「Far East Dizain×JILUKA」スペシャル対談第4弾・ギタリスト編~Leda×Sena~

「Far East Dizain×JILUKA」スペシャル対談第4弾・ギタリスト編~Leda×Sena~

ギタリスト編~Leda×Sena~

10月28日に新宿BLAZEで開催されるFED主催のハロウィンライブ「Far East Gathering vol.2」と、12月20日に池袋EDGEで開催される2MAN LIVE「FED×JLK」。二つのバンドが同じステージに立ち、2017年の下半期を大いに盛り上げるこのイベントに先駆けて行われたスペシャル対談「Far East Dizain×JILUKA」。パートごとに展開していくこの対談企画の最後を飾るのは華麗なる超絶技巧で聴き手の心を掴んで離さないギタリスト、LedaとSena。ギタリストならではのマニアックな話を交えつつ、ライブへの期待が更に高まる二人の初対談をお届けする。

◆Ledaさんにはいつも衝撃を受けるんです(Sena)

――まずは、お二人の接点について教えてください。

Sena:Ledaさんは僕の先輩にあたる方なんです。

Leda:彼は僕が以前所属していた事務所に入っているんですよ。あと、リハーサルスタジオが一緒で、その時はよくЯyu(B)が遊びに行かせてもらっています。初めて対バンしたのは去年行われたイベント「beauty;tricker」だったんですけど、その時は残念ながら出演の順番の関係でライブを観られなかったんですよね。

Sena:僕も「beauty;tricker」の時は、FEDさんのステージをじっくり観られなくて。でも、渋谷WWWでの1stワンマン(2015年11月)は拝見しました。Ledaさんにはいつも衝撃を受けるんですけど、あのライブも言わずもがなという感じで。

Leda:わざわざ観に来てくれたんですよ。あと、某雑誌の演奏収録をしているときに観に来てくれたこともあって。ギター1本で弾く撮影で恥ずかしかったんですけどね(笑)。

Sena:撮影を観たいとお願いしたら、快く「いいですよ」って言ってくださって。自分だったら、そんなにあっさりOKしなかったと思うんです。

Leda:確かに、何回もやり直したり、上手く弾けなかったりするところを見られるのは嫌だよね。そりゃそうだ(笑)。

Sena:快諾していただいた時、懐の深さがすごいなと思いました。ギターの腕ももちろんですけど、メンタル面というか器の大きさが流石だなと思って。

――プレイ面で特にリスペクトしている点はどこですか?

Sena:Ledaさんのコードワークですね。コードワークと、歌に寄り添いながらギターも生きるところは、すごいの一言です。

Leda:いやいや、そこはあんまり気にしていなくて。むしろ、そんなに歌のことを考えていたら、あんなバッキングはできない(笑)。ちなみに、僕はSena君の爪がすごく綺麗なのが気になっていました。ピカピカ!

――Senaさんはギタリストの方の中でもかなり丁寧にケアしていらっしゃる方なのでは?

Sena:結構こまめにやっていますね。コーティングしないと爪が薄くなっちゃうので。

Leda:ピッキングすると弦にピックと一緒に当たったりして薄くなるよね。割れたり、裂けたりもするし。

――ギタリスト特有の職業病なんですね。

Sena:そうですね。特にライブだと力んじゃって、振りが大きくなるから、そうするといつもとフォームが変わって爪が当たっちゃうんですよね。

Leda:僕もそう。ライブは仕方ないと思う。

――お二人は同じ機材を使っていたりはしないんですか?

Sena:僕、アンプは以前Ledaさんが使っていたKKを使わせていただいているんです!

Leda:本当に僕が使っていたやつを使ってるんだね(笑)。4~5年ぐらい前のやつかな。

Sena:この間ライブで使ったらすごくいい音がしました。サウンドがすごくいい感じで、パンチがあるというか。

Leda:あれは大きい音を鳴らすと、すごくいいよね。

Sena:そうですね。ババーンと鳴る感じが。Ledaさんはフラクタルを使っているんですか?

Leda:うん。でも最近は飽きてきて(笑)。

Sena:バロンは使わないんですか? あのサウンド好きなんですよ。

Leda:バロンはレコーディングで使ってます。あれは真空管だから大きい音を出さないといけなくて。

――お二人はギターや機材はたくさん買い揃える派ですか? それとも一つのものを突き詰めていく派ですか?

Leda:Sena君は突き詰めているよね。自分で作ったギターを使ってるんでしょ? それは本当にすごいなと思って。僕はすぐに飽きるんだよね。弾きたいものがすぐに変わっちゃう。

Sena:Ledaさんのギターは今はストランドバーグですよね。

Leda:今のところ8弦はストランドバーグに落ち着いてるね。6弦だったらいろんな選択肢があるから、弾きたい音もすぐに変わってくると思うんだけど。

――ギターは何本くらい持っているんですか?

Leda:何本だろう…40本くらいじゃないかな。

Sena:マジですか!

――これはSenaさんから見ても多いんですか?

Sena:めちゃめちゃ多いです。だって僕は3本くらいですよ。

Leda:でも、例えばクリーンを弾いているときにストラトが必要だなとか思ったりしない? Sena君が使っているギターじゃ繊細な音は出ないでしょう?

Sena:JILUKAのギターはブルータルサウンドのスペシャリストですから(笑)。ことさら繊細なパートは万能なシンセ君が担当してくれてます。

Leda:ピアノがやってくれるんだ。

Sena:まあ、そんな感じです。

――ベーシスト対談では、Boogieさんは1本のベースを色々改造して使い、Яyuさんは楽器の個性としてそのまま使うからベースの数が増えるというお話でした。

Leda:あの二人はすごくマニアックな話をしてそうだな(笑)。

Sena:Boogieは改造してましたね。僕はピックアップ(※弦の振動を電気信号に変換するパーツ)をいじるぐらいです。

Leda:Яyuはすごくマニアックなことを色々やっているみたいだけど、こだわっているところが僕とは違うんだよね。

Sena:Ledaさんのこだわりは、どこですか?

Leda:そのとき興味があるもの、例えばエフェクターが好きだったり、今はピックを色々変えたり、弦だったり…わかりやすく言うと、そういう細かいところにこだわっています。Яyuは、機材のマニアックな使い方やこの新しい機材を使うとどうなるかということを色々やっているから、新しい機材が出てくると大体Яyuが教えてくれて。

Sena:Яyuさんは情報がすごく早いんですね。羨ましい。

Leda:英語で読んでいるからマジで早いよ。

Sena:だからか! どうしても日本に入ってくる前にタイムラグがありますもんね。そういう情報通が一人いるのは、バンドにとってすごくいいですね。

Leda:でも、例えばЯyuから、「これ、海外の有名なアーティストが最近使い始めているんだよ。すげー流行っているんだよ」って言われても、僕は「へー、そうなんだー」って一回流しちゃう(笑)。それでその後、同じものを雑誌で見て、「これ、あいつが前に言っていたやつだ!」となって、さらにそれをYouTubeで見て「良さげだな。一回聞いてみようか」ということになるという…。

Sena:(笑)。それにしても情報収集がギターにまで及ぶというのはすごいですね。メカ班だ。

Leda:機材自体が好きみたいで、本当にそんな感じ。でも、僕がその情報網をあまり使いこなせていないから、せっかく事情通がいるのにあまり駆使できていないんだけど(笑)。

Sena:僕にもその情報を回してほしいです(笑)。

――Senaさんのこだわりは?

Sena:僕はあまり機材にはこだわらないですね。ボディの木材とか、足を踏み入れちゃいけないと思って。…怖いです(笑)。

Leda:沼が深いよね(笑)。

Sena:そうなんですよ。アンプの前にオーバードライブ(※音を歪ませるエフェクター)を1個繋ぐにしても沼が深そうで。

Leda:でも、そこで留めておけるのはすごく羨ましいかな。

――留められないと、Ledaさんのようになるんですね?

Leda:そう、「一回買ってみないと!」ってなる(笑)。本当に興味があるものだったら、やってみないと気が済まないんですよね。でも一回買ってしまえば、その中で沼にはまっているだけなので大丈夫です(笑)。

――そういえば、JILUKAのミニアルバム『Xenomorphic』(2017年6月リリース)の特典には機材紹介が入っていましたよね。

Leda:え、それ見たい。

Sena:いや、「僕は機材がない」という紹介だったんですよ。「僕のボードです。電源しかありません」みたいな感じですから(笑)。

Leda:(笑)

――主催イベントやツーマンライブでは相手の曲をカバーすることが多々ありますが、もし実現した場合に自分のバンドの曲で「これを弾いてほしい」という曲はありますか?

Leda:そもそもJILUKAの曲は多分僕には弾けないと思うんです。

Sena:絶対にそんなことはないです!

Leda:だって、今日のFEDのリハーサルで、Яyuが「JILUKAが新しいMVを出したらしいよ」って言うからみんなで聴いたんですけど、曲が難しすぎて(笑)。Sujk(Dr)と、「これ、僕には弾けないんじゃないかな」「俺も無理だと思う」って話していましたからね。

Sena:Ledaさんに弾けない曲なんてないです!

Leda:いやー、多分リフが速すぎて無理だと思う。テンポチェンジも大変だし。ライブのノリで何となくガチャガチャやるのであればできるかもしれないけど、ガチでコピーして、CDみたいに正確に自信をもって弾けるのかって考えるとちょっと無理かも。

Sena:いやいやいや…。ちなみに僕はFEDさんの曲を弾くのは物理的に無理です(キッパリ)。だって、そもそも僕の方は弦の数が2本も少ないですから(笑)。僕にとっては異次元な世界ですよ。それこそエイリアンにでもならないと、僕にはできる気がしないです。

――ちなみにご自分のバンドの曲でギターが一番難しいと思う曲はどれですか?

Sena:基本的にはどれも難しいですね。「Omelas」(ミニアルバム『Xenomorphic』収録曲)は、それこそライブでCDのように一発で通してとなると、結構難しいです。

Leda:(「Omelas」を聴きながら)これ難しそう(笑)! 六連符でやっているの? ちゃんと聴いてみないとわからないけど、この曲も大変そうだなと思います。Keita(Vo)とも、「僕たちはややこしいことをやっているけど、JILUKAは僕たちよりもっともっと大変だよね」という話をしていたんですよ。FEDは僕とSujkが難しいだけで、曲自体はそんなにめちゃくちゃなことをしていないとは思うんです。…まぁ無茶している曲もあるんですけど、割と構成はシンプルなので(笑)。

Sena:そこがすごいですよね。キャッチーなんだけど難しいんだろうなと思って。特にソロを弾いているのを見ると、「指の動きがほんとに美しすぎる…!」と思いますから。

――ライブ中に、Ledaさんの手元を見ているのは楽しいですよね。

Leda:難しいところを弾いている時は棒立ちですけどね(笑)。そして楽な曲の時は一気に動くっていう。難しいところで急に静かになって黙々と弾くからわかりやすいんですよ(笑)。

Sena:そして煽りになった途端に前に出る…わかります(笑)。

――ライブでは、そこに注目ですね。

Leda:わかりやすくそうなっていると思うので、是非注目していただけると(笑)。

Sena:僕もライブでは同じような感じで、それが悩みでもあるんです。急に動き始めるから変じゃないかなと思って。

Leda:でもあのフレーズだったら、そうなると思う。だってずっと難しいもん。曲の頭から最後まで動けないよ。

Sena:あと、手元見ないとリニアなフィンガリング(指板上の横移動)が難しくて。「Ajna」みたいに手癖フレーズみたいなものだったらいけるんですけど。

Leda:僕はもう黙々とフレットを見ていますからね。

――弾く速度では速いフレーズと遅いフレーズ、どちらが難しいんですか?

Sena:遅いフレーズのほうが難しいですね。速いフレーズだと何も考えずにガーッといけるんですけど、遅いフレーズは弾いているときに考える時間があるんですよ。そうすると余計なことを考えません?

Leda:考える(笑)。

Sena:それに遅いフレーズって、1音でもトチると即死なんで、実は真の意味で緊張感があったりしますしね。「弾く」という動作だけじゃない手強さがあって…(笑)。そういった意味でも難しいんです。

◆対談や主催の流れで、バンド間の壁が一枚取れているんじゃないかな(Leda)

――お二人がギターを始めたきっかけを教えてください。

Leda:僕は14歳ぐらいの時ですね。19が好きで。

――この対談企画で2度目の19の登場ですね。Rickoさん(Vo)も19から始まったそうですよ。

Leda:マジか! 僕、本当に19が好きだったんですよ。中学生の頃にめっちゃくちゃ流行りましたからね。その頃僕は、「アコギでこうやって弾き語っていくんだろうな」と思っていたんです。語り継がれるような愛の歌を歌っていくつもりだったんですよ。でも、踏み外して…

Sena:(笑)

Leda:沁みるやつをやる予定だったのに、なぜか絶対に使わないと思っていた8弦ギターを弾いているという(笑)。

Sena:19から8弦に着地するってすごいですよね(笑)。僕はXがきっかけでした。hideさんが好きで。

Leda:何をコピーしたの?

Sena:Xの「X」です。でも本当にしっかり1曲通して弾いていたのかと考えると危ういような、弾けたつもりになっている感じでした。

Leda:すごいね。僕は「X」は難しすぎて弾けなくて、「WEEK END」から始めたよ。ソロは難しくて無理だけど、1曲を通して弾けるというか、他の曲に比べたら弾けたふうにできるというか。

Sena:僕は、アレンジされてちょっとわかりやすくなっているライブ版の「WEEK END」をやりました。音源のバージョンのほうは難しくて…。

――お二人のギター上達の秘訣は何でしょう? どこかの段階で急激に上手くなったんですか?

Leda:とりあえずコツコツ練習していくのみですね。誰かに指摘されたり、他の人と自分のプレイの差を痛感したときに練習すると伸びるんじゃないかな。あと、ダメなところは気付きづらいから録音するのが一番です。「こんなに弾けてないんだ!」って思えるから。

Sena:確かにそうですね。

――弾いているときとは聴こえ方が違うんですね。

Leda:そうそう。カラオケがそうじゃないですか。録音してみるとめっちゃ下手で愕然とする、そういうノリがギターもあるんですよ。気持ち良く弾いてもリズムがズレていたとか、音程が合っていないとか。そういうのは遅弾きのほうがわかるんです。速いとフレーズにハマっていなくても最後の音程だけ合っていたり、音を伸ばすところだけ入ればそれなりに聴こえるんですけど、遅いと拍がちゃんと決まっているので誤魔化しがきかないから。

Sena:(小声で)そうですよね…そうなんですよね…。

Leda:例えば速弾きで、何十音もある中の一音を間違えても目立たないけど、1個1個が長い音を一つ間違えると、ものすごくわかるし。

Sena:さらに、Ledaさんはそれを何千人もの前で弾くじゃないですか。すごい精神力だなと思って。

Leda:いや、それよりギターセミナーで、すごく近い距離でみんなが自分の手元を見ているときのほうが緊張する(笑)。全員が自分のフレーズを聴きにきているから、クラシックの鑑賞会に近いんだよね。

Sena:スマホで撮っている人もいますしね。

Leda:あれもヤバい(笑)。心臓が飛び出そうになる。特にモニター環境が全然良くないときとか、「今日はダメだ」と思った日は目が泳ぐからね(笑)。

Sena:僕はまだそんな実体験はないですけど、何となく「今日はダメだ」というときの想像はつきました(笑)。

――お二人はセミナーやライブの前は緊張しますか?

Leda:しますよ。しないときもあるんですけど、異常にするときもある。それはライブの大小じゃないんですよね。

Sena:自分もLedaさんと同じ感じですね。さあ、そろそろライブですという時間が近づくにつれて、それがワクワクに繋がるときと、どちらかと言うとシリアスなほうに繋がるときがあるんです。それは修行不足なのかな(笑)。

――ちなみに、Keitaさんは三日前から緊張しているそうです。

二人:え!?

Leda:すごいな! 僕だったら無理!

Sena:それで普通にやっているのがすごいですよね。僕は神経がもたないです。

Leda:…さてはあいつ、ホラを吹いてるな? 絶対盛ってると思う(笑)!

――(笑)。今回の対談で両バンドの色々な側面がわかって、主催ライブとツーマンライブがとても楽しみになりました。

Leda:そうですね。僕はこれまで、JILUKAのライブをちゃんと観られていないので、今回の新曲を聴いて、どうやってお客さんがノルのか気になります。相当鍛え抜かれたお客さんたちだろうと思うので。

Sena:実は、今回の新曲は、まだライブでやったことがないんです。お客さんが大変だろうなと思って。

Leda:それはFEDあるあるですね。シングルがノリづらくて、リードトラックをライブでやらない(笑)。

Sena:でもワンマンでは外せない目玉曲になるので、1曲目に持ってくるのか、中盤に核として組み込むのかで、セトリ決めが結構難しいという…。

Leda:それもあるあるです(笑)。

――主催ライブはハロウィンということで仮装の話をお聞きしているんですが、お二人は去年は何をやりましたか?

Leda:勇者ヨシヒコです。

Sena:僕は『犬夜叉』の殺生丸をやりました。

Leda:今年は、僕とЯyuだけまだ決まっていないのかな。

――Яyuさんが「決まっている二人(KeitaとSujk)の仮装がヤバいです!」と言っていて気になっているのですが。

Leda:そうなんですよ。この前、ライブの合間に「どうする? 何着る?」という話をしていて、KeitaとSujkはサクサクっと決まっていたんですけど、僕とЯyuは全然決まらなくて。どうしようかな…真面目にやるか…もしくはふざけるか…。

――個人的にはSujkさんの女装の流れを汲んでいただきたいという気持ちが多分にあります。

Leda:Sujkは、“ハロウィンは年に一回女装する日”と決めているらしいですからね(笑)。でも、あれは誰得なんだろう。去年女装して気持ち良かったのかな。

Sena:目覚めちゃったんですかね(笑)。

Leda:ハマっちゃったのかな。嫌だな…。

Sena:でもうちのドラムも女装をやりますから。

Leda:え、女装癖があるの?

Sena:いや、半分ネタで…半分ガチです(笑)。前にインストアで全員で女装をやったんですけど、ものすごく気合が入っていて、一人だけポージングが女子だったんですよ(笑)。

Leda:そんなところであの二人に接点があったなんて…!

――SenaさんはFEDの他のメンバーとの接点はないんですか?

Sena:そうなんですよ。特にKeitaさんは喋ったことがなくて。

Leda:Keitaに頼んだら何でもやってくれるよ。真面目だから言われたことはきっちりやる。

Sena:確かに、すごく真摯なオーラがありますね。

――あと、花の名前を教えてくれますよね。

Leda:そうそう。特技があって「これは何て花?」って聞いたら全部答えられる。例えば僕が使っている香水で花が入っているやつがあるんだけど、「これは何の匂いだと思う?」って言ったら当ててくれて。

Sena:すごい!

Leda:フレグランスだからいろんな匂いが入っているのに、「多分これだね」って当てたから、あいつはすごいと思う。あと、バク転が3回できます。

Sena:運動神経がいいんですね。それをステージでやったりしないんですか?

Leda:「最後にジャーンと締めるところでバク宙をやればいいのに」って何回も言っているけど一向にやらなくて。それが決まったらカッコいいのに。

Sena:じゃあぜひ主催かツーマンで(笑)。

Leda:一回やってほしいよね。白井健三みたいなやつをね。

――遂にそれが実現するかもしれませんね! 他に何か目論んでいることはありますか?

Leda:あ、JILUKAとFEDでヴォーカル二人のフリートークをやらせようよ。

Sena:…え、割と危ないかもしれませんよ? 前に、「MCを事前に考えるのか否か」という質問があって。Rickoは「MCを考えてやることもあれば、考えないでその場のアドリブでやることもある」ってカッコ良く言ったんですけど、僕が推察するに、ただ単にセリフが飛んでいるだけっていう疑惑もあったり…(笑)。

Leda:そういう感じなんだ(笑)。でもFEDのお客さんも、うちのKeitaのMCの感じはわかってくれていて、「がんばれがんばれ!」というムードになっているから大丈夫だよ(笑)。

Sena:Rickoは、話が滑ると「ワーッ!」ってデカい声を出したり、「噛んでなーい!」って叫んだりして、強引な力技で収めようとしますけど…。

Leda:自分で回収しようとするってすごいな(笑)。

――当日の楽しみがまた一つ増えましたね。最後にお二人から、主催ライブとツーマンライブを観に来る方々にメッセージをお願いします。

Leda:まず10月28日の新宿BLAZEは、FEDにとって始動以来の主催なので、JILUKAだけでなく他の対バンの皆さんと一緒に、ハロウィンならではの空間を作っていけたらなと思います。そして12月20日に池袋EDGE で開催されるツーマンライブに関しては、今回の対談や主催に出ていただいた流れで、バンド間の壁が一枚取れているんじゃないかなと思っていますので、ただそれぞれのバンドがライブをやるだけではなく、何か企画もできたらいいなと思っています。…主にヴォーカル二人が(笑)。

Sena:そうですね(笑)。主催ライブに関しては、JILUKAは誘っていただいた立場なんですけど、ハロウィンということで皆さんもかなり楽しめると思います。自分たちも色々用意していくので少しでも盛り上げられたらと思っています。ツーマンに関しては、これまでありそうでなかったんですが、こうやって対談企画も実現したので是非一緒に良い空間を作りたいなと思っています!

ギタリスト編~Leda×Sena~

(文・後藤るつ子)

【イベント情報】

●Far East Dizain主催ライブ「Far East Gathering vol.2」
10月28日(土)Shinjuku BLAZE
出演:Far East Dizain / JILUKA / Leetspeak monsters / Sick. / GRIMOIRE
時間:開場17:30 / 開演18:00
料金:前売¥3,500(当日¥4,000) ※別途ドリンク代
【チケット】
・ローソンチケット (0570-084-003/Lコード:72838) http://l-tike.com/
・チケットぴあ(0570-02-9999/Pコード:335-425) http://t.pia.jp/
・e+ http://eplus.jp

●2MAN LIVE「FED×JLK」
12月20日(水)Ikebukuro EDGE
出演:Far East Dizain / JILUKA
時間:開場18:00 / 開演18:30
料金:前売¥3,500(当日¥4,000) ※別途ドリンク代
【購入ページURL(パソコン/スマートフォン/携帯共通)】
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002236188P0030001

ARTIST PROFILE

Far East Dizain

<プロフィール>

Keita(Vo)、Leda(G)、Яyu(B)、Sujk(Dr)の4人からなるロックバンド。2015年4月に結成し、同月1stシングル『DIZAINIZE – EP』を、11月には1stアルバム『TONICK DIZAIN』をリリース。11月に渋谷WWWで初ワンマン公演“DIZAINIZM”を行い、2016年3月にその模様を収めたライブDVD『LIVE:DIZAI­N 2015 -DIZAINIS-』と2ndシングル『Inhale』をリリースした。翌4月にはTSUTAYA O-WESTで2ndワンマンライブをソールドアウトさせ、12月に2度目の渋谷WWW公演を成功させる。2017年5月にバンド初のミニアルバム『DIZAINERVE』をリリースした。

■オフィシャルサイト
http://fareastdizain.com/

【リリース情報】

DIZAINERVE
2017年5月24日(水)発売
(発売元:DIZAIN Records)

DIZAINERVE
(CD)
DZRCD-006
¥2,700+税
amazon.co.jpで買う

【収録曲】

01. INVISIBLE WOUNDS
02. Counterfeit Virtue
03. Disgracer
04. izayoi
05. Fragments
06. Octagram(※ギターインスト曲)

【ワンマンライブ情報】

●Far East Dizain presents ALTERED DIZAIN
11月11日(土)心斎橋CLUB DROP
●Far East Dizain presents ALTERED DIZAIN
11月25日(土)下北沢GARDEN

ARTIST PROFILE

JILUKA

<プロフィール>

Ricko(Vo)、Sena(G)、Boogie(B)、Zyean(Dr)の4人からなるロックバンド。2015年2月に始動し、同年4月に1stミニアルバム『Brave Agonistic Letters Under Segregation』をリリース。尖鋭なアグレッションとヘヴィネス、そしてメロディアスな旋律で様々な感情表現をしている。2017年6月に3rdミニアルバム『Xenomorphic』をリリースし、7月に渋谷WWWにて3rdワンマンライブを実施。来る10月25日には5thシングル『Ajna -SgVer-』のリリース、11月4日にはShibuya TSUTAYA O-WESTでJILUKA 4th ONEMAN LIVE【PHASE : osmosis】の開催が決定している。

■オフィシャルサイト
http://www.jiluka-web.com

【リリース情報】

Ajna -SgVer-
2017年10月25日(水)発売
(発売元:DPR JAPAN)

Ajna -SgVer-
(CD+DVD)
DPRJ-1008
¥1,800+税
amazon.co.jpで買う

【収録曲】

[CD]
01. Ajna -SgVer-
02. M.A.D(新曲)
03. Ajna -KARAOKE (SgVer)-

[DVD]
01. Ajna (Music video)
02. Omelas (Music video)

【ワンマンライブ情報】

●JILUKA 4th ONEMAN LIVE【PHASE : osmosis】
11月4日(土)Shibuya TSUTAYA O-WEST