ライブレポート

2011.12.25

UVERworld@日本武道館

UVERworld Premium LIVE on Xmas

 

 

12月14日に20枚目のシングル(両A面)「BABY BORN&GO/KINJITO」をリリースしたばかりのUVERworld。毎年恒例となっているクリスマスの武道館ライブも今年で4度目を迎えた。今回は、見に行くことができない遠方のファン、チケットが取れなかったファンに向けて、全国62の映画館でこのライブの模様を生中継するという試みが行われた。

しかも、香港、台湾の映画館でも生中継。全国の、そしてアジアのファンにとっても最高のクリスマス・プレゼントとなった。

 

今回も360度、ステージを囲む形となっている客席。開演時間を15分ほど過ぎ、映像が映し出される。聖なる夜、今年も聖地・武道館にUVERworldが降り立つ。そんなテロップに続いてメンバーが登場し、場内の興奮が一気にヒートアップする。オープニングは「KINJITO」。もともとこの曲はライブのオープニングを想定して作ったというだけに、一瞬で会場の熱気は最高潮に。スピード感あふれるバンドサウンドが押し寄せ、たたみかけるTAKUYA∞のボーカルが鋭く突き刺さり、圧倒的なパワーで観客を魅了する。

 

「今日はスクリーンの前で楽しんでくれているCrew(ファン)たちもいるみたいですが、武道館、全国の映画館のみんなに負けてないですよね? 今日はメンバー、スタッフ、Crew含めてUVERworld忘年会、みたいな感じで楽しんでくれたら幸いです。この一年の疲れや嫌な事をここ武道館で吹き飛ばしましょう」と、真太郎(Dr)が場内の空気を和らげる。

「俺、クリスマスが大嫌いでさ、いいことが全然なくて。でも、ここ何年かはすごくいいクリスマスが過ごせているし、今日はどこよりも素敵なクリスマスにしよう。後ろの客席、距離を感じるか?そんなことないよな、お前らの顔がはっきり見えているぞ! 今日は全員で最高のクリスマスにしよう!」と、TAKUYA∞が熱のこもった言葉を投げかける。

 

曲が進むにつれ、後方の客席にせり出したステージを左右に移動しながら、ギリギリの距離で観客をあおるギターの克哉と彰。もはや武道館がライブハウスと変わらないサイズに見えてくる。中盤では、「今年はいろいろな事が起きました。大切なものは絶対離さないようにしていこうぜ、大切なものがないなら俺たちの音楽がそうなればいいと思っている!」というTAKUYA∞の感動的なMCもあった。

 

そんな硬派な場面があるかと思えば、派手な羽根飾りを被った信人(Ba)が、ファンであればだれでもが望んでいた、彼の歌唱曲「サランヘヨ」を歌う場面が今年も見られるなど、大判振る舞いのライブは、全19曲が演奏され、「今年最後のライブを素敵な形で終えることができました。来年もこの勢いに乗って自分たちなりのオリジナリティを見つけて、刺激のある、情熱の塊のような楽曲を作りたいので、楽しみにしていてください。俺たちはこの減衰していく音楽業界でも戦っていく、絶対に何かを変えてやろうと思っている!」と、TAKUYA∞がまさに情熱の塊のような言葉で締めくくった。

 

そして、このまま終わらないのが彼らのクリスマス武道館。こちらももはや恒例となりつつある、所属事務所社長による“出し物”が待っていた。会場全員による盛大なコールを受けて、ダンサーとともに登場。ピンクのタイツ姿でパフォーマンスする様子が爆笑を誘う。そして、昨年同様、お約束ともいえる宙づりでそのまま放置。明るくなった会場にはお腹を抱えて笑い転げるファンたちの姿があった。こうして2011年最後のライブは熱気と笑いとともに幕を下ろした。

 

 

◆セットリスト◆

1.KINJITO

2.一石を投じるTokyo Midnight Sun

3.ace of ace

4.6つの風

5.Roots

6.いつか必ず死ぬ事を忘れるな

7.神集め(short ver.)

8.99/100騙しの哲(short ver.)

9.ENERGY(short ver.)

10.SHAMROCK

11.UNKNOWN ORCHESTRA

12.MONDO PIECE

13.境地・マントラ

14.サランヘヨ(B:信人による歌唱曲)

15.BABY BORN & GO

16.GOLD

17.スパルタ

18. NO.1

19.CORE PRIDE

 

 

(文・岡本明/写真・鳥居洋介)