本当なら、4、5月のゴールデンウィークに大勢の仲間たちの前で行うはずだったメジャーデビューの発表。だが、大阪府、そして東京都へ下された緊急事態宣言により、Zepp Osaka Bayside、LINE CUBE SHIBUYAで行うはずだったライブは中止になってしまった。嬉しい報告となるはずだった発表の場を失ったRyujiとHAKUEIは、急遽、形を変え、3日間の内容を無観客での配信ライブという形で行った。それが、5月6、7、8日と3日間行われた「Live2021 “Last indies”〜Steal your xxxx〜 オンライン」だった。結果的に、観客たちを前にした形は取れなかった。でも、配信ライブだからこその演出も組み込み、The Brow Beatが描きたかった世界観を、より具現化したライブにもなった。

The Brow Beatは、3日間のライブへそれぞれにテーマを掲げていた。それが、以下になる。

初日「prologue」公演は、1stアルバム『ラグナロク』を軸に据えた内容。
2日目「epilogue 衝」公演は、2ndアルバム『Hameln』を軸に置いたメニュー。
3日目「epilogue 撃」公演は、3rdアルバム『Adam』を基に構築した演目。

3日間とも演目が異なれば、2日目の「epilogue 衝」公演でメンバーたちは、仮装姿でライブを行えば、用意した演目の並びをくじ引きで決めるという、とんでもないこともやらかしていた。他にも、映像演出に長けたharevutaiという会場だからこそ仕掛けられた見せ方も多数登場。結果、LINE CUBE SHIBUYAでは表現できなかった、楽曲ごとに視覚面の効果的な演出を組み込み、楽曲自体へ説得力を与える効果も生み出していった。

今もファンたちの間からは、「3日間のライブの模様をDVD化してほしい」という声が多数寄せられている。でも、The Brow Beatにとってもあの3日間の公演は、The Brow Beatに興味を示す人たちとの新しい出会いの場でもあったが、それ以上に、それまでThe Brow Beatを支え続けてくれた仲間たちへ伝えたい強い思いと、未来のThe Brow Beatの動き示唆するメッセージを含んだ公演でもあった。

だからこそThe Brow Beatは、あえて「本当にThe Brow Beatの思いを受けとめてくれる人だけに届けたい」気持ちから、完全受注生産の作品として発売することを決めた。受け付けは、11月30日(火)いっぱいになる。この3本のライブに触れることが、これからのThe Brow Beatの歩む道や、示す行動の答え合わせにもなるように、少しでも深くThe Brow Beatのことを知りたい方は、このLIVE DVDも手元に置いてもらいたい。

(文・長澤智典)


【リリース情報】
●3公演 3枚組 LIVE DVD『「The Brow Beat Live2021 “Last indies”〜Steal your xxxx〜」[prologue][epilogue 衝][epilogue 撃]』
(発売元:H3/販売元:TGLAB(株))

H3-0001 ¥11,550(税込&送料込)
受注期間:2021年11月30日(火)23時59分まで
発売日:12月下旬発送予定
購入ページ

DVD発売告知映像

The Brow Beat オフィシャルサイト