Raphael

◆Raphaelをよろしくお願いします！（HIRO）

――先ほど歌詞の話が出ましたが、改めて読み返してみると、訴えかけているメッセージは普遍的なものが多いなと。10代でこれを書いていたというのが驚きです。

YUKI：本当に10代だったかわかんないですけどね（笑）。

全員：（笑）

YUKITO：そこから（笑）！？

HIRO：実はね～なんて（笑）！？

YUKI：華月はいつも本を読んでいたり、文学的な趣味も充実させているタイプだったので、普通の思考の人ではないというか、天才肌だったんでしょうね。今なら深く共感してあげられるものもあるし、今見返してみても、独特な世界観だなぁと驚くものもたくさんある。我がバンドのことながら、感心してしまいます。

――今作の収録曲はリリースの時系列順で並んでいますが、最後が綺麗に終わっているので、全体の印象として綺麗に感じます。

HIRO：そう言ってもらえると、良かったね。

YUKI：それはすごく救われます。「人間不信」からの「窓際の夢」とか大丈夫かなと思っていたんですけど（笑）。

――（笑）。年内中にリリースされるアルバム2作も楽しみにしつつ、5月23日から全国ツアーがスタートということで、どんなツアーになりそうですか？

YUKI：YUKITOが頑張りますよ。再録のテイクはかなりベースの頑張る比重が上がったもんね。

YUKITO：ずっと僕にピンスポが当たると思います（笑）。

――最後にファンの皆さん、Vifユーザーの皆さんへメッセージをお願いします。

HIRO：年内限りの活動ですけど、一人でも多くの方に観に来てほしいし音源を聴いてほしいので、ぜひぜひRaphaelをよろしくお願いします！

YUKITO：当時、結構下ネタを言っていたなって最近思い出したんですよね。ツアーを重ねる毎に、僕の技術と下ネタのレベルが上がっていくんじゃないかと。ファイナルはとても楽しい下ネタ満載のライブになると思います。

YUKI：ひどいね～（笑）。

HIRO：（爆笑）

YUKI：技術と下ネタの融合、すごいドラマチックだけど（笑）。

HIRO：そう言われたら楽しみになってきたよ（笑）。

YUKITO：ファンの皆さんも、心して観に来てください！　よろしくお願いします！

HIRO：これ、最後どうするの（笑）。

YUKITO：（YUKIが）綺麗にまとめてくださるでしょ（笑）。

YUKI：下ネタも小ボケも、何でも拾いますよ。一人にはさせませんよ（笑）。再録してからのツアーなので、オリジナルとリテイクのビフォーアフターの違いを楽しんでもらえたらいいなと思うんですよね。くどいようですけど、4人の作品に勢いもパワーも絶対勝てないんですよ。それでも3人でのリテイクに臨んだ最大の推しどころは、違うアレンジ、アプローチをこの時代にすることによって、原曲の魅力がより引き立てばいいなということなんです。それを音源だけで片付けてしまうのはもったいないので、上手くその変化が伝わるのであれば、曲によっては再録したナンバーもセットリストに組み込もうではないかという心意気で臨むツアーでもあります。Raphaelのファンの人たちが聴きたい曲がそこにあることは間違いないんですけど、楽曲がそもそも持っている可能性の振れ幅に期待してもらえると、我々も救われるし、やった甲斐があるなと思えると思うので、その辺も頭に置きながら一緒にライブを楽しんでもらえるといいなと思います。

（文・金多賀歩美）

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