The THIRTEEN

The THIRTEEN

3rd EP『LAMENT-ラメント-』で辿り着いた、一つの到達点。自身に逆らうことをやめ、The THIRTEENらしさを確立させた二人の思い。

2015年9月21日のZepp Tokyo公演をもって活動休止期間に入ったSadieの真緒(Vo)と美月(G)によるユニット、The THIRTEEN。前回のVif登場以降、モードチェンジを図った彼らが1st EP『EVIL MAD SCIENCE』(2017年10月)、2nd EP『URGE-アージ-』(2018年4月)を経て、この度リリースとなる3rd EP『LAMENT-ラメント-』で遂に一つの到達点に辿り着いた。そのタイトルが意味するのは“哀しみ”。Sadieを思うが故にSadieに囚われていた彼らは、もういない。自身に逆らうことをやめ、The THIRTEENらしさを確立させた二人に、現在に至るまでの心境の変化、覚悟の最新作について話を聞いた。

◆2年半やってきたこと以上に人の心を揺り動かすことができる自信がある(真緒)

真緒

――2017年3月のシングル『GAMUSHARA』『WHITE DUST』同時リリース時以来、約1年半ぶりのVif登場となります。Sadieの活動休止から丸3年、The THIRTEENの始動から2年半が経過しましたが、実感はありますか?

真緒:あまりないんですけど、早いっちゃ早いし、遅いっちゃ遅いという感じで。メンバーとも対バンやプライベートで会ったりしているし、自分の誕生日のクラシックコンサートとかでSadieの曲を歌うこともあったので、周りが思っているイメージより、3年も活動休止しているという感覚は薄いですね。全く曲も聴かない、メンバーも何をしているか知らないみたいなバンドもあると思うんですけど、僕の場合はそうではないので。その間、The THIRTEENを2年半やっているというのも、ペース的に緩やかではなくリリースもライブもしているので…まだ時が止まっている感じですね。

美月:活休した当初はちょっとゆっくりしようと思っていましたけど、休みなく、リリースのペースにしてもSadieと何ら変わらないので、そういう意味では早かったな、もう3年ですかというのはありますけど、節目節目に思い返して活休前ラストライブのDVDを観ると、時が経ったなというのは思いますね。…痩せてたんで(笑)。

全員:(笑)

美月:腹バッキバキやったんで。

真緒:一番ピークの時と、今一番あかん時や(笑)。

――(笑)。DVDを観ているんですね。

美月:この間も、3年が経過した9月21日に観たんですけど、「僕、下手にいるわ」と思って(笑)。そこにほんの少し違和感があったのが、3年経ったということなのかなと。また下手に立ったら立ったで「やっぱりこっちやな」と言うとは思うんですけどね。ただ、今は何も考えずにパッと見た時に、無意識につるちゃん(剣)の方を見たので「あぁ、これが3年か」と。

――今年3月に行われた2周年アニバーサリー公演の際に「随分変わりましたね」という話をしたら、「自分たちに逆らうのはやめたんです」と美月さんが言っていて。作品で言うと1st EP『EVIL MAD SCIENCE』(2017年10月発売)から変化があったと思うのですが、つまりシングル2作同時リリース以降の半年の間に何かがあったということですよね?

美月:ライブをやりながら曲を作りながら、感じていた部分と言いますか。最初は、もちろんSadieの人という認識でThe THIRTEENを聴かれるのはわかっていたので、違うことをしよう、自由に制限なくやりましょうということで始めたんですけど、途中から、本当は好きなのにちょっとSadieっぽいからやめておいたほうがいいかな、みたいなことが、自分の中でちょいちょい増えだして。そうなった時に、自由に始めた割に色々と縛られているなと気付きだしたんですよね。それであれば、Sadieっぽいとかは関係なく、5人と二人では絶対に違うものが生まれるし、変に囚われるのはやめましょうかという話をして、本当に自分がカッコいいと思うもの、やりたいと思うものを何の制限もなく、何言われたっていいんちゃう?という気持ちでやったのが『EVIL MAD SCIENCE』からのThe THIRTEENかな。

――シングル2作の後にワンマンツアーとツーマン13公演があったので、その中で感じたことも大きかったのでしょうか?

美月:どのライブか忘れたんですけど、ガラッとヴォーカルのモードが変わった時に、オーディエンスのモードが変わった場面があって、「あぁ、やっぱりこの人は感情の人なんやな」というのが見えたんですよね。形式ばったものではなく、その日ライブをやって感じたものをバッと出したほうが、人の心を動かすんやなというのを感じたので、そこからもうやりたいことをやりましょうと。シングルのリリース時点くらいから感じていて、次の『EVIL MAD SCIENCE』から振り切りました。

――真緒さんは、シングル2作までのThe THIRTEENで葛藤や疑問は?

真緒:いやぁもう、葛藤だらけでしたね。ライブを楽しませる人になりたいのか、自己表現者になりたいのかのスタンスの違いなんですけど、例えば楽曲の中でたくさんのコール&レスポンスがあれば、盛り上がっているような空間を作りやすい、明るい曲調のほうが盛り上がりやすいとか、色々とあるんですよね。5人が二人になって、ちょっとビビってたんですよね。単純な発想で、そういう曲を作ることによって5から2になった寂しさや恐怖から逃げていたじゃないけど、それに近いことをしていたんだなと思って。そこから『EVIL MAD SCIENCE』『URGE-アージ-』を出しましたけど、僕の中では『EVIL MAD SCIENCE』は、ライブが盛り上がらなかったら怖いな感がまだ見えるんですよね。でも今は、歌詞とギターを弾いている姿、歌う姿だけで、2年半やってきたこと以上に人の心を揺り動かすことができる自信があるんですよ。色々と困惑させてしまったと思うんですけど、2年半色々なことを繰り返した中で、やっと照準が定まったかなという感覚です。

――ファンの方の反応に変化はありましたか?

真緒:10人いたら10人全員がこれが良いという曲調やジャンル、見た目というのは難しいですけど、一番は自分自身の納得感だと思うんですよ。作品を作ってライブをして、それが盛り上がるかどうかというのは別として、自分の中で歌ったなという感覚があるかないか。たくさん汗をかいて、メイクが落ちるくらいのライブをしたから、何となく達成感があるというものではなく、終わった時に自分の心の中にあるもののニュアンスが「やった」という気持ちで、それを汲み取ってくれるなら、今やったものを選んで良かったなと思うし。

――以前までは、ライブを主軸に楽曲を構築するというコンセプトで制作していましたよね。

真緒:こうしたらお客さんが楽しんでくれるだろう、こういう歌詞を書いたら喜んでくれるだろうとか、割と自己表現よりはお客さんのことを考えて、ライブを作るための曲を作っていましたね。ライブの中でこのパーツがないから欲しいなというのは今後もあると思うんですけど、今作を作る上ではあまり考えなかったですね。

◆やっと辿り着けた感がある(美月)

美月

――『EVIL MAD SCIENCE』『URGE-アージ-』、そして『LAMENT-ラメント-』で、3作連続EPという形ですが、過去2作に対して今作の位置付けはどのようなものになるのでしょうか?

美月:『EVIL MAD SCIENCE』はモードを変えるという意味では、ガラッと変えた中にもまだわかりやすさがあったんですよ。わかりやすい意思表示というか。『URGE-アージ-』はもっと深く潜って、深みを出すじゃないですけど、『EVIL MAD SCIENCE』を作った上でもっと表現したいことが見えた作品でした。今作でやっとワンマンの尺的に、自分たちがモードを変えてからの曲だけで本編を見せられる曲数になるんですよね。そういう意味では、今作はストレートかもしれないです。意外とキャッチーでもあるんですけど、やっと辿り着けた感があります。

――3作での繋がりを意識して制作したわけではなく、『EVIL MAD SCIENCE』から変えたモードのある種の最終形態というか、一つの到達点が『LAMENT-ラメント-』だと。

美月:そうですね。でも、まだ形も見えない時に、先にタイトルだけ発表していたんですよね。1年間の作品とツアーを全部出していたんですけど、最終的にはこうなるんちゃうかなと、何となく思っていました。『URGE -アージ-』の形もできていない時に、『LAMENT-ラメント-』の表題曲は多分ミドルテンポの曲になるだろうなという感じはしていたので。そういう意味では繋がっているようにも見えます。

――特に『URGE-アージ-』と『LAMENT-ラメント-』は歌詞の世界観が近いので、繋がりを感じる部分も大きいです。『URGE-アージ-』のラストに収録されている「春紫苑」の花言葉は「追想の愛」ですが、『LAMENT-ラメント-』の1曲目「Angelic grief」に〈追憶の空〉〈花〉というワードがあって、すごく綺麗に繋がっているなと思いました。

真緒:『LAMENT-ラメント-』というタイトルが故に、悲しさみたいなニュアンス、気持ちを伝えるような内容が多いので、恋愛だったり人生観の屈折とか、描くものが自然と近くなってくるんですよね。あと、クラシックコンサートの時にめっちゃ花言葉を調べたんですよ。Sadieの楽曲の歌詞を全部見直して、それに合った花を調べまくって、ステージのバックに花を映したんですよね。その時に、花が持っているいろんな意味を知ったので、歌詞もジャケット写真も、花に意識を向けた部分はありますね。

――そういう流れがあったんですね。今作は、「Angelic grief」「Lament」「umbrella」は切なさが際立つ歌モノの楽曲、「Rhapsody in Blue」はキャッチーで、「the depths of despair」は激しさ、「Erode」はメロディアス&ヘヴィネスという感じで、全6曲のバランスとしては結構聴きやすいものになっているなと。

真緒:僕の中では、もう一段階振り切ってもいいかなと思ったんですよ。

――それはどちら側に?

真緒:歌メロに徹して、シャウトを全部なくそうと思ったんです。ヘヴィーなものにシャウトを乗っければ、一番ヘヴィーに聴こえると思うんですけど、そういうもの無しで、なるべくシンプルに削ぎ落としたものっていう。どうしても曲が持っているイメージに必要なものだけ残しましたけど、本当は「the depths of despair」にしろ、「Erode」の最初の叫びにしろ、無しで行きたかったんですよ。でも、無理に無しにして、曲が納得いかないものになってしまうんだったら、少しのエッセンスは必要かなと思ったくらい。実は、元々「Erode」のAメロは全部シャウトだったんですけど、何回かやり直して、ここを歌メロにしても曲の質感を損なわないなというところに落ち着けたので、良かったですね。

――そうだったんですね。「Erode」のギターはツインが効いているフレーズですよね。

美月:めっちゃツインです。ライブは一人でいけるところもあるんですけど、あとは…割り切ります(笑)。

――以前はシングルとツインの違いで葛藤し続けていたと思いますが、そこも割り切るようになったんですね。

美月:これも『EVIL MAD SCIENCE』くらいから、「曲が求めているなら、いいんちゃいます?」っていう話をしました。前までは、本当はここはハモったほうがいいけど、結局ライブで弾くのは一人だからということを曲作りの段階で意識していたんですけど、そういうのも無しで、一回表現し切ろうと。だから、ガチガチのツインっす。

――なるほど、もう我慢しないと。

美月:我慢しない(笑)。

真緒:(笑)

――今作一のヘヴィーナンバー「the depths of despair」は、冒頭のドラムが高速過ぎて驚愕でした。

美月:むちゃくちゃ速いですよね(笑)。PC上で打ち込んだものをRyö(Dr)に渡したら「これ、どうしたらいいですかね?」と言われたので、「あんたなりの最速でやってみて?」と言ったんですよ(笑)。そしたらあれで返ってきたので、できるんや!?と。だから、ライブでもやってくれると思います(笑)。

◆ヴォーカル見とれ!という曲(美月)

――「Rhapsody in Blue」は、キャッチーだけど決して明る過ぎないというのが、今のThe THIRTEENの音なんだろうなと思いますが、それこそ以前はメジャーコードを積極的に取り入れるのがSadieとは異なるThe THIRTEENの特徴でもありましたよね。

美月:表現したいことが変わったので、というところですよね。でも最近、メジャーコードで逆に悲しく聴こえる曲を聴いて、これは新しいなと思うので、そういうものを研究中です。

――ちなみに、「Rhapsody in Blue」と言えば、有名なガーシュインの楽曲がありますが、なぜこのタイトルに?

真緒:僕、それを知らなかったんですよ。デモの段階で「Rhapsody」という言葉を入れたくて、サビの一節に〈rhapsody in the blue rain〉と入れているんですけど、これだと長いのでギュッとしたら、こうなったんですよね(笑)。

――そうだったんですね(笑)。『URGE-アージ-』収録の「アリア- Aria-」にも〈ラプソディー〉というワードが使われていますよね。その頃から、真緒さんの頭の中にこの言葉がずっとあったということでしょうか。

真緒:そうですね。使いたいワードとしてありました。

――真緒さんの中で、ラプソディーとはどういうイメージだったんでしょう? なぜそんなに頭の中にずっと残っていたのかなと思って。

真緒:確かに、なんでやろう。…あ、クラシックコンサートの時に、クラシックの演奏形態や楽曲表現についてめっちゃ調べたんですよ。と言ってもWikipediaですけど。多分、その時に何となく頭の中に残ったんでしょうね。

――日本語では狂詩曲という意味なので、もしかしたらそこに引っ掛かりがあったのかもしれないですね。

真緒:そうですね。狂詩曲という意味なのにラプソディーって、逆に何か可愛いやんと思ったかもしれないです。漢字のイメージより、ラプソディーという響きはフワッと綺麗なイメージがあったので。

――表題曲の「Lament」はものすごくドラマティックですね。5つのメロで構成されていますが、3サビ後のブロックはなくても成立するけど、あることでよりグッとくる感が増すのかなと。このブロックは初期段階から存在していたのでしょうか?

真緒:いや、最初はもう1回サビだったんですよ。メロが5パターンあるというのは、よくそこまでわかっていただけているなと。サビで終わったらよくある歌謡曲なんですけど、もう一発何か結末感が欲しかったんですよね。これが所謂、明るいコードなのに明るく聴こえない展開なんですけど、それが上手くハマったなと思います。

――リズムパターンも多いですし、大分複雑な構成ですよね。そしてギターソロが泣けます。

美月:考えましたねぇ。いろんなパターンを試しました。最初はもっと伸びている感じだったんですけど、曲的に掻き鳴らしているほうがいいなと思ったので、右手は速いやつで、グワーッとした感じが出るようにしました。

――この曲はライブですごく見入ってしまうんだろうなと。

美月:そうですね。ヴォーカル見とれ!という曲ですね。

真緒:バックの流れも起承転結を付けてくれているので、自分自身も陶酔できそうな曲だなと思います。

――「umbrella」は「Lament」と近いドラマティックさがありますが、2曲ともストリングスが入っていますよね。

真緒:好きなんですよね。もちろんバンドサウンドだけでも作ることはできますけど、ピアノやヴァイオリンは意外と聴き慣れている音なので、客観的に聴かれる方もスッと入りやすい楽器だと思うんですよね。楽曲の空気を作りやすい音でもありますね。

――「Erode」に〈rain〉〈pain〉というワードがあって、次の「umbrella」に〈雨と共に哀しみが降り注ぐ〉という一節があるというのがまた綺麗にリンクしていますが、曲順はスムーズに決まったのでしょうか?

真緒:この流れでいこうというのは、お互い大体一緒でしたね。

◆一番忘れちゃいけないのは、自分たちらしさ、今これをやっている意味合い(真緒)

――歌詞の書き方もSadieとThe THIRTEENでは異なり、以前は「The THIRTEENに関してはストレートに言葉を選ばずに吐き出したほうが、らしいかなと」とのことでしたが、そこから随分と変化しましたよね。描いているものはSadieに近いですが、Sadieより難解ではないというか。

真緒:特に今回は歌モノでメッセージ性が強い楽曲をあえて作ったので、わかりやすいと思います。こういうことを伝えたいんだろうな、こういう意味なんだろうなと。自分の人生観の中でリンクするものが見え隠れする範疇ではあると思います。

――今作が出来た流れや、Sadie活休から3年というタイミングもあって、全体的にそういう方向に結び付けて解釈してしまうのですが、それは間違いではないですか?

真緒:はい、間違いではないです。大事なものって、恋愛、人、経験、思い出とか色々あるじゃないですか。全部やっぱり自分に当てはまるものはあります。そういったものの追想歌のような楽曲たちになっていると思います。だからこそ、『LAMENT-ラメント-』というタイトルなので。

――ところで、今作は全体的に歌のキーが高いですよね。

真緒:めちゃくちゃ高いです。下げて作ることは可能なんですけど、欲しいところはそこにあるので。今、ファルセットやミックスヴォイスのニュアンスを極めたいなと思っているのと、この辺のキーが出る人ってなかなかいないので、だからこそあえて自分の首を絞めてやっていこうという部分もありますね。

――レコーディングの際、美月さんは過去に玲央さん(lynch.)、Yuhさん(vistlip)、masatoさん(SuG)のギターを借りたとのことでしたが、最近は?

美月:最近はESPの担当の方と仲良くさせていただけて、1本お借りできたので、ずっとそれで弾いていますね。

――取材日現在、GOTCHAROCKA、RAZORとのスリーマンツアー直前ですが、11月からは今作を引っ提げたワンマンツアーがスタートします。

美月:やっと本編をモードが変わってからの今の自分たちの楽曲だけでやれるので、ワンマンもガラッと変わりますよね。そこはどう表現できるか楽しみですし、今までのように、所謂盛り上がっている風を気にするわけでもなく、表現したいことを表現するライブになりそうですね。今までが体で暴れるものだったのが、心で暴れましょうというものになるんじゃないかなと。そこがすごく楽しみですね。

真緒:もうThe THIRTEENらしさだけですね。それだけを追求したライブ。対バンで、他のバンド以上に盛り上げなきゃとか、あまりないんですよね。昔は「どのバンドよりも一番激しいライブをしてやります」的なことを言っていたと思うんですけど、一番忘れちゃいけないのは、自分たちらしさ、今これをやっている意味合い。セットリストも盛り上げるためのものではなく、今自分たちが何を表現したいのか、なぜこの作品を作ったのかが見えるライブができたらいいなと。ワンマンツアーでも、ライブに来てくれる方というのは、暴れたい人、曲を聴いて心を動かされた人、友達に会うためという人、いろんな人がいると思うんですけど、僕はもう誰のためとかではなく、自分のためでしかないんです。自分たちで作ったアルバムに対して、自分なりに納得いく歌を歌うことが楽しみというか。それを見届けてくれる人がいるなら、来てほしいというスタンスです。

――ここ1年くらいのライブで、お客さん側の雰囲気が変わったと思うことはありますか?

真緒:曲によるでしょうね。でも例えばイベントに出たとして、5曲中バラードを2曲ぶち込むのは勇気が要ると思うんですけど、結構今そういうことをやっているんですよ。もうそういうのも怖くなくなったというか、「これが今の俺たちやし」っていうほうが勝っているので。究極なところ、クジ引きでセットリストを決めてもやれるっていうくらいの強い心になれたらいいなと思います。どんな状況でも、どんな曲でも、サポートメンバーも含めた4人が「いけるでしょ!」という風になれるのが、究極の理想像です。

(文・金多賀歩美)

ARTIST PROFILE

The THIRTEEN

<プロフィール>

2015年9月21日のZepp Tokyo公演をもって活動休止したSadieの真緒(Vo)と美月(G)によるユニット。2016年3月20日にその全貌が明らかになり、5月に初音源となる1stアルバム『PANDEMIC』をリリース、6月に赤坂BLITZで1stワンマンライブを行った。その後も精力的に活動を展開し、2017年10月に1stEP『EVIL MAD SCIENCE』、2018年4月に2nd EP『URGE-アージ-』をリリース。これまでに4度の全国ワンマンツアーを開催してきた。11月3日より、最新EP『LAMENT-ラメント-』を引っ提げた全14公演に渡る「LIVE TOUR 2018 A cry of lament under the grief」を行うことが決定している。

■オフィシャルサイト
http://www.the-thirteen.com/

【リリース情報】

LAMENT-ラメント-
2018年10月24日(水)発売
(GREEDY RECORDS)

LAMENT-ラメント-
[TYPE-A]
(CD+DVD)
GR13-0018
¥2,800+税
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LAMENT-ラメント-
[TYPE-B]
(CD+DVD)
GR13-0019
¥2,800+税
amazon.co.jpで買う
LAMENT-ラメント-
[TYPE-C]
(CD only)
GR13-0020
¥2,300+税
amazon.co.jpで買う

【収録曲】

【TYPE-A】
[CD]
01. Angelic grief
02. Rhapsody in Blue
03. Lament
04. Erode
05. umbrella
[DVD]
「Lament」MV

【TYPE-B】
[CD]
01. Angelic grief
02. Rhapsody in Blue
03. Lament
04. Erode
05. umbrella
[DVD]
「Lament」MV off shot

【TYPE-C】
[CD]
01. Angelic grief
02. Rhapsody in Blue
03. Lament
04. the depths of despair
05. Erode
06. umbrella

【ライブ情報】

●LIVE TOUR 2018 A cry of lament under the grief
11月3日(土)SHIBUYA REX
11月4日(日)SHIBUYA REX
11月9日(金)名古屋HeartLand
11月10日(土)大阪VARON
11月16日(金)HooK SENDAI
11月18日(日)横浜BAYSIS
11月24日(土)広島BACK BEAT
11月25日(日)岡山PEPPERLAND
12月1日(土)静岡Sunash
12月6日(木)札幌COLONY
12月7日(金)札幌COLONY
12月15日(土)福岡DRUM SON
12月16日(日)福岡DRUM SON
12月21日(金)SHIBUYA WWW