ダウト「中距離恋愛」スペシャル企画

ダウト

メジャー4枚目のシングルは、彼らのルーツを色濃く映す歌謡ソング「中距離恋愛」。近くて遠い、女心の切なさを歌ったダウトの最新シングルの魅力をお届け!

ダウトがニューシングル「中距離恋愛」をリリース。歌の舞台は東京・大阪・札幌・仙台・福岡・名古屋の6大都市。それぞれの土地ならではの、異なる歌詞で綴られる甘くて切ないご当地ソング。ダウトらしさ満載の、どこか懐かしい歌詞とメロディを堪能していただきたい。11月21日(水)には大正元年創業の演歌歌謡の老舗レコード店・音のヨーロー堂での前代未聞のリリースイベントも決定している5人のインタビューをお届け!

◆女性目線だと健気なんですけど、男性目線だと結構女々しい。(幸樹)

――今回の作品の「中距離恋愛」というタイトルが気になりました。ご近所でもなく、遠距離でもない、“中距離”というのはどういう距離感なんだろうと。

幸樹:(物理的な)距離も含め、心の距離という意味合いもあるんです。そういう部分も合わされば良いなということで、歌詞の内容もどっちつかずな内容だったりするんですが。あと、タイトルはありそうでなさそうな言葉をすごく作りたかったんです。

――“中距離”というのはどのくらいの距離を想定しているんですか?

幸樹:人それぞれの価値観ではあると思うんですけど、大体、県を一つまたがなきゃいけないらしいです。東京だったら群馬とか静岡とかね。ファンの方に「例えば、東京から千葉だとどうなの?」って聞いたら「近い!」って言われました。家から1時間半くらいなのかな。

――ちゃんと線引きがあるんですね。ところで、みなさんは中距離恋愛をしたことはありますか?

幸樹:過去にありますね。俺は1時間くらいのところだったから近中距離かな。逆に近距離がないですね。

ひヵる:俺は無いです。どちらかというと近くないとダメなタイプなので、離れていも自分はせいぜい30分ですね。

玲夏:俺は童貞ですから…中学生か(笑)!

全員:(爆笑)

――それにしてもこの歌詞、女心が伝わりますよね。

ひヵる:この曲、多分2番あたりは女の人が男の人に会いに行って、中距離だから帰らずに泊まっているんですよね。僕はその経験がないんですけど、心情もすごく出ていて、もどかしい感じが歌詞だけですごく伝わってきます。

――すごくもどかしいですよね。この微妙な女心の機微を描くあたり、さすが幸樹さん。

幸樹:いやいや、最初、どっち目線で書こうかなって一瞬迷ったんですよ。でも、男性目線で書くと全然違うんですよね。実際書いてみたら、女性目線だと健気なんですけど、男性目線だと結構女々しい。良いように使われている男みたいで。

ひヵる:情けない男に見えるよね(笑)。

幸樹:逆にすごく強い男を書けば良かったかな。

玲夏:九州男児みたいな?

幸樹:関白宣言以上の。

――それかっこいいですね(笑)。

◆自分の地元だったらどこになるんだろうって考えるかも。(ひヵる)

――今回、歌詞の中の待ち合わせ場所に自分の地元なり最寄りの地名が出てきた人は、すごく嬉しいんじゃないでしょうか。

ひヵる:そうですね。自分の地元だったらどこになるんだろうって考えるかも。

――ダウトのみなさんは出身地が全員違いますが(※幸樹:兵庫、威吹:神奈川、ひヵる:徳島、玲夏:青森、ミナセ:京都)、ご自分の地元だったらどこにします?

幸樹:俺だったらパイ山だな。地元に2個盛り上がってる山があって、そこをみんながパイ山って呼んでるんですよ。ちなみに、右より左の方がちょっと大きい。

玲夏:細かいな(笑)。でもそういうのがあるところは良いじゃないですか。青森はそれを探すのも結構苦労しますよ。…ジャスコとかかな。

ひヵる:(笑)。駅前に目立つ建物とかないの?

玲夏:ないんだよね。あっても、そこで待ち合わせしないしなー…やっぱりジャスコです。

ひヵる:(笑)。僕は徳島駅のそごう前ですかね。

幸樹:横浜は結構ありそうだよね。

威吹:いっぱいあるんですけど、みんな名前が長いんですよね。だから歌にはしづらいかも。ランドマークタワーとか。

幸樹:横浜スタジアムとか。

――ミナセさんの出身地の京都は歌にしやすい待ち合わせ場所がたくさんありそうですよね。

ミナセ:京都市内にはいっぱいあると思うんですけど、市内を離れちゃうと目立った待ち合わせ場所がないんですよね。地元はもっと田舎なんで、どこかで待ち合わせというより現地集合になっちゃうし。あとは車で迎えに行くとか。

――歌にするのって、なかなか難しいですね。

◆「WILL」のタイトルは幸樹とLINEで決めました。(威吹)

――今回のタイトル曲は“歌謡ソング”と銘打たれていますが。

幸樹:いつも俺たちがやっている延長線ですね。元々の俺たちのルーツにあったものなので、聴いてくれているファンの子たちにはそこに違和感はないと思います。

――なるほど。それにしてもダウトは色々挑戦していますよね。「次はこれ!?」と毎回驚かされます。

幸樹:俺らもすごく楽しいんですよ。もしかするといつか座布団付きのライブ会場にするかも。

――「シャングリラ」のPVのような?

幸樹:そうそう(笑)。あれが現実になるかもしれないですよ。

――楽しみです! ところで、「中距離恋愛」は玲夏さんが作曲、幸樹さんが歌詞とタイトルをということですが、テーマも幸樹さんが決めたんですか?

幸樹:毎回いくつかタイトルを考えて投げるんですよ。その中で、曲の方向性に合うものを作曲者と選ぶ感じです。

――リード曲は“歌謡”という言葉がしっくりくるサウンドで、カップリング曲はまた色合いが違う2曲が収められていますが、ダウト的に得意なのはどちらでしょう?

幸樹:うーん、俺は自分の声が合っているのは「中距離恋愛」ですけど、みんな違うかも。

ひヵる:カップリング曲は威吹の曲なんですが、威吹の色がすごく出てるなと思うし。

――カップリングの2曲も、カラーが全然違いますよね。

威吹:そうですね。僕は「ジュリアナ」系のマイナー調のロックが結構好きで。「WILL」(通常盤収録)に関しては実は苦手分野だったんです。明るい曲は自分で作ってもいつもピンときてなくて。でも、今回はできて良かったなと。ちなみに、「WILL」のタイトルは幸樹とLINEで決めました。

幸樹:何なら「地獄のミサワ」のスタンプも付けました。

威吹:途中からスタンプ合戦になってましたけど(笑)。

――良いですねその決まり方(笑)。そして、歌詞はお二人で書いたんですよね。

威吹:大元は自分が書いて、それを幸樹に綺麗に並べてもらったんです。今回初めて歌詞に携わりました。

――初作詞はいかがでした?

威吹:いや、もう書きたくないです(笑)。大変さがすごくわかって。僕には向いてませんね。次に書けって言われても書けないです。

――でもこの「WILL」の歌詞、すごく可愛らしいですよね。

威吹:可愛いですか!?

幸樹:少年ぽいですよね。

威吹:確かに冒険じみたところがありますしね。

――すごく前向きで。あと、ものすごくピンポイントで言うと〈コンパスをギュッて〉という表現が少年ぽくて良いなと。〈ギュッと〉じゃないところが。

威吹:なるほど(笑)。

――ところで、もう1曲のカップリング曲のタイトル「ジュリアナ」の意味は何ですか?

幸樹:ご存じのアレです。

――バブル期のアレですか! 歌詞の内容もその延長で?

幸樹:いや、この曲は歌詞の中に曲のタイトルを入れないというのは決めていたんです。歌詞とタイトルがリンクしない曲もすごく好きなんですけど、今までダウトにはそういう曲があまりなかったから、自分の引き出しの中で違う試みもしつつ。そこに「いくら絶頂期があってもそれが永遠ではないよ」というメッセージ性を織り込みながら、でもそれをわかりやすくは書かないという。

威吹:そういう意味でのジュリアナです。

幸樹:今まで自分の歌詞にこだわりをもっていたんですけど、まだ見ぬ世界観の見せ方を探っていますね。そしていつか、めっちゃベタベタな、綺麗なラブソングが作りたいです。

威吹:「愛してる」とか?

幸樹:そう。よくよく考えたらないんですよ。

――「あいするひと」以上の?

幸樹:あれは、恋愛というか心情的なものだから、もっと情景が浮かぶ綺麗な…。

玲夏:(DREAMS COME TRUEの)「LOVE LOVE LOVE」みたいな?

幸樹:そうそう。

――「あいするひと」も相当ラブな感じでしたよね。

幸樹:でもちょっと言葉遣いの色が出ちゃっているので。もし今後アルバムとか出すのであれば、綺麗なラブソングを入れたいです。

――ダウトの純度高めのラブソング、聴いてみたいです。

幸樹:そうそう、エロではなく。ピュアな感じ。

◆すごいですよね。同じ曲なのに、人によってメインが変わってくるって。(ミナセ)

――今回のPV撮影はいかがでした?

ひヵる:プチ役者デビューしました。普段楽器を持っているシーンが多いので緊張しましたね。しかもロケだったので周りの目もあるし、着なれないスーツだしで…。千葉の銚子まで行って、そこの港で撮ったんですけど。

――結構遠くまで行ったんですね。

ひヵる:はい。中距離移動でした(笑)。撮影は大変でしたけど、終わった後、美味しい海の幸が食べられたので良かったです。PVは苦労した分、今までにないストーリー性がある良い作品になりましたし。

ミナセ:PVもメインものと、それぞれ一人ずつしか映っていないのもあるんです。

――初回限定盤Bに入る「中距離恋愛~ダウト主人公Ver~MUSIC CLIP」ですね。

ミナセ:はい。一つの曲から、各メンバーごとのPVでもいろんなやり方ができて幅広いなと思いました。ふと思ったんですけど、「中距離恋愛」でいろんな地方が出てくるじゃないですか。そこに住んでる人はそれを最初に聴くんですかね?

――むしろその地方の人にはその曲がリード曲だと思いますよ。

ミナセ:すごいですよね。同じ曲なのに人によってメインが変わってくるって。

――確かに! ちなみに「中距離恋愛~京都編~」はないんですか?

ミナセ:京都編は今回はないんですけど、ライブではその土地土地で歌詞を変えているんです。

幸樹:CDに入っているのはライブでよく行く6大都市ですけど、47都道府県で47曲できます。

――じゃあジャスコも登場するんですね。

玲夏:(笑)。ジャスコは多分いろんな土地で使えると思う。

――威吹さんはいかがでした?

威吹:僕が大変だったのはやっぱり歌詞ですね。

幸樹:大変でしょー?

威吹:うん。ツアー中にノートを持って作詞しながら移動したり。幸樹はいつもこれをやってるんだなと思いながら。僕、理系なんで、作文とかも苦手なんですよね(笑)。

――今回、どういういきさつで作詞することになったんですか?

威吹:最初曲を持っていったら幸樹に「作詞してみる?」って言われて、「後で直してくれるなら」って約束でやったんです。で、僕が今の歌詞の元になる単語を考えて。元の歌詞…何だったかな…記憶が結構飛んじゃいました(笑)。

――作詞には時間をかけたんですか?

威吹:ギター録りもあったので、時間のない中での作業でしたね。

――その歌詞を見て、プロ・幸樹さんはどう思われました?

幸樹:まぁつじつまを合わせようとは思いましたけど、基本は活かしつつという感じです。

◆逆に超キツい状態で生演奏ってどう?(玲夏)

――冒頭で幸樹さんが、今の収録曲では、ご自分の声には「中距離恋愛」が一番合っていると言っていましたが、他の2曲はいかがでした?

幸樹:岡野さん(プロデューサーの岡野ハジメ氏)の歌録りは、すごくやりやすいのでストレスなくできましたね。

――ダウトの曲はメロディが聴きやすいので、歌詞が入ってきやすいという印象があるのですが。

幸樹:結成当初からそういう方針ではあったので。むしろ自分たちには、メロディがなくてデスヴォイスで、という曲はできないかもしれないですね。選曲会でもあんまり出ないですし。よくヴィジュアル系が好きな方々に、「俺の歌詞はわかりやすくて良い」と言われるんですが、そうなのかなと思って。

――言葉のセレクトもそうですが、歌詞が聴きとりやすいから聴き手が歌詞の内容を考える余裕が生まれる、ということもあると思います。

幸樹:なるほど。あと、ヴィジュアル系の歌詞って別世界の抽象的な事を歌っているものが多いから、それを使わないからなのかもなぁとか色々考えたんです。今度そういう理解できない歌詞も書いてみますね。

――お願いします(笑)。では玲夏さんは?

玲夏:俺は、毎回いろいろ挑戦しているんですけど、曲を作っていると過去の曲と聴き味が似てきちゃったりするんですよね。特に「ジュリアナ」は似た曲が多いので、そこでどうやって聴き味を変えるかを考えたりしました。「中距離恋愛」はアレンジも含め、サクサク出てきましたね。

――玲夏さん的には「中距離恋愛」のような曲の方が得意なんでしょうか?

玲夏:そうですね。仕掛けが入れやすいので。素直に聴ける曲っていうのがそんなに好きじゃないんです。曲中にどこか引っかかるものがないと、と思うので。良い曲なんて世界中に溢れているわけですから、この曲をダウトでやる意味を考えちゃうんです。今回だとサビのノリだったりCメロだったり。素直なアレンジにならないように、色々やってますね。

――だからダウトの曲は聴いていて「お!?」と思う部分があるんですね。そんな今回のシングルは、11月21日(水)に浅草の音のヨーロー堂でのイベントも決定していますよね。この日、Vifで密着レポートをしますのでよろしくお願いします。演歌専門店ということですが、当日どんな感じになりそう、という予測はしていますか?

幸樹:全然わからないんですよね…でも、ヨーロー堂さんのHPは見てますよ。ちなみにステージは演歌専門だからすごく狭いらしいんです。楽器とか持ち込めないかも。

玲夏:逆に超キツい状態で生演奏ってどう?

全員:(笑)!!

幸樹:どうなるか、当日をお楽しみに(笑)。

(文・後藤るつ子)

ダウト

<プロフィール>

幸樹(Vo)、威吹(G)、ひヵる(G)、玲夏(B)、ミナセ(Dr)の5人からなるロックバンド。2011年のメジャーデビュー以来、シングル3枚アルバム1枚を発売し、2ndシングルがオリコンシングルチャート14位、メジャー1stアルバムが18位を記録。年末12月30日にはダウト最大の挑戦である「The 5th Anniversary yearに華咲かす為ダウトとD=OUTが手を組んだ!? 極上のダウト愛を込めて全身全霊でお贈りする見納めのドリームステージ!『THE FINALE』」を国立代々木競技場第二体育館で行う事が決定している。

■オフィシャルサイト
http://www.pscompany.co.jp/d-out


【リリース情報】

初回限定盤A
【東京盤】
CD+DVD
TKCA-73846
¥1,890(tax in)

初回限定盤B
【大阪盤】
CD+DVD
TKCA-73847
¥1,890(tax in)

通常盤A
【東日本盤】
CD
TKCA-73848
¥1,575(税込)

通常盤A
【西日本盤】
CD
TKCA-73849
¥1,575(税込)


『中距離恋愛』
2012年11月14日発売
(発売元:徳間ジャパン)
ダウトらしい楽曲で綴る、東京・大阪・札幌・仙台・福岡・名古屋の各都市編のご当地ソング。甘く切ない女心は必聴。

【収録曲】
初回限定盤A【東京盤】
[CD]
1.中距離恋愛
2.ジュリアナ
3.中距離恋愛~山の手線編~
4.中距離恋愛カラオケ

[DVD]
1.中距離恋愛 MUSIC CLIP
2.中距離恋愛バラエティーメイキング上巻~
3.「ダウトコレクション2012」 ツアードキュメント~上巻

【封入特典】中距離恋愛メロ譜カ-ド封入

初回限定盤B【大阪盤】
[CD]
1.中距離恋愛
2.ジュリアナ
3.中距離恋愛~大阪編~
4.ジュリアナカラオケ

[DVD]
1.中距離恋愛~ダウト主人公ver~MUSIC CLIP
 幸樹編・威吹編・ひヵる編・玲夏編・ミナセ編
2.中距離恋愛バラエティーメイキング~下巻
3.「ダウトコレクション2012」 ツアードキュメント~下巻

【封入特典】中距離恋愛メロ譜カード封入

通常盤A【東日本盤】
[CD]
1.中距離恋愛
2.中距離恋愛~仙台編~
3.中距離恋愛~札幌編~
4.ジュリアナ
5.WILL
6.中距離恋愛カラオケ

【封入特典】中距離恋愛メロ譜カード封入
初回生産分のみピクチャーレーベル5種類ランダム仕様(通常盤Bとは異なります)

通常盤B【西日本盤】
[CD]
1.中距離恋愛
2.中距離恋愛~名古屋編~
3.中距離恋愛~福岡編~
4.ジュリアナ
5.WILL
6.ジュリアナカラオケ

【封入特典】中距離恋愛メロ譜カード封入
初回生産分のみピクチャーレーベル5種類ランダム仕様(通常盤Aとは異なります)