インタビュー

BAROQUE

BAROQUE

クリスマスに舞い降りるロマンティックなラブソング。真っ直ぐに綴られた極上の恋の歌が彩るBAROQUEのニューシングル『YOU』の魅力に迫る!

現在、TOUR 2018「FALLING FOR // YOU」真っ最中のBAROQUEが、ツアーファイナル当日の12月25日、ニューシングル『YOU』をリリースする。「恋愛の曲は、ありふれているからこそ難しい」とは圭(G)の言葉だが、今回のシングルは、タイトル曲「YOU」と、再レコーディングされた「何千何万何億の君への想い」(2013年リリースのアルバム『ノンフィクション』収録曲)の“ラブソング縛り”。意外とも思える作品だが、これは全て現在制作が進められているニューアルバムのワンシーンなのだという。2018年、バンドの進化を実感しているという怜(Vo)と圭に、今年の最後を飾る本作と未来について話を聞いた。

◆「YOU」を歌っているとき、俺は恋が出来る(怜)

怜

――今回のシングルのタイトル曲「YOU」は、2017年春にライブで初披露された曲ですね。

圭:はい。ライブではもうお馴染みです。

――現在行われているツアー「FALLING FOR // YOU」で、「YOU」の演奏中に、ライブで久々にギターの弦が切れたそうですが。

怜:そんな噂を聞きましたか(笑)。

圭:切れました。気合が入りすぎて(笑)。

――そして、シングルの制作スケジュールがかなり押したという噂も耳にしました。

怜:あ、それはいつも通りです(笑)。

圭:早めに終わったことはないからね(笑)。それに、「YOU」は作曲からリリースまでがすごく長くて、2年ぐらいかかっているんですよ。

――今回、ツアーと並行して制作したそうですが、ライブとレコーディングを同時期に行うことで、曲への向き合い方や気持ちに変化はありましたか?

怜:先にツアーの話をすると、今すごく良い状態でロングツアーを回れているんです。ツアーでは「YOU」も演奏していて、それがあるからこそ、この歌声が出ているのかなと思って。うん。悪くない。気持ち的にもね。

圭:夏からずっと、週末はツアーに行っているのでライブにも慣れてきていて。ライブ中は、自分自身がその曲になったつもりで演奏するんです。ただ、いつもイヤホンをしているから耳の中でその曲を聴いているんですけど、曲を作る人としては、それとは別の視点でも見ないといけないと強く思っていました。

――曲をより客観的に見るということでしょうか。

圭:聴いているときは自分の曲とは思っていなくて、こういう曲があって、そのどこが良くてどこが悪いという風に聴いているんです。怜には最初に、こうしたいという話をしているので、「これで平気かな? そこからズレてない?」と確認しつつ、自分でも悪い意味で主観が入っていないか何回も考えるんです。

――自分の曲に主観が入っていないかを考えるというのは、面白い表現ですね。

圭:レコーディングや演奏をするときは、公私混同していないか、全体を見て最後の最後まで疑い続けます。

怜:俺は圭から「これどうかな?」と言われたときに、パッと聴いたときのムードを「こうだから良いと思いますよ」って伝えます。そこは正直に、感じたことを言ったほうが良いと思うから。

――ところで、なぜこのタイミングで音源化しようと思ったんでしょう?

圭:アルバム『PLANETARY SECRET』(2015年5月リリース。以下『PLANETARY』)を出してから、すぐ次のアルバムを作ろうということで、曲をずっと作っているんですけど、『PLANETARY』は二人になってからの初音源で、1曲もシングルカットしていないし、俺たちとしてもそういうスタンスでいつつ、流れがあるときはそれに身を任せようと思っていたんです。Kenさん(L’Arc-en-Ciel)との出会いがあって、前作シングル『G I R L』を出したんですけど、その後は全部アルバムで初めて聴かせたいと思っていて。でも、この間『AN ETERNITY』と『FLOWER OF ROMANCE』をシングルで切ったときに、小出しにするとファンも喜んでくれるとわかったので、この2曲を挟んだ後だったら『YOU』のリリースもいいかなと思ったんです。この曲のレコーディング自体は、ドラムとベースは今年の2月にやっているんですよ。

――今年前半の制作期間中に? 

圭:そうです。『AN ETERNITY』と『FLOWER OF ROMANCE』よりも前に。そこで一旦寝かせて、今回ギターとヴォーカルを録ったんですけど、曲自体は2年くらい作っているのでデータがいろんなところに散らばっていて、それをまとめるのがすごく大変でした。

怜:テンポのバージョンがいっぱいあったよね。

――ものすごく速いバージョンもあったんですか?

圭:それはさすがにない(笑)。でも、これくらいのテンポで、99点いくつみたいな小数点以下のところでたくさん作ったんです。

――なるほど。ちなみに、この曲のテーマは…

圭:恋以外の何物でもないです。それ以外のテーマがあったらビックリするぐらい(笑)。

怜:あ、もしかして裏があるんじゃないかみたいな(笑)?

――はい(笑)。でも、歌詞がとても真っ直ぐで、裏なんてなさそうですね。今回の作品、難しさはありましたか?

圭:「G I R L」は全ての女性に向けた曲だったけど、「YOU」は本当にただ一人の人間に対してフォーカスしているんです。『PLANETARY』では宇宙や哲学的な話だったものが、地球に来て、どんどん人間にフォーカスしていっているので難しかったですね。

――フォーカスすればするほど難しさは増すんでしょうか?

圭:いきなりぶっ飛んだ話ですけど、ミクロかマクロかですからね。同じと言えば同じですけど、宇宙規模なのか、人一人なのかという。

――恋愛の曲にしたのはなぜだったんでしょう?

圭:最初にピアノで弾いていてサビのメロディーを思いついたんですけど、その段階でどう聴いても、ものすごく恋愛の曲だなと思って。次のアルバムは少年少女がテーマで、聴いた男の人を少年に、女の人を少女に戻す…要はその人の核になるようなものを引っ張り出したかったから、人との出会いや現実を書きたいという思いがあったので、恋愛の曲は必要だと思ったんです。ただ、この歳になると恋愛がどうだったか覚えてないと言うか、わからなくて(笑)。

――確かに、改めて考えると難題ですね。

圭:恋愛ってある意味、麻薬的な、毒のようなものかなと思うんですよ。それがなければ幸せなこともあるじゃないですか。そして、単に種を増やすためなら恋愛というプロセスはいらないのに、人間は恋愛をする。…人間以外の動物もしているのかな。求愛活動があるけど、あれはあくまでも種を増やすためだよね。

怜:うん。そこに感情やそれ以外のものがあるかどうかはわからないね。

圭:「YOU」を作るときに、色々考えたり調べたりしたんですけど、恋愛したときの脳は脳内麻薬が出ていて、ちょっとおかしくなっているらしいんですよ。

――恋は盲目って、単なる比喩ではないんですね。

圭:そうなんです。曲が出来たときに、この曲はその感じなんだなと思って。全然わからないから、色々映画を観たりしたんですけど、あるきっかけで身をもってわかったことがあるんです。怜には説明したんですけど、大まかにいうと自己犠牲なんですよ。

怜:恋愛がテーマだから、そういうところを掘り下げてストレートに書いてくれと言われて。俺は最初に圭からムードや言葉の欠片をもらって、その後でそこに入っていくんですけど、例えば失恋とか、恋にも切り取るところが色々ある。だから、このムードに合うど真ん中の言葉を選ぶためにすごく時間がかかりました。

――この歌詞は、たまらなくロマンティックですよね。

怜:そう思ってもらえたら嬉しいです。でも、恋愛の歌詞を書くのは難しいですね。捉え方次第なので。ネガティブに捉えてしまう人もいるけど、この曲にそれが似合うとは思わなかったし、遠回しにすればするほど伝わらないと思ったので、ど真ん中のところに落とし込みました。この曲を歌っているとき俺は恋が出来るし、ライブで違う日に歌えば、違う恋になるんです。そういうことを考えると、やっぱりこれが正解だったんだなと感じることが多いですね。

圭:ラブソングって一番ありふれているじゃないですか。ほとんどの歌はそうであると言っても過言ではないですからね。

――BAROQUEのラブソングと言うと、〈僕等は今 恋してる〉という歌詞が印象的な「たとえば君と僕」が浮かびます。

怜:確かにあの曲もそうだね。

圭:でも、「たとえば君と僕」は結果論なんですよ。あの時期、当時のレーベルからのオファーもあって、結果的に恋愛の歌詞になったんです。俺自身、これまであまり恋愛の曲に興味がなくて、最初から「絶対にこれは恋愛の曲で!」と思ったのは、「キャラメルドロップス」(2004年リリースのアルバム『sug life』収録曲)と「YOU」と「何千何万何億の君への想い」くらい。結果的に恋愛絡みになったり、そういう詞が合うからそうなったりした曲はいっぱいあるけど、恋愛の曲はありふれているからこそ難しくて、あまりチャレンジしようと思わないんです。

――それがなぜ今このタイミングで降ってきたんでしょうね。

圭:大人になって、今のBAROQUEで何曲も出せないじゃないですか。どうせ作るなら、この1曲でこれから作らなくてもいいくらいのものを作りたかったんです。

怜:そう言えるぐらいの曲になっていると思うよ。

――バンドがゼロに戻って、まっさらなところからスタートしたBAROQUEの恋愛の曲は、より純度が高い気がしました。

圭:そうですね。いろんなことを知って、まっさらになってから最初に人に向けて作った曲ですから。

――ところで、怜さんは圭さんから曲の色について聞かされたそうですが、何色だったんですか?

怜:淡いブルーっぽい感じだったよね。

圭:そう。このジャケ写通り。『G I R L』がライトピンク、こちらはライトブルーで対になっている感じです。

――曲の色の雰囲気はそのままアートワークに反映されているんですね。

怜:そうですね。一緒です。

圭:最近は曲とほぼ同時に出てくるんですよ。

――今回のアートワークも曲の雰囲気を見事に表した、美しい作品ですね。

圭:先にツアーのアートワークがあって、『YOU』のジャケットは結果的にこの流れになったんですけど、モチーフは手にしました。『YOU』を作ってから、珍しく恋愛の映画を観たんですよ。そのとき、男女がキスしたり露骨に絡んだりするシーンより、手を触っているシーンのほうがエロティックでセクシーだと思ったんです。

――それはきっと大人になったからわかる恋愛観ですね。

怜:言っていることがとてもよくわかる(笑)。

圭:多分十代の頃にはわからなかった恋愛観だよね。今なら手の触り方とか握り方で、関係性までわかる。だからモチーフは象徴的な手にしたんです。

◆ファンも含めてBAROQUEというバンド(圭)

圭

――今回、レコーディングはいかがでしたか?

怜:歌の視点から言うと、1月頃に仮歌を録り始めたんです。「YOU」の前半部分は、実は仮歌だったりするんですよ。後半は、ここ最近録ったテイクが選ばれています。

圭:前半と後半には10ヵ月ぐらい間があるよね。

怜:うん。最初に録ったときに、とびきり綺麗に録れるマイクで録ったとかではなく、その瞬間の敵わない良さがあって。録っている日が10ヵ月も違うのに、どうしてもこの組み合わせが良かったんです。不思議なことがいっぱいあるなと思ったし、それがドラマチックだと自分は感じて、いいなと思いました。この組み合わせが一番良かったし、この形が一番間違いないと思ったんです。

――そういうことはよくあるんですか?

怜:そういうパターンもありますね。「AN ETERNITY」も9割くらい仮歌が入っているし。

圭:結構しっかりデモを作るから、最初にやるのが良かったりするんですよ。

――それにしても、全く違和感がないですよね。

怜:ないと思います。やっぱり意識は一緒なんだなって、再確認も出来ましたから。

圭:俺はこの曲は大変でした。作ってからリリースするまでに、ここまで時間がかかった曲はあまりないです。例えると妊娠中みたいなものなんですよね。作品が出るまでの責任と言うか、自分はこれがどういう曲で、どこが良いかもわかった上でバンドをやろうとしているから、それをちゃんと閉じ込めて世に出せるかがずっと心配で、いつも肩に乗っている感じで胃が痛いです(笑)。「YOU」は、求めているハードルが本当に高かったし、2年前にレコーディングしていたら多分こういう風には出来なかった。歌の面でも、サウンド面のアレンジなのか表現なのかわからないけど、2年前だと全然足りてなかったと思うし。

――今のBAROQUEだから納得がいく作品ができたんですね。

圭:そうです。今、次のアルバムに向けて曲自体は出来上がっているものがあるんですけど、今だから出来るというものが多いですね。『G I R L』でKenさんと出会って一緒に仕事をして学んだことも活かされているし、ここ何年かの経験があったから、これなら世に出せるというところまでいけたんだと思います。曲を大事にし過ぎて時間がかかっている面もあるんですけど、長年バンドをやっていて、どこまでやれば5年後、10年後もやれるか、何が残って何が残らないか、自分たちである程度わかるし、残るという自信があるから作品を出しています。

――「YOU」のような曲は、歌もサウンドも良くないと粗が目立って難しいと思いますが、その分BAROQUEの強みが活かされていると思いました。そして、イントロから引き込まれましたが、ラスサビのギターが素晴らしかったです。

圭:ずっとギターのメロディーを弾いているけど、歌メインのときに歌を引き立てるもう一つのメロディーとしては、ベストだったんじゃないですか、兒玉さん?

怜:かなりベストです(笑)。

――BAROQUEの楽曲は、音を視覚化している印象があります。

圭:それは大事にしています。でもそれには実は両方あって、「YOU」は歌詞がストレートだし、景色も明確ですけど、例えば「AN ETERNITY」はものすごく抽象的な歌詞で、こんなにストレートではないんです。そういうときはもっと場所を指定したような演奏にする。歌詞がストレートだったら、曲はもうちょっと抽象的にいこうとか、そのバランスをいつも考えるんです。両方具体的だとウザいし、両方抽象的な曲はカッコいいですけど、それじゃわからないですからね。

怜:うん、圭はそれをずっと言っているよね。

――絶妙なバランスで楽曲が成り立っているんですね。そして、今回c/wに「何千何万何億の君への想い」が再レコーディングされて収録されたことで、意外な2曲が収録されたシングルになりました。

圭:ラブソング縛りです。今のサポートメンバーとライブで1年ちょっとやってきて、前の曲もいい感じに進化しているので、リテイクしてみたいなと思っていたし、してほしいという声も聞いていて。「YOU」が恋愛の曲で冬にリリースされるし、「何千何万」はこの間のツアーで以前と大分変わったので、いいタイミングだと思ったんですよ。

怜:確かにこういうシングルは皆予想しないかもしれないね。いい12月になるんじゃないかな。

――2013年に世に出た楽曲を5年半ぶりに再レコーディングしてみていかがでしたか?

怜:今のライブでもやっている曲だし、今のムードが良いんです。だから、むしろライブ期間中だったことで、あまり気張らずに、そのムードをそのまま歌おうとはしました。そういう意味ではすごく楽に歌えたと思います。

――楽曲の印象や受け止め方、歌う上での気持ちの変化はありましたか?

怜:どうだろう。あの頃はBAROQUEに色々なことがあって、メンバーがいきなりいなくなったりしたから、そういう思いもいっぱいあっただろうし。歌うことをどう捉えていたかというと、多分、今とは違ったんだろうな。でも、あまり過去を考えすぎるよりも、今やっている「何千何万」がいいから入れてみよう、それいいね、ということだけです。過去は過去じゃないかな。今を生きているんだから、それでいいと思います。

圭:俺も昨日昔の「何千何万」を聴いたんですけど、全然違いましたね(笑)。音源は3人時代ですけど、この曲自体は結構昔からあって、BAROQUEは2012年に再結成して、最初に「凛然アイデンティティ」と「teeny-tiny star」と「モノドラマ」の3曲をシングルとして出したんですけど、この曲はそのときの候補だったんです。

――そうだったんですか!

圭:そのとき、万ちゃんや俺以外の皆が「何千何万」と「teeny-tiny star」と「モノドラマ」がいいと言っていたんですよ。俺は、「え!? 『凛然』が入らなくてどうするの! あれは再始動のために作ったのに、マジで言っているの?」と思って(笑)。

――「凛然アイデンティティ」が入らないところだったというのには驚きました。

圭:危なかったです。皆あまりピンときていなかったんですけど、絶対に「凛然」はないとダメだと思っていたので、ねじ伏せてでも入れてやろうと思って(笑)。なので、「凛然」と「何千何万」と「teeny」は、再結成するというときに最初に俺が作った3曲なんですよ。

――でも、そこで入らなかったからこそ、今このシングルが出来たんですね。

怜:そっか。そうだね。そのときシングルを切っていないわけだから。

――それにしても、今回この曲でMVを撮ったことに驚かされました。

圭:それはちょっと意図があって。「YOU」のMVは作ることは作るんですけど、出したいタイミングがあるので今回は収録されないんです。ファンへのプレゼントということで、楽しみにしてもらえたらと思います。

――楽しみです。今回の映像作品も「G I R L」と対になっている印象ですね。

圭:確かにテイストは近いですよね。ちょっと似すぎたかな(笑)。

――そして、ツアーがもう残り4公演(※取材時)ですね。

怜:早いな。半年かけてやっているけど、今まで短期間でこんな本数やったことがなかったから、あっという間という気がします。それに、前のツアーとの間が1ヵ月くらいしか空いていなくて、すぐに2本目のツアーがあったのも良かったと思います。

圭:ツアーで本当の意味で進化したというか、ライブのやり方や意識自体も変わった気がするし、どんどん良くなってきているもんね。

怜:うん。安定して来た。

圭:一つ前のツアーは、久しぶりのライブだったから、最初のうちは意識のすれ違いもあって、結構話し合ったりしたんです。今の俺たちのライブはどうやったらいいんだろうというところから始まって、1本1本試していって、やっと形になった。今までもファンの人たちは応援してくれていたんですけど、改めてファンとの間に絆も出来たと思うし、ファンも含めてBAROQUEというバンドなんだということが実感できるようになった気がします。

――今回、2公演目の熊本でサポートメンバーのKENZOさん(Dr/彩冷える)がケガで出演できないトラブルもありましたが、急遽アコースティックライブに切り替えて見事に乗り越えましたよね。あの展開にファンの方々も感動したようです。

怜:そうだったね。

圭:KENZOは大事に至らなくて良かった。ああいうときに何が出来るかが自分たちの力だと思っていたので、ピンチも切り抜けられるようになってきているなと思いました。KENZOには悪いけど、良かったです。…こうやって文字にすると危ないけど(笑)。

怜:(笑)。でも、それだけ皆がBAROQUE出来ているんだなと思いました。信用できるからこそこういうことが出来るし、KENZOも休める。2018年はとても濃くて、俺はいい時間だったと思っています。

圭:あ、でも運勢がいいのは来年らしいですよ(笑)。

――ということは、2019年は今年以上の飛躍がありそうですね。アルバムは今どのくらい出来上がっているんですか?

圭:…まあまあかな。

怜:ここからです(笑)。

圭:曲は8~9割出来ているけど、色々まとまっていなかったり、歌詞がなかったりするので。

怜:そう。まだ歌詞がないんだよね。

圭:一つひとつ消化していくしかないと思います。「YOU」も本当に出来るんだろうかと思っていたけど出来ましたからね。

――運勢の良いという2019年はどんな年にしたいですか。

圭:ライブに関しては、今年は2本ツアーがあってすごく良かったので、その感じをファンの人と一緒に持って外に出たい。対バンしたり、色々増やしていきたいと思います。今まではあんまり対バンに興味がなかったんですけど、二人になって、本当にいろんなことがあって。でも音楽がきっかけでたくさんの人たちと出会えたし、いろんな教えをもらいました。『G I R L』のときも、2017年1月にEX THEATERでやったときも、いい道を作ってもらったんですけど、あのときはまだ自分たちのスキルがついていかなくて。でも、今年ツアーを回って去年とは全然違うし、強くなったと思います。アウトプットに関しても、順番待ちのものが多いし、どんどん進化してきているから、滅茶苦茶にしてやりたいですね!…という悪い心が(笑)。

怜:(笑)

圭:今、BAROQUEには本当にいろんな面があるんです。「G I R L」や「YOU」はロマンティックな感じだけど、それとは真逆の地獄みたいな面もアルバムには必要だと思う。それを表現できる自分たちになる準備が出来てきた気がします。

怜:お客さんと皆一緒にBAROQUEしようと思えるし、すごく楽しいんです。来年の予定がまだ決まっていないときに、そろそろツーマンをという話が出たんですけど、皆が求めているのもわかるし、俺も「行こうよ!」と気張らずに言える。来年はそんな良い状態でスタート出来るんじゃないかな。

(文・後藤るつ子)

ARTIST PROFILE

BAROQUE

<プロフィール>

怜(Vo)、圭(G)からなるロックバンド。2001年に結成し、2003年にメジャーデビュー。同年8月、結成から2年3ヵ月という史上最速で初の日本武道館公演を行う。2004年12月に解散し、2011年7月17日に横浜赤レンガ倉庫野外特設ステージでフリーライブを行い、9月に正式に復活を発表した。2013年4月にアルバム『ノンフィクション』を、2015年5月にアルバム『PLANETARY SECRET』をリリースした。現在BAROQUE TOUR 2018「FALLING FOR // YOU」の真っ最中で、シングル『YOU』のリリース日でもある12月25日に、渋谷ストリームホールでツアーファイナルを行う。

■オフィシャルサイト
http://www.pigmy.jp/

【リリース情報】

YOU
2018年12月25日(火)発売
(Manufactured & Distributed by FWD Inc.)

YOU
<一般流通盤>
初回限定盤
(CD2曲+DVD)
PGSK-018/019
¥1,800+税
amazon.co.jpで買う
YOU
通常盤
(CD3曲)
PGSK-020
¥1,200+税
amazon.co.jpで買う
YOU
<会場・通販限定盤>【数量限定】
(CD11曲+DVD)
PGSK-021/022
¥5,000(Tax in)

【収録曲】

<一般流通盤>初回限定盤
[CD]
01. YOU
02. YOU [Instrumental Ver.]
[DVD]
何千何万何億の君への想い 2018 -MUSIC CLIP-

<一般流通盤>通常盤
[CD]
01. YOU
02. 何千何万何億の君への想い 2018
03. YOU [Instrumental Ver.]

<会場・通販限定盤>【数量限定】
[CD]
01. YOU
02.何千何万何億の君への想い 2018
03.YOU [Acoustic Ver.]
04.YOU [Instrumental Ver.]
05.何千何万何億の君への想い 2018 [Instrumental Ver.]
06.AN ETERNITY [LIVE]
07.FLOWER OF ROMANCE [LIVE]
  *Live Take at 仙台darwin on September 14, 2018
08.PLAY [LIVE]
09.G I R L [LIVE]
10.BLACK BANE [LIVE]
11.キズナ [LIVE Acoustic Ver.]
  *Live Take at ディファ有明 on December 25, 2017

[DVD]
01.何千何万何億の君への想い 2018 -MUSIC CLIP-
02.BONUS FOOTAGE

【ライブ情報】

●BAROQUE TOUR 2018「FALLING FOR // YOU」
12月23日(日・祝)名古屋ReNY
12月25日(木)渋谷ストリームホール