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MIYAVI、日本人初のUNHCR親善大使に就任。「自分ができることがあれば全てやりたいと思っています」

“サムライギタリスト”として世界から高い評価を受けるMIYAVIが、日本人初のUNHCR(国際連合難民高等弁務官事務所)親善大使に正式に任命され、日本記者クラブでフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官による任命式が行われた。

MIYAVIは2014年、アンジェリーナ・ジョリーUNHCR特使が監督を務めた『Unbroken(邦題:不屈の男 アンブロークン)』への出演を機に、難民の現状やUNHCRの活動に関心を抱き、難民問題の解決への思いを込めた楽曲「The Others」を制作。レバノンやタイのミャンマー難民キャンプを訪問し、自身のSNSなどを通じて難民の子どもたちへの教育の意義などを積極的に発信し続けてきた。このような活動の功績と今後の貢献への期待から、今回のUNHCR親善大使の就任に至ったという。

任命式でグランディ高等弁務官が、「MIYAVIさんは個人的にメッセージを届けてくれているだけでなく、音楽を通して大切なメッセージを届けてくれています。難民を取り巻く状況はとても大変ですが、特に日本の若い皆さんに発信をしていっていただきたい」と親善大使の任命状を手渡すと、MIYAVIは以下のように語った。
「2014年にUNHCR特使でもあるアンジェリーナ・ジョリー氏に紹介されて、レバノンとタイにある難民キャンプを訪問させてもらいました。行く前はアンジェリーナ氏ほど有名ではない自分に何ができるのか怖かったですし、不安な気持ちでしたが、初めて子供たちの前でギターを弾いた時に、彼ら彼女たちの(瞳の)輝き、そして音楽を聴いた時の彼らのキラキラした表情を見て、自分たちにも何かできることがあるかもしれないと感じました。それと同時に、国を追われ、本当に苦しい生活を余儀なくされている人たちの現状を目の当たりにして、もっともっと自分にできることがないかと考え始めました。自分にも二人の娘がいます。(難民の)子供たちが教育を受けられずに日々の生活のために働いている姿を見て本当に胸が痛かったですし、その現状が今もまだ続いているということに対して、自分ができることがあれば全てやりたいと思っています」

●MIYAVI “The Others” (UNHCR ver.)

グランディ高等弁務官は、MIYAVIを才能豊かなミュージシャンであると称賛。
「MIYAVIさんがジュネーブで音楽を演奏してくれるところを見ました。子供たちの合唱団と一緒に演奏してくれたのですが、その時喚起された感情はとても深いものでした。このような感情を通して、人々に難民を理解してもらうというメッセージを届けることができる。これは多くのスピーチにも勝るものになると思います」と今後の活動への期待を寄せている。

●ジュネーブで行われた「Superstar Miyavi performs at the Nansen Refugee Award ceremony」

MIYAVIは難民キャンプの過酷な現状に直面しながら、ギターを片手に難民や現地の子どもたちと音楽を通じた交流を行ってきた。難民キャンプ訪問は、自身の音楽にも変化をもたらしたという。
「2015年に初めてレバノンの難民キャンプを訪問して以来、自分の音楽を作る際のプライオリティが変わりました。娯楽、音楽、映画…平和だからこそ享受できる業界に自分がいる中で音楽ができることを全うしていきたい」
「自分の前に銃を持った人たちがいた時に、僕はギターで人を守ることができないかもしれない。けれど、自分の音楽が世界中に鳴り響くことで、もしかしたらその紛争を止めるきっかけになるかもしれない」
自らの音楽を通じ、そのヴィジョンをより多くの若者たちと共有していきたいと語ったMIYAVI。これからはこの難民という大きな問題を、日本人初のUNHCR親善大使としてより力強く世界に伝えて行ってくれるに違いない。

今回のMIYAVIのUNHCR親善大使就任に際し、親交のあるアンジェリーナ・ジョリーUNHCR特使からは次のようなメッセージが寄せられている。
「MIYAVIはこれまで難民問題に深くかかわり、難民の方々に思いやりと理解を示し、音楽という素晴らしい贈り物を届けてくれました。MIYAVIが彼らとふれあい、音楽という表現方法で自身の情熱を共有している姿はとても感動的です。私にとっても今回のUNHCR親善大使就任はとてもうれしく、これから一緒に活動するのが楽しみです」

(文、写真・後藤るつ子)


MIYAVI オフィシャルサイト http://myv382tokyo.com/
UNHCR親善大使MIYAVIのページ(英語) http://www.unhcr.org/miyavi.html

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