(株)LD&Kが、(株)discberry、LINE社との協業で、ライブ配信サブスクリプションサービスのプラットフォーム「サブスクLIVE」を開設することを発表した。サービス開始は7月予定。

LINEサービス「LINE LIVE」の機能を利用し、LD&Kを事務局としたライブ配信サブスクリプションサービスプラットフォーム「サブスクLIVE」が新たに開設される。

懸念材料であった配信画像クオリティは、プロスポーツ配信で実績のある(株)discberry社の収録編集システムを利用。その先にVR対応なども視野に入れる。

運営事務局はLD&K内に設置する。月会費は580円。会費収益に関しては今回のテーマである「SAVE THE LIVE」に賛同する提携ライブハウスに分配することで、ライブハウスの存続も支援する。

ライブハウスやアーティストの負担が増えない様、来年2021年3月まで配信に関わる機材やオペレーターは事務局が無償で支給し負担する。また、各種アイテムによるアーティストへのドネーションシステムも活用する。

<参加ライブハウス>
1000 CLUB(横浜)、CHELSEA HOTEL(渋⾕)、STAR LOUNGE(渋⾕)、CLUB MALCOM(渋⾕)、SHANGRI-LA(梅⽥)、桜坂セントラル(沖縄) and more.

<運営事務局LD&K代表 大谷秀政コメント>
実はサブスク配信の話はかなり以前から進めていました。しかしコロナ前はライブハウスの業績が好調で、現場が配信に余り興味を持ちませんでした。
奇しくもこのような事態になり、満を持して発表という運びになりました。
弊社所属アーティスト「打首獄門同好会」が無料配信ライブを行なった際、沢山の方からお礼のメールを頂きました。
育児や介護、海外や地方在住など物理的な事情で実際のライブに来られない方々からです。
私はその時、ライブ配信事業の需要に更なる確信を得ました。
私にはライブハウスはもとよりライブが無くなった世界を想像することが出来ません。しかしライブハウスの復活は、まだまだ先の話になります。
今回、極力ライブハウス側の負担にならない様、来年2021年3月まで配信に関わる機材とオペレーターを当事務局が無償で支給し負担致します。
これはコロナ後にも長く継続するプロジェクトで、アーティスト及びライブ周辺全てに対する支援事業となります。
ライブは不滅です。ポジティブに進みます。よろしくお願い致します。


■株式会社 LD&K
代表取締役社長/オーナー
大谷秀政(おおたに ひでまさ)PROFILE

1968年愛知県生まれ。22歳でデザイン事務所ビックボスを設立。同社は95年にLD&Kに社名変更。2001年の「宇田川カフェ」のオープンを皮切りに、東京、大阪、神戸、大分、沖縄などで、カフェやバー、ライブハウス、宿泊施設などを運営。音楽プロダクションとしては、ガガガSP、かりゆし58、打首獄門同好会、日食なつこ、湯木慧、ドラマチックアラスカ、中ノ森文子などが所属。レーベル事業、プロダクション事業のほか、飲食業や、近年はクラウドファンディングなど新規事業も積極的展開。

LD&K オフィシャルサイト
http://www.ldandk.com