千聖

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千聖ソロワーク/ソロプロジェクトCrack6によるスプリットシングル『ジキルの空/MAD RIDER』! 異なるアプローチで魅せる豪華作品の全貌に迫る!

昨年、全曲新録のソロデビュー20周年記念ベスト盤『20th ANNIVERSARY BEST ALBUM「Can you Rock?!」』をリリースしたPENICILLINのギタリスト千聖が、今年は千聖ソロワーク/ソロプロジェクトCrack6のダブルネームでのスプリットシングル『ジキルの空/MAD RIDER』をリリースする。自身初の試みでもある今作は、千聖曰く「王道のカッコよさとマニアックな攻め方の対比」という、それぞれが元来持つ魅力が存分に発揮されながら、現在進行形である“千聖”の今が詰め込まれた作品。また、森重樹一(ZIGGY)をはじめ、錚々たるミュージシャンたちとのコラボレーションも実現した必聴の1枚だ。そんな豪華シングルについて、千聖にじっくりと話を聞いた。

◆千聖ソロはグローバルな視野で、Crack6はマイノリティーな感じ

千聖

――今年もソロ活動の季節が来ましたね。今回は4月24日にマスタリングが完了したようで。

千聖:(笑)。曲数が少なかったので、なんとか終えられました。

――昨年の20周年ベスト盤リリース時点では「今後千聖ソロをやる機会はなかなかないと思う」と言っていましたが、いつ頃から今作の話が浮上したのでしょうか?

千聖:去年のリリース時点では確かにそう思っていたんです。(山田)巧くんが初めて千聖ソロで一緒にツアーを回って、両方体感した結果、Crack6とは曲調やノリが違うというのがわかったらしくて。「違いがあって面白いですね。次回もやらないんですか?」と聞かれて、その時は「あんまり考えてないね」と言っていたんですけど、ファンの人たちからも「待っていて20周年でやっと出て来て、また消え去っちゃうんですか?」っていう意見が多数来たので、今年、19年ぶりに千聖名義のシングルにチャレンジしてみるのもありかなと思い始めたんです。Crack6も2003年に始まって今年で15周年で、去年は音源のリリースをしていないので曲は作りたいなと思っていて、千聖とCrack6で両方シングルを出すというアイディアを去年末頃から考え始めたんですけど、別々で出すとファンの人の負担が増えちゃうなと。一つにまとめてスプリットシングルにするという案を徳間ジャパンさんも快諾してくれて、こういうちょっと変わった形になりました。

――なかなか見たことのない形です。

千聖:スプリットシングルやアルバムというもの自体が最近は少ないし、なおかつこの形はダブルネームで活動している人じゃないとできないですからね。特殊な環境にいるので、以前から両方で出してみたいなと思っていたのを、今回たまたま良いタイミングで出せることになりました。

――とても綺麗な流れですね。

千聖:千聖で動いている時は「今年はCrack6の音源は出ないんですか?」と言う人もいて、両方の意見があったんですよね。色々な人たちの意見を欲張って合わせたら、結果こうなりました(笑)。どうせなら二面性のあるコンセプトが良いんじゃないかなと、千聖ソロはグローバルな視野で、Crack6はマイノリティーな感じで、王道のカッコよさとマニアックな攻め方の対比、同じアーティストがどう表現を変えられるかという、「ジキルとハイド」のような曲ができるかなと。

――どちらの良さもあるので、千聖さんファンにはたまらない1枚ですよね。

千聖:まさに、私の世界観が好きな方にはピッタリです。お買い得でございます(笑)。Crack6の1stライブが15年前の6月6日なので、この日にリリースできるのも良かったです。

――今回は、スポーツとロックとサイバーが主軸だった過去の千聖ソロのメインヴィジュアルとは違う路線ですよね。

千聖:確かに千聖ソロ全体のヴィジュアルイメージはスポーティー系だったんですけど、これも千聖ソロなんですよ。「ジキルの空」を作った時に、「CYBER ROSE」(99年3月リリース)っぽいイメージにもできるなと思って、その時のヴィジュアル寄りですね。なので、ギターも「CYBER ROSE」の時と同じグレッチというメーカーのものを使っています。「ジキルの空」はシンプルな千聖の曲のパターンで、ラテンのテイストを織り交ぜているところも「CYBER ROSE」に近いんですよね。

――なるほど。スプリットシングルだからこそ、千聖ソロらしさ、Crack6らしさを作曲段階で意識した部分はありますか?

千聖:作ってみて良いものを提供するというのが、どのアーティストに対しても共通のテーマなので、まず作ってみてからどれが一番今回のイメージに当てはまるか選びましたね。同時進行で色々な別のアーティストにも曲を書いていたんですけど、その中で千聖用に書いた2曲が「千聖1」「千聖2」とすると、「千聖1」はAメロとBメロが良いんだけどサビが弱い、「千聖2」はサビが良いんだけどAメロBメロがあまり良くない…、くっ付けましょうと(笑)。

――そんなに上手いことくっ付くものなんですね(笑)。

千聖:テンポ感が似ていたのもあって、たまたま上手くくっ付きましたね(笑)。だから、曲調が急にガラッと変わるのは、元々違う曲だったからですね(笑)。1曲の中でも「ジキルとハイド」のような二面性を持った曲調になりました。歌詞もどちらかと言うとBメロまでは嘆いているんですけど、サビからはやっぱり希望を持って生きていきましょうという前向きなものに変わります。最終的にジキルが勝つというイメージで作りました。

――千聖ソロは、様々なジャンルを融合させていることと、土台にがっちり打ち込みが入っているのが特徴でもありますが、「ジキルの空」も千聖ソロらしい打ち込みですよね。

千聖:そうそう、ガッツンガッツン入っていますよね。バンドっぽくないというか。そこにアコギやエレキが入ってくるという流れは、昔から変わらない部分ですね。当時はそういうものがすごく珍しくて、PENICILLINとの差別化で、あまりバンドらしくないサウンドをあえてやっていたんですけど、ソロを経た上で、また違うバンドっぽいものをやりたくてCrack6が始まっているので、スタートラインが違うんですよね。「MAD RIDER」はバンドっぽい雰囲気だと思います。

――そうですね。Crack6らしいハードなロックですが、ライブでノリやすそうだなと思いました。

千聖:ありがとうございます。こちらはかなり字数が多い曲で、なんでこんなにこだわっちゃったんだろう?って思うくらい(笑)。メロディーもある意味複雑なんですけど、その割には聴きやすいと思います。イントロとほぼ同時に歌が始まるという今までの僕にはなかったアプローチなので、なかなか面白い曲になったなと思います。

――ちなみに、編曲者クレジットを見ると、皆さんのお名前があるので、結構バンドっぽい制作方法だったのかなと。

千聖:クレジットもこだわっていて、千聖「ジキルの空」では皆フルネームで「編曲:山田巧、重盛美晴、O-JIRO、長野典二&千聖」、Crack6「MAD RIDER」では「編曲:Crack6」なんですよね。「ジキルの空」に関しては、前作の「Can you Rock?!」と同じで、1コーラス僕が作ったものに皆で意見を出し合って、それを巧くんに投げて、巧くんが作ってきた構成で皆でレコーディングし直すというやり方です。皆で作った土台から、かなり料理されて戻ってくるのが面白かったですね。「MAD RIDER」は、割と最初からアレンジも決まっていたので、そこに向かってダーッと皆で料理しました。でも、大体僕がデモで作ってきたものを踏襲させてもらいましたね。「MAD RIDER」のシンセは最後にシゲ(重盛美晴)さんに入れてもらったんですけど、「ジキルの空」がすごく綺麗だったので、逆に破壊的な方向のイメージでお願いしました。

――「ジキルの空」に関して、逆に千聖ソロとしての新しさは何だと思いますか?

千聖:例えば1stシングル「DANCE WITH THE WILD THINGS」(96年9月リリース)や2ndシングル「kissin’ the moonlight」(96年10月リリース)は、当時まだ歌い始めたばかりで今とは大分違うので、去年録り直した時に歌い甲斐があったというか、変化がわかりやすかったんですよね。自分自身に対してリベンジできたし。ただ、「Millennium」とか2ndアルバム以降の曲になると、あの時点で完成されちゃっているので、歌い直して今のほうが下手なんじゃないかと思われるのが嫌で(笑)。前作を超えられるかどうか、すごくプレッシャーだったんですよ。

――確かに、歌の変化をかなり気にしていましたよね。

千聖:去年の新曲「Can you Rock?!」はどちらかと言うと「KICK!」(98年リリース)や「DANCE WITH THE WILD THINGS」に近い王道の千聖のパターンで、それはそれで楽しかったんですけど、「ジキルの空」は「CYBER ROSE」っぽいアプローチができたので、こっちのパターンがまたできて良かったなと。これがCrack6だと違うというか、千聖だから良いんじゃないかなと思うんですよね。人によっては違いがわからないかもしれないですけど、僕の中では、これは千聖っぽいなと思うわけで。今回の2曲はもっと極端に変えても良かったんだけど、「MAD RIDER」の癖のある感じの歌い回しや歌詞の内容はCrack6ならではだなと思うし、千聖は千聖なりのシニカルさやキャッチーさがあるので、言葉も曲調もお互いの良さの中に相反するものが色々と盛り込まれていて、そういう挑戦ができて良かったなと思います。

――ちなみに、「MAD RIDER」の後半のシャウトは典二さんですよね?

千聖:最後のサビ前のシャウトとか、叫びまくっているのはテンちゃんですね(笑)。

――典二さんのシャウトは最早Crack6らしさの一部になっているなと。

千聖:そういう感じがするよね。ああいう合いの手みたいなものを入れられるのが、Crack6でのテンちゃんの良さが出ているなと思います。千聖ソロにはない要素ですからね。

――ところで、2曲ともサビで〈太陽〉というワードが使われていますね。

千聖:あ、本当だ(笑)。「ジキルの空」は明けない夜はない、いつか花は咲くでしょっていうことと一緒で、ずっと不幸なことばかりで闇が続く世界ではなく、いつかは太陽が差すという光のイメージ、ポジティブなイメージですけど、「MAD RIDER」に関しては、仮歌詞の段階で〈ギラギラ光るあの太陽 その唇に触れたいよ〉という韻を踏んでいるところがあって、巧くんが「これ面白いっすね。この韻は使ったほうがいいですよ」って言い出したんですよ。つまり、まるでアプローチの仕方が違うんですよね。「ジキルの空」の〈太陽〉は詩的にちゃんと考えられたもので、「MAD RIDER」の〈太陽〉は語感ですね。

――そうだったんですね。でも、2曲とも結果的に力強く未来に向かっていて、アプローチは違うけどテーマは一緒ですよね。

千聖:そこに気付いていただけるとすごく嬉しいです。全然違うアプローチなんですけど、ゴール地点が一緒なんですよ。基本的に僕のテーマなのかもしれないですね。アプローチは幾通りもある。目的が一緒なら、こっちに向かうルートとあっちに向かうルートがあるんだよっていうことですよね。一つが上手くいかなくも、もう一つがあるという希望でもあるわけじゃないですか。坂本龍馬も言っているように、道は幾通りもあるから、その中で選択していけばいいじゃないかという感覚です。

◆過去を振り返るだけではなく前に向かって進化している

千聖

――千聖ソロでは、これまでも様々なミュージシャンとのコラボが実現していますが、今回は「MONSTERS OF ROCK NIGHT SHOW!」(通常盤のみ収録)で多くの方々が参加しています。森重樹一さん(ZIGGY)が作詞と歌で参加していますが、最初からどちらもお願いするつもりだったんですか?

千聖:最初は詞だけのお話だった気がします。イベント「MONSTERS OF ROCK NIGHT SHOW」を昨年からやり始めたので、「Crazy Monsters」と同じようにテーマ曲を作りたいなと思って。作曲は僕で、作詞を初回のイベントにゲストで出ていただいた森重さんに頼んだらどうかなと思い、聞いてみたら「いいよ」とお返事をいただけたので、どこかで歌ってほしいなとは思っていました。デモを森重さんに渡した時に、「図々しいお願いなんですが、もし良かったら歌ってもらえませんか?」って聞いたら、「いいよー。むしろ呼んでくれてありがとね!」と言ってくださって、歌ってもらいました。森重さんに歌ってほしいなという願いを込めていたからか、森重さんがメインで歌っても全然違和感のないものになっていますね(笑)。

――とても合っているなと思いました。歌い分けはどのように決めたのでしょうか?

千聖:皆で細かくアレンジをした時に歌い分けを決めちゃって、その時点では僕と森重さんが歌うことだけは決めていたんですけど、あと誰に振るかまだハッキリしていなくて、とりあえず歌詞を書いてもらうのにイメージが湧かないといけないので、いろんな人に歌ってもらっているイメージということで、デモ段階ではテンちゃんは森重さん役、ジローさんは完成した音源で言う栄二郎(BULL ZEICHEN 88)役、巧くんはRickyさん役で歌ってもらって、森重さんに渡しました。ハロウィンの時に演奏できたらいいなと思ったので、ロックとハロウィンというテーマだけお伝えしましたね。

――歌詞に〈Kick〉、〈Dance〉、〈Venus〉という千聖さんソロ曲のタイトルにあるワードが入っているのは、森重さんの愛なのかなと。

千聖:どうなんでしょうね(笑)。〈雨は通り過ぎてく〉というところは、逆にZIGGYっぽいなと思いました(笑)。ツアーで非常に忙しい時期に歌っていただいたので、本当に有り難かったです。やっぱり歌、抜群にカッコよかったですね。ビブラートもすごくて、波形がガー!!ってなるんですよ! 録っている時にジローさんが「こんな波形見たことない」って言い出して。あと、Rickyさんや栄二郎も、こんなに声質が違うんだなと。Rickyさんはちょっと森重さんに近い感じがしました。栄二郎はハイが強いんだなというのもわかりました。これはレコーディングしてみないとわからない特徴ですよね。

――ライブでは、その時々の参加ヴォーカリストの方と一緒に歌うことになるのでしょうか?

千聖:その可能性も高いですね。セッション用に作っているので、メロディーはあまり複雑にせずに、覚えやすい繰り返しをあえて強調するように作ったつもりです。セッションする人たちが困るのが一番嫌なので、パッと聴いてパッと覚えられるようなものが良いなと思って。

――ヴォーカリストの他にも、KOJIさん(ALvino、La’cryma Christi)、潤さん(ALvino、PIERROT)、sebastianさん(BULL ZEICHEN 88)のギタリスト3人が参加しています。

千聖:ギターチームはデータでやり取りしました。ヴォーカリストチームはそれぞれスタジオに来てもらったんですけど、皆いろんな思い出や話題を僕らに話してくるので面白くて(笑)。栄二郎は21年くらい前に初めて会った時の話をしてきて、こっちは覚えていなかったんですけど、向こうは覚えているという(笑)。Rickyさんはレコーディングに参加する時、必ず差し入れを持って来てくれるんですよ。

――「ビジネス低姿勢」と噂の(笑)。

千聖:それは僕が言い出したんじゃないですよ(笑/命名はKOJIらしい)。ちなみに、ブルハチは去年「666」でIKUOくんに参加してもらったし、淳士くんにはCrack6の「PEACE OF MIND」「キラ☆キラ」(2011年7月リリースのアルバム『Butterfly Effect』収録)でドラムを叩いてもらっているんですよね。今回、栄二郎とsebastianにやってもらったので、これでブルハチ全員とレコーディングセッションできましたね。

――コンプリートですね(笑)。

千聖:(笑)。この曲だけレコーディングのトラック数が凄まじく多かったので、シゲさんやジローさんがちょっと大変そうでした。

――今回も全体的にO-JIROさんがエンジニアの役割だったのでしょうか?

千聖:そうですね。サウンドプロデューサーがシゲさんで、テンちゃんがディレクターみたいな感じで、僕が総合プロデューサー、曲によってアレンジやキーボードを巧くんとシゲさんが。巧くんがすごいのは、アレンジを一手に任せられるということですね。「ジキルの空」に関してはトラックダウンも巧くんです。Crack6の「Baby I love you」(2016年6月リリースのアルバム『薔薇とピストル』収録)の時にアレンジとギターも頼んで、その次に「Can you Rock?!」ではアレンジの主導、そして今回もアレンジの主導という流れで、信用度合いが段々と大きくなっているという感じです。彼の音楽のアプローチは、自分たちにはないんだけど何か良いという感覚。ちょっと乱暴なところがあるのが好きです。さすが元不良なだけあってロックですね(笑)。

――(笑)。そして初回盤AにはKYONOさん(WAGDUG FUTURISTIC UNITY/T.C.L)が手掛けた「ジキルの空」のリミックスも収録されていますが、きっかけというのは?

千聖:たまたまKYONOさんにお会いする機会があって、すごく良い方で、色々お話させていただいて、めちゃくちゃ楽しかったんですよ。THE MAD CAPSULE MARKETSは大好きだし、それ以来仲良くさせてもらっていて。今回リミックスは入れることにはなっていてKYONOさんという案は出ていたんですけど、プライベート繋がりだったので、仕事の話をするのは失礼かなと躊躇していたら、ジローさんから「やってもらおうよ!」という強い意見があったので、「やっぱりそうだよね」と。お願いしてみたら「いいよいいよ。やるよ」って。言ってみるもんだなと(笑)。

――O-JIROさんが背中を押してくれて良かったですね。

千聖:本当に。ジローさんなんて、自分でTHE MAD CAPSULE MARKETSのチケットを手に入れてライブに行っているくらい好きだし、スタッフ含め皆テンションが上がっていましたね。ゴージャスなシングルになりました。

――シングルなのに本当に盛りだくさんですよね。

千聖:ミニアルバム分くらいは作った感覚ですね。

――そしてツアーが控えているわけですが、前半はCrack6、後半は千聖ソロをフィーチャーしたものになるということで。

千聖:それを表したくて「どうしたら要領よく伝わると思う?」とジローさんに話したら、不等号という案を出してくれて、採用させてもらいました。シンプルでわかりやすい。「『ジキルとMAD RIDER』“破 〜千聖 < Crack6〜”」のほうは小さめのライブハウスで熱く盛り上がろうという感じなので、千聖の曲もやりますけど、ガツッとCrack6のカッコよさを出していければと。「『ジキルとMAD RIDER』“究 〜千聖 > Crack6〜”」のほうはもうちょっと規模も大きくできるし、千聖ソロの曲とCrack6を混ぜた感じでやりたいなと思います。

――ZIGGYとのツーマンもありますしね。

千聖:贅沢極まりないですね。楽しみです。今回、二面性があるダブルネームだからこそのシングルができたので、千聖の陰と陽のようなアプローチを楽しんでもらいつつ、でも求めているものは一緒というところで、一人のアーティストがやっているんだなというのを感じ取ってもらえればと思います。いろんな方々に協力してもらったので、このプロジェクトの絆の強さも出ている気がするし、ずっと一緒にやっているシゲさん、テンちゃん、ジローさん、最近からだけど巧くん、そして今回は森重さんやKYONOさんという先輩ともできたし、過去を振り返るだけではなく前に向かって進化しているということも見せたかったので、すごく内容の濃いシングルになって良かったです。去年とはまた違うので、ツアーでどんな感じになるのか楽しみにしていただければなと思います。

(文・金多賀歩美)

ARTIST PROFILE

千聖

<プロフィール>

1996年3月、PENICILLINのギタリストとしてメジャーデビュー。同年9月、シングル『DANCE WITH THE WILD THINGS』でソロデビュー。99年までにソロ名義でシングル9枚、ミニアルバム1枚、フルアルバム2枚、ベスト盤をリリース。また、99年には日本人アーティスト初のラスベガス公演、ソロ名義初の武道館公演を行った。2003年にソロプロジェクトCrack6を始動。2017年、PENICILLIN結成25周年、ソロデビュー20周年を迎え、全曲新録のソロデビュー20周年記念ベスト盤をリリース。2018年、千聖ソロ/Crack6名義による初のスプリットシングル『ジキルの空/MAD RIDER』を引っ提げ、ワンマンツアーを開催する。

■オフィシャルサイト
千聖/Crack6
http://www.crack6.jp
徳間ジャパンコミュニケーションズ
http://www.tkma.co.jp/jpop_top/chisato.html
PENICILLIN
http://www.penicillin.jp/

【リリース情報】

ジキルの空/MAD RIDER
2018年6月6日(水)発売
(徳間ジャパンコミュニケーションズ)

ジキルの空/MAD RIDER
[初回盤A]
(CD+PHOTOBOOK)
TKCA-74657
¥2,222+税
amazon.co.jpで買う
ジキルの空/MAD RIDER
[初回盤B]
(CD+DVD)
TKCA-74658
¥1,759+税
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ジキルの空/MAD RIDER
[通常盤]
(CD+ONLY)
TKCA-74659
¥1,204+税
amazon.co.jpで買う

【収録曲】

【初回盤A】
[CD]
01. ジキルの空(千聖)
02. MAD RIDER(Crack6)
03. ジキルの空~ExtreeeemE Mix~(Remixed by KYONO)
04. ジキルの空(Instrumental)
05. MAD RIDER(Instrumental)

【初回盤B】
[CD]
01. ジキルの空(千聖)
02. MAD RIDER(Crack6)
[DVD]
・「ジキルの空」ビデオクリップ
・「ジキルの空」ビデオクリップメイキング

【通常盤】
[CD]
01. ジキルの空(千聖)
02. MAD RIDER(Crack6)
03. MONSTERS OF ROCK NIGHT SHOW!(※ボーナストラック)

【ライブ情報】

●「千聖/Crack6 ワンマンTOUR 2018 『ジキルとMAD RIDER』“序 ~千聖 = Crack6~”【FC CLUB NEO 限定LIVE】」
6月16日(土)SHIBUYA REX

●「千聖/Crack6 ワンマンTOUR 2018 『ジキルとMAD RIDER』“破 ~千聖 < Crack6~”」
6月23日(土)西川口 LIVE HOUSE Hearts
6月30日(土)名古屋 ell SIZE
7月1日(日)大阪 RUIDO
7月8日(日)渋谷 TSUTAYA O-WEST【破 〜Crack6バージョン ザ・ファイナル~】

●「千聖/Crack6 ワンマンTOUR 2018 『ジキルとMAD RIDER』“究 ~千聖 > Crack6~”」
8月10日(金)恵比寿 LIQUIDROOM【千聖・ZIGGY 2マンライブ】
8月18日(土)大阪 MUSE【究 ~千聖2018 ザ・セミファイナル~】
8月25日(土)新宿 ReNY【究 ~千聖2018 ザ・ファイナル~】