誰かになるじゃなくて自分になるために生きる――。
アンティック-珈琲店-が2ndシングル『JIBUN』に込めたバンドの意志。
2015年夏、シングル『千年DIVE!!!!!』で満を持してメジャーデビュー、オリコンウィークリーチャート初登場8位を獲得し、華々しいスタートを切ったアンティック-珈琲店-。そんな彼らが日比谷野外大音楽堂公演、全国ツアーを経て新たに生み出したのは、ライブを見据えた疾走感溢れるロックチューン「JIBUN」をはじめ、出会いと別れの季節でもある春に、私たちの背中を押してくれる新曲の数々。「自分革命」をテーマにメジャーシーンで戦うバンド自身の意志が込められた2ndシングル『JIBUN』について、アンティック-珈琲店-の5人にたっぷりと語ってもらった。
――ブログによると昨日みくさんは、たこ焼きを作ったようで。皆さん結構自炊するんですか?
みく:そうなんです。僕は自炊しますね。
ゆうき:僕もちょいちょいしてます。
輝喜:僕は絶対しないです。料理に全然興味がないので。
カノン:僕もしないですね。家を出る時に、今日は何を食べて帰ろうかなと考えるくらい。
――先日、ゆうきさんがカノンさんに、たらこスパゲッティを作ってあげたそうで。
ゆうき:一緒にスーパーに行った時に、ごはんどうする?っていう話から…。
カノン:「好きなもの作ってあげるよ」って言うので。あんまり難しいのを言ってもしょうがないから、たらこスパがいいと。
――そんな心遣いが(笑)。
カノン:でも「小銭しか持ってこなかった!」って言うから、材料費全部俺が出して。
全員:(笑)
ゆうき:そうだ、まだ返してなかった(笑)。
カノン:美味しかったですけどね。
みく:じゃあ、いいじゃん。
――(笑)。takuyaさんは自炊しますか?
takuya:全くしないです。包丁もないです。
輝喜:takuyaの家はガスも通ってないんです。
――え!? お風呂はどうするんですか?
takuya:ジムで入ります。ガスを使う機会がないので止めちゃいました。
輝喜:風呂場が物置きになってました(笑)。
――いやはや衝撃です(笑)。
◆今の俺たちのロックを炸裂させてやるぜ(輝喜)
――さて、本題に入らせていただこうと思いますが、まずメジャーデビューシングル『千年DIVE!!!!!』8位獲得おめでとうございました!
全員:ありがとうございます!
――TOP10入りしたら「1000m上空からスカイダイビングすること」を公約に掲げていましたよね。
輝喜:間もなくです! 一度予定していた日にちょうど豪雨になって、延期になったんです。
みく:絶対飛びます!
輝喜:今、思い浮かべたらめっちゃビビっちゃいました(笑)。
(※3月5日、無事に公約達成)
――(笑)。今作『JIBUN』は作曲段階で明確なコンセプトはあったのでしょうか?
輝喜:新しい環境で音楽を作っている中で、自分たちがこういう方向に進んでいきたいというのがより見えてきて。夏のツアー、野音、冬のツアーがあって、ライブを思い浮かべて作った曲が「JIBUN」だったんです。今の俺たちのロックを炸裂させてやるぜと。今作が2ndシングルではありますが、僕たちとしては間に『恋するサンタクロース』(2015年12月25日ライブ会場&Musing限定販売)があったので、今回は割とすんなり録れたと思います。むしろ、クリスマス曲のほうが曲出しを何度も重ねて、今の自分たちが作るクリスマスソングってどんなものだろうってすごく時間がかかりました。
――なるほど。ライブを見据えたものにしようというのは、皆さんの中での共通意識もあったのでしょうか?
輝喜:作った時はまだ個人での段階ですね。サウンドの方向性とかは皆で近いものは見えていて、結構曲が集まったんですけど、その中から決まりました。
――通常アンカフェの制作方法は、各々自由にやりたいものを持ち寄るのと、ある程度コンセプトを話し合ってから曲作りに入るのと、どちらが多いですか?
みく:後者だと思いますね。その中で曲を作っているとコンセプトとは違う曲ができたりもするんですけど、それはそれでありかなと思って、選曲会に持っていくんじゃないですかね。
――アンカフェの選曲会はどんな雰囲気ですか?
みく:どうだろ、温かいんですかね?
輝喜:ホットだと思いますよ。笑わしてくれる人がいますし(笑)。僕たち、前まではデモにピアノとかでメロディを入れていたんですけど、『千年DIVE!!!!!』の時に他の作曲家さんのデモを聴いたらみんな仮歌が入っていて、そっちのほうがわかりやすいなと、そこから僕たちも仮歌を入れてくるようになったんです。でも、ゆうきだけはこの場で歌う(笑)。
全員:(笑)
輝喜:そこで一笑い起こるという(笑)。
――斬新です(笑)。
ゆうき:単純に機材が揃ってなかったっていう話なんですけど、iPhoneに歌を録音していつも使っている作曲ソフトに入れてみたら、なんかテンポがずれちゃってだめだったので、とりあえず入れずに作っています(笑)。
みく:でも、やっぱり生で歌ってもらえるとわかりやすいですよ。「あ、ライブではこうなるんだ」って(笑)。
――熱い選曲会ですね(笑)。
輝喜:本人もメロディ探しながら歌ってるところが(笑)。
ゆうき:歌っている音とデモの音がちょっと違った時に、テンパっちゃって「あれ!?」って(笑)。
みく:メロディのガイドラインを入れてくるんですけど、それと歌ってる音が違うんですよ。正解を入れてこなければいいんじゃない? これが正解だよっていう気持ちで歌えば、僕たちは笑わないよ。
ゆうき:そっか、そっか!
カノン:「もう1回いい?」ってなりそう(笑)。
輝喜:「今のじゃなかった」って(笑)。
みく:「あ、これ2番だった」って言うんでしょ(笑)?
ゆうき:(笑)
――面白いお話が聞けました(笑)。作曲方法に関しては、ギターリフ、メロ、リズムから…など、皆さん違うものですか?
takuya:僕は弾き語りしながら一度全部作って、その後に打ち込んでっていう感じですね。とにかくサビのメロディ最優先で作っています。
みく:僕も弾き語りでサビから作って、サビに合うBメロを作って、Aメロ、イントロですね。
takuya:一緒(笑)。
みく:良いイントロが出てこなくて、最後で悩むんです。
――最近、鍵盤を始められたそうですね。
みく:そうなんです! 僕が持っている機材がすごく優秀で、リズムパターンとか色々とデモが入っているので、活躍できそうです。8年くらい冬眠していたんですけど、目覚めました。しかもすごく偶然で。最近家の物を結構売り払っていて、その鍵盤も売ろうと思っていたんですけど、なんとなくこれは使う時が来そうだと思って売るのをやめたんです。そしたら使う時が来て。
――運命ですね。今後が楽しみです。輝喜さんの作曲方法は?
輝喜:僕はサビからイントロ、A、Bですね。やっぱり歌が先行で。
――今回の「JIBUN」はどうでした?
輝喜:サビが最初だったと思います。その後にA’というかBというか〈This trap〉のところで、この曲はAメロが最後かもしれないですね。
カノン:僕は大体イントロのフレーズからですね。そこでちょっと楽しくなかったら、没にしてもう次に行こうって。楽しくなってくると、じゃあAメロはこうして、Bメロをこうして、そのABに負けないサビが来るよねって。本当に順番通りですね。
ゆうき:僕はメロディから考えるんですけど、順番的にはサビ、B、A、イントロですね。サビから、イントロ、A、Bって作ったことがあったんですけど、最終的に繋がらなくなっちゃったので、やっぱ逆のほうがいいのかなって(笑)。
カノン:順番に作っているのに、なんで?
ゆうき:キーの高さが全然違うところまで上がっちゃって、サビで下がっちゃったみたいな。
みく:じゃあサビを上げればいいじゃん。
ゆうき:サビを上げるとキーが高くなり過ぎて。
みく:あー! 僕もいつもそれを懸念して逆から作ってる。サビで最高潮に持っていきたいから、そこをトップにしておけば、あとは下がればいいもんね。
◆あぁ、バンドしてるなぁっていう感じがすごく詰まっている(カノン)
――今回の新曲たちは楽曲のタイプは様々ですが、3曲とも背中を押してもらえる、卒業シーズンにぴったりな曲揃いですね。
みく:出会いと別れの季節なので、男の旅立ちをテーマに書きました。
――前作のc/w曲「We Can Do It!」はメジャーデビューを前にした自分たちに向けて書いたということでしたが、「JIBUN」もそのような方向性でしょうか。
みく:その通りです。メジャーデビューしたからには、自分たちの音楽性を確立させなければいけないじゃないですか。他のアーティストと似たり寄ったりじゃだめで、自分を出さなきゃいけないというところで、バンドとしても自分としても思っていることを歌詞にしました。
輝喜:僕らも結構長くやってきて、アンカフェと言ったらこれだよねって周りが言ってくれるものが出来たと思うんですけど、新しいバンドや音楽もいっぱい出てくる中で、自分たちも新しい要素や魅力をプラスしていかなきゃいけないし、それが他のバンドとかぶらないものでありたい。こういう音楽をやってくれるのはアンティック-珈琲店-だけだよねっていうバンドになりたいと思っていて。
――イントロ、アウトロのシンセが印象的ですが、こういうものはデモ段階で入っているのか、ゆうきさんが足していくのかどちらなんでしょうか?
輝喜:デモではシンセはほとんど入っていなくて、これはゆうきさんと平出悟さん(編曲)のアレンジですね。
みく:へ~~。
ゆうき:色付けましたね(キリッ)。
全員:(笑)
輝喜:うちはギターもシンセもいて、今のうちらの一番のあり方としてはどのくらいのバランスがいいのかというのも『千年DIVE!!!!!』を作った時に話し合ったんです。基本的にはギターがバキッと出てくれて、シンセも存在感はあるんだけど、トラック数がガッツリ入っているというよりはメインのものが抜けて聴こえてくるみたいな印象強いほうがいいねと。まさに、そういうバランスになったなと思います。
――前回のレコーディングでは皆さん平出さんから得るものがたくさんあったようですが、今回はいかがでしたか?
輝喜:僕は平出さんと一緒にやっていると、自分にプレッシャーがかかって成長できるなと思っていて。今回2サビの前に一瞬ドラムだけになる箇所があるんですけど、「あんなに手の込んだことしちゃって大丈夫?」って平出さんに突っ込まれたのが、嬉しかったです。
takuya:やっぱりすごく音作りにこだわりましたね。ピックの当たる角度一つでも音がすごく変わるので、そういうところを突き詰めてレコーディングしました。
みく:僕は勢いを大切に歌ったのと、意味のない歌詞は書きたくないし言葉は大切だと思うので、言葉に気持ちを込めて歌いました。
カノン:それぞれの楽器がそれぞれの持ち場で、隙間を埋めて生まれる音圧感みたいなものが、レコーディングの時にすごくわかりました。弦楽器なのでギターとの絡み合いもあって、ドラムとも合わせにいくという…あぁ、バンドしてるなぁっていう感じが「JIBUN」1曲にすごく詰まっているなと思いました。
ゆうき:最終的にシンセがゴチャゴチャせずに、サビ中でもイントロでもフレーズ一つがはっきり聴こえてくるシンプルな感じになっていつつも、それを聴いただけでノレるようなものになっていると思います。
◆今転がっているものを積み重ねてやっと夢との距離が縮まる(みく)
――初回限定盤c/wの「キミにエール」は、過去のみくさん自身に歌っているのかなと思ったのですが、いかがでしょう?
みく:そういう部分もありますね。これを書いたのが、とある先輩から音楽に対する純粋な気持ちを聞いたことがきっかけで。先輩は昔いじめられていて歌詞で救われた経験があるらしいんです。それでバンドを始めて、歌詞に思いを込めていると。それを聞いて僕も言葉を大切にしていたんですけど、もっと考えるようになって、誰かの背中を押したいなと思ったんです。僕もちょっといじめられていて何もしたくない時もあったんですけど、何かしなきゃ前に進めないじゃないですか。夢を描いても描いているだけじゃ何も掴めない。今転がっているものを積み重ねてやっと夢との距離が縮まるんだよっていうことを言いたかったですね。
――この楽曲は音域がすごく広いですよね。Aメロとサビの差がすごいなと。
みく:そうなんですよね。サビでパーンッと弾けさせたいなというのがあって。あと、Aメロを作っている段階で夜中だったので声が…静かになっちゃって(笑)。結果良かったなみたいな。…いや、あえてですね、うん。
輝喜:どっち(笑)。
みく:低い声の魅力もあるじゃないですか。地声で訴えかけたかったというのもあります。話している感じというか。そういう意味でAメロが抑えめになりました。
――この楽曲はみくさんの音域を網羅していたりします?
みく:そういえば下のトップから上のトップまで全部入っていると思います。
――イントロと間奏のギターがグッと来る感じを増幅させますね。
takuya:もうこのギターはテクニックとか関係なしに、顔で弾く感じですね。心で弾くというか。あと、リスペクトしているギタリストになりきって弾いています。
輝喜:僕も実はリスペクトしている人を思い浮かべてたんだよね!
みく:リスペクトしているんだから、名前出してもいいんじゃない?
takuya:B’zの松本(孝弘)さんです。
――なるほど! そしてデュエル・マスターズ盤c/wの「青春TRAIN」ですが、前作に引き続きライブで盛り上がる曲がカノンさんの作曲ですね。
カノン:ツアーが終わった直後だったので、ライブでこういう曲があったらいいなというインスピレーションで作りました。「千年DIVE!!!!!」「JIBUN」を録ってきた流れで、こういうダンスチューンを録ったらさぞかしかっこいいものが出来るんじゃないかと。
――〈目に映ってく太陽〉の部分は意外な展開です。なくても成立するんだろうけど、あるから締まるのかなと。
カノン:いきなり聴いたら違和感を感じる人もいるだろうなと思いつつ、ここがフックになって良いのかなと。あと、ラストの〈YEAH YEAH〉のところだけ1番2番で出てきたものとコード進行も変わっていて、ちょっと切ないラストに向けての展開になっているところが好きです。
輝喜:こないだ初めてライブでやったんですけど、ビビるくらい盛り上がっていてビックリしました。
――みくさん的に「アンティック-珈琲店-史上一番カロリー高め」とのことで。
みく:1曲で息切れなんですけど、こういうことって今まで本当になかったんですよ。ライブはいつも完全燃焼しているつもりだったんですけど、これはもう立ち上がれないくらい疲れます。
――今までと何が一番の違いなんでしょう?
みく:動きながら楽しみながら歌うというところですかね。知らないお客さん同士が手と手を取り合って、その場限りでも一緒の景色が見られる曲だと思っていて。僕も一緒に楽しんで、理性を忘れて暴れ散らかした結果、動けなくなる。それくらい無我夢中にさせてくれる、パンチのある曲だと思っています。
◆思い入れも深くなったし、より好きになりました(takuya)
――通常盤c/wには「BondS~絆~」(2006年5月発売シングル)の再録が収録されていますが、前作には「スマイル 一番イイ♀」(2006年9月発売シングル)の再録が収録されていて、近い時期の楽曲ですよね。
みく:この曲も「スマイル 一番イイ♀」同様すごく大切な曲で、インディーズ時代にファンの子と作り上げた曲と言っても過言ではないんです。だから、メジャーデビューをきっかけに知ってもらったお客さんにも伝えたい気持ちと、今の5人での音源はなかったので、今の5人プラス心の中には前のギターもいて、6人の「BondS~絆~」を作りたいなと思って今回入れさせていただきました。
――再録してみて改めて気付いたことはありますか?
みく:ライブでやり過ぎていて音源で聴くことがあまりなかったんです。改めて聴いて、自分が思っていた以上にノレる曲だなと思いました。疾走感ある曲だし、本当にファンの子と僕たちにとって意味ある曲だったんだなと再確認できました。
――オリジナル版と比べると、みくさんの歌は随分変わりましたね。
みく:ちゃんと歌を頑張ってきて良かったな、頑張れば何かしら変われるんだなと思えた部分でもあります。そういう成長過程も感じてほしいし、昔のライブが走馬灯のように駆け巡って、ちょっと悲しくなったり楽しい気持ちになったり、自分の中で必要不可欠な曲になっているんだなと思いましたね。
輝喜:ライブで一番やってきた曲なので、ドラムはその時その時の手癖でちょっとずつ変わってきていたんですけど、今の自分が叩いているドラムを入れようと思って。ちょっと手数が増えたくらいで大枠は変わってないんですけど。ミックス、マスタリングと、じっくり何回も聴いていた時に、この曲を作った時期のことを色々と思い出して、泣けました。
カノン:結構前に録ったものをベースにしつつも色々とフレーズを盛り込みまして、聴き比べることによって10年の奇跡がすごくわかるなと。前に録った時は究極にシンプルなベースだったので、今回だいぶ派手になったと思います。
――takuyaさん、ゆうきさんはレコーディングしてみていかがでしたか?
takuya:ずっとライブで弾いてきてフレーズは体に染み込んでいるので、もうレコーディングの時はあとどれだけ上手くできるかっていうところでしたね。思い入れも深くなったし、より好きになりました。
ゆうき:ウワモノがいっぱい入っていたり、ハモりがかっこよく上がっていったり、小さな変化は色々とあるんですけど、前と全然違うよねっていう印象は受けないのに、かっこよくなっているというのはすごいことだなと思いましたね。
◆もっともっと楽しませられる、熱くなれるライブに(ゆうき)
――ところで、「JIBUN」のMVはトイレの中で皆さん色々なことをしていて(笑)。
みく:監督さんが割り当ててくれました。それぞれのキャラクターをわかってくれた上でのものだと思います。
カノン:便所飯してみました(笑)。すごくお腹が空いていたのでよかったです(笑)。
みく:僕もあのピザ食べられると思ってたんですけど、開始5秒くらいで落としてもう食べられないっていう。画面で見ていて「わー!」って皆で叫んだんですよ。あれは、ピザが食べられないという叫びだったと思います。
全員:(笑)
――輝喜さんはトイレ掃除を。
輝喜:皆が演技しているのを見て、いざ自分が掃除をするとなった時に、どうすればいいのかなと(笑)。
カノン:かっこつけようがない(笑)。
輝喜:そうそう。ちなみにカノンさんが吐いているシーンで終わるんですけど、あれは最後に付け足したんですよ。本当は僕がキョロキョロしているところで終わるはずだったんですけど、「これ長いっすねぇ。今左向いたここで!」ってバツッと切らして、かつ自分を持ってきた(笑)。
カノン:俺の意見じゃない(笑)。
takuya:僕は隣の個室に本を投げ入れるシーンがあるんですけど、見事に隣の便器に入るっていう(笑)。いい仕事したなと思います。何回かやったけど、入ったのは一回だけ?
輝喜:いや、何回か入った。
全員:おーー。
カノン:俺も、隣(ゆうき)から投げられたトイレットペーパーがピザの上に乗っかるっていう奇跡が。
ゆうき:しかも、使われなかった(笑)。
――(笑)。最後に、今作を引っ提げ行われるツアー「自分革命」への意気込みをお願いします。
ゆうき:前回のツアーの時、手紙やTwitterで「すごく熱くなりました!」という感想と同時に、「次のツアーも期待しています」という言葉が結構多かったので、もっともっと楽しませられる、熱くなれるライブになるようにがんばります。
カノン:新しい楽曲も増えたので、前回のツアーとは違った色のライブを見せられるんじゃないかなと、すごく楽しみです。そこで新曲たちも育っていったらいいなと思います。
輝喜:去年の夏ツアーと冬ツアーがあって、確実に自分たちをアップデートできている手応えがあるので、さらに「革命」と言えるくらい自分たちをアップデートして、初めて来る人ももちろん楽しませたいですし、ずっと来ている人たちにも「今が最高」と言わせてみせます。
takuya:1公演1公演ベストを尽くすだけだとは思うんですけど、毎回そのベストを更新していけるように、いい演奏ができるようにがんばります!
みく:「自分革命」というタイトルを付けているくらいなので、人生をひっくり返すくらいの革命を起こして皆の価値観さえもひっくり返す、それくらいの衝撃を与えられたらいいなと思います。
(文・金多賀歩美)
アンティック-珈琲店-
<プロフィール>
2003年、結成。メンバーチェンジを経て2007年より現メンバー、みく(Vo)、takuya(G)、カノン(B)、ゆうき(Key)、輝喜(Dr)で活動をスタート。2007年、2009年には大規模なワールドツアーを行い、その様子を収めたDVDは、スウェーデン洋楽DVDチャートで1位を獲得するなど国内外で人気を博している。人気絶頂の中、2010年1月の日本武道館公演をもって活動休止を発表するも、2012年4月には活動再開。精力的にワールドツアーを展開するなど、人気の高さを見せつけた。2014年1月、二度目の日本武道館公演を成功に収め、2015年8月、シングル『千年DIVE!!!!!』で満を持してメジャーデビュー。2016年3月、2ndシングル『JIBUN』をリリースし、4月1日より全国ツアーを行う。
■オフィシャルサイト
http://www.ancafe-web.com
【リリース情報】
『JIBUN』
2016年3月16日(水)発売
(White Café)
昨年メジャーデビューを果たしたアンティック-珈琲店-の2ndシングル。表題曲は人気アニメ『デュエル・マスターズVSR』のエンディングテーマでもある疾走感溢れるロックチューン。
【収録曲】
【初回限定盤】
[CD]
01. JIBUN
02. キミにエール
[DVD]
・「JIBUN」MUSIC VIDEO
・Making of 「JIBUN」
【デュエル・マスターズ盤】
[CD]
01. JIBUN
02. JIBUN(TVサイズ)
03. 青春TRAIN
【通常盤】
[CD]
01. JIBUN
02. BondS~絆~2016ver.
<封入特典>
・デュエル・マスターズ 限定プロモカード「最強横綱ツッパリキシ」
※デュエル・マスターズ盤のみ封入
・バトルカード全12種類のうち1枚をランダム封入
※初回限定盤、通常盤に封入
・ニャッピーマーク全形態に封入
【ライブ情報】
LIVE CAFE TOUR’16
「自分革命」
4月1日(金)渋谷TSUTAYA O-WEST
4月9日(土)仙台MACANA
4月16日(土)大阪MUSE
4月23日(土)名古屋ell.FITS ALL
5月15日(日)横浜BAYSIS
5月21日(土)水戸LIGHT HOUSE
5月29日(日)さいたま新都心HEAVEN’S ROCK
6月4日(土)京都MUSE
6月5日(日)岡山IMAGE
6月11日(土)金沢AZ
6月12日(日)高崎FLEEZ
6月17日(金)福岡DRUM SON
6月19日(日)神戸VARIT.
6月25日(土)長野JUNK BOX
7月3日(日)静岡Sunash
7月5日(火)柏PALOOZA
7月9日(土)北海道CRAZY MONKEY
7月10日(日)北海道CRAZY MONKEY