DIR EN GREY、“社会に対して表現の自由を問う”過激映像も収めたクリップ集の全貌明らかに！

9月2日にリリースされるDIR EN GREYのミュージッククリップ集『AVERAGE PSYCHO 2』の、ジャケットアートワークを含む全貌が解禁となった。

『AVERAGE PSYCHO 2』は既報の通り、過激な内容からテレビなどでの放送規制がかかってしまったミュージッククリップをオリジナルバージョンで収録した、2005年リリースの映像作品集『AVERAGE PSYCHO』の続編。2007年リリースの6thアルバム『THE MARROW OF A BONE』より「Agitated Screams of Maggots」、2008年リリースの『UROBOROS』より「VINUSHKA」、2013年リリースの2ndミニアルバム『THE UNRAVELING』より「Unraveling」、2014年リリースの9thアルバム『ARCHE』より「Revelation of mankind」のミュージッククリップのオリジナルバージョンが収録される。

さらに過去のライブにて「蜜と唾」と「THE BLOSSOMING BEELZEBUB」のパフォーマンス中に上映された映像のほか、ボーナス映像としてメンバーインタビュー、「AVERAGE PSYCHO」のダイジェスト版も収められる。またディープな映像世界を凝縮した作品のパッケージは、DIR EN GREYの過去作品のジャケットも手がけてきたアートディレクター依田耕治が「社会に対して表現の自由を問う」をテーマに制作。彼は「AVERAGE PSYCHO 2」について「これは、ただ与えられるがままの作品ではない。与えられることによって、見る側も与えるのだ。理想が片方だけに在るのでは無い。その間に流れているものを想像し感じてほしい」と興味深いコメントをつづっている。

なおsukekiyoやDECAYSなど個々の活動も目立つDIR EN GREYだが、秋からバンドとしての活動を活発化。9月より国内ツアーを行い、11月には約2年ぶりとなる北米ツアーを実施する。また北米ツアーの合間にはメキシコ・メキシコシティで開催されるイベント「JAPAN LIVE 2015」への出演も決定している。

＜依田耕治氏コメント＞

「理想を捨てれば人類は後退するだけ」と言う文章を何処かで読んだ。

必ずしも個人の理想がすべての人の理想にはならない。また、押し付けることも出来ない。

多数が正しい僕らの世界。

聞く声は、見る世界は、その多数に先導されたものに終始従う。

が、「だけど〜」と言う人々が多い中、「だから〜」を貫くことが必要なのだと思う。

だからこそ、伝えなければいけないこと、伝えてもらわなければならないことが存在する。

これは、ただ与えられるがままの作品ではない。

与えられることによって、見る側も与えるのだ。

理想が片方だけに在るのでは無い。

その間に流れているものを想像し感じてほしい。

そして、個々の色を、形を、生み出して欲しい。