インタビュー

D

D

蘇る血の謎。人間らしさなど似合わなかった…。『Revive ~荒廃都市~』で描くヴァンパイアストーリー第2章の幕開け――。

今年結成15周年&メジャーデビュー10周年を迎え、4月に記念作品『Narrow Escape』を引っ提げたアニバーサリー東名阪ワンマンを開催したD。そのファイナル公演で、ニューシングル『Revive ~荒廃都市~』のリリースと、Dが兼ねてより掲げてきたコンセプト“ヴァンパイアストーリー”が2015年以来約3年ぶりに復活することが発表された。初の試みでもあるダブステップを取り入れた表題曲をはじめ、最新のDのサウンドメイキングにより構築された全4曲が新たに誕生した。あれから3年後のストーリーが描かれた第2章の幕開けとなる今作について、メンバー5人にじっくりと話を聞いた。

◆15年経った今でも書ききれていない伏線もたくさんある(ASAGI)

ASAGI

――4月22日に品川インターシティホールで行われた「D 15th Anniversary Special Premium Live 2018 東名阪ワンマン」ファイナルの率直な感想を教えてください。

ASAGI:15周年を迎えられたことにまず感謝が溢れましたし、期待を裏切らない音楽とステージを届けていきたいと改めて強く思いました。

Ruiza:15周年やってきたいろんな場面を振り返りつつ、また一歩前進できたように感じましたし、最新のDを見せられた素敵なライブだったなと思いますね。すごく楽しかったし、ライブって良いなと改めて思いました。

――あえて、特に印象的だった曲を1曲挙げるなら?

ASAGI:「Narrow Escape」と「Rosette Nebula」(15周年東名阪ライブからリリースした記念作品)はまさに今のDと重ねた部分があるので、この2曲をセットで挙げさせてください。

Ruiza:どの曲ももちろん印象的だったのですが、「Night-ship“D”」(2004年1月リリースのミニアルバム『PARADOX』収録)はやっぱりグッと来ましたね。最初にフラッグを使う曲としてできた「Night-ship“D”」と、同じくフラッグを使う最新の「Narrow Escape」でこれまでの歴史も感じましたし、感慨深かったです。目の前に広がる、お客さんがフラッグを振ってくれている景色もとても印象に残っています。

Tsunehito:結成15周年、メジャー10周年で、このタイミングだからこその「Narrow Escape」と「Rosette Nebula」の音源もリリースして、衣装も含めそのテーマで東名阪を回ったので、もちろんその2曲もそうなんですけど、今までのDの歴史だったり、作ってきた作品やファンの皆との思い出はずっと残っていくものだと思うし、これからももっと活動を続けていきたい、いろんな景色を見ていきたいという思いもあるので、「時空航海記 ~光の彼方へ~」はそういう思いにすごくフィットして印象に残っていますね。

HIDE-ZOU:強いて挙げるなら「Night-ship“D”」ですね。今回のグッズに15周年記念仕様の旗があって、ライブでは初期のものや10周年の時のもの、ファンクラブ限定のもの、いろんな旗を持っている方がいて、そこにまた新たな15周年のものが加わったのが、時を感じる瞬間でした。今回の東名阪ワンマンでの「Night-ship“D”」は特別な意味があったと思います。

HIROKI:印象的だった曲はたくさんあるので、何だろう…「Dearest you」ですかね。この曲もASAGIくんによる歌詞と曲に込められているメッセージ性がすごく強いので、演奏していて感慨深かったです。この日はライブ自体が本当にあっという間に感じましたね。冒頭で15年の歴史を感じられる映像もあって、15年前の姿は自分でもすごく若かったなと、これ誰だろうと思いました(笑)。自分で見ても感慨深い映像だったので、昔から知っているお客さんも嬉しかったんじゃないかなと思います。ライブもすごく凝縮されたものができたなと思います。

――ちなみに、Dのフラッグは合計何ver.あるんですか?

HIDE-ZOU:最初のもの、ロゴを新しくしたもの、10周年、NYASAGIさん、キティちゃんとのコラボ、15周年…6種類ですかね。

ASAGI:NYASAGIさんはFC限定だけどね(笑)!

――この日、『Revive ~荒廃都市~』のリリースが発表になりました。ヴァンパイアストーリーが2015年以来約3年ぶりに復活、第2章の始動ということですが、このタイミングで復活させたのはどういう経緯なのでしょうか?

ASAGI:第1章の終わりから約3年後の世界を描いているのですが、現実世界でも3年経った今、時がリンクしたタイミングで打ち出すべきかなと。

――インディーズ1stミニアルバム『NEW BLOOD』(2003年7月リリース)収録の「Vampire Missa」からヴァンパイアストーリーは始まったんですよね。

ASAGI:そうですね。「Vampire Missa」はDとして初めて作った曲だったのですが、15年で大分広がりましたね。15年経った今でも書ききれていない伏線もたくさんあるので、なかなかの長編になっています(笑)。

――Dの活動中、ヴァンパイアストーリーに触れていない期間のほうが少ないですか?

ASAGI:そうだと思います。メインで打ち出していなくても作品の中に収録されていたこともありましたし、ライブでも触れていますしね。他のコンセプトの時でもクロスオーバーしてヴァンパイアストーリーのキャラクターと関連付いている場合もあるので。

――先日、相関図年表キャラクター解説が公開されましたが、ものすごく複雑ですよね。

ASAGI:複雑というか緻密なんだと思います。2014年ver.で止まっているんですが、そこから随分曲数や人物も増えたので、また追記したいと思っています。

Tsunehito:細かく見てもらえると、曲と曲の関連性だったり登場人物の関係性なども知れて、より楽曲を楽しめるんじゃないかなと思います。

◆この先どうなっていくのかなという楽しみ(Ruiza)

Ruiza

――第2章の始まりとして、皆さんはASAGIさんが描いたストーリーの第一印象はいかがでしたか?

HIROKI:冒頭から新たな物語の始まりというイントロダクションだったので、アレンジし甲斐がありましたし、歌詞は今までのストーリーの3年後の話なので、この先どうなるのかがすごく楽しみです。

HIDE-ZOU:僕もヴァンパイアストーリーがどうなるのかすごく気にはなっていたから、次の物語が形になったのが単純に嬉しかったし、その先の可能性を感じました。まだ物語が続いていくんだぞという。

Tsunehito:ヴァンパイアから人間になり、今回のストーリーではまたヴァンパイアになっているので、その物語が衝撃でしたし、楽しみにもなりました。第2章の始まりであるこの曲で、ベースプレイやリズムのアレンジをどういう風に作り進めていけば一番ワクワク感を込められるかな、というのも考えながら、楽しみながら作っていきましたね。

Ruiza:新章の幕開けということで、ドキドキを一番感じました。ストーリー展開がすごくて、この先どうなっていくのかなという楽しみと、この荒廃都市という舞台を想像できましたし、すごくリアルな感じを受けましたね。

――3曲の歌詞を読んで、ヴァンパイアストーリーというモチーフを通しながら、現代へのメッセージを発しているのかなと感じました。

ASAGI:はい。それは常に意識しています。童話が元々寓話であるように、僕の世界観は常に現実へのメッセージを孕んでいますから。

――楽曲のバリエーションが、1枚の作品としてすごくバランスが良いなと。そういう部分は意識しましたか?

Tsunehito:表題曲とc/wで全く違うものを描いているのではなく、ASAGIさんが同じ時間軸の中でストーリーや歌詞を描いてくれたので、まとまりだったりすごく説得力のあるシングルになったと思います。

ASAGI:バランスはいつも意識していますね。今回は全曲同じ世界観の中で時間軸はとても近いところにあるというか、マルチアングル的な打ち出し方を意識しつつ選曲していきました。

――まず表題曲の「Revive ~荒廃都市~」にある〈人間らしさなど似合わなかった〉という歌詞が、今作の象徴的な言葉だなと。

ASAGI:主人公のジャスティスは生まれ持ってヴァンパイアの血を引くダンピール(※吸血鬼と人間の混血)なので、まるで人間であった頃の記憶がないわけですよ。なので、憧れていた人間になれてもどこかその20数年間の中で培われた性質、性格からして光というよりはやはり闇が落ち着くんだと思うんですよね。また人間も人間なりにそれぞれの悩みを持ち合わせていると思いますし、育った環境の影響は大きいので、大人になってしまってから変えようと思ってもなかなか難しいという意味を込めています。

――この楽曲にはダブステップが取り入れられていますが、Dとしては珍しいですよね。

ASAGI:常に世界観を表現するためのベストな形は追求しているのですが、未来感を出すための表現が今回はダブステップでしたね。

Ruiza:ASAGIくんのデモの最初の段階から入っていました。近未来の世界観ですし、3年後のストーリーということや、アー写やジャケ写、MVでも登場するバイクだったり、いろんな要素が上手く絡み合った表現になっていて、すごくカッコいいし良いなと思いましたね。

――Bメロの雰囲気もDとしての新しさを感じます。

Tsunehito:ラップっぽいところですよね。あそこ、MVでもカッコいいですよ!

ASAGI:楽曲の最高の形を目指していく上で、様々チャレンジはし続けていますね。

――ギターもとてもメロディアスだなと。

Ruiza:メインテーマのフレーズもASAGIくんのデモの段階で入っていて、すごくカッコいいと思いました。どの曲もそうなんですけど、楽曲に合うものを心掛けてフレーズや音作りをしていて、この曲はサビの開いた感じや展開も新鮮ですし、新たなストーリーが始まって、またヴァンパイアになるというところも踏まえて、ピッキングもスリリングになるように心掛けて、聴こえ方のバランスをすごく考えました。やり過ぎず、でもちゃんと音階を支えているような感じで。やり甲斐がある曲でしたね。

――アウトロのギターと歌の絡み合いがとても盛り上がり感が出ますね。

Ruiza:すごくカッコいいですよね。聴いていてテンション上がります!

ASAGI:イントロテーマやアウトロテーマの部分で、ライブでのノリも交互に来るのが今回のポイントかなと思いますね。

Tsunehito:この曲はヘヴィーな感じがすごく出ているので、リズム隊としてもヘヴィーなゴツい感じは出そうと思って気を付けた部分でもあります。シンセの低い音から高い音までいろんな周波数の音が鳴っているので、音域的にベースが腰高にならないようにというのと、アー写やMVにあるバイクがキーワードだったりするので、バイクのうなる感じを意識したいなと思いました。なので、ベースのフレーズを動かすところでも下を支えてグルーヴで揺らすということができればいいなと思って、下のほうの音域で弾くことを心掛けました。

HIROKI:冒頭からダブステップが入っていて打ち込みのビートもあるので、自分はグルーヴィーなビートを叩き出そうというところと、結構ツーバスも多用しているので、音の重厚感が増すようにチューニングも太めにしています。そういう音の兼ね合いや楽曲を通してのビート感は上手く表現できたと思います。

HIDE-ZOU:ギターをどうバランス良く聴かせるかというのをプロデューサーの岡野(ハジメ)さんと色々相談させていただいて、かなり迫力も出て、かつ音の分離も良くて満足できる仕上がりになりました。疾走感もすごく出せたと思います。MV撮影も、皆がバイクに乗っている姿が新鮮で楽しかったですね。

――本当に新鮮です。でも個人的には、HIDE-ZOUさんに違和感が…

全員:(笑)

――HIROKIさんは特にお似合いだなと。

HIROKI:マジですか!

HIDE-ZOU:多分、僕は目線が来てないからだと思うんですよ。HIROKIさんは偶然こういうカットが撮れていたんですよ。

HIROKI:偶然って(笑)!

――メンバーの皆さんから見ると、一番似合っている人、一番違和感がある人は誰なんでしょう?

HIDE-ZOU:ASAGIさんが乗っているのはハーレーなんですけど、すごく似合っていましたね。おっしゃった通り、多分、僕が一番似合ってなかったと思います(笑)。

ASAGI:そう? HIDE-ZOUくん似合ってるじゃん(笑)。

――HIDE-ZOUさんは腕の感じが他の皆さんと違うんですよね。

Ruiza:一人だけ乗り方がちょっと違うかも(笑)。なんでだろうね(笑)。

HIDE-ZOU:僕はかなりスピード出してる感を演出しました。

Tsunehito:確かにスピード出てますね(笑)。

Ruiza:髪をなびかせてたもんね(笑)。

◆BPM200の壁は1回越えればそのままいける(HIROKI)

HIROKI

――Tsunehitoさん作曲の「Next Generation」はシンセのサウンドがかなりアクセントになっていますが、こちらもデモ段階からイメージがあったのでしょうか?

Tsunehito:シンセ自体はほとんど入れていましたね。全部自分で作ったシンセを入れたのは今回が初めてでした。シングルを作るにあたって、バイク、近未来、ヴァンパイアストーリーの復活というキーワードを先にASAGIさんから聞いていたので、それを意識しながら曲を作っていて、何曲か曲出しをした中で最初に作ったのがこれでした。どうやって新しさを曲の中に入れ込もうかなというのも意識しましたね。僕の作る曲は割とシンセが多めに入っているんですけど、今回入れている音色はストリングス系よりも、いわゆるシンセサイザーの音色やエフェクトがかかっている音色で、聴こえている音よりも実は多めに重なっていたりします。

――ギターソロとリズム隊の組み合わせ方が面白いというか、綺麗なメロに、このリズムパターンというのは意外性がありました。

Tsunehito:バックの演奏が結構面白いところに休符があるので、なかなかない感じになっていると思います。メロディーもASAGIさんに調整してもらいました。

ASAGI:いつもメロディーはよりキャッチーに伝わりやすく調整しますね。その結果、聴いていて気持ちいい、歌いやすい、という形になりますよね。

HIDE-ZOU:一つのリフに対して展開を感じさせるというのは結構難しくて、ツネ(Tsunehito)と相談しながら調整してもらったりして構築していった感じですね。フレーズ自体は難しいことをしているわけではないんですけど、曲の雰囲気にあったソロを考えるのは難しかったなと。細かいところまで聴いてくださって嬉しいです。

Ruiza:リズムや休符が独特だったので難しいところもありましたが、すごく良い音で録れましたね。

――ドラムは淡々と進んでいきながらも、部分的に高速ドラミングが炸裂していますね。

HIROKI:前半8分、後半16分というのも良いアプローチになっているなと思いましたし、ツネが上手くアレンジしてくれたので、人力で叩けるようにはなっています。ただ速いという(笑)。8分だと全然余裕なんですけど、16分になった瞬間にウワッという速さになるので。

――ほぼ毎回HIROKIさんは速さと戦っていますよね(笑)。

HIROKI:戦ってます(笑)。今回、BPM201なので…まぁ200の壁は1回越えればそのままいけると思うので、これからもっともっと…はい(笑)。

Ruiza:速いのがどんどん得意になっていきますね(笑)!

HIROKI:頑張ります(笑)! 曲の流れとしては、Bメロはビートに食らいついている感を出し、サビで一気に開ける感じも上手く表現できたなと思います。

◆新鮮さと融合感が僕らの新しいサウンドメイキングに繋がった(HIDE-ZOU)

HIDE-ZOU

――「エトワール~白き異端者~」(TYPE-B、C収録)はRuizaさんとASAGIさんの連名になっていますが、どのような制作方法だったのでしょうか?

Ruiza:「Revive ~荒廃都市~」を受けて作ったんですけど、原曲を僕が作って、その後にASAGIくんに再構築してもらいました。メロディーや構成を作り変えてもらい、すごく引き込まれる展開になりましたね。

ASAGI:原曲のイントロが雰囲気があって良かったので、そこで見えた景色を軸にメロディーや構成を考えました。

――特にAメロはたっぷりとしたテンポだったり、全体的にDの中ではゆっくりめの楽曲ですよね。他の2曲との対比でより際立つなと。

Ruiza:そうですね。「Revive ~荒廃都市~」で表現している世界観をイメージして作れたので、退廃的な部分や荒廃都市の混沌とした感じを描きたいなと思いました。

――とてもドラマティックな楽曲です。今回も大分コーラスを重ねていますよね?

ASAGI:かなり大人数ですね(笑)。いつものオペラ的なクワイアに加えて、難民の老人や子供の声を表現したり、叫び声や、苦しそうな呼吸音、アンデッドの声まで様々入れました。

Ruiza:聴こえてくる声の迫力、多重録音しているところもそうですし、それ以外の歌だけのところ、叫んでいる声、いろんなものが入っているので、ゾクッとしましたね。本当にすごいなと思いました。

――〈彷徨う死の群れ〉のブロックなど、ものすごく歌詞を表現している音に仕上がっているなと。

ASAGI:映画音楽的というか、景色や登場人物が見えるバランスを取るのにはかなり時間がかかりましたね。

――他に「エトワール~白き異端者~」でここを聴いてほしいという部分は?

Tsunehito:RuizaさんとASAGIさんの共作ですし、この曲もドラマティックですよね。アップテンポめの表題曲と「Next Generation」があって、割とゆったりめの「エトワール~白き異端者~」があることによって、すごく深みがあるように響いてくると思いますし、リズム的にもゆったりなんですけどサビではスピード感があって開ける感じもあるので、ただ暗いとかではなくて、景色が見える、映像が見えるような仕上がりになっていると思います。

HIDE-ZOU:透明感の中にあるコアな部分をすごく感じられるんじゃないかなと思います。サウンドも今のDの最新の音作りですし、僕もあえてこういう風にしたという色々なギミックがあるので、細かいところまで聴いていただいて、こだわりを感じてくれたら嬉しいなと思います。ルイちゃん(Ruiza)の原曲にASAGIさんの作曲アレンジエッセンスが加わって、新鮮さと融合感があるのも僕らの新しいサウンドメイキングに繋がったと思いますね。

HIROKI:曲の展開も斬新ですし、ミドルテンポですけどプレイにあたって食らいつきが難しいテンポ感でもあって、音と音を繋げるのが難しい曲でしたけど、それを上手く昇華してグルーヴに繋げられたと思います。サビの疾走感も上手く出せたんじゃないかなと。

ASAGI:エトワールはヴァンパイアの王の息子、ジャスティスの恋人ブランシェが主人公なのですが、女性的な表現が聴きどころかと思います。

◆物語の繋がりを感じられる、説得力のある仕上がりになった(Tsunehito)

Tsunehito

――聴き応え抜群の「Diamond shape(Instrumental)」(TYPE-C収録)は誰主導で制作したのでしょうか?

Tsunehito:大元になるデモは僕が作ったものが採用になりました。今作を作る上でASAGIさんからインスト曲を入れようというお話があって、ただ楽器隊のインストということではなくて、このシングルの中に入れる意味合いを考えたものを、ということで。ヴァンパイアストーリーの中ではそれぞれメンバーの役どころがあって、Ruizaさんが水、僕が火、HIDE-ZOUさんが風、HIROKIさんが大地を司っていて、各自のソロ展開のところにASAGIさんのアドバイスで、それぞれをイメージする効果音を入れたり、他にもダイヤが煌めくような音も入れて。あと元々僕のデモでは激しい展開のところからしか作っていなかったんですけど、冒頭の静かなセクションもASAGIさんからのお話があって生まれましたし、タイトルも命名してもらいました。

ASAGI:ジャスティスの母親ロザリーの墓標に花を手向けに行っている間、ジャスティスを待つ四騎士に焦点を当てたいなと。荒廃都市の外れにある森の奥深くに氷の墓標があるので、霧深い森のイメージから始めたいなと思って冒頭のオーダーをしました。そこからそれぞれの今に至るまでの軌跡を感じられるような曲になればいいなと思って色々伝えましたね。タイトルのDiamond shapeは菱形という意味なんですが、四騎士それぞれの力を表現するのにピッタリだなと思って命名しました。

Tsunehito:楽器隊の4人が活躍する楽曲ですけど、作る上でASAGIさんからのストーリーの話やアドバイスがたくさんありましたし、物語の繋がりを感じられる、説得力のある仕上がりになったと思いますね。

――ライブでも見応えがあるでしょうね。

Ruiza:キャラにあったフレーズ作りを意識したり、氷をイメージ出来るような冷たい感じや、内に秘める熱さなどを考えて音を組み立てていきました。楽曲自体もすごく楽しめると思うので、体感してもらいたいですね。

Tsunehito:僕は炎を司るヴァンパイアということで、ソロではベースもすごく歪んだ音色を作って、炎が燃えるような、走り渡るようなものをイメージしたので、そういう激しい部分をライブでも感じてもらえたらなと思います。

HIDE-ZOU:それぞれの個性がある場面転換がハッキリしていてカッコいいなと思いますし、僕もキャラクターに合わせた、風を感じられる疾走感のある流れのソロをライブでもしっかり弾けたらと思います。

HIROKI:大地のパワー感を上手く表現できたと思いますし、結構細かいことをやっているので聴き応えもあると思います。デモの段階でツネが結構構築してくれたので、ライブでも場面転換を上手く表現していきたいですね。

――今作を引っ提げたツアーが7月7日からスタートし、ファイナルはASAGIさんの誕生日でもある8月29日マイナビBLITZ赤坂ですね。

HIROKI:『Revive ~荒廃都市~』のヴァンパイアストーリーを主軸にツアーを回るので、それに関連する楽曲も共に披露していくと思うので楽しみにしていてほしいですし、第2章の始まりを自分自身も楽しんで回りたいです。シングルの楽曲もすごくカッコいいので、しっかり聴き込んでライブに足を運んでもらえればと思います。

HIDE-ZOU:久しぶりのヴァンパイアストーリーコンセプトのツアーなので、以前から楽しみに待っていてくれた人には改めてその魅力を感じてもらいたいと思うし、今回初めて触れるという人にはしっかり体感してもらいたいので、精一杯このストーリーのキャラクターに入り込んでライブをやりたいですね。

Tsunehito:3年ぶりのヴァンパイアストーリーの復活、第2章の始まりということで、気合いの入れたシングルが出来上がったので、まずはそれを楽しんでもらいたいです。そのためにライブで精一杯表現しなければと思っているんですけど、繋がりのある既存曲もたくさん披露すると思うので、どの曲が飛び出すか楽しみにしていてほしいですね。

Ruiza:この4曲を披露できるのがすごく楽しみで、リリースしてからツアーなので、しっかり聴いてきてもらいたいですし、いろんな楽曲の繋がりもあるので、知れば知るほど楽しめると思います。改めて過去の曲も聴いてもらえたら、また新たな発見もあると思うので、予習しておくとより楽しめるのかなと思います。

ASAGI:このシングルを軸としたツアーであり、第2章の幕開けということですが、これまで応援してくれている人が楽しめるのはもちろん、少しでも興味がある人が飛び込むには絶好の機会なんじゃないかなと思いますね。深く知りたい人にはさらに深く知ってもらいたいし、このシングルは1曲1曲単独でも充分楽しめる内容なので、様々なタイプの人が楽しめるようなツアーにしたいです。あと、誕生日とかじゃなくて土日祝とかの方がみんな来やすいのかなとは思うんですけどね、なかなか空きがなくて…。じゃあ平日でどこ?という状況の中、気がついたらイベンターさんのご好意でいつも誕生日になってしまいます(笑)。まぁ少し恥ずかしいんですけど、皆と一緒に過ごせるということはすごく嬉しいので頑張ります!

(文・金多賀歩美)

ARTIST PROFILE

D

<プロフィール>

2003年4月、ASAGI(Vo)とRuiza(G)を中心に結成。2005年に現メンバーASAGI、Ruiza、HIDE-ZOU(G)、Tsunehito(B)、HIROKI(Dr)となる。2008年5月、シングル『BIRTH』でavexからメジャーデビュー。これまでに世界10ヵ国のワールドツアーや47都道府県ツアーなど、ライブ活動も精力的に展開してきた。2017年4月、14周年公演としてZepp Tokyoにてフリーライブを開催。2018年4月、結成15周年&メジャーデビュー10周年を迎え、記念作品『Narrow Escape』を手にアニバーサリー東名阪ワンマンを開催。ニューシングル『Revive ~荒廃都市~』を引っ提げ、7月7日より全国ツアーをスタートさせる。

■オフィシャルサイト
http://www.d-gcr.com/

【リリース情報】

●New Single『Revive ~荒廃都市~
2018年6月27日(木)発売
(HPQ)

Revive ~荒廃都市~
[TYPE-A]
(CD+DVD)
YICQ-10403/B
¥1,800+税
amazon.co.jpで買う
Revive ~荒廃都市~
[TYPE-B]
(CD+DVD・豪華ブックレット仕様)
YICQ-10404/B
¥1,800+税
amazon.co.jpで買う
Revive ~荒廃都市~
[TYPE-C]
(CD)
YICQ-10405
¥1,200+税
amazon.co.jpで買う

【収録曲】

【TYPE-A】
[CD]
01. Revive ~荒廃都市~
02. Next Generation
03. Revive ~荒廃都市~(Instrumental)
[DVD]
Revive ~荒廃都市~(Music Video)

【TYPE-B】
[CD]
01. Revive ~荒廃都市~
02. Next Generation
03. エトワール~白き異端者~
[DVD]
Revive ~荒廃都市~(Music Video Making)

【TYPE-C】
[CD]
01. Revive ~荒廃都市~
02. Next Generation
03. エトワール~白き異端者~
04. Diamond shape(Instrumental)

【ライブ情報】

●D Tour 2018「Riveve ~荒廃都市~」
7月7日(土)新横浜NEW SIDE BEACH!!
7月15日(日)広島SECOND CRUTCH
7月16日(月・祝)福岡DRUM Be-1
7月22日(日)仙台CLUB JUNK BOX
7月25日(水)札幌cube garden
7月28日(土)新潟GOLDEN PIGS RED STAGE
7月29日(日)金沢AZ
8月4日(土)ESAKA MUSE
8月5日(日)名古屋E.L.L.
8月11日(土)HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3
<Tour Final>
8月29日(水)マイナビBLITZ赤坂

●“浅葱” 単独公演「斑~白面金毛九尾の狐火玉編~」
9月24日(月・祝)恵比寿LIQUID ROOM
<サポートメンバー>
G:HIRO(La’cryma Christi、Creature Creature)
G:you(Janne Da Arc)
B:燿(摩天楼オペラ)
Dr:淳士(BULL ZEICHEN 88、戦国時代-The age of civil wars-、ex.SIAM SHADE)