6月14日、メリーが東京・日本橋三井ホールにて、〈メリー ONE MAN TOUR 2019「for Japanese sheeple」 -FINAL-〉でツアーの最終夜を締め括った。
4月にリリースされたミニアルバム『for Japanese sheeple』に伴うこのツアーは、各地でさまざまな色彩を帯びながら展開。早い段階からソールドアウトとなった彼ら初の日本橋三井ホール公演は、ツアーファイナル特有の盛り上がりを見せていた。(なお、本公演の模様はニコニコ生放送で独占生中継された)
ツアーファイナルのこの日は、久々のホールの舞台に立つガラ(Vo)、結生(G)、健一(G)、テツ(B)、ネロ(Dr)の姿がまぶしい。『for Japanese sheeple』の核となる「Toxicosis Island」で幕を開けると、序盤から「finale」「Carnival」といった熱狂曲で観客の心に火をつけた。
瞬発力と叙情性が交互に顔を覗かせるのがメリーの良さ。彼らにしか出せない場末感が漂った「東京テレホン」やオーディエンスとの合唱が際立ったアンコールの「群青」などは、この夜のハイライトの一つだった。と同時に、「Kamome Kamome」や「最後の晩餐」といったミニアルバムからの楽曲が、ライヴを重ねるにつれて、更なる化学反応を起こしそうな気がして、今後の楽しみとなった。予定外のダブル・アンコール「ジャパニーズモダニスト」にありったけの力を込めたメリーの5人の未来を見守っていきたい。
既報の通り、7月の浅草花劇場を皮切りに〈メリー東京圏沿線GIG #1 敷かれたレール ~銀座線編~〉の開催が決定している。銀座線沿線の会場で行なわれるこのシリーズは、会場によって、バンド形式かアコースティック形式のライヴを楽しめる趣向となっているので、心待ちにしたい。
また、この夜、〈メリー18周年記念公演「ノスタルジヰ」〉の開催が発表された。2001年のメリー結成から18周年を迎える11月7日の恵比寿LIQUIDROOM(この日は客演有り)を皮切りに、11月23日と24日は神戸・クラブ月世界、12月28日はメリー初の地方ホール公演となる愛知・豊橋市公会堂にて開催。過去を懐かしむだけでなく、未来に向けて叫び続けるメリーの濃厚な4日間にも要注目だ。
(文・志村つくね/写真・中村 卓)
【番組情報】
●メリー ONE MAN TOUR 2019「for Japanese sheeple」-FINAL- ニコ生で独占生中継
番組視聴とタイムシフト予約はこちら https://live.nicovideo.jp/watch/lv320499692
【ライブ情報】
●メリー東京圏沿線GIG #1 敷かれたレール ~銀座線編~開催決定!
7月27日(土)浅草花劇場(CORE限定)
7月28日(日)浅草花劇場
8月3日(土)銀座TACT ※アコースティック
8月4日(日)上野音横丁
8月14日(水)新橋BLUE MOOD ※アコースティック
8月15日(木)赤坂天竺 ※アコースティック
8月20日(火)青山RizM
8月25日(日)渋谷ストリームホール
前売り¥5,000(税込・D別)
MERRY ONLINE先行受付:6/29(土)12:00~7/2(火)18:00
http://www.sp-freewillonline.com/merry/
※受付期間中にご入会(月額会員登録)いただいた方も対象になります。
一般発売:7/7(日)
●メリー18周年記念公演「ノスタルジヰ」
11月7日(木)恵比寿LIQUIDROOM ※客演有
11月23日(土)神戸 クラブ月世界 ※単独公演
11月24日(日)神戸 クラブ月世界 ※単独公演
12月28日(土)愛知 豊橋市公会堂 ※単独公演
※詳細近日発表
ライブに関するお問い合わせ
NEXTROAD 03-5114-7444(平日14:00~18:00)
メリー オフィシャルサイト http://merryweb.jp/