ニューアルバム『異次元からの咆哮』を完成させた和嶋慎治(人間椅子)と、その音楽を愛してやまない団長(NoGoD)。唯一無二の存在感が光る二人のスペシャル初対談!
結成から28年。音楽シーンで長きに渡って特異な存在感を放ち続けている3ピースバンド・人間椅子が、新たなスタジオアルバム『異次元からの咆哮』を完成させた。その作詞作曲を手掛け、数々の名曲たちを歌い綴ってきた和嶋慎治(G&Vo)と、圧倒的な演奏力でヴィジュアルシーンで異彩を放つ5ピースバンド・NoGoDの団長(Vo)との初の対談が実現。人間椅子を敬愛し、長きに渡って見つめ続けてきたという団長から見たバンドの魅力、それぞれの礎となった音楽、この先に見つめるものをじっくりと語ってもらった。さらに、Vifでは人間椅子を愛してやまない3人のアーティストにアンケートを実施。そこに見る、愛され続ける規格外のバンド・人間椅子の魅力とは――。
◆改めて本当にデビューした感じがするから、新人バンドのつもりでやっています(和嶋)
――お二人は、2014年9月にCLUB CITTA’で開催された「THE冠祭 2014~メタル縛り~」で初共演されていますね。
団長:お会いしたのはあの時が初めてなんですけど、自分は昔から人間椅子の音楽に触れて、一方的にずっと見続けて来ました。ロックをやっていて「何か面白いことをしたいな、刺激的なものはないかな」と調べていくと、必ず人間椅子に辿り着くんです。人間椅子の転機になった「Ozzfest Japan 2013」にも二日間行ったんですけど、あれはファンとしてはすごく嬉しかった。だって、人間椅子は日本で誰よりもブラック・サバスを継承しているバンドですから。
和嶋慎治(以下、和嶋):その自負はあったんだけど、改めてそう言ってもらえると嬉しいな。
団長:初日からテンションが上がっちゃって。さらに、和嶋さんがももクロのステージにゲスト参加してギターを弾いていているのを観て、感動で泣きそうでした。
和嶋:実はあの時ね、ギターソロなのに誰も自分を観ていないという初めての経験をしてビックリしたんだよ(笑)。人が1万人ぐらいいると、自分に視線が来たかどうかが熱でわかるんだけど、ギターを弾いていて急に温度が上がったなと思ったら夏菜子ちゃんが僕の横で踊っていて…(笑)。でも楽しかったです。「Ozzfest」は、それまでマグマのように溜まっていたものが一気に爆発した感じがあった。
団長:二日間色々なステージを観たんですけど、自分が観た中で唯一アンコールが起きたのが人間椅子のステージでした。あれを観て、「遂に時代が追いついた」と思ったんです。
和嶋:ありがたいですね。あの日、皆が自分たちのバンドを知ってくれているということに驚いて、感動したんだよ。それまで、自分たちはあまり知られていないし、過去のバンドだと思われているだろうと思っていたけど、あそこで一つ手応えを掴んだなと。
団長:そこから如実に音が変わりましたよね。その後の音源は、よりヘヴィでオルタナティブになっているなと思いました。完全にファン目線ですけど、初期~中期の人間椅子は、自分たちの好きなことをやっているマニアックなバンドという印象が強かったんです。中でも『怪人二十面相』(2000年リリース)の頃は特に。でも、2004年にドラムのナカジマノブさんが入ってから全体的にわかりやすくなって、ここ数年の作品はとにかく攻めの姿勢が強くて、音作りも若い!
和嶋:改めて本当にデビューした感じがするからね。なので、新人バンドのつもりでやっています(笑)。「Ozzfest」に出てから、いろんなイベントのお誘いが来るようになって、「大冠祭」(THE冠のフロントマン、冠徹弥氏による毎年恒例の主催イベント)も何度か出させてもらった。その中で、NoGoDさんと一緒にやることもできたし。
団長:対バンが決まったときは、めちゃくちゃ嬉しかったです。前年の「Ozzfest」であれだけ輝いていた人間椅子と、こんなにすぐご一緒できるなんて!と。
和嶋:若い人にアピールしたいという思いもあるし、自分たちより下の世代の人とのイベントは本当に勉強になります。こちらは新人バンドのつもりなんだけど、イベントはどうしても同世代の人と一緒になりがちだからね。
――28年のキャリアがあってもなお「勉強になります」と言えるというのはすごいことですね。
和嶋:歳がちょっと上の分、何かしら言える言葉もあるし、若い人に伝えたい思いもあるんですよ。でも、それを普通の言葉で言うとただのおじさんの説教になるから、若い人の気持ちで、ロックという表現を通してやれたらいいなと思って。
団長:「Ozzfest」の時の和嶋さんのMCが今でも印象に残っているんですけど、「25年バンドをやっていて、売れたこともなく、華やかなことをしたこともなく、ただ好きで続けてやってきた。唯一良かったなと思うことが今日このステージに立てたことです」と言った時に俺は泣いちゃって。自分もバンドを12年続けてきて、まだまだ足りないな、悔しいなという部分があるんです。でも、自分の倍以上のキャリアを持つ人にそれを言われると、「夢があるなロックって」…と思って。あの言葉で俺は奮起しました。
――団長さんにとっても、「Ozzfest」は一つのターニングポイントになったんですね。
団長:まさにそうです。自分のバンド人生の中であのライブを観て、あの言葉を聴けたのは本当に財産です。
和嶋:ロックで夢の実現のようなことをやっているからね。自分で表現して活動して、種を植えておかないと、その実は採れない。だからやり続けるべきですよ。
――和嶋さんは、NoGoDと一緒にイベントに出演してどのような印象を持ちましたか?
和嶋:まず演奏が上手いなということと、パフォーマンスがすごいな、ということですね。エネルギーを感じました。そして、今回のアルバム『proof』を聴いて「誠実だな」と思いましたね。だからすごく素直ないい人たちなんだろうなと。
団長:うちのメンバーは、まさにそうですね。素直で、音楽が好きで、音楽バカという。
和嶋:それが音に出ているんです。わざわざ歌詞でそういうことを書かなくても、何となく音で伝わる。それに、すごくしっかり作っているんですよ。
団長:アンサンブルに関しては、うちは同期が一切入っていないんです。
和嶋:それも僕には好印象! あまり同期は好きじゃないから。
団長:自分たちもそうなんです。結局人間5人でできることを音源でやらなかったら、ライブでそれ以上のことはやれないじゃないですか。だからコーラスも弦楽器が忙しかったらドラムがやるし、さらにここ数年はクリックも使わなくなりました。
和嶋:すごいね! それであの演奏なの?
団長:ベースとドラムとリズムギターは、いっせーの!で録ってしまうんですけど、曲によっては、わざとヨレたりします。うちは元々アナログな手法が好きで、70~90年代の音楽が教科書になっているので、ディープ・パープルやレッド・ツェッペリンのアルバムを聴いて、これぐらいヨレているほうがカッコいいだろうと。
和嶋:やりたいことは似ているね。音楽をやるからには、やっぱり人間の生の感じを出したいよね。
団長:人間椅子さんみたいにすごく知的なことは歌えないですけど、ロックに向かう姿勢にすごくシンパシーを感じます。
◆人間椅子を聴いてまだまだ発見できること、ハッとできることがこんなにある(団長)
――団長さんは、人間椅子の最新アルバム『異次元からの咆哮』を聴いてどう感じましたか?
団長:攻めまくっている作品ですよね。ここ数年の作品の中で一番若いと思いました。
和嶋:自分で言うのも何ですけど、確かに若い感じが出たと思う。
団長:そして人間椅子はオールドロックを愛するバンドと思うんですけど、和嶋さんは聴いている音楽の幅が広いせいか、モダンなフレーズが多いですよね。
和嶋:モダンな感じでもありたいと思うし、ヘヴィメタル以外も結構好きなんです。映画音楽とか、昔のアメリカのテレビ番組の曲とかね。
団長:俺は今回のアルバムの中では「太陽がいっぱい」の歌詞がすごく好きで。
和嶋:あれはパンチのある歌詞を目指したんだよ。
団長:「楽しい夏休み」(『怪人二十面相』収録曲)を彷彿とさせますよね。このアルバムは最高に若者に響くハードロックをしているなと思います。ご自分たちの感覚がどんどん若返っているのかなと思いながら聴いていました。
和嶋:僕たちの作品作りはいつもコンセプトから始めるんだけど、最初は「異次元」というすごく抽象的なワードに対して曲を難しく作ろうとしたんだよ。でも、これじゃあ聴いている人が辛いアルバムが出来上がる…としばし熟考して。元々自分たちはコテコテのヘヴィメタルバンドなわけでもないし、音楽性にあまり制約はつけないでやっていたことを思い出して、最初の頃みたいに自由にやればいいんだと思ったら気が楽になった。それで若い頃の、ちょっと自由な発想で作れた作品です。
団長:そのエネルギーをアルバムから感じました。
和嶋:もちろん聴いている人がハッとなることをやりたいんだけど、そうするためには、ある種の聴きやすさがやっぱり必要だろうと。例えば凝り過ぎちゃった曲を聴くと、若干の独りよがり感で、聴いていて置いて行かれる感があって疲れることがあるでしょう。自分たちは最初に聴きやすさから入ってもらって、だけどものすごく恐いことを歌っているということを伝えるためにキャッチーさが必要だと思ったから、何度も聴ける曲を心掛けました。
団長:人間椅子さんのすごいところは、とにかくメロディのポップさ。おどろおどろしい歌詞や文学的な歌詞に加えて、純粋なポップさがありますよね。収録曲の「もののけフィーバー」の〈お化けフィーバー〉の部分も、元々人間椅子さんが持っているエッセンスじゃないですか。
和嶋:ちょっとユーモアのような部分かもしれないね。洒落や遊びみたいなものが入っていると膨らむんだよ。
団長:遊び心も効かせつつ、しっかり踏襲されている人間椅子としての味があるなと。
和嶋:そうそう。ブレないところはしっかりやりつつね。
――このアルバムは、人間椅子の音の純度がより高くなった感じがします。
和嶋:確かに。曲を作る上でブラッシュアップを心がけました。ここは無駄だな、と思ったら削って。
団長:そして人間椅子さんは、日本でも屈指のリフメーカーですよね。今はリフをあまり重要視しないバンドが多いですけど、やっぱりリフが残るのはロックとして最高だなと思って。それにしても、これだけ作品を出しているのに、まだリフのアイディアが枯渇しないというのはすごいことです。
和嶋:リフは僕らの音楽には必要だと思っているからね。アイディアはまだ出るよ(笑)。
団長:そして今回のMV「虚無の声」でよく似た2本のギターを使い分けているところにも、洒落心があるなと。人間椅子を聴いてまだまだ発見できること、ハッとできることがこんなにあるんだ、というのがファンとして嬉しかったです。
和嶋:ありがとう。それは結局作っている側が、楽しんでやっているかどうかということもあるのかもしれない。作っているほうが遊んでいないと、作品がお仕事に聴こえちゃうんだよね。ロックはどちらかと言うと無駄なものでしょう。無駄なことをやるわけだから、やっぱり遊びを入れないと楽しくないんじゃないですか。
――無駄と言い切る潔さがロックですね。
和嶋:だって、「じゃあなぜNoGoDさんはこんな恰好をするの?」という話でしょう? この贅沢さ。そこなんですよね。最初に会った時も、今若者に人気のあるバンドだけど白塗りで。「ここにも白塗りがいたんだ!」と思いましたから(笑)。
団長:ステージは非日常じゃないですか。だから面白いことをしたいんです。
和嶋:ステージは絶対に日常の地続きであってはいけないと思うよ。同じ人間がやっていることだけど、あそこは別の空間を見せるものだと思う。
団長:そういう無駄なこと、人が普段やらないことをやらないと、その人を別なところに連れていけないですよね。宝塚だって劇団四季だって、舞台は異世界でないといけないと思うんです。
和嶋:エンタテインメントは一流になればなるほどそうなるね。ロックは、そこに若干の等身大感を入れるけれど、ヴィジュアル系は別世界観をより大事にしているんだろうなと。
団長:ヴィジュアル系というジャンルが不確かなフィールドがまだ残っているというのは、その世界観に当てられた人たちが多かったということなんでしょうね。髪を染めるだけでも不良と言われた時代に、髪を染め始めたバンドから流れがあって、要は人と違ったことをしたいという、ちょっと突飛な人たち…というのは言い方が悪いですけど(笑)。
和嶋:ロックをやる人は極端な言い方をするとバカなんです。会社に勤めて、社会人としてまともにしたほうがいいのに、わざわざ生きづらい道を選んでいく人たちなんだから。
団長:でもその無駄なことが、傍目には「この人たちは何なんだ。俺にはできないことをやってくれている」というふうに見えるのが、ロックのエンタテインメントなのかなと。
和嶋:無駄なことは豊かさに繋がる。夢を与えられるんだろうね。そしてやっている側も夢を見ていられる。
団長:娯楽とはそういうものですよね。
◆NoGoDの楽曲を聴いて、すごく歌を大事にしているんだなと思ったよ(和嶋)
――ところで、和嶋さんは団長さんの衣装が気になっているそうですね。
和嶋:素朴な疑問なんだけど、ヴィジュアル系の人は毎回衣装を変えるわけでしょう? どこで調達してくるの?
団長:オーダーですね。今は時代が豊かになってきて、衣装を専門で作る方がすごく増えているので、毎回作品ごとのイメージを伝えて作ってもらっています。ただ、あまり作品に直結する衣装は作らないようにしています。
和嶋:それは大事。あまり作品と同じことをやると説明っぽくなるから、ちょっとズラしたほうが想像の余地が生まれると思うんだ。
団長:衣装に縛られちゃうのが嫌だし、その作品以外の曲をやるときに整合性が取れないのが嫌だなと思って。だから遊びは残しておきます。
――和嶋さんは作品ごとに着物をオーダーメイドしていらっしゃるそうですね。
和嶋:アルバムごとに、ちょっとした衣替えみたいなことはやっています。今回はアーティスト写真やMV撮影でプロジェクションマッピングをやりやすいように、こういう色の淡いものにしました。前回のアルバムでは怪談感を出したいと思ったから、死を表すようなグレーにして、血の色の赤を入れたんです。鈴木君(鈴木研一/B)は変わらず、ずっとお坊さんですけどね(笑)。
団長:鈴木さんは最初、ねずみ男でしたよね。自分はイカ天世代ではないんですけど、当時の映像を見て衝撃を受けました。
和嶋:あれは相当なインパクトを与えたと思いますよ。しかも、家にあったシーツで作っていますからね(笑)。僕らは元々、黒い革に鋲が打っているような、いわゆるヘヴィメタルの恰好には抵抗があって。革を着るのは向こうの文化だから、一部の選ばれた人以外の日本人にはどう考えても似合わないと思ったんです。それで僕たちは、最終的に完全に和装になったわけですけど、最初は変わった格好をしたいと思っていたんですよ。
団長:『怪人二十面相』のときは、今とは違う世界観の衣装を着ていましたよね。
和嶋:あの頃は迷走時代で、ちょっと似合ってないなと思いつつ…(笑)。
団長:そうだったんですか! でも、最近の和嶋さんの和装は実に堂に入っているなと。和装を始めた「品川心中」(2006年リリースのアルバム『瘋痴狂』収録曲)の時は、髪も短かったですけど、(和装は)今の和嶋さんが一番似合っている気がします。
和嶋:これは服のせいもあるかもしれないな。最初の頃はどこで買ったらいいかわからないから、すぐ洗濯できるような吊るしの着物を買って来て。でも、「Ozzfest」に出た頃から、やっぱり本物を着ないとダメだと思うようになって、呉服屋で作るようにしたんです。そしたらやっぱり良く見える。
団長:そして、鈴木さんが髪を剃った時も、すごくいいなと思いました。
和嶋:剃った時、一部のファンに大不評で(笑)。でも、男から見るとカッコいいよね。
団長:カッコいいです。そして、ノブさんは変わらないスタイルが様になっているし。
和嶋:威勢がいいしね(笑)。今は和装でやるバンドがいっぱいあって、自分たちが後追いしているみたいだなと思ったことがあったけど、必然的に自分たちはこうなったし、別に恥ずかしくないんです。人間椅子は、いわゆるきちんとした和装の僕がいて、坊さんがいて、サングラスをかけた勢いのいいやつがいる。全員が普通の和装というわけでもないけれど、それでバランスが取れているんだなと思うから。
――そんなお二人の音楽のルーツについて教えてください。
和嶋:我々は70年代のハードロックがルーツだけど、NoGoDは色々なんだろうね。
団長:メンバーによってルーツが違って。ただ、皆バンドサウンドが好きですね。自分は90年代のヨーロッパのメタルから入っていますし、うちのメインコンポーザーのKyrie(G)は、イエスやレッド・ツェッペリンとかがルーツです。
和嶋:なるほど。リフは洋楽のロックからだったのか。
団長:下手ギターのShinnoはLUNA SEAが好きで。本当にバラバラです。
和嶋:NoGoDの楽曲を聴いて、すごく歌を大事にしているんだなと思ったよ。歌ものの曲の作り方だよね。
団長:そうですね。自分があまりメロディのない音楽が好きじゃないということもありますし、メンバーもそれを共通認識として持っているので。やっぱりメロディは絶対に消えないものだと思うんです。
和嶋:そこは僕たちも同じ。ロックのジャンルで、メロディがないやつもあるでしょう。あれが出始めた時に僕と鈴木君は「結局歌なのに何でメロディを付けないんだろうか」と言っていて。音が鳴っていて声を出すんだから節をつけたほうがいいじゃんと思うんだけど、あれはあれで一つのジャンルになっちゃったんだろうね。
団長:そうですね。我々は日本人なんだから、民族的に音頭の血が流れている。だから歌があるべきだとは思いますし、なるべく日本語の歌詞を大事にしたほうがいいとも思います。やっぱり自分は日本語が好きなんです。こんなに綺麗な言語は、なかなかないと思うから。
和嶋:それに日本語は表現の幅が大きいからね。何か言うにしても、色々言い方があるから、そこでニュアンスを作れる。でも、日本語でリズムのあるロックに歌詞を付けるのは、結構難しいよね。
団長:そうなんです! 洋楽エッセンスの強いフレーズだと難しいんですよ。自分が作る曲は歌謡のメロディなので歌詞が付けやすいんですけど、Kyrieは英語じゃないとハマらない節も付けてくるから、そこに無理矢理日本語を入れると息継ぎをする場所がなくなっちゃう。
和嶋:英語はリズミカルなんだよね。英語の歌詞は、ingやerで語尾を締めて、すごく韻を踏みやすいんだけど、日本語で韻を踏もうとすると時々無理が出る。
団長:ロングトーンが特にそうで〈ファイヤー〉とやるとハマるのに、〈なんだー〉とやると、ちょっと違う(笑)。
和嶋:〈ファイヤー〉を、〈燃えろー〉と言ってもダサくなる。〈燃えたー〉でも変だし(笑)。そして僕は今回「超自然現象」で開き直って、〈パワー〉でいいやという結論に至ったというわけです(笑)。
◆「美しく生きたい」という言葉は、自分の人生に真正面から向き合っている和嶋さんだからこそ(団長)
和嶋:ところで、団長の声はズルいくらいカッコいいよね。ハスキーだし、男前の声をしていて。真面目そうな声質だね。
団長:ありがとうございます! 真面目そうな声質ってあるんですね(笑)。
和嶋:あるよ。この人、悪いだろうな、という声もあるんだけど、そういうのがないカッコいい声をしているんだよね。それで顔を見ると白塗りで「あれ?」と思う(笑)。
団長:元々は自分の声にコンプレックスを持っていたんです。ヴィジュアル系には色気のある声質の方が多いし、大槻ケンヂさんもそうですよね。
和嶋:大槻君は何を歌ってもチャーミングになるんだよ。あれも天性なんだろうね。
団長:そういう人が羨ましくて、若い頃はコンプレックスを持っていた時期もあったんですけど、やっと最近開き直れるようになりました。
和嶋:気持ち良く声が出てる感じがするよ。
団長:メタルが好きなので、そういうヴォーカリストでいよう、という意識はあります。
和嶋:どなたに影響を受けたのかな?
団長:洋楽だと、グラハム・ボネットやセバスチャン・バック(スキッド・ロウのVo)が好きでした。日本だとオーケンさんや冠さん、SEX MACHINEGUNSのAnchangさんや中島卓偉さんですね。90年代はTVでいろんな音楽が聴ける時代で、バンドからポップスまでミクスチャーできてしまう世代だったので、混じりっ気たっぷりです(笑)。
和嶋:混じりっ気たっぷりはいいと思うよ。それが自分の表現になっていくんだから。
――和嶋さんが影響を受けたヴォーカリストはどなたですか?
和嶋:僕がヴォーカルを語るのはおこがましいんですけど、ポール・ロジャースはカッコいいなと思いました。あとは、トム・ジョーンズも好きです。ロックではないけど、ああいう歌はいいなと。僕たちが若い頃のハードロックは、ハイトーンヴォーカルで、あれは歌えないので影響は受けなかったんですよ。自分が音楽をやりたいと思ったのは、ビートルズを聴いてからですね。音符に乗せる言葉が少なくて、はっきり英単語が聴こえる歌詞で品がいい。自分たちは最近特に、聴いて全部がわからなくても、ある程度はわかるように歌おうと心がけていて、それはやっぱりビートルズの影響かなと思っています。
――人間椅子の曲を聴くと明瞭に歌詞の世界が見えてきますよね。
団長:そうですね。歌詞カードがなくても歌詞を聴き取れる歌でいたい、というのは自分たちも一緒です。そうじゃないと耳に残らないかなって。
和嶋:歌詞を詰め込み過ぎちゃうと、早口言葉になって聴いていて追いつけなくなるでしょう。そこは音としての気持ち良さと言葉とのバランスの取り方なんだよね。あぁ、あとは沢田研二も好きですね。完全に昭和世代なので。
――そういう意味では、和嶋さんもミクスチャーなんですね。
和嶋:確かに。僕もまさにミクスチャーです。
団長:ところで、和嶋さんがギタリストとして大事にしていることや信条は何ですか?
和嶋:スタイルとしては、できるだけエモーショナルでありたいね。ただテクニックとか、なぞるということではなく、心や魂に直結するようなことをやりたいんです。レコーディングのときにギターソロを何テイクか録ると、段々上手くなってくる。録れば録るほど上手くはなるんだけど、あるときから温度が低くなっていくんだよね。一番良いソロは、一番温度が熱くて、なおかつ技術的なところの折り合いが取れている5~6テイク目なんだよ。あとは肉声に近いような抑揚だったり、生々しい感じで弾こうと思っています。
団長:和嶋さんの(ギターの)ビブラートのかけ方は歌う人のかけ方ですよね。職業ギタリストとは違う、歌っているギターを弾く方だなと。
和嶋:そう思うし、ピッチがズレていてもいいと思って弾いているんだよ。ミストーンも大丈夫。だって歌はハッっていう息継ぎとか、ちょっとした滑舌の悪さが魅力に繋がったりするでしょう。滑舌が悪くていいということは、ギターもミストーンが入ってもいい。ちょっとモタついてもそれが逆に魅力に聴こえたりするし、自分はそっちを大事にしたいと思う。聴いて口ずさめるフレーズであったほうがいいから。
団長:70年代のソロは全部そうですもんね。
和嶋:そうそう。皆ジミー・ペイジのギターソロなんか口で言えるでしょう? ああいうほうが印象に残ると思うわけです。速いと頭で再現するのがちょっと不可能だったりして。
団長:90年代のメタルはみんなソロが速いですよね。
和嶋:速い。スウィープが発見されてから、ものすごく速くなっちゃって。あれは和音の分解らしいんだけど、わざわざそれを分解して速くやらなくてもってちょっと思っている部分もある(笑)。
団長:歌心からは遠いものですよね。
和嶋:ギターの一つの可能性ではあるけれど、自分は歌ものでありたい。ところで団長君は弾き語りはやらないの?
団長:やります。
和嶋:じゃあ今度一緒にやりましょう。
団長:本当ですか!? 嬉しいです! 弾き語りと言えば、2015年の「The 10th GAME -SEASON II-」で大槻さんが自分たちの福岡でのライブに出てくれたときに、明日は弾き語りのライブをやるんだと言って、綺麗に作られた譜面を見せてくださって。「大槻さんはすごいな。ちゃんと譜面を起こしているんだな」って言っていたら、大槻さんが「これは全部和嶋君に書いてもらったんだ」って(笑)。
和嶋:あぁ、僕が書いて渡したやつだ(笑)。大槻君と時々やるんだけど、団長君もやると楽しいと思うよ。
団長:ありがとうございます!
和嶋:ちなみに団長は、おいくつなんですか。
団長:今年34です。
和嶋:若いね。これから楽しいよ。まだまだ楽しいことと苦しいことが待っているから(笑)。
団長:和嶋さんの著書『屈折君』で、苦しんでいる和嶋さんを見て、しんどいなぁと思っていたんですが…(笑)。
和嶋:いやいや、それが宝石なんだよ。
団長:今の和嶋さんを見ていると、本当にそうですね。あと、本に書かれていた「美しく生きたい」という言葉は、自分の人生に真正面から向き合っている和嶋さんだからこそだなと思いました。
和嶋:言葉としてはものすごくシンプルなんだけど、自分の中からその感情が出たときに、そうとしか思えなかったんだよ。
団長:大体若い頃とかロックをこじらせると、華々しく死にたいとか、派手に死にたいと言いがちですけど、「美しく生きたい」というのは、「もがき続けていこう」ということだとも思うんです。だからきっと、この人はまだまだ切磋琢磨しながらもがき続けるんだろうなと思っていました。
和嶋:そうだね。自分は死ぬまでそういうことをやっていると思う。そしてそれを、あまり堅苦しくなく人に表現してやっていければなと。
団長:そうですね。説教臭くなく(笑)。自分は30を過ぎてやっと説教臭さが少し抜けてきたなと思います。20代の頃の歌詞は恐ろしく説教臭いんですよ。
和嶋:自分も若いときの歌詞を見て、すごく恥ずかしくなるときがある(笑)。でも歳を取ると、段々謙虚になってくるんだよ。
――こういうお二人が作っている音楽だから、幅広いファン層に支持されているのかもしれないですね。
和嶋:確かにそうですね。気が付いたら幅広い。
団長:欲を言うと、若い女性にももうちょっとライブに来ていただけると、ライブをしていてさらに楽しいかなと…(笑)。
和嶋:若い女性は元気の源ですからね。やっぱり命という美しさを何かに表すとすれば、若い女性なんです。いるだけで光っていますから。
団長:もちろん、お客さんは全てありがたいですけど、一人の人間としては美しい女性を見ていると嬉しくなります(笑)。
――「若い女性」にさりげなく「美しい」という条件が加わりましたね(笑)。
和嶋:というか、若いだけで美しく見えちゃうんですよ。あれは花なんでしょうね。花は皆綺麗じゃないですか。
団長:もしかして魂の透明度が高いんじゃないかな(笑)。ちょっと光って見えますから。
和嶋:じゃあ団長君、お互いに若い女性がもっと来てくれるように頑張りますか。ということで皆さん、ぜひライブに来てください!
団長:ぜひぜひ来てください!
(文・後藤るつ子/写真・コザイリサ)
【ミュージシャンが答える“人間椅子の魅力”アンケート】
●テツ(MERRY)
ガラ(Vo)、結生(G)、健一(G)、テツ(B)、ネロ(Dr)の5人からなるロックバンドMERRYのベーシスト。2001年の結成以降、パンクロックのような強烈なメッセージと、哀愁と轟音(ヘヴィネス)の融合によるサウンド“レトロック”で人気を博している。2017年9月6日ニューアルバム『エムオロギー』をリリース。現在、MERRY 47都道府県TOUR 「システム エムオロギー」真っ最中。
■オフィシャルサイト http://merryweb.jp/
Q 1:人間椅子の魅力とは?
A1:大好きになったきっかけは2015年に渋谷クアトロでの共演。「どこから魅力を紹介したらいいんだろう?」と思うほどの圧倒的なライブでした。鉈を眼前で振り下ろされる様な衝撃だったと記憶しています。特に好きな点は、ザクザクザクザクと身を切り刻まれるような音の固まりです。
そして、和嶋さんとお酒談義をさせてもらいました。自分はウィスキーが好きでそれを伝えると「ウィスキーはカーンと酔い、日本酒はふわっと酔えるよね」と教えていただき、それまで自覚はなく確かにその通りだな…と後に実感しました。以後飲みたい酒で選択する時と、どういう酔い方するかで選ぶ時と幅が広がりました。
Q 2:人間椅子の過去の音源で一番影響を受けたものは?
A2:「なまはげ」です。ライブで観てその世界観と間奏へのスリリングな展開はこれまで経験した事のない音楽でした。その後作品で改めて聴き直し、「表徴の帝国」「なまはげ」の2曲から成るアルバム『無頼豊饒』(2014年リリース)の始まりは痺れました。
Q 3:人間椅子のニューアルバム『異次元からの咆哮』の魅力や聴きどころは?
A3:〈地下室を出てみよう〉という「虚無の声」の冒頭の言葉がこのアルバムを包括している様に感じました。その言葉に自分を重ね合わせ作品を聴き進めると、曲が様々な世界に連れて行ってくれました。もっと聴きたい、もっとこの音の中に居たいと素直に思うアルバムです。
●ネロ(MERRY)
ガラ(Vo)、結生(G)、健一(G)、テツ(B)、ネロ(Dr)の5人からなるロックバンドMERRYのドラマー。2001年の結成以降、パンクロックのような強烈なメッセージと、哀愁と轟音(ヘヴィネス)の融合によるサウンド“レトロック”で人気を博している。2017年9月6日ニューアルバム『エムオロギー』をリリース。現在、MERRY 47都道府県TOUR 「システム エムオロギー」真っ最中。
■オフィシャルサイト http://merryweb.jp/
Q 1:人間椅子の魅力とは?
A1:あの1度観て聴いたら夢に出てきそうな感じです…
共演させていただいたときは、まず3ピースバンドでのあの爆発的な出音に1発でチビりそうになりました(汗)! でも、どこか温かくて、3人の人間性が滲み出ているようでとても心地良かったのが印象的でした。やっぱり特にあの御三方にしか出せないグルーヴ感ってありますよね。強烈でした!!
Q 2:人間椅子の過去の音源で一番影響を受けたものは?
A2:う〜(汗)迷いますね~!! 初めて観たのは確か従姉妹がビデオ録画していたTV番組「イカ天」での「陰獣」で、強烈なインパクトを覚えています!!︎アルバム『人間失格』もかなりインパクトありましたね。このミディアムテンポのおどろおどろしさこそが人間椅子の醍醐味だと思っておりますが、無条件にノレる「針の山」(『人間失格』収録曲)も好きですね。歌詞もカッコよくて。この時代を感じそうで感じさせない絶妙なバランスとセンスこそが人間失格を好きな理由かもしれません。でも1番は人間性かな。
Q 3:人間椅子のニューアルバム『異次元からの咆哮』の魅力や聴きどころは?
A3:まず、この不協和音やマイナーコードを組み立てここまでキャッチーに聴かせる楽曲達は正にMERRYも極めたい所でもあり、やはり参考にさせていただいております。ギターソロなんてどうしてこんなフレーズが浮かぶのかいつも謎です(笑)。本当にナンセンスでもありさすが芸術的!!です!!
何よりも、やっぱりこの歌詞の世界感じゃないでしょうか。
『異次元からの咆哮』
先日我々MERRYが発表したアルバム『エムオロギー』とはまた一味違う角度からの12個の思想。この魂こもった歌詞を芸術的な楽曲に乗せて聴いていると、いろんな感情と情景が浮かび、とても胸が熱くなります!! 正にまた一つ進化した“人間椅子節”ではないでしょうか。また是非対バンして下さい!! 負けない思想を持って、日々精進しながらそんな日を今から楽しみにしています!!
●Boogie(JILUKA)
Ricko(Vo)、Sena(G)、Boogie(B)、Zyean(Dr)の4人からなるロックバンドJILUKAのベーシスト。2015年2月始動。尖鋭なアグレッションとヘヴィネス、そしてメロディアスな旋律で様々な感情表現をしている。2017年10月25日にニューシングル『Ajna -SgVer-』をリリース、11月4日にはShibuya TSUTAYA O-WESTでJILUKA 4th ONEMAN LIVE【PHASE : osmosis】の開催が決定している。
■オフィシャルサイト http://www.jiluka-web.com/
Q 1:人間椅子の魅力とは?
A1:数年前に知人からアルバム『瘋痴狂』を借りたことがきっかけでした。当時まだあまり音楽を聴いていなかった僕は「こんな音楽があるのか」と衝撃を受けたことを覚えています。日本文学をそのまま音楽にした世界観や歌詞、乱歩を読み漁っていた自分にとって好きになる以外の選択肢はありませんでした。グロテスクであったり、どこか物悲しいものであったり、はたまたつい口にしてしまいたくなるようなユーモア溢れる、まるで一つの文学小説のような歌詞は音楽のノリの良さに流されることなく頭の中に伝わってきて物語を広げてくれ、そこに御三方の思わずメロイックサインをかかげてしまうようなハードなサウンドがプラスされることで耳で聴くだけでなく、まるで映像作品を見ているかのようなイメージが脳内で出来上がります。鈴木さんのがなるような歌声や和嶋さんの奏でる不思議であったり、奇妙であったり、おどろおどろしかったりするギターサウンドは歌詞の内容をより強く意識させてくれ、聴いていてゾクゾクとしてきます。サウンドや歌詞だけでなくヴィジュアルにも強い拘りを感じます。御三方の個性的なヴィジュアルは人間椅子の世界観をより強め、僕らをそこに浸らせてくれます。
Q 2:人間椅子の過去の音源で一番影響を受けたものは?
A2:一番影響を受けたのは「芋虫」(アルバム『怪人二十面相』収録曲)だと思います。人間椅子を知り、どんどん曲を聴いていたときに衝撃を受けました。特に「芋虫」が好きですが、どちらかというと『怪人二十面相』からの影響が大きいです。全体を通してどろどろとしたおどろおどろしい雰囲気で1曲1曲の存在感が大きいのに、通して聴くと一つの物語であるかのように感じました。このアルバムを知ってから他のアーティストさんの曲を聴くときも個々の物語、全体を通しての物語を意識して聴くようになり、自分達の曲を作る際も歌詞やサウンド、フレーズ、メロディなどトータルで表現出来ているか、リスナーへ自分達の伝えたいことがパッケージできているかなどを意識するようにしています。「芋虫」からは強いメッセージ性、物語性を感じ、曲への感情移入も強く、聴くだけで入り込んでしまうので僕もこういう音楽を作っていきたいと思いました。
Q 3:人間椅子のニューアルバム『異次元からの咆哮』の魅力や聴きどころは?
A3:『異次元からの咆哮』というアルバムタイトルやMVにもなっている「虚無の声」という曲名、歌詞のワード、他の収録曲名から人間ではない何かの声、あるいは発するものをテーマにしているのかなと感じました。新たに人間椅子を知った方でも入りやすく、尚且つ従来の世界観を崩さず既存のファンも満足させてくれる、楽曲の聴きやすさとゾクゾクとした人間椅子の雰囲気が両立した作品だなと思いました。御三方の持ち味が存分に生かされ、太い芯がありながらもそれを彩るバラエティに富んだアルバムになっており、ソリッドなギターサウンド、ギターと完璧なユニゾンで低音を埋めるベース、サウンドに攻撃的な印象をプラスするパワフルなドラム、全曲尖っていながらもどこかおどろおどろしく、聴いていてドキドキするアルバムでした。
和嶋慎治
<プロフィール>
和嶋慎治、鈴木研一(B&Vo)、ナカジマノブ (Dr&Vo)によるバンド・人間椅子のG&Vo。1987年にバンドを結成し、1989年TBSテレビ系列の「平成名物TVイカすバンド天国」に出演して評判を呼び、1990年7月アルバム『人間失格』でメジャーデビュー。以降も精力的にライブ活動を展開し、2013年5月には世界的ロックイベント「OZZFEST JAPAN 2013」に出演。2014年6月にバンド生活25年を記念した自身22枚目(ベスト盤含む)の『無頼豊饒』を発表。2015年5月に「筋肉少女帯人間椅子」名義のコラボシングル『地獄のアロハ』を、2016年 2月にアルバム『怪談 そして死とエロス』をリリース。10月31日の仙台CLUB JUNK BOXを皮切りにアルバム『異次元からの咆哮』の発売を記念した全国ワンマンツアー(全9公演)を行うことが決定している。
■オフィシャルサイト
http://ningen-isu.com/
【リリース情報】
Album『異次元からの咆哮』
2017年10月4日(水)発売
(徳間ジャパン)
【収録曲】
[CD]※初回限定盤、通常盤共通
01. 虚無の声 PV
02. 風神
03. 超自然現象
04. 月夜の鬼踊り
05. もののけフィーバー
06. 宇宙のシンフォニー
07. 太陽がいっぱい
08. 痴人のモノローグ
09. 悪魔祈禱書
10. 悪夢の添乗員
11. 地獄のヘビーライダー
12. 異端者の悲しみ
[DVD]※初回限定盤のみ同梱
ライブ盤リリース記念ワンマンツアー「威風堂々」 2017/3/25(土)赤坂BLITZ
01. 鉄格子黙示録
02. 宇宙遊泳
03. 宇宙からの色
04. ロックンロール特急
05. 恐怖!! ふじつぼ人間
06. 猟奇が街にやって来る
07. 地獄
【ライブ情報】
●『異次元からの咆哮 ~リリース記念ワンマンツアー~』
10月31日 仙台CLUB JUNK BOX
11月2日 弘前Mag-Net
11月4日 札幌cube garden
11月8日 神戸Chicken George
11月10日 高松Olive Hall
11月12日 大阪umeda TRAD(前AKASO)
11月14日 博多Be-1
11月16日 名古屋Electric Lady Land
11月19日 東京Zepp DiverCity
団長
<プロフィール>
団長、Kyrie(G)、Shinno(G)、華凛(B)、K(Dr)の5人によるロックバンド・NoGoDのヴォーカリスト。2005年に「新興宗教樂團NoGoD」として結成。2007年より現メンバー構成となり、2010年6月にシングル『カクセイ』でメジャーデビュー。2010年8月、メジャー1stアルバム『欠片』をリリースし、2013年2月に5thアルバム『V(ファイヴ)』を、2015年4月に結成10周年を記念したベストアルバム『VOYAGE』をリリースした。2017年4月にシングル『Missing』、7月にシングル『Arlequin』、そして9月20日にニューアルバム『proof』をリリースし、全国ツアー「NoGoD -2017-SPRING ATTACK W/O-U」を展開。現在、全国ワンマンツアー NoGoD TOUR -2017 AUTUMN 「prùf」の真っ最中。
■オフィシャルサイト
http://www.nogod.jp/
【リリース情報】
『proof』
2017年9月20日発売
(KING RECORDS)
【収録曲】
[CD]
01. In the cage…(Instrumental)
02. break out!
03. Arlequin
04. 蜃気楼
05. ヘンリエッタ
06. proof
07. 矜持と共に (Instrumental)
08. forever
09. 煽動
10. Missing
11. Tonight!
12. DREAMER ※通常盤のみ収録
[DVD]※初回限定プレス盤のみ同梱
「Missing」「Arlequin」「break out!」Music Video 収録
【ライブ情報】
【NoGoD TOUR -2017- AUTUMN- [prùf]】
10月7日(土)苫小牧ELLCUBE
10月8日(日)札幌cube garden
10月14日(土)高崎CLUB FLEEZ
10月15日(日)浦和ナルシス
10月21日(土)仙台HOOK
10月22日(日)新潟GOLDENPIGS-RED STAGE-
10月28日(土)名古屋Electric Lady Land
10月29日(日)神戸VARIT.
10月31日(火)広島SECOND CRUTCH
11月3日(金)福岡DRUM Be-1
11月4日(土)熊本B.9 V2
11月5日(日)鹿児島SR HALL
11月12日(日)長野CLUB JUNKBOX
11月18日(土)本八幡ROUTE14
11月19日(日)水戸LIGHT HOUSE
11月23日(木)金沢AZ
11月25日(土)KYOTO MUSE
11月26日(日)OSAKA MUSE
12月2日(土)渋谷CLUB QUATTRO