ライブレポート

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この夏、渋谷公会堂を熱く盛り上げた仙台貨物。そのライブDVDがいよいよリリース!

Vifではその中身を一部ちょっぴり独占配信します。

さらにライブレポート&お宝写真も追加掲載。

あの日を思い出して、この冬も赤く、熱く、盛り上がってください!

 

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12月17日リリースのライブDVD『仙台貨物 トゥアー 2014「SENDIE KAMOTSU」@2014.8.29 渋谷公会堂』の中身をダイジェストでお届け!

 

 

 

t2014.8.29‐8.30

仙台貨物@渋谷公会堂
仙台貨物 夏トゥアー 2014「SENDIE KAMOTSU」

 

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今年の夏も、仙台貨物の赤い旋風が全国各地を駆け巡った。

7月にリリースされたミニアルバム『SENDIE KAMOTSU』のインタビューでも大いに語ってくれたが、今回彼らが掲げたテーマは「メタル」。ミニアルバムからも、その強烈かつ独特なメタル魂を感じたことと思う。

その集大成であるトゥアーファイナルが、2日間に渡って、ここ渋谷公会堂で行われた。

 

不意にブラックアウトした会場に響き渡った、バッハの「トッカータとフーガニ短調」。荘厳なオルガンの音色の中、赤い球体…ではなくマニピュレーターのKURIHARAが登場! 続いてギガフレア(Dr)、王珍々(B)、サティ(G)、フルフェイス(G)、そしてステージ後方から、鮮やかな電飾を光らせた千葉(Vo)が登場し、会場内の笑いと興奮の渦は早くも最高潮に!

 

1曲目の「メタルはじめました」からソリッドなギターとダイナミックなビートが炸裂。回転ヘドバンで会場を煽る千葉、筋肉Tシャツでマッチョに変身しVギターをかき鳴らすサティ、トゥアー中、毎回メイクを変えていたというフルフェイスは蜘蛛の巣メイクで客席を圧倒する。珍龍が巻き付いたマイクスタンドの横で珍々が寡黙にベースを唸らせれば、鉄格子のセットの中に置かれたドラムセットでギガフレアがリズムを刻む。

電飾が瞬く「SENDIE KAMOTSU」の巨大ロゴの下で繰り広げられる “仙台貨物流のメタル”と、会場を埋め尽くす赤いつなぎが目にも鮮やかだ。

 

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続いて投下された「DEATH TRANSPORTER」では千葉がギターを装着! 炎の特攻が会場の熱をさらに上げ、見事に息の合った拳が視界を圧倒する。ライブに欠かせない名曲「サタデーナイトゲイバー」も、今回はメタル仕様に〈SENDIE KAMOTSU EVERYBODY DIE!〉へと歌詞を変え、会場を赤く熱く燃え上がらせたのだった。

 

「東京のみんな、お晩でーす」という、ゆる~い挨拶に続いて千葉は「みんなを笑いの地獄に落としてあげるからね」と宣言。ここからはさらに巧みな演出で、客席を笑いの渦に巻き込んでいく。

「暴れん棒平民」では千葉が光るソードを華麗に振り回し、「絶交門」ではギター隊も凄まじいキレっぷりで踊り狂う。「酔っぱRIDER」ではポップからヘヴィなメタルサウンドへの転換も鮮やかに、渾身の折り畳みを見せ…と枚挙に暇がない。

 

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さて、この日のMCの話題は「全国トゥアーで一番印象に残っていること」。

フルフェイスが、“不意打ちで浴びせられたCO2(ステージで使われる白い煙)”だと話すその足元には、しっかりとフルフェイスに標準を合わせたCO2の噴射口。しかし、なぜか突然サティの前にある噴射口からCO2が勢いよく噴出…! 倒れ伏したサティだが、「これでみんなテンション上がっちゃったんじゃないの? 今、渋谷公会堂が一つになってるよ!」という千葉の言葉に、「いいかお前ら、これがメタルだ!」と言い放ったのはさすが。ちなみにこのドッキリ、2日目にはここまで仕掛人に徹していたギガフレアがターゲットになっている。

 

「みんな、気を抜いちゃダメだよ」

という意味深な千葉の言葉が気になりつつ、次なるブロックは、「そんでは、王珍々!」という厳かな一言と共に「珍龍~cheng long~」でスタート。「ヤッChina!」では千葉が〈中国珍拳伝承者〉の珍々に負けるとも劣らない見事な拳法を披露し、会場を大いに沸かせた。先日、Vifがツイートした引き締まったボディの写真からもおわかりかと思うが、このトゥアーを通じて千葉の身体能力は格段に上がっているようだ。

…と感心していると、「珍々的愛情故事」の曲中で突如サティ、フルフェイス、ギガフレア、さらにスタッフがバラバラと珍々に駆け寄り、千葉の「ワッショーイ!」の掛け声で胴上げをするというサプライズ! 呆然とする珍々と満足げな表情のメンバーに、客席が笑い転げたことは言うまでもない。

本編ラストまで、彼ら流のメタルとたっぷりの笑いに満ちたステージを魅せたのだった。

 

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アンコールで奏でられたのは、先日のインタビューでも話題になった「男たちの挽歌」。夏の終わりを歌った切ない歌だが、今回はサティのスパニッシュギターのような情熱的なアコギによって、より物悲しく不穏な短調へと様変わり。そして、千葉による何やら卑猥な語り付きだ。切なくも感動的なフィナーレ…とはもちろんいかず、〈ラララ〉のシンガロングを〈ゲイゲイ〉〈ぺろぺろ〉にしたりと、いたずら要素が存分に詰め込まれていた。

 

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ラストは、「みんなを笑いの地獄に連れていく最高の曲を送りたいと思います」という言葉と共に、「送る言葉2」をドロップ。タオルの大回転が起こる中、〈今年のライブが終わって また来年会える日まで みんな笑顔でじゃあまたね〉という歌詞で来年の再会を約束し、「チバイズム~手ぬぐいを脱がさないで~」で大団円となった。

 

二日間、鉄壁のセットリストで、そのメタル魂を炸裂させた仙台貨物。

今年も魅せてくれた最高の夏は、来年へと続いていることを信じてやまない。

次に会うときは一体どんな仙台貨物を見せてくれるのか、今から心待ちにしている。

 

◆セットリスト◆

【08.29】

01.メタルはじめました

02.DEATH TRANSPORTER

03.サタデーナイトゲイバー

04.暴れん棒平民

05.絶交門

06.うまなみで

07.酔っぱRIDER

08.珍龍~cheng long~

09.ヤッChina!

10.珍々的愛情故事

11.クリリン・マンソン ツヴァイ~俺の名前は破壊神~

12.クリリン・マンソン

13.ひとりぼっちの手ぬぐい

14.神様もう少しだけ

 

Encore

15.一撃!SHABAZO伝説!!

16.青春哀歌

17.男たちの挽歌

18.送る言葉2

19.チバイズム~手ぬぐいを脱がさないで~

 

【08.30】

01.メタルはじめました

02.DEATH TRANSPORTER

03.サタデーナイトゲイバー

04.暴れん棒平民

05.絶交門

06.腐況の風

07.酔っぱRIDER

08.珍龍~cheng long~

09.ヤッChina!

10.珍々的愛情故事

11.クリリン・マンソン ツヴァイ~俺の名前は破壊神~

12.クリリン・マンソン

13.ひとりぼっちの手ぬぐい

14.神様もう少しだけ

 

Encore

15.うまなみで。

16.キムチ

17.男たちの挽歌

18.送る言葉2

19.チバイズム~手ぬぐいを脱がさないで~

 

(文・後藤るつ子/写真・花井透)

 

 

 

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 【リリース情報】

●仙台貨物 トゥアー 2014「SENDIE KAMOTSU」@2014.8.29 渋谷公会堂

2014年12月24日(水)発売