2026.01.11
KIRITO@Spotify O-EAST
KIRITO Tour 2025-2026「THE CLOCKWORK BIBLE」

KIRITO、時代の荒波を生き抜く指針を示したツアー終幕。
待望の新作『SHIFT』4月22日リリース!

昨年11月にスタートし、年をまたいで開催されたKIRITOの全12公演にわたるツアー「THE CLOCKWORK BIBLE」が、1月10〜11日Spotify O-EASTにてファイナルを迎えた。

初日のレポートでお伝えした通り、KIRITOがこの時期にツアーを行うこと自体は毎年恒例であるものの、例年とは大きく異なるのが新作リリースに伴うものではない点。これは2025年のイレギュラーな動きがあった中で、あえて創作ペースを組み替えた結果であり、新作誕生を前にした本ツアーは、“KIRITO”として新章へ進むための起点となり得るものだった。

オールスタンディングのフロア後方までオーディエンスで埋め尽くされた最終夜。舞台背面に十字形の巨大なトラスがそびえ立つ中、終わりと始まりは同義であるというKIRITOが一貫して描き続けてきたこと、交差する世界線を端的に表した「CROSS OVER THE WORLD LINE」で幕を開けた。

新体制のサポート陣、JOHN(G)、Yu-taro(G/NOCTURNAL BLOODLUST)、Chiyu(B/SLAPSLY)、Natsu(Dr/NOCTURNAL BLOODLUST)と共に臨んだ本ツアーは、過去3作『NEOSPIRAL』『ALPHA』『CROSS』を中心に、歴代ソロ作品の楽曲を巧みに組み合わせたメニューで展開。楽曲とバンドが成熟した今現在のパフォーマンスによって、2022年から始まった“KIRITO”名義での3年余りの活動を網羅すると同時に、彼のアーティスト人生をも映し出すステージとなった。

当夜披露された全24曲中6曲は、2024年11月にリリースされた現時点での最新アルバム『CROSS』の収録曲だが、この作品自体が、歌詞のモチーフはさまざまあれど、現実世界でもKIRITOに関わる複数の世界線が交差することを示唆するものであったし、3作品それぞれから胸を打つ楽曲が並んだ中盤ブロックのストーリーは、まさに彼の生き様そのもの。「Storyteller」での〈始まる世界に必ず君がいて 結末まで目を背けずにいる〉、「瓦礫の花」での〈君を守る光になろう〉の一節で、KIRITOがフロアをぐるりと指したシーンも忘れがたい。

また、本編を「NEOSPIRAL」で締め括ったのち、アンコールで時を遡るように“キリト”名義の初期ソロ曲「誰もいない丘」「Suicide View」で悲痛な思いを歌い上げると、そこに続いた「COMPLETE」で〈裂けて別れた螺旋の構造が また交わり合う〉と示す。そして、ファンへの深い愛情と未来への希望の光を描いた「I BLESS YOU」「DEAR PLUS ALPHA」を経て、ラストに放たれたのは「Discord」。“KIRITO”としての初アルバム『NEOSPIRAL』のリード曲であり、現在のKIRITOサウンドを象徴する高い攻撃力を持つナンバーで完全燃焼の終幕を迎えた。

“KIRITO”名義での活動を網羅しながら、彼のアーティスト人生が映し出された一夜が示したのは、あらゆる物事は螺旋構造の中にあるという真理だった。それはすなわち、彼が描き続けてきたことの確かさを雄弁に物語る、何よりの証明である。ツアータイトルに冠された「THE CLOCKWORK BIBLE」とは、機械仕掛けのように回り続ける世界の中で、何を信じ、どう意味づけるか、KIRITOなりの指針を提示するものだったのではなかろうか。

実際この夜、彼は「こんな時代の荒波を生き延びるために必要なことは、いつだってキチ●イでいること。その時代の当たり前を受け入れないで、自分の中に獣を持ち続けていると、ヤバいものには惑わされずに貫いていけます。皆さんはKIRITOのことだけを信じればいいです」「何か辛いことがあったら、KIRITOのことを考えればいいですから。何が正しいか、どうするべきか、常に俺を見ればわかると思うので、何かを読み取ってください」と語ったのだった。

今後のKIRITOの動向としては、自身の誕生日である2月24日に「PARADIGM RIFT」と冠した豊洲PIT公演が控えているほか、4月4日にはKanadevia Hall(TOKYO DOME CITY HALL)にて、LM.Cとの初のツーマンライブ「SPECIAL VERSUS LIVE 「CONTACT」 KIRITO vs LM.C」が開催される。さらに、待望の新作『SHIFT』が4月22日にリリースされることが決定した。「最高を更新し続けるとどうなるか、見届けてください」という言葉の通り、2026年もKIRITOの活動から目を離さないでほしい。

◆セットリスト◆
【1.10】
01. THE ULTIMATE BEGINNING「ALPHA」
02. GRAND SCHEME
03. BALANCE
04. CROSS OVER THE WORLD LINE
05. Golgotha
06. VENUS
07. KINGDOM OF THE NEW SEEDS
08. 月の残像
09. Storyteller
10. EXIT
11. I BLESS YOU
12. Clue
13. Suicide View
14. PLOT
15. カンナビス
16. COMPLETE
17. THE SUCCESSOR「OMEGA」
18. Discord

En
01. テロメア
02. ANTI-MATTER
03. RAID
04. Document
05. DEAR PLUS ALPHA
06. 瓦礫の花

【1.11】
01. CROSS OVER THE WORLD LINE
02. Golgotha
03. VENUS
04. THE ULTIMATE BEGINNING「ALPHA」
05. GRAND SCHEME
06. BALANCE
07. Gene
08. hope
09. 不条理な闇
10. Storyteller
11. 瓦礫の花
12. Clue
13. Aim
14. Awaking bud
15. カンナビス
16. TIME AXIS
17. THE SUCCESSOR「OMEGA」
18. NEOSPIRAL

En
01. 誰もいない丘
02. Suicide View
03. COMPLETE
04. I BLESS YOU
05. DEAR PLUS ALPHA
06. Discord

(文・金多賀歩美)


【リリース情報】
●New Mini Album『SHIFT』
2026年4月22日(水)発売
※6 Songs Include
※詳細は後日発表

【ライブ情報】
●KIRITO「PARADIGM RIFT」
2月24日(火)豊洲PIT
18:15開場/19:00開演
サポートメンバー:JOHN(G)、Yu-taro(G/NOCTURNAL BLOODLUST)、Chiyu(B/SLAPSLY)、Natsu(Dr/NOCTURNAL BLOODLUST)

HP先行受付期間:1月10日(土)19:00~1月18日(日)23:59
詳細はこちら

●SPECIAL VERSUS LIVE「CONTACT」KIRITO vs LM.C
4月4日(土)Kanadevia Hall(TOKYO DOME CITY HALL)
16:30開場/17:30開演
出演:KIRITO、LM.C

KIRITOサポートメンバー:JOHN(G)、Yu-taro(G/NOCTURNAL BLOODLUST)、Chiyu(B/SLAPSLY)、Natsu(Dr/NOCTURNAL BLOODLUST)

FC受付2次受付期間:1月13日(火)12:00~1月18日(日)23:59
詳細はこちら

KIRITO オフィシャルサイト