2021.3.4
ダウト@KANDA SQUARE HALL
ダウト自決自演。祝14周年記念単独公演。「鬼祭」-祝14周年当日祭-
14周年を迎えたダウトが選んだ場所は神田スクエアホール、見慣れない場所ではあるが神田という場所がまたダウトには似合う場所である。
3月4日この日は緊急事態宣言のため、時間を前倒ししながらガイドラインを守りつつの会場作りにも緊張感を走らせていた。
2007年に結成したダウトの山あり谷ありな活動の集大成を楽しみにしているファンの期待を抱えながら開演の時間となった。
開演と同時にスタイリッシュな映像が流れる、メンバーと共に14年間の時間が刻まれていく、どこか切ない世界にメンバーが登場、この日に新調した衣装と共に「平成超バヴル」で幕が開ける、華やかなレーザーと共に熱を帯びるステージとフロア、そうこれがダウトの真骨頂のライブなのだ。
そして畳み掛けるように「不夜城」と「感電18号」とコロナ過でも負けじと活動を続けたダウトを象徴してしているようだ。
MCではおそらく14周年を無事迎えた感謝の気持ちを伝える幸樹そして何よりも神田という煽りに新鮮さを覚えているようだ。
「金魚蜂」では各パートのソロが織り込まれライブならではのアプローチもあり「ダァァティィ・ロマンチッカァァ」「狂喜乱舞」とフロアとの一体感が増していき、制限がある事を感じさせない景色であった。
そして2020年にリリースされたファンを想ふ気持ちを歌にのせた「君を想ふ」、「JUDAS」「閃光花火」とダウトの音楽の幅を感じさせる世界観にどっぷりと浸るい時間となった、どこか懐かしさと儚さを感じさせる極上の時間から、MCではボルテージをMAXまで上げていく幸樹の煽りに答えるフロアがあった。
後半戦は「曼陀羅A」「綺麗事」とヘビーチューンで攻め立てるがその日のダウトは容赦しない「失神」「躾」とまだやれると言わんばかりの威風堂々の姿そしてラストは最新曲の「鬼願」にて本編を終えた。14周年のバンドとは思えない危なっかしさとギラついた姿がそこにはあった。
アンコールでは「心技体」でスタートし「バクチ」「爛」「卍」と2014年から2021年にリリースした曲をメインでこの日はセットリストを組んだという事だが、まさにダウトらしさのある楽曲でファンを魅了する。
メンバーからの14周年の感謝の気持ちを聞くといかにバンド活動が山り谷ありだったのかが伺えたが、乗り越えたバンドは強いと再確認させられた。
ラストは「花咲ビューティ」ピンク色の銀テープが舞う中、声が出せない中、手拍子で歌を届けるリスナーに胸を打たれたそして銀テープが飛ぶライブも今では久しぶりの景色となった、早くコロナが収束してこれからのダウトが描く夢とライブを追いかけたいと思ったのだが!?
まさかのサプライズでラストと思われたと誰もが思ったのだが「決意表明」ライブでしかしない音源になっていない曲を披露。
今の状況と想いが詰まった曲をリスナーの心に届けるように思えた、そして彼らが流した涙が彼らにとってのダウトとファンの大切さを物語っていた。
告知映像では今の勢いを感じさせる彼ららしいサプライズではないのだろうか?
必ず未来を提示する彼らにはまるでリスナーへの生きる糧を与えているようにも思えた。
2021年にダウトにも幸あれ。
(文・KAZUSHI HAZAMA)
【ダウト3大発表】
●その1
2021.APRIL
NEW SONG RELEASE
●その2
ジャンルを越えたコラボレーション企画
「化樂反応-bakegaku reaction-」
●その3
ダウト過去超最大キャパ
配信!?LIVE夏に大決定!
ダウト オフィシャルサイト http://d-out.info