAKI:今後、ツインヴォーカル的な感じにもなっていけたらなと思います。

ZIN:しかも、全部のセクションにコーラスパートがあるので、ファンの皆も休みなく常に参加してくれという、すごくライブ向きの曲です。休ませないぞと(笑)。

――この曲はサビがものすごく活きる展開ですよね。

ZIN:そうですね。サビでパーンと開けるような。

――歌詞もサビのみが日本語ですが、この形にしたのはなぜですか?

ZIN:Jupiterはよりメタルな方向に進んでいるので、パワー重視で攻撃的な面を出していきたいというのはありましたね。でもJupiterは美しさもあるバンドなので、サビではスーッと心に入っていく。パワーもあるけど美しいというのが上手に表現できたなと思います。

HIZAKI:数年後には、全部英詞にしたいくらいの気持ちです。もちろん日本語の良さはあるんですけど、海外で戦っていこうとすると、英語は絶対に必要になってくるので、増やしていくと思います。

――今作は英詞が結構な割合を占めていますが、そういう意図があったんですね。続いての曲は「The Crucifixion」ですが、これこそ超高速ですね。

DAISUKE:とんでもないですよ(笑)。

――Jupiter史上何番目の速さですか?

HIZAKI:テンポはわからないけど、音数的には一番かも。

DAISUKE:大変です。それしか言えないです(笑)。

――録りはスムーズでしたか?

DAISUKE:スムーズではなかったですけど、これを録る日は1曲だけだったので、まぁ大丈夫でした。サビの速い部分以外は結構得意な感じだったので。

TERU:DAISUKEは覚えたら大体できるよね。

DAISUKE:記憶力が(笑)。最初にサポートした時、いきなり20曲覚えなきゃいけなかったので、大変だったんです。そこも面白いんですけどね。それにしても、この曲はデスメタルですよね(笑)。

――アウトロも皆さん見せ場だなと。

HIZAKI:シンプルっぽい曲ですけど結構盛りだくさんで、これでもかっていうくらい速弾きのTERUソロも入ってるし。

TERU:確かにこういう曲調にしては、かなり盛りだくさんですね。

――TERUさんとしては、ライブではどの辺りが見せ場になりそうですか?

TERU:ライブでのノリはまだわからないんですけど、逆にファンの皆のリアクションを早く見たいなと思いますね。音源で僕のパートで言えば、アウトロのブラストビートのバックでギターを弾くというのは、なかなか気持ちよかったですね。元々、自分はそっち系のギターのタイプだったんですけど、かなり長い間ギターを弾いてきて、やっとそういう場面に遭遇したという(笑)。長かったです(笑)。

◆幅を広げられるアルバムになってよかった(ZIN)

――「Guilty as Sin」はライブ会場(2016年12月発売)と配信・通販(2017年1月発売)限定シングル『The spirit within me』のc/wでしたが、今回はRUCYさんが新たにベースを弾き直した新生Jupiterバージョンということで。

RUCY:前のバージョンでも途中でスラップをやっている部分があって、今回もそこはスラップなんですけど、僕バージョンになっていると思うので、聴き比べてニヤニヤしてもらえれば嬉しいなと思います。

――この楽曲が今作に収録されているのは、すごく自然だなと思いました。

HIZAKI:c/wとは言え本気で作っているので、残していきたい曲だなという思いもあったし、曲調的にも合いそうだったので入れました。

――これもギターソロが聴きごたえ抜群です。

TERU:珍しくペンタトニックスケールで弾いたり、屍忌蛇さんっぽい泣きメロを弾いたり、結構おいしいギターフレーズが詰まってるよ!っていう感じです。

HIZAKI:速弾きというよりは泣きメロですけど、歌のバックにもそういう要素が散りばめられていて、切なくなる曲でもあります。でも、サビでイメージしたのは…浜崎あゆみさんですけどね。

――そうなんですか!?

HIZAKI:このサビは浜崎あゆみさんが歌ったら、絶対“あゆの曲”になると思っています。

TERU:最近、ギターソロを乗せるオケがちょっとずつ難しくなってきたんですよ。

HIZAKI:そうです、そうです、そうです…!

全員:(笑)

TERU:サビのコード進行にギターソロを乗せると、すごく乗せやすいんですよ。でも、凝ったリフの上に乗せるとか、ちょっと音数が狭められた進行の上でギターソロを乗せる機会が多くなってきて、実はそういう見えないところで僕たちは成長しているんです(笑)。

HIZAKI:しかも、Versaillesとソロの活動もあるので、やっぱり似てくる部分があるんですよ。三つが同時進行で制作していたので、どうしたら違うギターソロを乗せられるかなと考えたら、やっぱり違うものを持ってこないとどうしようもないという。今作はそこが今までと少し違うところですね。今までは曲の一部と考えていたんですけど、今回はギターソロでちょっと世界が変わるというのを意識しました。

TERU:見えない苦労です(笑)。

――ラストには「TOPAZ -symphonic ver.-」が収録されています。今作は5曲でZINさんの様々な歌声を堪能できる作品だなと思いました。『TOPAZ』リリースから1年半以上経った今、ご自身ではヴォーカルのアプローチの幅が広がったなという意識はありますか?

ZIN:ありますし、幅を広げていきたいという意識で歌ってきたので、自ずと結果としてこのアルバムに収録されているのかなと思いますね。

――以前、明かりを暗くしたり脱いだりして歌ってみたら、意外と歌にダイレクトに反映されるということがわかって色々試したというお話がありましたが、今回何か変わったレコーディング方法はありましたか?

ZIN:今回そういうことはやってないですけど、アプローチのバリエーションを増やそうということは常に考えています。例えばサビに行くまでグロウルで、サビでクリーンに変わる曲が今回3曲ありますけど、各曲で全然違うタイプの聴かせ方にしたいなというのもありましたし、そういう意味では幅を広げられるアルバムになってよかったなと思います。

◆恐怖と楽しみの瀬戸際です(DAISUKE)

――RUCYさん、DAISUKEさんはJupiterとしての初作品となるわけですが、制作において印象的だった出来事はありますか?

RUCY:これまでコーラスをレコーディングで録るということをしてこなくて、自分の声って周りからの聴こえ方は違うのでちょっと嫌だなと思っていたんですけど、やってみて、意外と歌うのって楽しいなということに気付けたのが一番印象的でしたね。ライブでも、要所要所で歌っていきたいなと思いました。

DAISUKE:自分の最大限を活かした楽曲を録るのは大変なんだなというのがわかりました(笑)。これまでバンドを何個かやってきたんですけど、ヴォーカルがアコギに乗せた歌メロを持ってきて、セッションをしながら曲を作ることが多かったんです。そうすると、自分でできることしかやらないんですよね。でも今回、こういうスピードのメタルの曲をやろうとなって、ある程度形ができてくるので、それに合わせるということは難しいことしかないんですよね。自分の限界がどんどん上がっていくので、すごく楽しいんですけど、日々修行ですね(笑)。恐怖と楽しみの瀬戸際です(笑)。

全員:(笑)

――叩けちゃうと求められちゃいますからね。

DAISUKE:怖いっすね(笑)。

HIZAKI:でも、僕の中での限界の速さというのもあるので。ただプレイするだけだったらもっと速くも弾けるんですけど、音楽的にとか、感情を込めてとなると、このテンポが限界ですね。もちろん余裕でプレイするところも、見ている人たちが楽しむ部分ではあると思うんですけど、限界に挑戦するのって楽しいし、そういうところをライブでもCDでも感じてほしいなと思います。

――今作を引っ提げた東名阪ツアーが控えていますが、最後に読者の方々にメッセージをお願いします。

DAISUKE:本物のメタルを聴きに来てください!

TERU:おー、言うねぇ(笑)。

全員:(笑)

RUCY:初体験のこともありつつ色々とやってきたんですけど、加入して、Jupiterのファンの皆さんにお会いするのはライブが初になるので、何かを感じ取っていただければなと。それが含まれた新しいJupiterを見て、楽しんでいただけたらなと思います。

TERU:新生Jupiterとしてこれからスタートするというところなので、ファンの皆一人ひとりの力がすごく重要になってくると思うんです。気合を入れて応援してくれたら嬉しいです。ライブもぜひ来てください。

ZIN:新生Jupiter一発目のツアーになるわけですけど、ビッグバンというか、生まれる瞬間のエネルギー、フレッシュさは今回のツアーでしか感じることができないと思うので、そういうところも楽しんでほしいし、よりメタリックになっていくJupiterですが、一人ひとりメタル魂を持って「俺たちが熱いツアーにするぜ!」という気持ちで一緒に新生Jupiterのツアーを作っていってほしいなと思います。

HIZAKI:メンバーが代わると、中には「前のほうが良かった」って言う人がいると思うんですけど、「昔が良かった」という言葉自体が、その人が成長していない証拠だと思うんです。もちろん昔は昔で良かった部分もあるけど、僕自身もワンパターンにはなりたくないし、変わっていきたいし、進歩していきたい。この5人は本当に必死にやっているので、まずその今の僕たちの必死さをツアーで感じてほしいです。

(文・金多賀歩美)


ARTIST PROFILE

Jupiter

<プロフィール>

2013年4月、Versaillesのメンバーとして活動を共にしてきたHIZAKI(G)、TERU(G)、MASASHI(B)、YUKI(Dr)に、ZIN(Vo)を加えた5人でJupiterを結成。同年7月、UNIVERSAL INTERNATIONALよりシングル『Blessing of the Future』でデビュー。海外ツアーも精力的に行い、独自のメタルサウンドと華美なヴィジュアルで世界中を魅了、ジャンルに捕われない活動を展開している。2016年4月、MASASHIとYUKIが脱退。2017年4月、RUCY(B)とDAISUKE(Dr)が加入し、アルバム『TEARS OF THE SUN』を引っ提げ新生Jupiterが始動。リリース直後に東名阪ツアーを開催する。

■オフィシャルサイト
http://jupiter.jp.net

【リリース情報】

TEARS OF THE SUN
2017年5月10日(水)発売
(発売元:zenorecords/販売元:ユニバーサルミュージック合同会社)

TEARS OF THE SUN
POCS-1584
¥2,160(税込)
amazon.co.jpで買う

【収録曲】

01. TEARS OF THE SUN
02. WE AGAINST
03. The Crucifixion
04. Guilty as Sin
05. TOPAZ -symphonic ver.-

【ライブ情報】

●Jupiter Tour「UNDER THE BURNING SUN」
5月12日(金)名古屋ell.FITS ALL
5月14日(日)大阪RUIDO
5月18日(木)渋谷WWW X

●KAMIJO生誕祭「Rose Fes」
7月22日(土)東京キネマ倶楽部&ダンスホール新世紀
出演:Jupiter、HIZAKI、KAMIJO、Versailles、摩天楼オペラ、黒百合と影、グリーヴァ、CROSS VEIN、SHAPE SHIFTER、David、Purple Stone、ベル、夢劇場 etc

●摩天楼オペラpresents『鋼鉄祭2017 〜Legend of Steeler〜』
8月11日(金・祝)目黒鹿鳴館
出演:摩天楼オペラ、Jupiter(Opening Actあり)

●DUAL CORE SOUND ENTERPRISE PRESENTS
SHAPE SHIFTER主催『目黒月下雷鳴』〜最終夜DAY-1
9月28日(木)目黒鹿鳴館
出演:Jupiter、SHAPE SHIFTER、ZIZ、Far East Dizain、バラライカ