MASAKI

MASAKIとアルバム参加アーティストが語る、アルバム『BASSTARIAN』

圧倒的な完成度を誇るMASAKIの最新アルバム。収録された全11曲の聴きどころを、MASAKIと前出のベーシストたち、さらに、櫻井有紀、KENTARO(DAIDA LAIDA)、you、kiyo(共にNicori Light Tours)、影丸(-真天地開闢集団-ジグザグ)、都啓一(SOPHIA、Rayflower)ら、今作を共に形作ったアーティストたちに教えてもらった。アルバムを聴くときには、ぜひここで語られた作品の魅力もチェックしていただきたい。

アルバムのテーマ

ベーシストのソロアルバムとなると、ファンキーになったり、本人が歌う作品になったりする事が多いかと思いますが、あくまでもロック、メタルの土壌でベースが主役のインストを作る事。前作からヴォーカル曲も2曲ずつ入っておりますが、あくまでインストで4弦ベースの可能性を追求しております!

アルバムタイトル『BASSTARIAN』の由来

私は野菜をあまり食べないのでベジタリアンの逆なのですがそこから発想し、ベース一筋で生きてきたので、低音食主義という事でBASSを引っ掛けて『BASSTARIAN(ベスタリアン)』となりました!

制作で印象に残っていること

2020年から制作は開始していたので、非常に計画通りに進みました。あとはゲスト陣にどの曲を弾いていただくかを、パズルのように組み合わせていく感じでしたね。
曲的には「MADJOY」はリフのリズムアプローチが新しいパターンで、結果アルバム1のキラーチューンになったかなと思います!

作品内の自身のテクニックフレーズで、気に入っている所や聴き所

  • 「01.BLASTACT」でのパーカッシブタッピング、カッティング奏法
  • 「02.MADJOY」でのフラメンコ奏法
  • 「03.TREMOLO」イントロのマルチフィンガー速弾き
  • 「05.FATE」エンディングのメロディックタッピング
  • 「07.UNITE」イントロのセブンフィンガータッピング
  • 「11.END」のコードタッピング
    …です!

01.BLASTACT(作曲:MASAKI&鋼鉄兄貴)

B:MASAKI、G:鋼鉄兄貴、Guitar Solo:小林信一、Dr:JOE(DAIDA LAIDA、DASEIN、ELLEGUNS)

MASAKI

タッピングから始まりイケイケのユニゾンリフ、メロディックなソロ、ワウを使ったカッティング奏法などアルバムの1曲にするべく作った曲です 。正確無比なJOEのドラム、カミソリギターな小林信一のソロが素晴らしい。エンディングの泣きソロも、MASAKIスタイルなのです。

02.MADJOY(作曲:MASAKI)

B:MASAKI、G:鋼鉄兄貴、Guitar Solo:ISAO、Dr:影丸、Keyboard Solo:DIE

MASAKI

本作イチの攻撃的ナンバーです。影丸のドラムスタイルは、師である菅沼孝三さんの遺伝子を受け継ぎつつも若き血を注いでくれております。ISAO君、 DIEちゃんの ソロプレイもイメージ以上のプレイで、正に真のミュージシャンでした。各楽器のぶつかり合いがテンションを上げてくれます。

影丸

まず、今作に参加させて頂き本当に光栄です。MASAKIさんはもちろん、自分が今まで聴いてきた先輩方の中に影丸の名が…感無量です。

「MADJOY」の聴きどころは、冒頭のユニゾンに始まり、リフに、メロに、サビに、ソロに…ありすぎて困るのでとにかく一度聴いてみてください。嵐のように過ぎ去ってもう一度聴いてみたくなるはずです。掛け合いのソロもてんこ盛りに叩かせていただいたので、ぜひご注目ください!

03.TREMOLO(作曲:MASAKI&鋼鉄兄貴)

B:MASAKI、Guitar:鋼鉄兄貴、Guitar Solo:KENTARO、Dr:JOE、Key:増田隆宣

MASAKI

本作は鋼鉄兄貴との共作が多いのですが、この曲は鋼鉄兄貴が主軸のイメージで作ってくれた曲です。彼は元々弟子でありつつもギターテクニック、作曲センスが優れております。リフにホーンが絡む感じは今までにないソロ曲となりました。王道スタイルで攻めてくれた、けんちゃんのギターソロ。ホーンからソロまで全面参加して頂いた増田さん。尖ったハーフタイムシャッフルメタルをお聴き下さい!

KENTARO

テクニカルかつ落ち着いた雰囲気を持つこの曲は、大人のヘヴィーインストって感じですね。ソロパートではMASAKIさんのスタイルが炸裂しています! 僕は曲の雰囲気に沿った感じで、ロングトーン多めで弾いてみました。

04.MAGENTA(作詞:櫻井有紀、作曲:MASAKI)

B:MASAKI、Vo:櫻井有紀、G:SYU、Dr:shuji

MASAKI

コロナ禍に入った2020年に制作していた曲です。有紀君のキーに合わせたこともあり、ローBチューニングのベースで弾いております。シュウちゃんのタイトなドラムと、SYUのスラッシーなギターが融合し、見事なライブチューンとなりました。

櫻井有紀

この作品も例に漏れずMASAKIさんの超絶技巧プレイが必聴なのはもちろんですが、 ライブでの盛り上がりまで計算されたかのような、精巧なアレンジがとても素晴らしいのです…! 良曲にご縁をいただけたので、作詞もとても捗りました! ひときわ異彩を放つ作品「MAGENTA」、まさに“混ぜるな危険”でございます!^^

05.FATE(作曲:MASAKI)

B:MASAKI、G:YUKI、Dr:長谷川浩二、Key:都啓一

MASAKI

80年代感のノスタルジーな要素を入れた泣きナンバーです。Aメロはプルでメロ、Bメロでフリーなソロ、サビでギターとのユニゾンという3段構成なベースの組み立てをしております。アダルトかつロックセンス抜群のユッキーギターが曲を引っ張ってくれます。ラストはタッピングで叙情的に!

06.BASSTARD(作曲:MASAKI)

Bass Solo
1st、10th(1:01~、3:29~):MASAKI、2nd(1:18~):石川俊介、3rd(1:34~):岡峰光舟、4th(1:51~):須藤満、5th(2:07~):瀧田イサム、6th(2:23~):BOH、7th(2:40~):Hiromu Fukuda、8th(2:56~):中村和彦、9th(3:12~):IKUO

MASAKI

ベーシスト9人によるベースバトル曲です。レジェンド枠からは石川俊介さん、須藤満さん。PSYCHO DAZE BASSレーベル枠からはIKUO、瀧田イサム。バンドとしての人気はもちろん、メタル魂を持つベーシスト枠で岡峰光舟、中村和彦。後輩テクニカル枠でBOH。最新鋭のスラッパー枠でHiromu Fukuda。ベーステクニックの玉手箱や〜!

石川俊介

素晴らしいベーシスト達が、一同に会してこれでもかと弾きまくっております。迫力満点です!

岡峰光舟

Em一発なソロを、自分のルーツであるリッチー・ブラックモアを交えながらヤケクソで弾きました。後半4小節のタッピングもヤケクソで弾き切りました。いろんな方のソロも皆さんらしくてウケました。

須藤満

そうそうたるメンバーによる怒涛のベースソロのリレーでお腹いっぱいになりますねー。自分は「少しテクニカルな王道のスラップソロ」を目指して録音しました。珍しく少し歪ませた仕上がりにしたのは、Rockな皆さんへのささやかな対抗心です。

瀧田イサム

ミディアムスローのロックでブルースとEDMのエッセンスも感じますが、曲自体はシンプルでアドリブする者の創造や構想の邪魔をしないMASAKIさんらしい配慮が。僕自身のプレイは6弦ベースの高音域を活かし、ネオクラシカルで攻めました。

BOH

もう、弾きまくりですね(笑)。その中でも『どんなプレイをしてもMASAKI節』になるのが凄いです! 僕のソロパートでは特別難しいプレイはしていませんがMASAKIさんとは違ったアプローチを意識しつつ、数回弾いた中でのベストテイクを選びました。

中村和彦

そうそうたるメンバーによる、まさに地獄のようなベースバトルです。皆様それぞれの個性も存分に感じられて、とにかくベースにまみれたい、そんな気分にうってつけな曲だと思います。自分のパートについては、前半はピック弾きで重めな感じでいきつつ、後半から指弾きに切り替え、速弾きも織り混ぜてMASAKIさんリスペクトな感じになっています。

IKUO

この曲は凄いゲストベーシストの皆さんのテクニカルでロックな凄まじいソロが聴けます! その中で自分らしいベースソロを弾けたのではと思います。トリプルプルをメインにしたスラップを弾かせてもらいました。

MASAKI

各ベースパートの魅力を一言で表すと…

石川俊介さん「風林火山チョッパー!」
岡峰光舟「荒ぶるメタル城かかと落とし!」
須藤満さん「元祖フュージョン&パンチ打法!」
瀧田イサム「ハイチオールC殺法!」
BOH「マルチ闇鍋麺かた濃い目!」
Hiromu Fukuda「近代じゃじゃ馬爆裂スラップ!」
中村和彦「ピックリ、ドッキリメカ発動!」
IKUO「ロータリー男爵!」

…です!

07.UNITE(作曲:MASAKI)

B:MASAKI、G:you(Nicori Light Tours、ex.Janne Da Arc)、Dr:長谷川浩二

MASAKI

右手の2本の指で同一弦上をタップする特殊ライトハンドがメインのリフです。国内最高峰のドラマー長谷川さんのドラム、変態度満載のyouちゃんのギターが曲をスリリングにしてくれています。スネアが頭打ちになる曲がMASAKIソロでは無かったので、ここに来て登場です。

you

間奏のベースとのユニゾンセクションが、特に聴き応えがあると思います。ギターソロもかなり攻めています。弾き応え、聴き応えのあるアルバムに参加させていただき嬉しいです!

08.ARROW(作曲:MASAKI&鋼鉄兄貴)

B:MASAKI、G:鋼鉄兄貴、Guitar Solo:K-A-Z、Dr:長谷川浩二、Key:都啓一

MASAKI

前作アルバム収録曲「YAIBA」の続編ともいえる曲です。刃から矢になり危険度満載のキラーチューンです。アッパーなテンポ、K-A-Z君とのバトルはビリー・シーンvsスティーブ・ヴァイのそれ的な感じでゾクゾクしますね。既にライブでも欠かせない必須曲となっております。

都啓一

オルガンをメインで弾いていますが、Bメロの白玉からユニゾンになるところが聴きどころです!

09.HANABIE(作詞:櫻井有紀作曲:MASAKI)

B:MASAKI、Vo:櫻井有紀、G:RENO、Dr:shuji、Key:kiyo

MASAKI

この曲の原形は2001年頃にはあったかと思います。世には出していなかったので、今回、有紀君の声にハマるかと思い再構築しました。有紀君の艶やかな歌声、RENOの哀愁ギター、そしてトータルアレンジが素晴らしいkiyoちゃんのキーボードが色を添えて、切なさを上げてくれております 。

kiyo

壮大な景色が見えるこの曲は全てが聴きどころですが、やはりMASAKIさんのベースソロ部分は、曲の世界の空模様が変わる重要な場面だと思います。キーボード的には、景色の奥行きをさらに深めるような音色とフレーズを心がけました。

10.ALICE(作曲:都啓一)

B:MASAKI、G:YUKI、Dr:影丸、Key:都啓一

MASAKI

MASAKIソロアルバムで初の、作曲を単独で依頼した曲となりました。都師匠にはプレイも気も許せる名パートナーとして今回作曲を依頼したのです。初めてデモを聴いた印象が、迷い込んだ世界に居るような感じがしたので「ALICE」と命名しました。間奏ソロではフレットレスベースを使っております。

都啓一

色々な展開をしているところを、ぜひ聴いてほしいです。サビの後のリズムがハーフになっているところとかエモいです(笑)!

11.END(作曲:MASAKI&鋼鉄兄貴)

B:MASAKI、G:鋼鉄兄貴、Guitar Solo:清水昭男、Dr:JOE

MASAKI

アルバムのラストはバラードで締めたい…大人の欲望です。コードタッピングから始まり、サビでの転調、メロ弾きもビブラートを混ぜながら色気重視です 。曲のイメージは、世紀の格闘マッチ“天心vs武尊”戦の試合後からインスピレーションを受けました。ギターはSHY BLUE時代の盟友、清水が参加してくれました。


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