インタビュー

GOTCHAROCKA

GOTCHAROCKA

結成5周年アニバーサリー作品『SCREAMY』が映し出すGOTCHAROCKAの今。いつまでも終わりのない旅を続けよう――。

ヴォーカリスト樹威と、JUN、十夜のツインギターによるロックバンド、GOTCHAROCKA。2012年8月のイベントライブでの正式始動から精力的に活動を展開してきた彼らが、2017年、結成5周年イヤーを迎え、約2年ぶりとなるフルアルバム『SCREAMY』をリリースする。タイトルが示す通り、心の叫びをストレートに打ち出したという今作は、5周年だからこそ守りに入るのではなく攻める姿勢、そしてファンへのメッセージが描かれた、今現在のGOTCHAROCKAそのものと言える作品だ。そんな記念作について、Vif初登場となるGOTCHAROCKAの3人にたっぷりと語ってもらった。

◆こんな見方をしていたんだ!?って思うことが結構ある(十夜)

――Vif初登場のバンド恒例の、隣のメンバー紹介をお願いします。

十夜:JUNはうちのバンドの賑やかし役というか、会話の盛り上げ役みたいな感じです。よく喋ります。ステージ的にも派手な位置にいてくれるので、どこに行ってもそういう役割なのかなと思います。多分、僕と樹威さんだけだったら、会話をほとんどしない…。

樹威:あと、外との交流もなくなっちゃう。

十夜:だから、バンドにとって結構重要なことをしてくれています。

JUN:ただ賑やかなやつだけになってない(笑)?

十夜:「重要」ってフォローしたじゃん!

――(笑)。同じギタリストから見て、どんなギタリストですか?

十夜:うちのツインギターって、リードとバッキングですごく分かれているやり方をしているんですけど、ソロものとかを弾いた時の説得力とか、僕や他の人が弾いた時には出ないJUNならではの歌っているような感じは好きですね。

――では、JUNさんから樹威さんを紹介してください。

JUN:ミステリアスですね。なかなかないバランス感を持っている人だなと思います。陰と陽の両方が単純な言葉で表せられるようなパターンでもない、何か“アーティスト”だなっていう感じ。言葉で言うのは難しいので歌やステージで見てもらうのが一番だと思うんですけど、この人バージョンなんだろうなと。樹威ワールドというか。自分でもそれを大事にしているんだろうなと思います。樹威さんにしか出せないパターンの陰と陽が歌やライブで出てくるのが、面白いなぁって。歌詞もマジで思って書いていることもあれば、これマジ!?って思っちゃうようなものもあったり。

樹威:なんか、感覚ズレてる人みたい(笑)。

JUN:でも、感覚がズレてるという感覚を受けることが好きな人だと思うんですよ。

十夜:こんな見方をしていたんだ!?って思うことが結構あるよね。

JUN:人間味のある部分は目に見えてわかりますけど、謎な部分も含めてトータルで人物像ができている感じが…愉快です(笑)。

樹威:十夜も謎なんですよ。

十夜:このまんまですけどね。あ、プライベートが?

樹威:そう(笑)。昔、GOTCHAROCKAに入る前もよく対バンをしていたんですけど、その時は話したことがなくて。目も合わせてこないので、あまり人と話すのが好きじゃないのかなと思っていたんです。クールな印象を抱いていたんですけど、実際に話してみたらすごく優しい感じで、ギャップがありますね。あと、色々と面倒くさいことを率先してやってくれます。

十夜:対バンで会っていた頃は、元々すごく人見知りだし、あまり喋るのが得意じゃないから喋りたくもないしみたいな感じで、人との距離を取っちゃうタイプではあったんですけど、自分ではクールだとは全然思っていなくて。ただ、どうしても昔から人と距離を取っちゃう癖があって、最初は近寄りがたいと言われるので、最近は率先して自分から喋るようにはしています。

――初めてライブを見せていただいた時に、3人それぞれ種類の違う犬っぽいなという印象を受けたんですよ(笑)。

全員:(笑)

JUN:いいっすね、それ。ちなみに何犬ですか?

――JUNさんは確実に小型犬ですよね。チワワとか。

JUN:キャンキャンキャン!みたいな(笑)。よく言われるやつがあるんですけど、何だったかな…パピヨンじゃないし…忘れちゃいました(笑)。でもライブでちょっと激しい曲とかをやりだすと、そういう感じを受けるのは、すっごくわかります(笑)。

十夜:樹威さんはダックスフンドっぽいと思います。

――あと、十夜さんのライブでの動きがスローだなと思って、終演後に直接それをお話ししたら「そうですね。速い動きは得意ではないです」と言っていて(笑)。

十夜:自覚はあります(笑)。ライブの瞬発力って運動神経と関わってくると思うんですけど、僕、運動神経がよくないんですよ。だから、瞬発力でバッと行きたい時も、あんまりスピードが出ないです(笑)。

――バッと行きたい時もあるんですね(笑)。さて、GOTCHAROCKAは今年5周年ということで、おめでとうございます!

全員:ありがとうございます!

――体感的にはあっという間でしたか?

JUN:あっという間という感覚はなくて、振り返ると5年やってきたんだなという重みはありますね。

十夜:今現在だけで考えると早いなと思うけどね。

JUN:うん。5年あれば、色々ありますよね。

樹威:時代背景も変わってきたしね。社会的にもそうですし、対バンしていたバンドも変わってきたり。あのバンドいなくなったなとか。

◆俺は最後まで生きなきゃいけなくなった(樹威)

――この度、ニューアルバム『SCREAMY』がリリースされるわけですが、このタイトルに行き着いた経緯というのは?

樹威:最初、アルバム発売決定というところだけ決まっていて、それを発表した頃はまだ制作にも取り掛かってなかったんです。タイトルは6~7曲録り終わった頃に決めました。ネガティブな言葉も使っているんですけど、すごく感情をストレートに打ち出そうとしているのが歌詞にも反映されているので、このタイトルがいいかなと。例えば、驚かせられたら、その時に「わ!」ってなるように、叫びって思い返して出てくるものではないので、そういう意味でも今回の楽曲に合うなと思って、これに行き着きました。

――どの楽曲もメロが綺麗ですが、GOTCHAROCKAとしては自然とそうなっていくものでしょうか?

JUN:メロディがしっかりしてないと、つまんなくて。良いメロディは誰が歌っても良いメロディですけど、樹威さんが歌った時に、ある種特別なものになる感覚があって。制作中、ピアノとかでメロが入っている段階で綺麗だなという判断もできるんですけど、実際に歌うとGOTCHAROCKAのヴォーカリスト樹威としての軸が入ってきて、より特別なものになります。逆に言うと、全然良くないメロディでも、樹威さんが歌うと良く聴こえたりもするんですけど、やっぱり良いメロディで口ずさみたくなるものって大事やなと思います。

――今作中、ヴォーカルが入ったことにより特に感動したものは?

JUN:個人的には「Brilliant days」ですね。いつも僕はヴォーカル録りの時は現場にいるんですけど、今回はすっげー忙しくて、いなかったんです。だから先入観なく聴けたのもあったと思うんですけど、良い曲になったなぁと思いました。

十夜:レコーディングは自分の役割を終えて、夕方くらいに樹威さんが歌録りをし始めることが多いんですけど、今回はヴォーカル録りの時にJUNは別でアレンジの作業をするという流れが多かったんですよ。でも、最初にマイクの調整で樹威さんが仮で歌ったりするんですけど、「それは聴いてから行くわ」とか、歌が入ってどうなるのかが気になっていたみたいで。

JUN:実際、歌が入るとニュアンスが変わってくるので、俺、何回か樹威さんの声出しの時の歌をスマホに録音して帰ったもん(笑)。ちょっとオケを変えようかなと思って。

――そうなんですね。今作は、TYPE-Aでは「懺劇」、TYPE-Bでは「Brilliant days」がリード曲という扱いですが、アルバムタイトルが『SCREAMY』の中、「The Screamers」をリードにしなかった理由というのは?

樹威:特に深い意味はなくて、どういう見せ方をしたいかというところで。TYPE-Aの「懺劇」では5周年だからこそ守りに入るのではなく攻める姿勢、メンバーのかっこいい部分を出せればいいなと。TYPE-Bの「Brilliant days」ではお客さんに対しての思いや、柔らかい部分を出せればいいなと思いました。

――全体的に、良い意味でギターの主張が強いなと思ったのですが、ヴォーカルとツインギターの3人編成のバンドであるGOTCHAROCKAとしての基本スタイルなのでしょうか?

JUN:メンバー編成のことももちろんですが、まずは自分がギタリストであるということからのアプローチだったり、色々な楽器で構成されている中、一番の世界観を作るのはギターだなというのは結成当初からあって。でも今回、エンジニアさんにも「普通のバンドとは違って、ヴォーカルとギターの3人編成でやっているという仕上がり感をGOTCHAROCKAとして大事にしているので」と伝えました。

――「The Screamers」は王道のギターリフが印象的です。昨日(5月2日)はhideさんの命日でしたが、この曲は音作りやコーラスの入り方など、かなりhideイズムを感じる曲ですね。

JUN:完全に僕が要因ですね(笑)。ものすごく影響を受けているので、hideさんみたいな感じの曲にしようと思っていなくても、自然と出ちゃう部分はあります。

十夜:アレンジも含めてメインコンポーザーはJUNなんですけど、本当にhideさんのことが好きで、影響を受けているんだなというのが一番出やすいのが、やっぱりギターリフですね。リフで引っ張っていくような、こういう曲の時は特に出ていることが多いです。

――ギターの主張が強いと感じた理由は、他にも「JUSTICE」のイントロのカッティング推しや、「Good morning Tokyo!」のサビ後のギターフレーズ、「Mission」のイントロのリフなど、耳に残る印象的なフレーズが多いからかなと。

JUN:なるほど。ありがとうございます! 結局、ギターを始めたきっかけが「かっこいいなー! 俺も弾いてみたいな!」というところで、そういう感覚って、いつまでも残っているというか。これまでにいくつもダサいフレーズを弾いてきた末に、これだなというところに辿り着いているんですよね。でも、僕の中ではかっこつけ過ぎずという決め事はあります。

――「懺劇」は、Aメロ、Bメロ、サビでガラッと印象が変わる展開が魅力的です。

樹威:ライブでやる時はちょっと難しかったりもするんですけど、場面展開があるものが昔から好きで。僕、キーチェンジが好きなんですよ。原曲を作った時も、Aメロ、Bメロ、サビでキーチェンジすることで今まで聴いたことがない楽曲ができるんじゃないかというところから始まったんです。キーチェンジすると違和感を感じることもあるので、そうならずに場面展開できるものがないかなと。不協和音すれすれみたいな、気持ち悪いけど攻撃的な感じが出せればいいなと思いました。

――ギリギリのラインを狙って作られたものなんですね。ちなみに、女性コーラスっぽいものはどなたの声ですか?

JUN:樹威さんのお母さんです。

全員:(爆笑)

樹威:電話越しに(笑)。

JUN:「ちょっと今いける?」って(笑)。

樹威:あれは、僕が裏声を入れたんですよ。エンジニアさんから「いらない」と言われるかなと思ったんですけど、気持ち悪い感じを出したくて、あえて入れました。僕の中では、言葉の印象でシリアスになり過ぎないように明るくしたというイメージなんですけど、それが気持ち悪く聴こえればいいかなっていう。逆に怖く聴こえるかなと。

JUN:夜中に「後ろにいるよ」って聞こえてくるような(笑)。

――(笑)。「Good morning Tokyo!」はライブで盛り上がりそうな曲ですね。

JUN:盛り上がってほしいです!

――「Mission」はイントロのギターリフとは裏腹に歌メロはポップで、特にサビは爽やかだなと感じました。

JUN:そうなんですね! 僕は爽やかという感覚はなくて、サビとして成立しているんですけど、かゆいところに手が届いたようなメロディという感じを受けていて。そのバランス感が面白い曲だなと思っています。良い意味で、サビだけど常に「?」が纏わり付いている感みたいなのがあって、その仕上がりが気に入っています。でも、爽やかと言われたら、爽やかな気がしてきたな(笑)。この曲はヴォーカリストが樹威さんじゃなかったら、絶対作ってないです。

――それはなぜですか?

JUN:かゆいところに手が届いたメロディの構成でできている良きメロディというのは、良い歌を歌える人じゃないと表現できないんです。普通に歌えるレベルの人がやってしまうと完成しない。だから、樹威さんが持っている魅力の一つを引き出すことができればなという思いもあった曲です。完成させるまでのトータルの時間が一番かかったかもしれないです。

――「遺書」は聴き応えのあるバラード曲です。タイトルは「遺書」ですが、歌詞の最後は〈僕は生きたい〉で締められています。

樹威:「遺書」というテーマで曲を作ろうと思って歌詞を書いてみたら、まだ死にたくないなというところに行き着いたんですよね。やっぱり生きようと。遺書を書くということは、死ぬことを決めている人か、決まっている人ですけど、自分にはその気持ちはまだわからないし。結果的にこういう結論に行き着いたんですけど、特に〈僕は生きたい〉と書こうと決めていたわけじゃないんです。

――そもそも、なぜこのようなテーマで歌詞を書こうと思ったんですか?

樹威:自殺って、どうやったら止められるんだろうと思って。この歌詞は親に対して書いているんですけど、僕自身、妹を亡くしていて、妹が死んだ時に「俺、勝手に死ねなくなっちゃった」と思ったんですよ。もし俺が死んだら、母親と親父はどう思うかってことを考えてしまった。それまでの色々な悩みも、こんなことで悩んでいたらダメだと思って。実は妹が死んだ時、悲しさと同時に憤りにも似た感覚も覚えて。変な感覚なのかもしれないけど、俺はこれで最後まで生きなきゃいけなくなったなって。その時のことを思い出したりして。世間で中学生のいじめとか色々と聞きますけど、僕自身の経験やフィクションも交えてこういうものを書いて、誰かしらに届けばいいなと。

――今の樹威さんだからこそ書けた歌詞なんですね。

樹威:昔は書けなかったけど、今だからというのはありますね。

JUN:デモで「遺書」というワードを見た時、え!?って思いましたよ(笑)。

樹威:まぁ、思うよな(笑)。

JUN:「セクシー何々」とかある中で、一つだけ「遺書」って(笑)。

樹威:確かに、一つだけシビアだった(笑)。

◆すごく未来が見えるアルバム(JUN)

――「DramaQueeN」は今作の中で異質なナンバーですが、オーディエンス参加型の楽曲なんだろうなと。

JUN:一緒に遊べればいいなと思って作りました。

――コーラス部分の〈BANZOI GARASA〉というのは、一体何なのでしょうか(笑)?

全員:(笑)

JUN:うちの制作でよくあることで、デモの段階で僕がこの世にない言葉で響きだけでコーラスを入れているんですけど、これは最初〈アビ ガラサ〉と言ってたんですよ。レコーディング中、その僕の声がずっと流れていて、プロデューサーの岡野(ハジメ)さんが「このコーラス、めっちゃいいな」って言い出して(笑)。言葉もテイクも含め「このままでもいいんじゃない?」と言われて、樹威さんに「よくわからない言葉でいいんじゃないっすかね」と話したら、レコーディング当日に樹威さんが〈バンザイ ガラサ〉にしていて(笑)。「なんか言いにくくないっすか?」と(笑)。

樹威:言いにくいし、なんか普通だなと(笑)。

JUN:〈ガラサ〉は残しましょうという話になって、樹威さんが〈バンゾイ〉に(笑)。計算され尽くした適当です(笑)。

――なるほど(笑)。綴りは違いますが、「ガラサ」という言葉はあるみたいですね。

JUN:あら!

樹威:あるんですか!?

――「神の恵み」などの意味合いがあるようです。

全員:(爆笑)!!

樹威、JUN:マジすか!?

JUN:この曲の世界観として、コンガとかみたいな異国な感じを出したくて、ちょっと宗教っぽいイメージもあったんですよ。

十夜:すごいね、繋がった(笑)。宗教感はずっと感じていたんだよね。

JUN:仕上がり的に祭りっぽい感じになったんですけど、最初はカルメンっぽくしたかったんですよ。で、オペラ「カルメン」の作曲者がジョルジュ・ビゼーだったので、「ジョルジュさん」という仮タイトルを付けていたんですけど、結果そうならず(笑)。

――歌詞の内容は、痛い子の話ですよね(笑)。

樹威:痛いと感動するんですよね。なんでだろう。

十夜:痛い子、好きっすよね(笑)。

樹威:いや、特別好きではないけど(笑)。

十夜:でも、このくらい痛い曲のほうが、ライブはやっていて楽しいですよ。

樹威:ちょっと痛いほうが、グッとくることないですか?

JUN:一生懸命じゃないと、痛くならないですからね。

樹威:そうそう、本気なんですよ。純粋。

――なるほど。「赤いマフラーを巻いた女の子」はホーンセクションが入っていたりビッグバンドっぽい要素がある曲ですが、「DramaQueeN」からの流れがとても自然だなと。

JUN:この曲は、遊びが混じった聴いていて楽しい感じだけど、メロディはしっかりしていて、ある意味GOTCHAROCKAっぽい楽曲の一つだなと思います。これもライブで楽しくやれればいいなと。

――「asymMETRY」(TYPE-Aのみ収録)は歌詞がエロティックですね。

樹威:女の子は化粧をしている顔としていない顔で差がないほうがいいという人が多いんですけど、僕は差がないとダメなんですよ。っていう僕の趣味の歌です(笑)。

全員:(笑)

十夜:俺も一緒。

樹威:そうなの(笑)?

――これを読んだ樹威さんファンの方々は、メイクをより厚めにしてくるかもしれませんね(笑)。

JUN:半分だけメイクしてくるんじゃないですか(笑)。1回でわかる(笑)。

樹威:(笑)。いや、徐々に知っていく楽しみですよ。好きになった後だったらスッピンを見て嫌いにはならないじゃないですか。

――自分にスッピンを見せてくれた喜びという男心ですね(笑)。

樹威:頑なに見せない人とか、どうしても見たくなります(笑)。

――(笑)。「アカネとアイ」(TYPE-Bのみ収録)が片仮名なのはなぜですか?

樹威:夏の空みたいな、夕焼けから星空に変わっていく模様を茜色と藍色の対比にして、擬人法みたいな感じですね。

――ラストのバラード曲「Brilliant days」は「遺書」とはタイプが違うこともあり、1作品中2曲バラードというのも程よいバランスです。1作品中のバラードの比率は結構考えるところですか?

JUN:曲のキャラクターによりますかね。イメージ的には2曲くらい入っている感覚はあります。

十夜:ヴォーカリストが樹威さんだから、バラードは絶対に良いんですよ。でも「Brilliant days」はバラードではあるんですけど、個人的にはあまりそういう感覚ではなくて、別ジャンルなんですよね。

――今回の制作において、特に苦労した曲やチャレンジした曲は?

樹威:「Good morning Tokyo!」の歌詞を4回くらい書き直したんですけど、どれもしっくり来なくて。和調の入った雰囲気もあったので、日本人が思っている和というよりは海外の人が見る日本みたいなものを出したかったんですけど、それに当てはまる言葉が出てこなくて悩みながら、ここに辿り着きました。それが良かったのか悪かったのかは、未だにわからないんですけど。

JUN:僕は全部のアレンジ作業が大変でしたね。音選びやバンドのサウンドと、ストリングスやピアノだったり、曲を持ち上げるプラスアルファのサウンドたちをまとめるのが一番大変で、いつも泣いてるんですよ(笑)。でも、気持ち的に大変だなと思う作業の中でも、新鮮だったのは「JUSTICE」ですね。アルバムでこういう曲を作ろうとずっと思っていて、キャッチーで単純にかっこいい、なおかつ樹威さんが歌うことに意味がある仕上がりという部分で、すごく良い形になりました。その過程が楽しかったです。あと「Brilliant days」は、数年前の樹威さんの誕生日にプレゼントした曲だったんですよ。

――なんですか、その素敵エピソードは(笑)。

JUN:いつかバンドでできるような時期が来た時にやれたらいいなぁと思って、ダース・ベイダーのUSBに入れてバースデーライブの日に渡したんです。今回、5年という区切りにいいかなと。

十夜:僕個人のプレイの話だと、今作ではアルペジオ系が結構多く入っていて、それを録るのに苦戦しましたね。2~3日かけて録ったものもあります(笑)。ギタリストにもよりますけど僕はアルペジオって結構難しいと思っていて、表現もすごく出るし、曲のイメージに大きく影響するので、大事にしたいなと思っています。

――そして、5月13日から全14公演の全国ツアーがスタートします。

十夜:今年に入ってから今まで、表に多く出ていた時期ではなかったんですけど、全てはアルバムとツアーのために準備してきたので、やっとそれが全部見せられます。新しい曲たちが増えるので、ライブでの変化もすごく大きいと思うんですよ。今作の曲たちもそうだし、今までのアプローチも変わってくると思うので、楽しみにしています。そういうことも感じに来てくれたらなと思います。

JUN:僕にとって今作は、この先に作りたいものがまだまだあるんだなというのを知ることができた作品で、すごく未来が見えるアルバムな気がしています。5年間やってきて、まだそういう風に感じられたというのが嬉しいことだなと前向きな気持ちになれて、5周年やツアーに向けて素直に良いものにしたいという気持ちで挑めます。今作の曲は音源として聴くのもいいんですけど、生の演奏で血の通った生きたバージョンは思った以上にかっこいいと思うので、それを届けられるのが楽しみです。とことんやれるところまでやれたらなと思うし、アルバムもツアーもたくさんの人に届けたいです。世の中に5年続くバンドがどのくらいいるかわからないですけど、続いているというのは何かあると思うので…見に来てもいいじゃない(笑)!? 来てくれたら確実に何か届けますので、ぜひ待ってます。

樹威:良いアルバムができたという自信プラス、これから初めて新曲をやるということで少なからず不安はあるんですけど、そこが新鮮さだと思うんですよね。これから新しいことがたくさん待っていると思うと頑張れるし、さらに良いものになっていくんじゃないかなと夢を見られる部分なので、1本1本大事に楽しいツアーにしたいです。最近離れてしまっていた人もひょっこり顔を出してくれたら嬉しいし、このアルバムで気になった人も、堅苦しく考えず、ぜひ遊びに来てくれたらなと。「初めてなんですけど、行っても大丈夫ですか?」と言う人がいるんですけど、ライブに来るのは自由だし、皆と楽しめたらなと思います。

(文・金多賀歩美)

ARTIST PROFILE

GOTCHAROCKA

<プロフィール>

2012年5月に結成されたヴォーカリスト樹威(ex.ヴィドール)、ギタリストJUN(ex.Phantasmagoria、SPIV STATES)と十夜(ex.しゃるろっと)から成るロックバンド。2012年8月、『SPEED DISK PRESENTS~森羅万象tour12#2』出演で正式始動。樹威の透明感と毒を持ち合わせた歌声、現代風刺を交えた印象的な歌詞が、メインコンポーザーのJUNが得意とするギターロックとポップセンスに融合。そこに十夜が加わり、歌唱力・演奏力・楽曲のクオリティを兼ね備えたジャンルの枠に捉われないロックバンドとして、精力的に活動を展開。結成5周年イヤーを迎えた2017年、5月にニューアルバム『SCREAMY』をリリースし、全14公演に渡る全国ツアーをスタートさせる。

■オフィシャルサイト
http://www.gotcharocka.com/

【リリース情報】

SCREAMY
2017年5月10日(水)発売
(GOD CHILD RECORDS)

SCREAMY
[限定盤TYPE-A]
(CD+DVD)
GCR-140
¥3,500+税
amazon.co.jpで買う
SCREAMY
[限定盤TYPE-B]
(CD+DVD)
GCR-141
¥3,500+税
amazon.co.jpで買う

【収録曲】

限定盤TYPE-A
[CD]
01. The Screamers
02. JUSTICE
03. 懺劇
04. Good morning Tokyo!
05. Mission
06. 遺書
07. レインフォール
08. DramaQueeN
09. 赤いマフラーを巻いた女の子
10. Marry me,cause I hate U
11. asymMETRY
12. Ash
13. Brilliant days
[DVD]
01. 懺劇
02. 懺劇(Music Video Making)

限定盤TYPE-B
[CD]
01. The Screamers
02. JUSTICE
03. 懺劇
04. Good morning Tokyo!
05. Mission
06. 遺書
07. レインフォール
08. DramaQueeN
09. 赤いマフラーを巻いた女の子
10. Marry me,cause I hate U
11. アカネとアイ
12. Ash
13. Brilliant days
[DVD]
01. Brilliant days
02. Brilliant days(Music Video Making)

【ライブ情報】

●GOTCHAROCKA 5th Anniversary Tour ~Hi-Stupid Dragger~
5月13日(土)西川口Hearts
5月16日(火)札幌COLONY
5月17日(水)札幌COLONY
5月19日(金)仙台HOOK
5月21日(日)HEAVEN’S ROCK 宇都宮VJ-2
5月26日(金)松山サロンキティ
5月28日(日)岡山IMAGE
6月 4日(日)新潟RIVERST
6月 9日(金)浜松FORCE
6月14日(水)神戸VARIT.
6月16日(金)福岡DRUM SON
7月28日(金)名古屋ell.FITS ALL
7月29日(土)江坂MUSE
TOUR FINAL
8月18日(金)TSUTAYA O-EAST

●5th Anniversary presents 樹威 Birthday live
~ロミオ&ジュイエット物語2017、梅雨。~
6月30日(金)東京キネマ倶楽部

●5th Anniversary presents 十夜 Birthday live
8月11日(金・祝)新横浜NEW SIDE BEACH!!

●5th Anniversary presents JUN Birthday live
11月17日(金)神戸VARIT.

●AREA 20th ANNIVERSARY
6月3日(土)Zepp Tokyo
出演:GOTCHAROCKA、彩冷える、A9、コドモドラゴン、vistlip、ユナイト、少女-ロリヰタ-23