ゴールデンボンバー鬼龍院翔の書籍『超!簡単なステージ論 舞台に上がるすべての人が使える72の大ワザ/小ワザ/反則ワザ』が4月21日に発売される。

本書は鬼龍院翔が20年近くステージ活動をしてきて実感し学んできた「音楽以外にやったほうがいいこと」を全て書き出したマニュアル本。ゴールデンボンバーのリーダーであり、ライブにおける演出・ステージ構成を手掛けながら20年以上の活動の中で得た経験を「ステージに立つ人が成功を掴むための方法論」として解説している。その内容は決して難しいことはなく、鬼龍院曰く「当たり前のことをただ実践するだけ」とのこと。

努力などせず今日から使えるものばかりで、ミュージシャンだけでなく、お笑い、演劇、アイドルなど、エンタメ業界に生きる演者すべての人間が今日から実践できる内容が詰まった一冊となっている。

なお、この本は音楽だけで人を振り向かせられる「音楽の天才」の方には全くもって必要のない本でもあるが、もしも「自分は音楽の天才ではないかもしれない…」「天才だと思ってたんだけど活動できるタイムリミットが迫ってるな…」と少しでも思っている場合は、強力な効果を発揮するとのこと。夢破れる人が一人でも減って、ライブエンターテインメント業界が活発になることを願って制作されたものでもある。


【書誌情報】
●『超!簡単なステージ論 舞台に上がるすべての人が使える72の大ワザ/小ワザ/反則ワザ』
著者:鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)
2023年4月21日(金)発売
(発行:リットーミュージック)

定価:本体¥1,800+税
商品情報ページ

<CONTENTS>
■ステージ論・念頭に置くべき六箇条
・興味のない人の心の扉を開くのは音楽ではない。
・可能性を狭める意見は基本的にすべて無視する。
・ステージは見やすさを第一に考える。
・あなたのジャンルが特殊であることを理解しておく。
・おいてきぼりな気分の人を生み出さないように細心の注意を払う。
…ほか

■観客を満足させるための50の法則〜ステージ論
・まずは音楽への幻想・過信を捨てる。
・客席の「見えづらさ」を体感しておく。
・地雷を踏みたくなければ、前のステージは観ておくべき。
・ライブ前、フロアの空気を整えるためのテクニック。
・曲間のMC完全マニュアル
・MCはステージ序盤で入れないと意味がない。
・歌う前の曲の解説は、ボケの前フリにも使える。
・万人に通用するのは、下から目線のMC。
・対バン目当てのお客さんを、振り向かせる方法。
・あなたに興味がないお客さんへのアプローチ。
・MCで、他の演者のコンテンツを横取りしてはいけない。
・地方のお客さんは、手垢がついた地元話に飽き飽きしている。
・聴き取りにくいMCの簡単な改善方法。
・こんなMCは嫌だ! 5選
・外音爆音問題
・オケがフルで鳴っているときでも言葉をちゃんと伝える方法。
・ライブハウスでは歌詞の9割は伝わっていない。
・曲中の振りは強要してはいけない。
・お客さんの心の扉を開くには
・愛嬌の大事さはYouTuberに学ぶ。
・フライヤーを100枚配るなら、それをきっかけに10人と話す。
・PAさん、照明さんはあくまでハコのスタッフ。期待し過ぎてはいけない。
・理想のお客さん像を押し付けることはやめましょう。
・8割のマンネリを、全力で見せる。
・あがり症でも、ステージに立ち続ければ日常になる。
・どんなライブを見学してもマイナスなことはひとつもない。
・友達を呼んでチケットノルマを埋めるのは意味がない。
・著名ミュージシャンのライブDVDが参考にならない理由。
ほか

■円滑に活動を続けていくためのバンド運営編
・「良い曲をやれば売れる」ほど理想的な世界ではない。
・ONE OK ROCK後釜選手権に参加しない方が良い。
・方向性に迷ったら、両方やる。
・仕事で関わっていない異性をSNSでフォローしない。
・メンバーはいずれ水を飲むだけでむかつく時期がくるらしい。
・ライト層が抜けられないよう、深い沼を掘っておこう。
・バンドを諦める前に、やれることを全部やったか問うてみる。
ほか

ゴールデンボンバー オフィシャルサイト