ライブレポート

2010.11.13
NoGoD@東京キネマ倶楽部
ONE MAN TOUR-2010-【欠片】TOUR FINAL

Photo:大塚秀美

 

8月4日にリリースされたメジャーデビュー・アルバム『欠片』を引っさげてのツアー・ファイナルとなる舞台は、独特の雰囲気を持つライヴハウス・東京キネマ倶楽部。午後6時半。SEとともにメンバー全員定位置に着いたと同時にヘヴィなギターサウンドが響く。「心臓」だ。パワフルかつ5人の産みだすグルーヴで会場もヘドバンで応える。全員のジャンプでフロアを揺らした「緋キ日ノ誓イ」や「愚蓮」など、オープニングから物凄い熱量でライヴを展開していく。

 

「(メジャーデビュー後の)このツアーで得たかけがえのないもの、そして失ったものを此処で見せたいと思います(笑)」と言った団長らしいジョークも合間にはさみながら会場を和ませたあと、「果実は嗤う」から、一気に重厚なロックでNoGoDを様々な切り口で魅せてくれる。このギャップも彼らの魅力だ。

 

キネマ倶楽部ならではの下手の高いステージから団長が登場した「万黒深層大サァカス」や、メンバーのテクニックが光るインスト曲「君がくれた幸せと君に捧ぐ涙」ではヴォーカルがない分いつも以上にサウンドに聞き入ることができるナンバー。彼らの深いサウンドを目の当たりにし、ファンはじっと音を感じとっていた。

 

そして本編を締めくくるのはやはりこの曲だろう。メジャーデビュー曲「カクセイ」。ここはかなり個人的な感想になってしまうが、この曲は音源でもかなりヘビロテしたくなるようなナンバーだったのだが、ライヴで見てみると一層力強さが増していて驚いたほどだ。NoGoDというバンドの力強さがそのまま反映されているように感じた。

 

「アンコールは名曲揃い!」と団長が発言したように、ライヴで大盛り上がりする「激烈叫喚乱痴気教」が始まったかと思えば、まるでKyrieを称えるための曲「抱きしめてトゥナイト」(おそらく仮タイトル)という本気なのか疑ってしまうポップナンバーを聴かせてくれたりかなり和むひと時も。

 

2回目のアンコール、最後の曲はもちろん「NoGoD」。客席に下りて煽る団長にオーディエンスも興奮!「俺たちが、そしてお前たち全員がNoGoDだ!」と力強く叫んでいたのが印象的だった。

 

団長はMC中にこの日のライヴのタイトル【結晶】を「アルバム『欠片』をつくり、ツアーを回って集めたその結果が今日のライヴ」と説明してくれた。会場全体がひとつになって楽しんでいたし、何よりメンバーたちがキラキラと輝いていた。これを見れば、団長の話していたことはオーディエンスにもしっかりと伝わっていたはずだ。あっという間に感じられた濃厚な祈りの時間。この日集まったファンの信仰心はぐっと高まったに違いない。

 

◆SET LIST◆

01.心臓

02.緋キ日ノ誓イ

03.愚蓮

04.果実は嗤う

05.蝋翼

06.黒灰

07.少年と地図

08.紫斑

09.懐疑

10.君がくれた幸せと君に捧ぐ涙

11.万黒深層大サァカス

12.最高の世界

13.慰みの空

14.敬虔

15.カクセイ

 

EN1.地獄蟻

EN2.激烈叫喚乱痴気教

EN3.君に贈るいつまでも消えない詩

EN4.アイ

 

EN5.NoGoD