2026.02.28
Luv PARADE × GOTCHAROCKA@新宿ReNY
Luv PARADE 2026 EVENT「SYNCROSS2」

Luv PARADE & GOTCHAROCKA

東名阪ツアーとして開催されたLuv PARADEとGOTCHAROCKAによるツーマン公演「Luv PARADE 2026 EVENT『SYNCROSS2』」が、2月28日、新宿ReNYにて最終夜を迎えた。旧知の仲である両者が久々の邂逅を果たしたのが、2022年に行われたLuv PARADE主催「DEVIL’S PARTY 2022 Vol.2」。それ以来、約3年半の時を経て、ツーマンとして初の対峙が実現した。

GOTCHAROCKA

先攻、GOTCHAROCKAの幕開けを飾ったのは、樹威(Vo)の艶やかなアカペラから始まる「宵」。大きなインパクトを放つと同時に、バンドの核たる歌声の美しさを際立たせるこの一手を、ツーマン公演という状況下で迷いなく打ち出せるところにこそ、GOTCHAROCKAたる所以がある。

また、コンセプトの設けられた公演を除く平時であれば、ワンマン、イベントにかかわらず、常に近年の楽曲でメニューを構成するのが彼らの魅せ方。それはすなわち現在進行形のバンド像を提示するという姿勢の表れにほかならない。サポートを務めるYUCHI(B/sukekiyo)、Ryo(Dr/for severe addicts only)と共に、この夜も例外なく最新のGOTCHAROCKAを体現していった。

樹威

樹威の歌声が消え入るように「宵」が終わりを迎えると、間髪入れず楽器陣のユニゾンから「ENDORPHIN」へ突入。その場面転換は実に鮮やかだ。JUN(G)と十夜(G)によるメロディアスなハモリのギターソロが鳴り響き、〈君の為だけに歌うから〉という温かなレクイエムが胸を打つ。勢いを加速させた「MONARDA」もまた死生観が描かれ、決して激しさを押す楽曲ではないが、確かな熱を感じられたのが印象深い。加えて、ファルセットやダミ声を含む多彩なヴォーカルアプローチが冴え渡っていた。

JUN

「Luv PARADEとの絆もより深まりましたので、今日は会場にいる皆さんとも絆を深めていきたいと思います。どっちのファンとか関係なく、最後まで楽しんでいってください」という樹威の挨拶を経て、スリリングな「Transparent butterfly」へ。次いで、〈離脱〉のリフレインが中毒性のある「沼」、ヘッドバンギングを促すような鋭いギターフレーズが響く「Chase!!!」と、立て続けにライブチューンを投下し、会場の一体感はさらに高まっていった。

十夜

特徴的なギターリフが牽引するダンサブルなイントロから始まり、複雑に展開しながらもキャッチーなサビではフロアに手が揺れる「穴」は、GOTCHAROCKAらしいポップセンスが光る1曲。それを最終ブロックの口火として、JUNのラップパートも交えた縦ノリが心地よい「THE PIGS」、さらに「もっとやれんだろ!?」(樹威)と、オーディエンスにOiコールを求めた「The Ruler’s Play」で、熱気に包まれたラストを迎えた。

Luv PARADE

後攻のLuv PARADEは、冒頭からKaryu(G)が前方へ飛び出すと、TAKA(Vo)の「行こうぜ!」という一声を合図に「SHOOT IT DOWN」で勢いよくスタート。疾走感溢れるサウンドとドラマティックな展開、〈踏み出せば世界は変わる〉と歌うナンバーは、幕開けを力強く告げるにふさわしい。

TAKA

次いで、邪悪なムードを漂わせるヘヴィーな「JOKER」を叩きつければ、ライブそのものを描いたような「FREAK PARADE」ではフロアにハンドクラップが鳴り響く。さらに、「地獄の果てまで行こう!」(TAKA)と投げかけると、インダストリアルなアタック感もありながら〈Ups and downs〉のフレーズが小気味よく弾む、キャッチーなロックチューン「Heaven or Hell」へと繋いだ。

ここで空気を一変させたのは、壮大かつエモーショナルなバラード「EDELWEISS」。暗闇の中、TAKAの頭上から白色の光が差し込み、バンドインに合わせて空間全体が眩い輝きに満ちる。その劇的な転換は、内なる熱を帯びた4人のプレイと相まって、楽曲の世界観をいっそう際立たせた。

Karyu

当夜のステージも終盤に差しかかる中、再始動4周年を迎える6月に全5公演のツアー「Luv PARADE TOUR 2026 “BLACK CONFETTI”」を開催することを新たに発表。「6月にまた会えますが、この夜を燃やし尽くしていきましょう」(TAKA)と呼びかけ、「Take On Me」(a-ha)で場内の高揚を一気に引き上げた。続く「MIDNIGHT SUN」では、パーカッシブなZERO(B)のベースプレイとTSUKASA(Dr)のフロアタムがユニゾンするセクションも印象的ながら、高速かつハードなイントロ・アウトロで、ヘッドバンギングの絶景が広がった。

ZERO

そして、Karyuが紡ぐアルペジオをバックに、TAKAが感謝の思いを伝える。「その日しかない、二度とない時間だと思います。今日何か皆に届いていたら嬉しいです。ファイナルということで、今夜は久しぶりにあの人が来てくれました。魔法使い」――そう告げると、Karyuがフッと息を吹きかける仕草を合図にミラーボールが輝き出す。その演出が今宵も見事に決まり、「TONIGHT, TONIGHT, TONIGHT」へ。温かなシンガロングで会場が一つとなり、本編を鮮やかに締めくくった。

TSUKASA

アンコールでは、「GOTCHAROCKAとLuv PARADEでしか作れない空気ができたと思います。彼らと一緒にいると、楽しくなっちゃうね」と語ったTAKAに対し、すかさずKaryuが、この後に披露する楽曲の歌詞を引用する形で、「まだまだ幸せになれるチャンスがある」と続ける。GOTCHAROCKAの3人を迎え入れ、それぞれがLuv PARADEのメンバーと拳を突き合わせると、両バンドの楽曲を繰り広げていった。

樹威/TAKA
十夜/Karyu/JUN

1曲目はGOTCHAROCKAの「OUT OF SERVICE」を7人でプレイ。Karyuがバックハグのような体勢で、冒頭のアルペジオをJUNのギターで奏でたのをはじめ、ギターソロではセンターにJUNと十夜がKaryuを挟む形で並び、TAKAと樹威がその3人に向かって咲く微笑ましい場面も。続いて、YUCHIとRyoを呼び込み、総勢9人でLuv PARADEの「ARROWS」を披露。全員が相手バンドのTシャツを着用して臨んだパフォーマンスの中、眼福なシーンが次々と生まれ、多幸感に満ちた終幕を迎えた。

十夜/ZERO

わずか3公演、期間にして1週間という短いツアーであったものの、その充実ぶりを物語る、実に良い空気感に包まれた一夜だった。願わくば、いつの日か、さらに多くの本数でこの邂逅が重ねられることを期待したい。

◆セットリスト◆
【GOTCHAROCKA】
01. 宵
02. ENDORPHIN
03. MONARDA
04. Transparent butterfly
05. 沼
06. Chase!!!
07. 穴
08. THE PIGS
09. The Ruler’s Play

【Luv PARADE】
01. SHOOT IT DOWN
02. JOKER
03. FREAK PARADE
04. Heaven or Hell
05. EDELWEISS
06. Take On Me(a-ha)
07. MIDNIGHT SUN
08. TONIGHT, TONIGHT, TONIGHT

En:Session
01. OUT OF SERVICE(GOTCHAROCKA)
02. ARROWS(Luv PARADE)

(文・金多賀歩美/写真・川島彩水)


【Luv PARADE ライブ情報】
●Luv PARADE TOUR 2026 “BLACK CONFETTI”
6月5日(金)川崎Serbian Night
6月13日(土)大阪RUIDO
6月14日(日)名古屋ell.FITSALL
6月19日(金)原宿RUIDO
6月20日(土)原宿RUIDO

【GOTCHAROCKA ライブ情報】
●GOTCHAROCKA 禁遊戯シリーズ第2弾『悪廻リ』 -OMAWARI-
5月2日(土)稲毛K’S DREAM
5月3日(日)稲毛K’S DREAM
5月9日(土)高田馬場CLUB PHASE
5月10日(日)高田馬場CLUB PHASE
5月16日(土)横浜BAYSIS
5月17日(日)横浜BAYSIS
5月23日(土)浦和ナルシス
5月24日(日)浦和ナルシス
5月30日(土)長野CLUB JUNK BOX
5月31日(日)長野CLUB JUNK BOX

●GPS Presents Special Unplugged Talk & Live Session『六三男会』
6月27日(土)高田馬場CLUB PHASE

●樹威Birthday Live『ロミオ&ジュイエット物語 2026 -降悪確率0%の夜-』
6月28日(日)新宿ReNY

●GOTCHAROCKA第二回GR総選挙-アナタガ聞キタイBEST10-
7月23日(木)高田馬場CLUB PHASE

●GOTCHAROCKA第二回GR『怨』総選挙-アナタニ気カレタイBEST10-
7月24日(金)高田馬場CLUB PHASE

●TOYA BIRTHDAY LIVE ブルーライト横濱 浴衣祭’26〜こんばんは 今宵も暴れて 良い酒を〜
8月11日(火・祝)新横浜NEW SIDE BEACH!!!

●GOTCHAROCKA  14th Anniversary day『宵咽』 -YOIMUSEBI-
8月18日(火)duo MUSIC EXCHANGE

●GOTCHAROCKA 14th anniversary tour 『Joker on the 14th Moon』
8月29日(土)西川口Hearts
8月30日(日)西川口Hearts
9月5日(土)仙台ROCKATERIA
9月6日(日)郡山HIP SHOT JAPAN
9月12日(土)静岡Sunash
9月13日(日)名古屋SPADE BOX
9月19日(土)OSAKA MUSE
9月20日(日)神戸VARIT.
9月22日(火・祝)岡山IMAGE
9月23日(水・祝)広島SECOND CRUTCH
9月26日(土)福岡DRUM SON
10月10日(土)BLAZE Gotanda

●GOTCHAROCKA “Joker on the 14th Moon Spin-off ”-北の国から’26うちあい-
10月3日(土)札幌SPiCE
10月4日(日)札幌SPiCE

●JUN Birthday Liveジューンライト伝説 2026
11月14日(土)神戸Harbor Studio
11月15日(日)神戸Harbor Studio

Luv PARADE オフィシャルサイト
GOTCHAROCKA オフィシャルサイト