ライブレポート

2011.5.15

ViViD@日比谷野外大音楽堂
『Dear…ViViD COLORS』

 

ファンクラブの名前「ViViD COLORS」をそのままタイトルに冠した今回のツアー初日は、天候さえも味方につけたかのような爽やかな晴天。メジャーデビュー後も加速し続ける最新型のViViDを体感しようと集まったファンで会場は埋め尽くされた。

 

白を基調とした衣装を身にまとい、1人1人が観客にアピールし、定位置へ。ステージに立つだけで絵になる彼らに目を奪われていると、目の覚めるようなKo-kiのドラムで空気をガラリと変えてライヴはスタート!1曲目の「Across The Border」からボルテージは一気に高まり、会場を一瞬にしてまとめあげる。ViViDというバンドの勢いをそのまま表したかのようなスピード感溢れるナンバーをノンストップで披露!

 

「皆が持っている希望を輝かしいものに」というシンのMCの後に披露されたのは、タイトルを言った瞬間歓声が沸き起こった「Take-off」。メンバーも笑顔をこぼし、この瞬間を最高に楽しんでいる。そしてシンの歌声が高く高く響いた「PRECIOUS」と続き、会場のテンションもますます高くなる。

 

メンバーとファンがより一層心を交わしたように感じた「夢ノミチシルベ」のあと、ここでシンが心に秘めていた想いを静かに告げる。バンドを始めたときからの夢に向かっていたこと、今大きな壁があって超えられるかわからない・・・そんな意外な言葉が飛び出した。この理由はライヴの後に明らかとなるわけだが、順調に見えるバンド活動も水面下では苦悩があるようだ。一人ひとりに届くことを願います、と言って披露された「Trail of Tears」。丁度日が傾きかけたなかで披露されたこの曲のメロディーが日比谷の空に響き渡る。情感を込めた表現に心を打たれる人も多かったはず。

 

「てっぺん取るぞ!!」と誓って放った「69-Ⅱ」からは鋭いギターサウンドで鮮やかに夜空を染め上げ、野音を再びアツくさせる。また7月にリリースされる新曲のカップリング「Re:Load」も披露され、熱量を限界まで上げた。夜空に溶け込むようなサウンドが心地よい「星ノ雨」で、バラエティ豊かなセットリストのラストを飾った。

 

アンコール待ちではViViD初の試みという映像(「KING OF 通販生活」)で会場を爆笑させる。アンコールは7月13日にリリースされる新曲「BLUE」。テレビアニメ「BLEACH」で既にOAされているので耳にしている人も多いだろう。またカップリングの「CRISIS」も披露されますますリリースが楽しみになる。ラストの「Dear」で華やかに幕を下ろした。

 

終演後、初のアジアツアーを行なうほか、来年2012年1月7日に史上最速で日本武道館でのワンマンライヴを行なうことを発表。その瞬間、割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こった。彼らは本格的に「てっぺん」を取ることに動き出したようだ。

 

最高の形で初日を終えたViViD。ツアーを周り、日本武道館へ戻ってくる頃にはさらに進化を遂げているはずだ。ライヴを見るたび、目に見えてパフォーマンスが進化して驚かされるのだが、今回もそう。「てっぺん」を取ったViViDの姿、近い将来見ることができるかもしれないと思わずにはいられない。

 

 

◆セットリスト◆

01.Across The Border
02.W.B.A
03.Distance of mind
04.J-guild
05.Take-off
06.PRECIOUS
07.悪女♂トリッキー
08.キミコイ
09.Rem
10.夢ノミチシルベ
11.Trail of Tears
12.トワイライト
13.69-Ⅱ
14.butterfly
15.Re:Load
16.「夢」~ムゲンノカナタ~
17.RiL
18.星ノ雨
EN1.BLUE
EN2.risk
EN3.CRISIS
EN4.survive
EN5.Dear