突然ですが、以下のMV動画をご覧ください。
Killswitch Engage
I KILLED THE PROM QUEEN
Soilwork
ARCH ENEMY
NOCTURNAL BLOODLUST
いやぁ、どれも素敵なバンドさん達でしょう!(o。q°o)
え?さりげなく宣伝しやがって?
な、なんの事やら・・・(o。q°o)
これらのMVに登場するギタリスト達には共通点がございます。
そう。
Caparison社のギター
を使用している事です。
キャパリソン・ギターズは、日本の楽器メーカーである。
設立 : 1995年 ウィキペディア
先日アナウンスされましたが
この度Cazqui、Caparison Guitarsの正式アーティストとなりました。
満を持してのエンドースメント契約です。
Cazquiは携わったほぼ全ての作品において、CaparisonのDellinger7というモデルを使用しております。
今までの作品・ライブでの使用経験を持つのは、下記のラインナップ。
Dellinger7 FX-AM Natural
Dellinger7 FX-AM Pro. Black
Dellinger7 FX-WM Natural
Dellinger7-M3 snow storm
上記に加え
2015年11月3日の渋谷O-EASTワンマン〜2016年1月23日恵比寿リキッドルームの期間にライブをご覧になった方は、既にお馴染みかもしれませんが・・・
今後のMVや作品では”Dellinger7prominence"が登場します。
このギターはとにかく素晴らしい。なにせ一目見たときに
「紅く血塗られし復讐者(dellinger)・・・
まるでNOCTURNAL BLOODLUSTの精神が形になったようだ(暗黒微笑)」
なんて恥ずかしいセリフを口にしそうになったほどですから。
いっやぁ〜、心の中にとどめておいて良かったですよホントに!
ありゃ聞かれちゃまずいって!恥ずかしいっス!ギャッハッハ!!!
(o。q°o)<って言っちゃってるじゃねーかお前・・・・
ここまでDellinger7に執着し続けた男というのは国内外含め、なかなかいないだろうと自負しておりますが
まず肝心のサウンド。そしてルックス、全てを気に入っております。
“ルーツたるバンドのギタリスト達が愛用している"
“ヘッドが異様なまでに尖っているので、護身用アイテムとしても優秀"
“CazquiとCaparisonの組み合わせは、Ca続きで字面が良い(o。q°o)キャ・キャ!"
など、理由を挙げればキリがありません。
およそ00年代末からずっと愛用して参りました。
こうやって文面に起こしてしまうとあっさりした印象ですが、もちろんその日々の裏には紆余曲折のドラマがありました。
当時は2008年秋の リーマンショック・2011年春の東日本大震災など、日本経済に大きな打撃を与える出来事が続いていました。
そして、楽器業界もその煽りを受けました。
2011年5月6日に当時 Caparisonの販売代理店であった楽器卸業の大手である共和商会が事業停止してしまったのです。
元々、デザイナーであり代表の菅野到さんは、メタルギターに造詣を持つ者なら知らぬ者はいない有名ブランドJACKSON の日本市場向けラインナップのデザイナーでした。
その販売代理店である共和商会と菅野到さんが共に立ち上げたオリジナルブランドがCaparisonというわけです。
共和商会という母体がなくなるという事は、ギターブランドにとって、当然好ましい状況ではない。
Cazquiの周囲でもCaparisonの存続を危ぶむ声がありました。
しかしCaparison guitarsは、国内外において需要の絶えないブランドです。
全てのラインナップは、菅野到さんご自身の手によるチェックのもとセットアップされ、世界中に出荷されています。
圧倒的な拘りを持つ職人の叩き出す「クオリティ」に勝るものはありません。
独立独歩の底力により、Caparison guitarsは存続し、今もなお健在です。
一方その頃、Cazquiが身を置くNOCTURNAL BLOODLUSTというバンドも、メンバーの失踪・脱退など、危機的状況にありました。
それだけでなく・・・ここでは詳細を割愛いたしますが
「死んでもここで終われない」と意地を通す理由が、2011年以降の我々にはありました。
(気になる方は、我々の過去の経歴・インタビューなどをチェックしてみてくださいね。)
つまり。
逆境に混沌とする2011年、完全に一方的に運命を感じていました。
そして、Dellinger(復讐者)の名を冠したCaparisonギターと共に、2016年まで一気に駆け抜けて参りました。
Caparisonは海外メタルギタリストのエンドーサーが多数を占めます。
Caparison guitarsは、メタルギターの最高峰です。
その一方で、Cazquiはヴィジュアル系ギタリストです。
メタリックなサウンドを演奏するギタリストですが、その容姿からヴィジュアル系に区分される事は間違いありません。
そのような紛い物、混血は邪道だ、純血しか認めない。
そう訴える人の気持ちも分からなくはない。
けれど、自分のスタイルを間違っているとは一切思わない。
そもそもそれを証明するために曲げる事なく続けてきた。
ミュージシャンが最も己を詭弁に語るものは何だ?と。
こうしていかに文字を綴ろうとも、魂の置きどころは履き違えちゃいない。
自分の信じるものが本当に間違っていないのであれば、いつかは必ず証明されるはずだ。
そうやって、曲げない生き方をしてきた事だけは、自負しています。
Cazquはただひたすら、Dellinger7でライブを行い、作品を創り続けました。
そして、2016年。
ギタリストCazquiは、メタルギターの名門Caparison Companyからお力添えをいただける事になりました。
日本人ギタリストがCaparisonファミリーに加わるのは久方ぶりであると認識しています。
看板を背負うという事ですから、泥を塗るわけにはいきません。
より気を引き締めていかねば、と己を奮い立たせております。
慢心せず、ひたすら前へ。そのつもりで。
今後とも宜しくお願い致します。
さてさて(o。q°o)
エレキギターに関心を持たないリスナーの方にもCaparison愛が伝わるよう、一生懸命説明をしてみたつもりなのですが
“とにかく、Caparisonは素晴らしいギターブランドなのね”というイメージが伝われば幸いです。
今回は音楽そのものというよりも、音楽を生み出す”ツール”にスポットをあてた記事でした。
冒頭にMV動画をご用意しましたが、Caparisonというツールを用いるアーティスト達からは、芯の通った"何か"を感じられると思っています。
もちろん本来、我々ミュージシャンは何を使っているかよりも
"何を創っているか”で己を語るべきだと考えております。
それこそ、弘法は筆を選ばず、ということわざの通りかもしれません。
例え、弦が完全に錆びて変色していたり、スクラップ同然の楽器を使っていたりしても・・・
素晴らしい演奏をするミュージシャンは世の中に沢山います。
しかしながら
イモを使わずに
ポテトサラダ(本物)を作れ
(o。q°o)
という注文は、どんな凄腕の料理人さんでも、ちょっと困ってしまいますよね。
っていうか多分、作れる人は物質変換能力を持った異能者、言うなればスタンド使いですよね。
※スタンド使いとは
荒木飛呂彦「 ジョジョの奇妙な冒険」の第三部から登場した概念、 スタンド能力を持ったキャラクターのこと。
ところでスラッシュメタルの帝王・SLAYERのケリー・キング氏はジャガイモしか野菜を摂取しないそうですがアレは本当なんですかね。
Cazquiはその独特な風貌から
「スタンド使いなのではないか」
と噂される事もありますが
コンニャクをイモにするような能力はありません。。。
ですので、やはり"何を使うか”で、仕上がりも変わってくるわけです。
自分にとって最高のギターは、Caparison Guitarsです。
今までもこれからも。
バイチャ(o。q°o)ノシ!
Cazquiアーティストページ
http://www.caparisonguitars.com/en/artists/item/cazqui
Caparison guitars Official HP
http://www.caparisonguitars.com/ja/
次回は対談記事を予定しております。乞うご期待!
Cazqui
NOCTURNAL BLOODLUST
NOCTURNAL BLOODLUST presents
東名阪ONEMAN TOUR "VANADIS"
2016.03.20(日)名古屋SPADE BOX
OPEN 17:30 / START 18:00
2016.03.21(月・祝)梅田CLUB QUATTRO
OPEN 17:30 / START 18:00
2016.05.22(日)EX THEATER ROPPONGI
OPEN 17:00 / START 18:00
Ticket
前売:¥3,800 / 当日:¥4,300(オールスタンディング)