ライブレポート

2010.12.19
lynch.@SHIBUYA O-EAST
LAST INDIES TOUR『THE JUDGEMENT DAYS』FINAL

 

 

全国33箇所ツアーという過酷なスケジュールの中、途中葉月の喉のトラブルを乗り越え迎えたLAST INDIES TOURファイナル。午後6:00。ステージを隠すように白い幕が張られバンドのロゴが映し出される。会場から拍手が起きた瞬間その幕が落とされ、「All this I’ll give you」が爆音で奏でられる。「狂ってみろ!!」と煽る葉月に応えるかのようにフロアの熱は急上昇! 機材と照明以外はほぼ何も置いていないシンプルなステージ。黒い衣装のメンバーを色鮮やかなライトで彩っていく。
 
息つく間も無く「I’m sick,b’cuz luv u.」へ。インディーズラスト、といってもきっと彼らはあまり気に留めず、いつものようにライヴを展開しているはず。とはいえ、これほどまでに攻めまくっている lynch.を観たことがあっただろうか?と思うほど熱気に溢れている。まだ2曲目が始まったばかりなのに。
 
会場の一体感が一層高まった「EVILLY」をはじめ、「DOZE」「the universe」と次々と押し寄せる音の渦。彼らから発せられるその空気感が極限まで濃密な空間を生み出していく。
 
一転して妖艶で重厚な「AMBIVALENT IDEAL」では葉月の歌声と4人のバンドサウンドに飲み込まれた観客がじっとステージに魅入っていた。
 
インディーズラストシングル「JUDGEMENT」からはまたさらにカオスな空間へ。「俺らとお前らとの“絆”を歌います」と披露された「ADORE」。極限まで高まるフロア、オーディエンスの声…メンバーと観客との深い絆を見ることができた。
 
アンコール。此処まで一緒に走ってきたサポートメンバーの明徳がこの日を持って正式にメンバーになったことが発表された。そんななか 、メジャーへの思いを「つまらないといわれているメジャーシーンを土足で踏み荒らして行きたいと思います」と彼ららしい頼もしい言葉で聞く事ができた。
 
アンコールだからといって勢いが止まらないのがlynch.。「unknown lost a beauty」「pulse_」ますます加速していく中、「これが俺たちの願いです!!」そう言って奏でられたのは「A GLEAM IN EYE」。メッセージ性のあるこの歌詞をじっくりと聴き入るファンも多く見られた。
 
鳴り止まないアンコールに応え、最後を飾ったこの日2回目の「JUDGEMENT」。先の葉月の言葉を聞いてから改めて聴くと、これからのlynch.の決意を垣間見た気がした。全てを出し切り幕を閉じたこの日の彼らは、誰が観ても圧倒される力を持っていた。
 
ライヴを観るたびに「今日のライヴはこれまで見た中過去最高だった!」と思えるからlynch.のライヴを観るのをやめられない。音源はもちろん、彼らのライヴは中毒性に溢れている。こんなに気持ちいい轟音を奏でてくれるバンドはそう多くは無い。これからは、メジャーというフィールドで存分に土足で暴れまわってくれるはずだ。

 

◆セットリスト◆
01.All this I’ll give you
02.I’m sick,b’cuz luv u.
03.EVILLY
04.THE BLASTED BACK BONE
05.DOZE
06.dizzy
07.the universe
08.melt
09.prominence
10.AMBIVALENT IDEAL
11.JUDGEMENT
12.59
13.vernie
14.alien tune
15.dazzle
16.ADORE
 
EN1.roaring in the dark
EN2.unknown lost a beauty
EN3.pulse_
EN4.A GLEAM IN EYE
 
EN5.JUDGEMENT