2018.2.24
Angelo@TOKYO DOME CITY HALL
Angelo LIVE at TOKYO DOME CITY HALL「THE CYCLE OF REBIRTH」

「46歳の時もよろしくー!」と約束を交わした2017年2月24日の夜から1年。今年もキリト(Vo)の誕生日当日にあたる2月24日、昨年と同会場であるTOKYO DOME CITY HALLでAngeloのライブが行われた。近年、恒例行事となっているこのバースデー公演も今年で7年目を迎え、記念すべき日を祝うべく、多くのオーディエンスが詰めかけた。

「Umbilical cord」で幕を開けたステージは、最新アルバム『HETERODOX』の楽曲を中心に幅広いラインナップで展開。「My strife」では、キリトが「誕生日を迎えました。プレゼントに君たちの首から上をください!」と熱狂を求める一幕もあれば、本編最後には最新作のラストナンバーであり、ツアーの中でもキーになっていた「RESISTANT BACTERIA」をプレイ。バースデー公演が発表になったツアー初日、この楽曲を披露する直前にファンへ向けキリトはこう告げていた。「誰も認めてくれなくても、俺が認めているから。誰からも必要とされなくても、俺が必要としているから。心配するな」――。不思議なもので、人は誰かに肯定されることで強くなれる。それが愛する人からのものであれば、その効力は計り知れない。つまり、Angeloを愛する者にとって、この楽曲の存在は大きな支えとなっているに違いない。そんな楽曲において、〈たとえまた闇に堕ち 君が姿消したとしても 見つけよう 何度でも〉と歌いながら、客席全体を指差すキリトの姿が印象的だった。

また、バンドとファン双方にとって大切な1曲になっている「Crave to you」では、〈寄り添うようにいつだって唄っているから この場所で〉の一節で、これまで自身の足元を指すことが多かったキリトが、この日は優しく掌を横に差し出した。そこに彼の意図的な思いはなかったのかもしれないが、続く楽曲が、何があろうと繋がっているというメッセージが綴られた「CONNECT」であったことは、より一層の安心感と幸福感をもたらしてくれた。

「一つ年を取りましたが、今すごく調子が良いです。一番良い状態なんじゃないかと。でも、おそらく来年はもっと良いと思っているんじゃないかと思います」と、常に最新が最高であるAngeloを象徴するキリトの言葉を口火にラストスパートへ。Karyu(G)の「いつもより特別な頭の振り方、跳び方をしてもいいんじゃないですか!?」という発言に応えるように、オーディエンスは最高潮の熱狂ぶりを見せ、眩しいほどの光が場内全体を強く照らし出した「SCRAP」をもって、全24曲、約2時間半に渡るステージを終えたのだった。

各メンバーからの思いが伝えられた終演間際、「何か忘れてるよね!? 今年は僕ではなくTAKEOくんから」とKOHTA(B)がマイクを手渡すと、TAKEO(Dr)とキリトが至近距離で向かい合い、「年を追うごとに益々魅力的になっていくその歌声を、これからもいっぱい聴かせてください」(TAKEO)と、見ているこちらが照れてしまう告白さながらの展開に、キリトも照れ笑いを隠しきれない様子。そして、「僕が歌い始めたら、続けて歌ってくださいね!」と、なんとTAKEOの音頭により、メンバー、オーディエンスの「Happy Birthday」の合唱とケーキで、誕生日を祝福した。キリトは「26歳でデビューして、今46歳です。だがしかし、今のキリトのほうが断然若いし可愛い!」と場内を湧かせつつも、「感謝の気持ちは、言葉ではなく行動で、未来を創ることで返していきたいと思います。真っ先に飛び込んで道を作ること、そして皆に素晴らしい景色を見せること、それをもって恩返しと代えさせていただきます」と、彼らしい言葉で締め括ったのだった。

ギル(G)からも「1ヵ月以上ぶりのAngeloのライブ。エレキをかき鳴らして、これが俺だ!と思いきり楽しんでいます」とあった通り、Angeloとしては1月6日のツアーファイナル以来のステージだったこの日。改めて、バンドのフロントに立つキリトの存在感の大きさを再認識した一夜でもあった。誤解を恐れずに言えば、キリトという人は、心底バンドが似合う。そう感じさせられる場面が、幾度も訪れたのだ。それは、1月28日に行われた約10年ぶりのキリトのソロ公演を挟んでいたからこそ、感じることでもあったと思う。当然、優劣を付けるものではないが、Angeloというホームがあるからこそ実現したソロ公演であったことは確かで、この日のMC中にキリトが何気なく発した「やっぱりバンド、Angeloのライブはいいね」という言葉が、全てを物語っていた。Angeloは5月17日マイナビBLITZ赤坂を皮切りに、Angelo Tour 2018「REMISSIONARY」をスタートさせる。彼らが描き出す次なる景色に大きな期待を寄せつつ、7年積み重ねてきた愛溢れるバースデー公演が、この先も末長く続いていくことを切に願う。

◆セットリスト◆
01. Umbilical cord
02. URGE
03. FIELD OF GOD
04. STRING
05. HETERODOX
06. ORIGIN OF SPECIES「ALPHA」
07. Voice of the cradle
08. evil
09. Resolve
10. 際限ない渇き
11. THE CROCK OF ULTIMATE
12. My strife
13. 狂人
14. PERFECT PLAN
15. MICRO WAVE SLIDER
16. リテラシー
17. Daybreakers
18. RESISTANT BACTERIA

En
01. 胎動
02. Crave to you
03. CONNECT
04. DAY OF THE END
05. Script error
06. SCRAP

(文・金多賀歩美)


【リリース情報】
LIVE DVD & Blu-ray
『Angelo LIVE at TOKYO DOME CITY HALL「THE CYCLE OF REBIRTH」』
2018年5月16日(水)発売

[受注生産限定盤(WEB限定):Blu-ray]
ANXB-00008 ¥8,900+税
※特殊パッケージ&豪華ブックレット付

受付期間:2月24日(土)21:00~4月27日(金)
詳細・お申込はこちら→ https://www.ffb.tokyo/angelo/
※お届けは、5月16日頃を予定しております。

[一般流通盤:DVD]
IKCB-80024〜25 ¥6,800+税

【ライブ情報】
●Angelo Tour 2018「REMISSIONARY」
2018.5.17(木) マイナビBLITZ赤坂 Open/Start 18:15/19:00
2018.5.19(土) YOKOHAMA Bay Hall Open/Start 16:15/17:00
2018.5.23(水) 新宿BLAZE Open/Start 18:15/19:00
2018.5.24(木) 新宿BLAZE Open/Start T 18:15/19:00
2018.5.27(日) TSUTAYA O-EAST Open/Start 17:15/18:00
2018.6.1(金) umeda TRAD Open/Start 18:15/19:00
2018.6.3(日) 名古屋ボトムライン Open/Start 16:45/17:30
2018.6.10(日) 仙台 Rensa Open/Start 16:45/17:30
2018.6.16(土) 札幌 PENNY LANE 24 Open/Start 17:30/18:00
2018.6.22(金) 岡山CRAZYMAMA KINGDOM Open/Start 18:15/19:00
2018.6.24(日) 福岡DRUM LOGOS Open/Start 16:15/17:00
2018.6.28(木) EX THEATER ROPPONGI Open/Start 18:15/19:00

Angelo オフィシャルサイト http://angeloweb.jp