2017年、横浜アリーナにて開催された“ANDROGYNOS”。交わる事の無かった2バンド、交わる事の無かった2つの物体、ここに“破壊的融合”というキャッチフレーズを掲げ行われたPIERROTとDIR EN GREYのジョイントライブを覚えているだろうか。
2006年4月に突然解散し、2014年に2日間限りの再結成ライブを行なったPIERROTと、現在に至るまで国内外で活躍を続けるDIR EN GREY。共に人の心に潜む闇の世界観によるライブを繰り広げていた2バンドだけに、ファンの間では常に比較され、当時は決して相容れることがなかった。
その彼らが、“両性具有”を意味する“ANDROGYNOS”の名の如く、全てが一つに融け合った初のジョイントライブは、当時のV系シーンにとって重大な歴史的融和であった。そんな破壊的融合を経て7年の今年、10月11日(金)、12 日(土)国立代々木競技場第一体育館にて「ANDROGYNOS – THE FINAL WAR -」の開催が決定。ファンが待ち望んでいた“ANDROGYNOS”の再来に合わせて意味深なメッセージが提示されている。
“Censors kill the word, hypocrites spread morphine from stages”
「検閲者らが言葉を殺し、偽善者らは舞台からモルヒネをまき散らす」
両バンドの歌詞の一部から引用されたこのメッセージは一体何を意図しているのか? 閉塞感漂う現代社会に両バンドが導き出す答えが、10月の両日に示される事になるだろう。
【「ANDROGYNOS – THE FINAL WAR -」Trailer】
【ライブ情報】
●ANDROGYNOS – THE FINAL WAR –
10月11日(金)国立代々木競技場 第一体育館
ANDROGYNOS
– under the Blue Moon –
出演:PIERROT、DIR EN GREY
10月12日(土)国立代々木競技場 第一体育館
ANDROGYNOS
– under the Red Moon –
出演:DIR EN GREY、PIERROT
※上記以外の公演詳細は後日発表