ライブレポート

2018.8.10
千聖/Crack6 × ZIGGY@恵比寿LIQUIDROOM
「千聖/Crack6 TOUR 2018 『ジキルとMAD RIDER』“究 ~千聖 > Crack6~【千聖・ZIGGY 2MAN LIVE】”」

PENICILLINのギタリスト千聖のソロワーク&ソロプロジェクトCrack6のダブルネームによるツアー後半戦の初日として、ZIGGYとのツーマンライブが8月10日、恵比寿LIQUIDROOMにて行われた。

近年、千聖と森重樹一は公私ともに交流があり、6月にリリースされた千聖/Crack6のスプリットシングル『ジキルの空/MAD RIDER』において、森重がボーナストラック「MONSTERS OF ROCK NIGHT SHOW!」の作詞を手掛け、さらにゲストヴォーカルとして参加している。また昨年、千聖のソロデビュー20周年を記念したイベントで森重とは共演を果たしているものの、後の千聖のMCで語られた「ZIGGYとツーマンをするなんて、高校生の時の自分には考えられなかった」という言葉が示す通り、この日、遂に初のツーマンという形で夢のステージが実現した。

先攻はZIGGY。カトウタロウ(G)、Toshi(B)、CHARGEEEEEE…(Dr)、佐藤達哉(Key)という強力な布陣のもと、「Hello 東京~」という森重の挨拶を口火に代表曲の一つ「GLORIA」が幕開けを飾り、メンバー、オーディエンス双方がトップギアでスタートを切った。森重が放つ“永遠のロックスター”オーラはまさに唯一無二だ。

前日にマスタリングを終えたばかりだというニューアルバム『ROCK SHOW』(10月24日リリース)から早くも「この夜の向こうへ」が初披露されるという嬉しいプレゼントもありながら、ステージが夕日を思わすアンバーカラーに染まった「翳りゆく夏に」、森重がギターを手にした「STAY GOLD」と、ミディアムナンバーが奏でられ、フロアにはオーディエンスの手が揺れた。ZIGGYらしさ溢れるメロディアスな「La Vie en Rose」を皮切りに後半戦に突入すると、「DON’T STOP BELIEVING」「STEP BY STEP」を立て続けにプレイ。ラストは「WHISKY, R&R AND WOMEN」で森重、オーディエンスともに拳を上げ、コール&レスポンスを交わすと、森重は満足気な笑みを浮かべ、ZIGGYのステージは終幕を迎えた。

後攻、千聖/Crack6のステージの幕が開くと、そこにはギターを持つ千聖の姿が。前回のレポートに記した通り、頚椎ヘルニアの影響でツアー前半戦ファイナル公演時点では、彼がギターを手にできたのは全19曲中僅か4曲(しかも、ギターはスタンドに固定された状態)だっただけに、久々に目にする“いつもの”千聖の姿に嬉しさを覚えた者も多かっただろう。キャッチーな「VENUS ~XX ver.~」でスタートした後、「破壊不可能」では千聖のギタープレイが炸裂し、ヘヴィーな音の洪水が空間を満たした。

中盤ではヴォーカルに専念する場面が多かったものの、「Wake Up! ~XX ver.~」ではフライングVも登場。Crack6の最新ナンバー「MAD RIDER」で場内の熱をさらに上げると、再びギターを手に、昨年リリースのソロデビュー20周年記念盤に収録された「Can you Rock?!」をプレイ。音源や普段のライブでは「愛してるZE!」と放つシーンで、「ZIGGYさん、愛してます」と千聖は笑顔を見せた。そして、〈ハレルヤ〉の言葉とともにフロアから無数の手がステージへ向けられた「ジキルの空」をもって、千聖/Crack6のステージは幕となった。

その後、ZIGGY、千聖/Crack6メンバー全員参加でのセッションへ。「ZIGGYや様々なハードロックに衝撃を受けて作りたいと思った曲」という「KICK! ~XX ver.~」(千聖)を、次いで、千聖と森重による共作曲「MONSTERS OF ROCK NIGHT SHOW!」が満を持してライブ初披露となった。さらに、森重の提案で千聖がギターソロを弾くことになったZIGGYの「SING MY SONG」、そして「EASTSIDE WESTSIDE」で最高潮の盛り上がりを見せ、この奇跡のツーマンは終演を迎えた。ここで繰り広げられた最高にROCKなNIGHT SHOWは、この場に居合わせた全ての人々の目に強く焼き付いたに違いない。

この日、森重が口にした「キャリアなんて関係ねーじゃん。一緒にやって、未知のものが生まれるのが楽しいんじゃん。音楽ってそういうもんだろ?」という言葉が印象的だった。そして「千聖くんとはケミストリーを感じているから、また何かやろうぜ」との発言もあったので、二人のロックスターの今後にも期待したい。

◆セットリスト◆
【ZIGGY】
01. GLORIA
02. I’M GETTIN’ BLUE
03. この夜の向こうへ
04. 翳りゆく夏に
05. STAY GOLD
06. La Vie en Rose
07. DON’T STOP BELIEVING
08. STEP BY STEP
09. WHISKY, R&R AND WOMEN

【千聖】
01. VENUS ~XX ver.~
02. 電撃ミサイル2000 ~XX ver.~
03. 破壊不可能
04. BANG
05. CYBER ROSE ~XX ver.~
06. Wake Up! ~XX ver.~
07. MAD RIDER
08. Can you Rock?!
09. ジキルの空

【セッション】
01. KICK! ~XX ver.~
02. MONSTERS OF ROCK NIGHT SHOW!
03. SING MY SONG
04. EASTSIDE WESTSIDE

(文・金多賀歩美/写真・堅田ひとみ)


【リリース情報】
千聖/Crack6『ジキルの空/MAD RIDER』
2018年6月6日(水)発売

[初回盤A](CD+PHOTOBOOK)TKCA-74657 ¥2,222+税

[CD]
01. ジキルの空(千聖)
02. MAD RIDER(Crack6)
03. ジキルの空~ExtreeeemE Mix~(Remixed by KYONO)
04. ジキルの空(Instrumental)
05. MAD RIDER(Instrumental)

[初回盤B](CD+DVD)TKCA-74658 ¥1,759+税

[CD]
01. ジキルの空(千聖)
02. MAD RIDER(Crack6)
[DVD]
・「ジキルの空」ビデオクリップ
・「ジキルの空」ビデオクリップメイキング

[通常盤](CD+ONLY)TKCA-74657 ¥1,204+税
ボーナストラック「千聖プロデュースイベント“MONSTERS OF ROCK NIGHT SHOW”」のイメージテーマソング収録

[CD]
01. ジキルの空(千聖)
02. MAD RIDER(Crack6)
03. MONSTERS OF ROCK NIGHT SHOW!(ボーナストラック)

【ライブ情報】
「千聖/Crack6 ワンマンTOUR 2018 ジキルとMAD RIDER “究 ~千聖 > Crack6~”」
8月18日(土)大阪・大阪 MUSE【究 ~千聖2018 ザ・セミファイナル~】
OPEN 17:30 / START 18:00
8月25日(土)東京・新宿 ReNY【究 ~千聖2018 ザ・ファイナル~】
OPEN 17:15 / START 18:00

<チケット>
All Standing ¥5,400(税込/D別)
・入場時別途ドリンク代が必要になります。
・ご入場には6歳以上からチケットが必要になります。

<TOTAL LIVE INFO.>
サイレン・エンタープライズ
TEL.03-3447-8822
http://www.siren-enterprise.com

千聖/Crack6 オフィシャルサイト http://www.crack6.jp
徳間ジャパンコミュニケーションズ http://www.tkma.co.jp/jpop_top/chisato.html