PENICILLIN千聖のソロプロジェクト“Crack6”、10周年アニバーサリーのファイナルを飾るミニアルバム『Crazy Monsters Parade』が完成!
2003年6月6日に活動をスタートし、昨年10周年を迎えたCrack6。12月にメモリアルフルアルバム『6 elements』を発表した彼らだが、早くもニューミニアルバムが完成。ジャンルを問わない多種多様な楽曲群に加え、初回限定盤DVD&通常盤ボーナストラックには、現メンバーの他、同世代のアーティストが多数参加している。そんな今作について、そしてCrack6というプロジェクトについて、MSTR(千聖/Vo&G)と、唯一活動スタート時からのメンバーであるSHIGE ROCKS(G&Sound Producer)、2010年より参加しているTENZIXX(長野典二 from everset/B&Cho)の3人に話を聞いた。
◆贅沢なプロジェクトなんじゃないかな(MSTR)
――これまで様々なアーティストの方がCrack6に参加してきた中、ここ数年メンバーが固定化してきた要因というのは?
MSTR:最近ライブが多いので、固定の方が気が楽というか、ぶっつけ本番的なジャミングするメンツも良いんですが、固定のメンツの方が、バンド的なまとまりがあって必然的に呼吸が合いやすいですよね。
――ライブを観た印象として、ソロプロジェクトというよりも、バンドっぽいなと思いました。
MSTR:2年くらいこのメンツでやってきて、意味があったんですね。
TENZIXX:良かったですね。
MSTR:なんで上から目線(笑)。
SHIGE ROCKS:他人事(笑)。
TENZIXX:いや、良かったなーと思って。気になるところではあったので(笑)。
MSTR:結成当初から同じメンバーでずっとやっているPENICILLINとは、また違うものでやるというところで、最初の頃の音源に関しては、かなりコラボレーション要素が多かったんです。今のメンバーは演奏だけじゃなく、エンジニアリングも、ソングライティングもガンガンやる人たちなので、いわゆるプロデューサーたちが集まって音楽を作り出しているような感じかな。シゲさん(SHIGE ROCKS)とO-JIROくん(Dr)はベースも、鍵盤もできるし。僕以外にシャウトができるテンちゃん(TENZIXX)がいて、PENICILLINのエンジニアリングもやってもらってたり、コーラスも綺麗な結ちゃん(U6/G)がいて。そういう人たちと一緒に作っていると、色々なアイディアが出てくるので、PENICILLINとはまた違った面白さがありますね。
TENZIXX:Crack6は、全然違うことをやってきた人たちが共存しているというところが、一番面白いなと思いますね。
SHIGE ROCKS:世代も違うしね。
MSTR:シゲさんとテンちゃんって、いくつ違うの?
SHIGE ROCKS:17歳。ヘタしたら親子だよね。結ちゃんなんて、完璧親子だよ。
TENZIXX:結ちゃんは2歳下ですね。
MSTR:最年長と最年少が19歳差。V6みたいに、アダルトチームとヤングチームに分けられるね(笑)。
――(笑)。典二さんが参加したのは、作品で言うといつ頃ですか?
TENZIXX:正確にいうと「狂瀾〜Kyoran〜」という曲のMV(2011年7月発売アルバム『Butterfly Effect』収録)からですけど、CDとしてはシングル『Chocolate Monster』(2010年11月会場限定発売)頃からですね。
――きっかけは?
TENZIXX:あるライブに千聖さんが見に来てくれていて、僕のことを推しておいたからって、スタッフに言われたんです。終わるまで知らなかったんですけど。その時にお会いして、すごく緊張しました(笑)。
MSTR:チェックのために行っているから、ずーっとテンちゃんを見てたよ(笑)。
TENZIXX:ライブ前に聞かなくて良かったです(笑)。
MSTR:Crack6の場合は、様々なパターンのテンションの高い音楽が多いので、ただ上手いとか、かっこいいだけは求めていないので、それ以外にも暴れられる人、一緒に歌ったり飛び跳ねたりできるベーシストがいいんだけどって相談したのが、eversetのスタッフの子だったんです。「良いのがいますよ」って言われて、じゃあ見に行こうと。
TENZIXX:暴れてみるもんですね。
MSTR:なかなか生きのいいのがいるなぁと思って(笑)。そこからずっと一緒だね。
TENZIXX:新参者の気持ちだったんですけど、もう違うなと。
MSTR:今は、いなきゃいけない弟みたいなポジション。
TENZIXX:ありがとうございます!
MSTR:ソングライティングの威力を発揮してくれていて、テンちゃん作曲の曲が結構多いんですよ。Crack6への貢献度が高いんです。
――ずっと一緒にやってきたシゲさんから見て、Crack6としての千聖さんの変化はありますか?
SHIGE ROCKS:最初の段階は手探りだったんですよ。あれもこれもやりたいと、手を広げ過ぎるようなところがあったんですけど、最近は彼の中で毎回目標が決まっていて、サポートしやすいですね。あとは、もう長いので、全部を喋らなくても伝わる時もあるし、そういう部分はスムーズになりました。何に関しても、すごく芯を捉えることが多くなってきたなと、成長したのかなと思いますね。
MSTR:2言えば10わかってくれる人がいつつ、新しい風を吹き込んでくれる人もいて。そういう意味では、贅沢なプロジェクトなんじゃないかな。俺も感性で話しちゃう時があって、訳してくれる人が欲しかったりするので、シゲさんやジローさんはその役目も果たしてくれていると思うんです。
――良いバランスですね。
MSTR:会話も、全員色んなことを話すけど、 最後は大体ヤングチームに矛先が向くので、その二人はどう上手く受け流すのかっていう(笑)。
SHIGE ROCKS:困っている二人を見るのが楽しい、みたいな(笑)。
TENZIXX:最近は結ちゃんにパスをするというのを覚えて。
MSTR:結ちゃんは受け止めるからね。若いのに一番人間ができてる(笑)。
◆負けたくないっていう気持ちがあって(TENZIXX)
――アルバム『6 elements』(2013年12月発売)の次の作品として、シングルではなくミニアルバムを制作した理由というのは?
MSTR:10周年としてはシングル『Loveless』(2013年2月発売)、『シグナリズム』(7月発売)があって、『6 elements』自体は10曲なんですけど、アルバムに入れていないc/w曲もあるので、全体では16曲あるんです。もう一超え、この流れで作ってみたくて、感覚を忘れないうちに早めに作りたいなと。そういう無謀な計画を立てたら、皆「無謀だ」っていう顔をしながら、チャレンジ精神がすごいからか、やってくれたんですよね(笑)。『6 elements』の続編みたいな感覚もありつつ、新しい進化を遂げている…両方がブレンドされているというのが面白いなと。でも、大変さで言ったら前回の『6 elements』の方が大変でしたね。僕が副鼻腔炎と喘息になっちゃって、一週間以上声が出なくて作業が止まってしまってね。ストレス溜まりまくりでした。
TENZIXX:ギャグの筆談っていうのは初めて見ましたね。
MSTR:マネージャーに「そんなバナナ」とか言わせようとしたり(笑)。今回の方は、大変だったのはスケジュールだけです。ただ、疲れている時はみんな集中力がないから、くだらない話ばっかりして終わっちゃった時もありましたよね。
SHIGE ROCKS:皆、そのくだらない話を終わらせたくない空気が出てるんですよ。やんなきゃいけないのに、始めないっていう。
全員:(笑)
――夏休みの宿題みたいですね(笑)。
MSTR、SHIGE ROCKS:そんな感じ(笑)。
MSTR:皆「さぁ、やりましょうか」って、その一言が言えないんだよね(笑)。
SHIGE ROCKS:思ってるんだけどね。
TENZIXX:いいリアクションとる人もいましたしね(笑)。
MSTR:クイズ大会で盛り上がっちゃったんだよねぇ。
TENZIXX:でも今回、音数がすごく多いですよね。音にもすごく時間がかかってるんじゃないですかね。
MSTR:たぶん、無駄話をしているようで鋭気を養っておいて、集中する時にビシッとやったんだよ。
――理想的ですね。“Crazy Monsters”というワードは、主催イベント「Crazy Monsters」からの流れですよね。
MSTR:去年の6月くらいに「Crazy Monsters」ツアーを、ν[NEU]、GOTCHAROCKA、THE MICRO HEAD 4N’Sと回ったんです。最後だけALvinoも。その後、10月にハロウィンイベントをTHE MICRO HEAD 4N’S、ALvinoとやって。結構盛り上がったので、セッションぽい代表曲を作ろうっていう話が出ていたんです。皆も楽曲に参加できれば、思い入れも更に強まるかなと思って。
――典二さん作曲ですが、“Crazy Monsters”というテーマありきでの曲作りだったんでしょうか?
TENZIXX:なんとなくは聞いていたので意識はしました。パーティっぽい要素を持った曲というのは、こだわりがあるというか、負けたくないっていう気持ちがあって…
SHIGE ROCKS:誰に?
TENZIXX:誰にも。
SHIGE ROCKS:すごいねぇ~。
TENZIXX:背伸びして言ってるんですから(笑)!
全員:(笑)
TENZIXX:大人数でワイワイできる曲にうまく仕上がったので、良かったです。
――「Crazy Monsters ~Crazy All Monsters ver.~」(初回限定盤DVDにMV、通常盤ボーナストラック)には、Rickyさん、KOJIさん(ALvino)、潤さん(ALvino)、SHUN.さん(THE MICRO HEAD 4N’S)が参加していますが、イベント前から交流があったんですか?
MSTR:Rickyさんとは、オムニバスアルバム『BRAND NEW WAVE』(2013年3月発売)で、Crack6の「KICK!」を一緒にカバーした時に初めてちゃんと会って、歌もカッコいいんですけど、それ以外にも人柄が良かったので(笑)。SHUN.くんは、去年の「Crazy Monsters」ツアーがきっかけでしたね。KOJIくん、潤くんは、実はLa’cryma ChristiやPIERROT時代は話したことがなかったんですよね。話してみたら、いい雰囲気があったので、一緒にできそうだなと。
――シゲさんと典二さんは?
SHIGE ROCKS:全くなかったですね。
MSTR:オムニバスのレコーディングで、Rickyさんが俺らのスタジオに来た時、呼び出しのインターホンが壊れていて。しかも、玄関からスタジオの部屋まで電気を消してたから、真っ暗だったんですよ。それで超困惑しながら入ってきたらしくて(笑)。その時もやっぱり、最初の2時間くらい作業を止めて全然関係ないことを話してました(笑)。偶然なんですけど、その後テンちゃんはDASEINのベースを弾くようになって。でもテンちゃん、Rickyさんとあの時はあんまり喋ってなかったよね。
TENZIXX:ちょっと期間が空くと、なんかよそよそしい感じになるんですよ(笑)。
全員:(笑)
SHIGE ROCKS:なんかやったんじゃないの?
TENZIXX:仲良いつもりなんですけどね(笑)。あ、でも最近は、すごく仲良くしてくれてます。ALvinoさんも少しお手伝いしたことがあって。昔、ラクリマさん、PIERROTさん、FANATIC◇CRISISさんとは、後輩としての絡みはありました。
MSTR:SHUN.くんは、去年のツアーの時から楽屋で「シゲさんシゲさん」って言ってくれてたから、シゲさんと何か共感するものがあるのかもしれないですね。
――皆さんの和気あいあいとした雰囲気がMVにも出ているんですね。
MSTR:楽しかったですね。9人ですからね、アイドルグループかっていう(笑)。
――弦楽器が6人いるって、すごいですよね。
TENZIXX:セッションが楽しみですね。
――ギターの弾き分けはどのように決めたんですか?
MSTR:MVや「CrazyMonsters 〜Crazy All Monsters ver.〜」の方は、レコーディングは、ベーシックと真ん中の後半のソロは僕が弾いて、その他のソロパートをALvinoの二人に。彼ら、ちょうどツアー中だったんですけど、たぶんライブリハの合間に二人でフレーズを決めて録ってくれたんだと思います。SHUN.くんとは、もっぱらメールと電話でDJのスクラッチトラックを何回かやり取りして。Rickyさんは、俺たちのスタジオに来てレコーディングしました。
SHIGE ROCKS:また電気消しておけばよかったね(笑)。
MSTR:でもインターホンはまた壊れてたっていう(笑)。しかも、Rickyさん電話をくれたんですけど、俺、ギターを弾いていて気付かなくて。
――そういう運命なんですかね(笑)。
SHIGE ROCKS:そうかもしれない(笑)。
MSTR:レコーディングは、その場で皆で話して、こう歌おうというのを決めたんですけど、Rickyさんはプロでしたね。「なんでも合わせるよ」って。
SHIGE ROCKS:短い小節でも、自分のスタイルを歌のニュアンスで伝えるっていうのは、やるなぁって思った。
――普段のCrack6のギターの弾き分け方というのは?
MSTR:デモを作っている段階で僕が入れちゃうことが多いんですけど、それを元に、シゲさんが「こんなのいいんじゃない?」というやつは入れます。例えばハモってるギターフレーズなら、ベーシックパートは僕で、ハモりパートはシゲさんの方かな。結ちゃんにはギターというより、コーラスとアレンジ、あとエンジニアをよくやってもらっています。作曲も独特の世界観ですね。テンちゃんも結ちゃんもヒントをくれるので、僕も今までに作ったことがないような曲が生まれるっていう、化学反応を起こすんですよね。
――「キミが好き」は、まさかの卵の曲ということで(笑)。
MSTR:そっちの“キミ”っていうね(笑)。むしろ本当は白身の方が好きなんですけど(笑)。今回、曲を並べた時に、何かもう少し特徴が欲しいなと思って、日本語がわからない人が聴くと普通にかっこいい印象だけど、実は詞がとんでもないっていう曲を作ろうと。バカくさい詞ですけど、本当はレポートが書けるんじゃないかっていうくらい卵のことを調べたんですよ(笑)。どんだけ時間をかけたんだろうっていう。面白い作品になりましたね。
――「ガオー!」「アチチ!」の声は誰ですか?
MSTR:最初の「ガオー!」がテンちゃんで、次が結ちゃん。イメージ的には、オス狼とメス狼の設定で(笑)。「アチチ!」はテンちゃんですね。
TENZIXX:渾身の「アチチ!」です。
MSTR:GW中にこんなレコーディングばっかりやってましたね(笑)。
TENZIXX:シュールでしたね。
◆今のCrack6としてはベスト(SHIGE ROCKS)
――ところで、今作はイントロと曲中の雰囲気が違うものが多いなという印象があって。
SHIGE ROCKS:へーー。面白い意見ですね。
――「Violet Eyes」のピアノ始まりだったり、「Jump out!」はデジタリックかと思いきや、開放感のあるメロディアスな曲だったり。
全員:あーーー。
――意外性があるものが多かったです。「the Rainsong」はバラードかと思いきや…
MSTR:我慢できない!って激しくなっちゃう(笑)。確かに「Violet Eyes」の頭は、ゆったりした曲なんじゃないかとか、SEかと思う人もいるみたいで。1曲目なのでワクワクさせる導入部が欲しくて、いきなりバンドサウンドで始まるというより、何が始まるのか予想がつかない感じから、急に世界観をぶっ壊せるような感じにしたかったんです。
――「the Rainsong」がピアノで終わっていくので、ボーナストラックを除くと、頭と終わりがピアノというリンクも綺麗だなと。
SHIGE ROCKS:すごいねぇ。
MSTR:素晴らしいじゃないですか。曲順を並べたのは俺なので、俺が天才ってことですかね(笑)。
SHIGE ROCKS:なんか言ってますよ(笑)。
MSTR:ピアノフレーズを考えたのは2曲ともシゲさんですけど。
SHIGE ROCKS:大体遊びで弾いてると、「それ! イイ感じですね!」って突然言ってくるんです。
MSTR:「Violet Eyes」の始めのSEもシゲさんにとりあえず弾いてもらって、イメージは映画『南極物語』でって(笑)。アルバムタイトルに“Parade”というのは付けようと前から思っていて、そのイメージがあったので「the Rainsong」はマーチで始まりマーチで終わらせたんです。
――なるほど。今作は初挑戦も多かったということで。
MSTR:「キミが好き」は、デモの段階ではジローさんがベースを弾いていて。ものすごいスピードで、ジローさんも大変だっただろうけど、実際本番レコーディングしたり、ライブで弾かなきゃいけないテンちゃんも大変だよね。
TENZIXX:ライブでやれるのかが一番心配なところでしたね。案外できるようになるんだなぁと今は思っています。
MSTR:うちってやっぱりマルチプレーヤーが多いですよね。PENICILLINのベースのレコーディングは、ほとんどシゲさんだし。
TENZIXX:吸収できることがたくさんあるから面白いです。
SHIGE ROCKS:ちゃんと盗めよ~?
全員:(笑)
MSTR:テンちゃんは大変ですよ。シゲさんとジローさん両方から言われますから。
SHIGE ROCKS:「今のダメー」とかね。
MSTR:「カリソメノセカイ」にはジローさんのコーラスがバリバリ入っていて、〈愛有論無論〉の部分は全部そうですね。大勢では今までもあるけど、ジローさん一人っていうのは珍しいです。童謡「かごめかごめ」をギターソロで弾いたのも初挑戦ですね。日本のいわゆる雅楽や童謡のメロディというのは、単調なフレーズでもその中に凄いインパクトがあるんだなって新しく発見できたし、面白いなと思いましたね。
――今作はライブで盛り上がりそうな曲揃いですが、ツアーでは典二さんの福岡凱旋公演もあるんですよね。
TENZIXX:照れくさいやら嬉しいやら(笑)。
――アナゴさん(アニメ『サザエさん』)のモノマネ(※5月31日のFCライブでO-JIRO以外の4人が披露)は、ツアーで続いていくんでしょうか(笑)。
MSTR:テンちゃんはアナゴさんのモノマネが上手かったなと思って…。
TENZIXX:楽屋で千聖さんが「アナゴと雪の女王」ってポロッと言ったんですよ。これMCで来るな!と思って(笑)。
――(笑)。シゲさんもやるハメになっちゃいましたね。
SHIGE ROCKS:ね。練習しとこう。…どーなってるのーー(※モノマネ)。
全員:(笑)
MSTR:どーだいーー(※モノマネ)。
SHIGE ROCKS:上手いなー!
MSTR:シゲさんね、散々上手いって煽っておいて、本番でイマイチだったりすると「あー、アレはダメだったなぁ、力入っちゃったねぇ」って後ですげーダメ出しばっかり言うんですよ。
SHIGE ROCKS:彼(千聖)は普段ポロッとやると上手いんですよ。聞かせたいなぁと思うんですよね。
MSTR:最近、猪木さんのモノマネをふざけてやってたら、上手いからMCでやれやれってしつこいんですけど、絶対やりません。
SHIGE ROCKS:何気なく喋ってるイントネーションが良かったんですよ。
MSTR:ライブはアナゴさんの方がテンちゃんに振れるので気が楽ですよ(笑)。
TENZIXX:ムードが壊れちゃうっていうのはありますけど(笑)。
MSTR:バラードは行けないね。次の曲は盛り上がって行こーかいーー(※モノマネ)。
SHIGE ROCKS:それ! いいね。
――では最後は真面目に(笑)。Vifをご覧の皆さんにメッセージをお願いします。
TENZIXX:今回はライブ向けの楽曲が多いので、本当にライブを楽しみにしています。一緒に盛り上がれたら嬉しいです。ぜひ遊びに来てください。
SHIGE ROCKS:今回の作品はバランスがとてつもなく良いと思うので、CDを聴いてもライブで聴いても、良いと思うんですね。これまでの反省点やライブをやって吸収してできたものなので、今のCrack6としてはベストだと思います。それを皆さんに堪能してもらいたいですね。CDもよく聴いてほしいし、ライブも体感してほしいので、よろしくね、というところです。
MSTR:10周年アニバーサリーのファイナルに、パンチの効いた作品ができました。PENICILLINでギターを弾いている時ももちろん楽しいし、嬉しいんですけど、Crack6もギターはかなり凝っているので面白いと思いますし、複数のギタリスト同士のアンサンブルで広がりを出せるという、PENICILLINとはまた違った可能性があって楽しいです。あと、何と言っても、歌や歌詞に僕の色んな世界観がダイレクトに出やすいです。千聖ソロから考えると、もう17~18年経つんですけど、良いところは残しつつ、進化し続けている作品になっています。ミニアルバムですが、フルアルバム2枚組くらいの内容が凝縮しているので、食わず嫌いはなしで聴いてください。ライブで盛り上がれる曲しかないので、ライブも良かったら遊びに来てください。
(文・金多賀歩美)
Crack6
<プロフィール>
PENICILLINのギタリスト千聖が自らの名前をMSTR(ミスター)と変え、2003年6月6日にスタートさせたソロプロジェクト。「Hybrid Music Project」というコンセプトを掲げ活動。現メンバーは、MSTR(千聖 from PENICILLIN/Vo&G)、SHIGE ROCKS(G&Sound Producer)、U6(結 /G&Cho)、TENZIXX(長野典二 from everset/B&Cho)、JIRO 6(O-JIRO from PENICILLIN/Dr)の5人。近年では、若手アーティストとの交流や、オムニバスCDのプロデュースや参加、様々なイベントライブへの出演等、PENICILLINの活動と並行して精力的に活動を展開している。2013年、活動10周年を迎え、シングル二作とアルバム『6 elements』を発表。2014年6月7日より、ニューミニアルバム『Crazy Monsters Parade』を引っさげ、全国ツアーを開催中。
■オフィシャルサイト
http://www.crack6.jp/
『Crazy Monsters Parade』
2014年6月18日(水)発売
(発売元:shelva records / DUPLEX DEVELOPMENTS JAPAN inc.
販売元:ジャパンミュージックシステム)
PENICILLIN千聖のソロプロジェクト“Crack6”のニューミニアルバム。初回限定盤DVD&通常盤ボーナストラックには、Ricky、KOJI(ALvino)、潤(ALvino)、SHUN.(THE MICRO HEAD 4N’S)が参加。
【収録曲】
[CD]
1. Violet Eyes
2. Crazy Monsters
3. Jump out!
4. キミが好き
5. カリソメノセカイ
6. the Rainsong
7. Crazy Monsters 〜Crazy All Monsters ver.〜 ※通常盤のみ
[初回限定盤DVD]
「Crazy Monsters 〜Crazy All Monsters ver.〜」MUSIC CLIP
【ライブ情報】
●ワンマンTOUR「Crack6 10th Anniversary FINAL ワンマンTOUR 2014」
14.6/14(土)柏 ThumbUp OPEN 17:00 / START 17:30
14.6/15(日)西川口 LIVE HOUSE Hearts OPEN 17:00 / START 17:30
14.6/21(土)心斎橋 CLAPPER OPEN 18:00 / START 18:30
14.6/22(日)名古屋 ell. SIZE OPEN 18:00 / START 18:30
14.6/28(土)福岡 DRUM SON OPEN 17:00 / START 17:30
14.6/29(日)広島 ナミキジャンクション OPEN 17:00 / START 17:30
14.7/6(日)渋谷TSUTAYA O-WEST OPEN 18:00 / START 18:30
チケット:All Standing ¥5,400(税込) 発売中
・入場時別途ドリンク代が必要になります。
・ご入場には3歳以上からチケットが必要になります。
LIVE TOTAL INFO.:サイレンエンタープライズ TEL.03-3447-8822(平日12:00~18:00)
●イベントライブ「Crazy Monsters ~七夕祭り 2014~」
14.7/5(土)新宿 BLAZE [出演] Crack6 / THE MICRO HEAD 4N’S / ALvino / C4 / Dacco
14.7/13(日)大阪 MUSE [出演] Crack6 / ALvino / Ricky / Dacco
チケット:¥4,500(税込) 発売中
・入場時別途ドリンク代が必要になります。
INFO:DISK GARAGE TEL.050-5533-088