今年デビュー35周年を迎えた布袋寅泰。アニバーサリー企画「8BEATのシルエット2016」の第二弾として、1988年に行われたソロデビューライブの再現GIGが開催された。2016年4月7日、東京・国立代々木競技場第一体育館。会場には、35年前からのファンは勿論、10代の少年少女まで、多くのファンが詰めかけた。
定刻を過ぎ、場内が暗転する。冒頭で映し出されるギターを抱えた薔薇のアニメーションも当時のまま。スクリーンが落ち、GIGがスタートする。ダンサブルなサウンドにソウルフルなコーラスが重なる。そして、ステージ中央にギターとひとつになった布袋が登場し、場内の歓声がピークに達する。膨れ上がる会場の高揚。そして、それを突き破る様な激しいビートとギターのリフが刻まれる。「C’MON EVERYBODY」だ。
続いて、「GLORIOUS DAYS」。実験性の高いサウンドにPOPを散りばめる彼のメロディメーカーとしての類まれな才能を、満場の聴衆は改めて体感する。演奏を終え、布袋は顔を上げて優しい笑顔で語りかける。
「28年前、ソロになったときにBOØWYというフォーマットに別れを告げて、新しい布袋寅泰の音楽を創っていこう。そう思って、「GUITARHYTHM」のコンセプトを立てました。」挑戦と実験、そして野心。布袋が貫き通した姿勢だ。
そして次々に、『GUITARHYTHM』収録曲が披露される。ポップミュージックの歴史へのオマージュとも言える「Dancing With The Moonlight」。サポートギタリストとのギターバトルが火花を散らしたタイトル曲「GUITARHYTHM」。本編ラストはアルバム最終曲でもある「A DAY IN AUTUMN」。スリリングなギターで約1時間の本編を締めくくってみせた。
(C)MICHIKO YAMAMOTO
熱狂的アンコールの中で布袋が再びステージに登場。生き様を楽曲に刻んだ「Diving with my car」などが披露され、聴衆にとっては、それぞれに特別な思い出があり、そのたびに太くなった彼との絆がある。そんな感慨を覚える、素敵な演奏だ。
2度目のアンコールでは、2016年の新たな布袋とファンのテーマソングたる新曲「8BEATのシルエット」、大ヒット曲「バンビ―ナ」、そして夢をあきらめていないか?と自らに問いかけたことを吐露したMC後に歌った「DREAMIN’」が演奏された。楽曲に込められたそれぞれの“夢”に誘われて、特別な夜は幕を閉じた。
(C)MICHIKO YAMAMOTO
過去、現在、そして未来へ。この夜のステージで布袋が提示したものは「常に挑み続けてきた(続けていく)」音楽家としての自らの矜持に他ならない。彼にとって原点のひとつ『GUITARHYTHM』を再確認した彼は、立ち止まることなく次のステージへと向かう。BEAT CRAZYたちと一緒に、WOWOWもまた彼の背中を追い続ける。彼が描く軌跡を、番組で見届けて欲しい。
【布袋寅泰 BEAT 2 @国立代々木競技場第一体育館公演より 〜♪ Dreamin’【WOWOW】】
【番組情報】
★布袋寅泰 35th ANNIVERSARY LIVE GUITARHYTHM伝説’88 ソロデビュー再現GIGS
8月6日(土)夜8:00[WOWOWプライム]
収録日:2016年4月7日
収録場所:東京 国立代々木競技場第一体育館
番組オフィシャルサイト http://www.wowow.co.jp/music/hotei/
★番組オフィシャルサイトでは、デビュー35周年アニバーサリー・プロジェクト「8BEATのシルエット2016」BEAT1からBEAT8までのライブ映像を、期間限定で随時スペシャル公開中!(2017年2月28日まで)
<関連番組>
★密着! 布袋寅泰 35th ANNIVERSARY 8BEATのシルエット 2016
今秋放送予定
35周年アニバーサリーイヤーを駆け抜ける布袋寅泰に密着!布袋寅泰 35th ANNIVERSARY【8BEATのシルエット 2016】と題して、世界と日本の各地で行われるライブイベントを通じて溢れるロック魂と布袋寅泰の今をお伝えする。
布袋寅泰 オフィシャルサイト http://www.hotei.com
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