the GazettE

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遂に完成したthe GazettEのニューアルバム『TOXIC』。留まることなく躍進を続けるバンドが放つ圧倒的な完成度の最新作、その全貌が明らかに!

前作『DIM』から2年3カ月。ついにthe GazettEのニューアルバムが完成!“中毒性のある”という意味を持つ『TOXIC』と名付けられた今作に収められたのは、さらなる進化を遂げた重厚なサウンドに彩られた14曲。新たに生まれた名曲たちを引っ提げ、留まることなく進化し続けるthe GazettE。その“今”を、Vifに2度目の登場となるVo.RUKIに聞いた。

【About:NEW ALBUM…】

――ニューアルバムリリース、おめでとうございます! 既に手にした方も多いであろう今作のタイトルは“有毒な”、“中毒性の”という意味を持つ『TOXIC』ですが、この言葉を選んだ理由を教えてください。

RUKI:まさしく“中毒性”という意味を持たせたくて付けました。あとは響きです。

――アルバムタイトルは、完成した楽曲たちを総括して選ばれたんですか? それともタイトルのイメージで楽曲制作を?

RUKI:『TOXIC』って名前自体にはコンセプトは持たせないように、あえて抽象的な言葉にしたので内容はあまり関係ないんです。でも、できあがってみるとピッタリだなとは思ってます(笑)。

――今回のアルバム、かなり中毒性の高いヘヴィロテ必至の楽曲揃いなので、てっきりそれを意図したのかと思っていました(笑)。ちなみに、収録された全14曲の中でRUKIさんが最も中毒性があると思う曲は?

RUKI:現段階では全曲そう思うので、どれか一曲というのはありませんね。

――では個人的な推し曲をぜひ。

RUKI:今、気分的には「UNTITLED」です。

――ところで、今回のジャケット写真はかなり意味深なデザインですよね。

RUKI:自分の頭の中にある物を具現化したらこうなりました。

――今作も予想を超えるアートワークに驚かされました。楽曲に話を戻しますが、3曲目に収録された「SLUDGY CULT」は大日本異端芸者時代を彷彿とさせるサウンドが印象的でした。原点回帰、という意図はあったんですか?

RUKI:自分の中で今と昔を別物として考えた事がないので、わかりません。

――the GazettEの楽曲は、ジャンルを超えたフレーズが印象的ですが、今回アレンジ等で特にこだわった箇所があれば教えて下さい。

RUKI:こだわったのは音質ですかね。そこはかなり慎重にやってました。今回、制作自体はいつもよりはスムーズだったと思います。歌詞は少し時間はかかりましたけど。

――前作『DIM』以上にライヴ向きの楽曲が揃っていますよね。the GazettEの楽曲は、ライヴで聴くとまた違った魅力がありますが、今回の作品はライヴでどんな風に変化しそうでしょう?

RUKI:基本、(CDは)ライヴに足りない要素を作っているので、実際ライヴをやってみないとわかりませんが、かなり聴こえ方は変わると思います。良い意味で。

【About:LIVE…】

――こちらも「有毒」を意味する言葉を冠した約2カ月にわたるツアー「venomous cell」が始まりますが、今回のツアーではどんなライヴを見せたいと考えていますか?

RUKI:かなりアグレッシブなライヴになると思います。楽しませたい気持ちが強いので色々考えています。

――the GazettEは今夏、初めてのフェス出演を果たしましたが、様々なジャンルの人たちと対バンして何か得たものはありましたか?

RUKI:自分達の力量と音楽の力を確かめたかったので。得たものはこれから見えてくるんじゃないかと思います。

【About:the GazettE…】

――突然ですが、RUKIさんはメンバーそれぞれをどんな人だと分析していますか?

RUKI:なんだろう。我が強い人たちが多いってイメージ(笑)。良い意味で!

――(笑)。ではthe GazettEというバンドをどんな風に分析していますか?

RUKI:自由人の集まり(笑)。

――我が強い自由人…ROCKっぽい(笑)! では最後に現在とこれからのthe GazettEについてお聞きします。前回の特集で「ドームを終えた後the GazettEの次なる目標」をお聞きした際、RUKIさんから「ただバンドを最高な状態にもっていきたい」という回答をいただきましたが、今、ドームを終えた今、バンドはまさに最高な状態?

RUKI:いえ、全然まだです。多分最高な時になってもまだまだと言っているとは思いますが…今の目標は、日々ストイックに物事を考え続けたいって事ですかね。

(文・後藤るつ子)


the GazettE

<プロフィール>

RUKI(Vo)、麗(G)、葵(G)、れいた(B)、戒(Dr)。デビューより一貫してセルフプロデュースを貫き、妥協なく追求したハイクオリティなサウンドは国内外で高く評価されている。2008年4月には初の代々木第一体育館2daysをSOLD OUT、そして昨年12月にはヴィジュアル系バンドとしてはX JAPAN、LUNA SEAに続く3組目の快挙となる東京ドームライヴを成功させる。今夏はバンド史上初となる大型ロックフェス「SUMMER SONIC 2011」「イナズマロックフェス2011」に参戦。10月5日には前作より約2年3か月ぶりとなる5th ALBUM『TOXIC』をリリース。10月10日より全国ツアー『LIVE TOUR 11 VENOMOUS CELL』がスタートする。

■オフィシャルサイト
http://www.pscompany.co.jp/gazette/

【リリース情報】
『TOXIC』(SMR)
2011年10月5日発売
約2年3カ月ぶり、レーベル移籍後初となる待望のフルアルバム。TVアニメ『黒執事II』主題歌「SHIVER」やジェムケリーCM曲「PLEDGE」などのヒットシングル4曲を収録!

TOXIC 初回生産限定盤
初回生産限定盤
【CD+DVD】
SRCL-7761〜62
¥4,990(tax in)
TOXIC 通常盤
通常盤
【CD only】
SRCL-7763
¥3,150(tax in)

【収録予定曲】
【CD】
01.INFUSE INTO
02.VENOMOUS SPIDER’S WEB
03.SLUDGY CULT
04.RED
05.THE SUICIDE CIRCUS
06.SHIVER
07.MY DEVIL ON THE BED
08.UNTITLED
09.PLEDGE
10.RUTHLESS DEED
11.PSYCHOPATH
12.VORTEX
13.TOMORROW NEVER DIES
14.OMEGA
※最新シングル「REMEMBER THE URGE」は収録されません

【DVD】※初回生産限定盤のみ
THE SUICIDE CIRCUS+Making