PENICILLIN

ネイティブ感とロックサウンド、新たな挑戦と王道感。
PENICILLINの3人が生み出したニューシングル『SOL』に迫る!

アルバム『瑠璃色のプロヴィデンス』(2014年3月)以来約半年ぶりとなるPENICILLINの最新作『SOL』が生み落とされた。ネイティブ感をテーマにアレンジしたという表題曲は、新たなアプローチに挑みながらも、随所にPENICILLINらしさが垣間見える1曲。また、c/wには前シングルから引き続き、PENICILLIN流のアレンジを施した昭和の名曲のカバーが収録されている。そんな今作制作の裏側を、PENICILLINの3人に語ってもらった。

◆自分たちがまだ表現していなかった領域(HAKUEI)

――約半年ぶりのリリースとなりますが、その間、HAKUEIさんはライチ☆光クラブ、千聖さんとO-JIROさんはCrack6のリリースやライブがありました。お互いの活動をどのように見ていますか?

HAKUEI:お互い、相変わらずやりたいことをやっているのかなっていう(笑)。ソロはソロ、PENICILLINはPENICILLINというところで、メリハリが自然とできているんでしょうね。もちろん、やっている方は引っ切りなしに音楽を作り続けて、物理的に大変ですけど、それぞれ取り組む自分の中でのモチベーションとか、雰囲気、役割分担も違うと思うので、良い形で作用し合っていればいいんじゃないかなと思いますね。

千聖:僕の場合はパートが変わっちゃうので、すごく勉強になりますね。ライブをやると特に色々とわかります。PENICILLINのメンバーとは学生時代から一緒なので、当たり前のラインに見えちゃっているんですけど、当たり前じゃないこともあるので、そういうところを見直すことができるというか。ソロは歌だけじゃなくてほとんど総合的にプロデュースができるのも、楽しいですね。そしてPENICILLINに戻った時に、やっぱり楽しいよなぁと思ったり。楽しくやれるというのは、大切なことだなと常々思いますね。

O-JIRO:僕はサポートでCrack6を手伝っているんですけど、二人(HAKUEI、千聖)とも、好きなことがちゃんとステージで出来ていて、楽しそうに見えるので、それが一番かなと思いますね。手伝えることがあったら、力になれたらいいなと思っています。

――『瑠璃色のプロヴィデンス』の制作が、かつてないくらいスムーズだったと言っていましたが、今回はいかがでしたか?

千聖:そうだったっけ(笑)。MV(収録曲「少年の翼」)の撮影が辛かったっていう印象が強くて(笑)。まぁ今回、僕とジローさん(O-JIRO)はCrack6の全国ツアーの最後とPENICILLINのレコーディングが並行していたんですけど、意外と集中すれば出来るもんだなと思いましたね。

O-JIRO:楽曲の制作はスムーズでしたよ。そこは、プロデューサーと自分たちのスケジュールでどんどん進んでいくじゃないですか。アー写、MVとなってくると、色々な人が関わってくるので、結構ギリギリになっちゃったりするんですよね。でも、良いものが出来ました。

――『SOL』は太陽を意味しますが、“SUN”ではなく“SOL”にした理由とは?

千聖:『瑠璃色のプロヴィデンス』のジャケ写を撮ってみた時、スパニッシュな雰囲気もいいなと思っていて。実は僕の中でスペイン語のタイトルも候補にあったんです。だけど、あの時は逆に日本語縛りになったので、今回のシングルは、スパニッシュはどうかな?って思ってたんですよ。その中の候補の一つが“SOL”。太陽がなかったら全ての生物が死滅するだろうから、世界の中心は太陽というイメージがすごくあったんです。

HAKUEI:きっと“太陽”や“SUN”というより、もうちょっと神々しいというか、エネルギーとかそういうものをひっくるめた意味が“SOL”という単語にはあるような気がしました。

――歌詞を読むと、「少年の翼」と繋がっている印象を受けました。

HAKUEI:次の作品なので、なんとなくそういう雰囲気もあるのかもしれないけど、自分の中では意識してないかな。自分たちができる音楽なんて無限にあると思うんですけど、新しい作品を作り始めるにあたって、自分たちがまだ表現していなかった領域にスポットが当たっている気がしたから、その曲と純粋に向き合って挑みました。

――“春”や“風”というワードや、最後が“未来”で終わるところも、「少年の翼」と「SOL」は共通しているなと思ったのですが。

HAKUEI:今から20年近く前、インディーズの時に初めて作ったバラード曲「螺旋階段」が、その当時はまだPENICILLINのジェネシスな感じの時期で、今まで歩んできた自分の人生だとか、これから先どうなっていくんだろう、みたいなところを描いたものだったんですけど、その今バージョンみたいな感覚で「少年の翼」を作ったんですよね。「SOL」は取り組む時のスタート地点が違って、南米の荒涼とした大地と広い空、そういうところだからこそ生命力が大事だったり…そういうネイティブ感をテーマにアレンジもしていこうと話していたんです。色々な出会いを繰り返していくけど、太陽が沈んで昇ってをゆっくり繰り返すように、少しずつ前に進んでいく。引きずる思いと、自然に進んでいく無情みたいな…そういうものを描きました。

千聖:HAKUEI節なのかもしれないですね。

HAKUEI:あ、そういえば、最近は「ちょっと前にこの言葉は使ったから、違う言葉にしよう」とか考えなくなりました。そっちの方が不誠実な気がして。テクニックじゃなくて、伝えたいテーマにその言葉がふさわしかったら、それでいいんじゃないかって。だから、リンクする言葉があったりするんですよね。

――なるほど。原曲はどなたですか?

千聖:僕ですね。作ろうと思って作ったら、パッとできちゃったんですよね。イントロからドラムがドカン!と入るまで、このバンドにしては、結構長くて叙情的なんですけど、そのAメロを基本に歌だけ変化したり、ドラムが入ってからのパターンをギターや歌をこうしよう、ああしよう、というのを何個か組み合わせを考えたな。自分の中でも、このサビへの転調感が好きで、その雰囲気が出ればいいなと思ったんですけど、メンバーやプロデューサーも共感してくれて、この転調感でいけました。そのおかげで更に世界観が広がって、仕上がりとしてすごく綺麗にしてもらえました。

――個人的には、新しい部分がありつつもPENICILLINらしいなという印象を受けました。

千聖:捉え方によって変わるんですよね。今までの曲とは全然違う印象を受ける人もいるし、「PENICILLINだよね!」っていう感想の人もいて。この三人が出すエネルギーがそうさせるのか、色々なところでPENICILLINが見え隠れしているんだと思います。前シングルの「幻想カタルシス」や更に前の「Rosetta」とかは、僕の中でPENICILLIN節だなと思っていて、今回はちょっとまた違うアプローチをしたつもりなんですけど、最終的にドンッと来るものがPENICILLINなんでしょうね。

――PENICILLINも色々な側面があると思うんですけど、その中の一つの王道のラインかなと。

千聖:あんまり今回は違う!って言われるのも嫌なので、そういう意味では良かったかもね(笑)。

――お二人は最初にデモを聴いた時、どのような印象を受けましたか?

HAKUEI:今までにやったことのない表現の方向かなぁとは思いましたね。ネイティブ感のある雰囲気と自分たちのロックのサウンドとの融合みたいな。シングルって、どんなに新しい挑戦をしていても、やっぱり自分たちの王道感はないといけないと思うんです。その辺が良いバランスで出来そうだなと思いましたね。

O-JIRO:頭の部分が、すごくおもしろいなと思って。あのムードを長く引っ張るというのが今までになかったので。そしてバンドが出てきて、AメロBメロという構成になっていくんですけど、その構成がすごくおもしろかったので、アレンジがこの流れのままいくといいなぁと思いましたね。メロディが良いというのと雰囲気を大事にやっていきたいというのがあるので、そういうところはPENICILLINらしさだと思うし、また良い形にアレンジが出来ちゃうのもPENICILLINなんだと思います。

◆どの曲もPENICILLINらしい(O-JIRO)

――今回の衣装は、皆さんお揃いのチェック柄ですが、お揃いというのは珍しいですね。

HAKUEI:今までにあんまりないんじゃないかな。スタイリストさんが今回初めての人で。

千聖:その人とのコラボも、更に世界観がハッキリした気がしますね。

HAKUEI:PENICILLINとは全然違う場所で出会ったスタイリストさんなんですけど、「一度やってみたかったんですよ」と言ってくれて。別の現場で見ていてもすごくセンスが良くて、既製のものだけで組むのではなく、自分でも改造したり作ったりして、イメージ通りのものに近づけていくという、アーティスティックな仕事をする方だったので、今回チャレンジしてみたいなと思いました。

――この衣装はどうなっているんですか?

HAKUEI:僕は、マキシ丈くらいのノースリーブのシャツというかワンピースみたいな、すごくボリューミーなんですけど、それにレザーのコルセットをしているんですよ。

千聖:僕は、チェック柄の布は腰に巻いてる感じですね。

O-JIRO:僕のは、上の服にチェック柄の部分がくっ付いてるんです。で、下にハンパじゃない長いTシャツを着ています。

千聖:Tシャツではなくなってるよね。ネグリジェみたいな。

O-JIRO:(笑)。

――さて、前シングル『幻想カタルシス』に引き続き、今回も昭和の名曲のカバー(※)が収録されています。

千聖:前回は初めての試みだったので、こちらも新鮮味があったんですけど、今度はどう出るかというのを考えながら作りました。

――改めて、女性シンガーの楽曲とHAKUEIさんの歌声が、とても合うなと。違和感がないです。

HAKUEI:良い曲って、男性とか女性とかじゃないのかなぁって。その人が歌うためにアレンジすると、その曲のまた違う側面の良さが出るというか。もちろん、ファンの人たちも喜んでくれたんですけど、前回やってみて自分自身がおもしろかったんですよね。もっとこんな曲も歌ってみたいなっていうのもあったし、単純にその当時の歌謡曲って、今よりも大胆だったり、色々な方程式を無視して感覚だけで作ってるなぁって。そういう刺激も受けるので、僕はすごく気に入ってます。

――それぞれの聴きどころを教えてください。

千聖:基本、勝手にメロディを変えたり、付け加えたりするわけにはいかないので、ゼロから楽曲を作るよりアレンジする方が難しいんですよね。テンポ感から全て考えなければいけないっていう細かさ。「北ウィング」はものすごく、このバンドらしさが出たり、「夢の途中~セーラー服と機関銃~」は情熱がゆっくり燃えている感じがあったり、「プレイバック part2」は奇抜で攻撃的だったり。この「プレイバック part2」は曲に振り回されないようにがんばりましたけど、あとの2曲に関してはPENICILLINらしさが意外と素直に上手く出たのかなと。

O-JIRO:一度丸裸に歌だけにして、コードから作るので、どの曲もPENICILLINらしいコード運びになっていると思います。1曲1曲が持っているカラーをどういう風なアレンジの方向でやろうか、ただ激しくとか、ただロックとかじゃなくて、僕らの中で「こういう感じ」というのを明確に話した上でアレンジを付けているので、やっぱりどの曲もPENICILLINらしくなっていると思います。 3曲とも違った聴き応えがあるんだけど、僕らの解釈っていうのが一番聴いてもらいたいところかな。もし聴けるんだったら、原曲も聴いてみると、楽しいかもしれない。

HAKUEI:素材が良いと色々な料理に合うじゃないですけど、音楽の楽しみ方の一つの在り方というか。自分たちの中では斬新な試みで、歌い継がれてきているものはしっかりとした覚悟でやらなきゃっていう責任感もあったんですけど、実際にやってみると、ちゃんと自分のものになっているというか、歌っていて違和感がないですね。小さい頃に自然と耳に入ってきていて、ちゃんと頭のどこかにある曲なんですよね。70年代、80年代って、情報を得るのがテレビやラジオとかの媒体だけという中で、四六時中かかっていた曲なので、逆に、作ったばかりの自分たちの新曲よりも解釈が早いというか。この違和感のなさがおもしろいなと思います。

◆エネルギーのぶつかり合い(千聖)

――前作のレコーディング時、HAKUEIさんは、いかに声のコンディションが良い状態のまま、納得するテイクを録りきるかというのがテーマだったということですが、引き続き保てていますか?

HAKUEI:そうですね。生ものなので、新鮮な時にしっかり表現したいなというのはありますね。

――O-JIROさんは、1曲に20~30テイク練習してから録るのが基本ということでしたが。

O-JIRO:今回も結構叩いていますけど、めちゃくちゃ叩いたという感じではないですね。自分の中では、カバーとオリジナルでは、気の使う部分が違うので、その切り替えが大変でした。なんか、違うんですよね。それと、何曲か録る時ってバラードがあったりすると、その曲から始めて、レコーディングに馴染もうとする自分がいるんですけど、今回はどの曲から始めようか悩みましたね。

――千聖さんは、今回のギタープレイはいかがですか。

千聖:「SOL」は、試行錯誤しながら、色んなリフを入れてみて、そのかなりの量から合うものを選びました。最終的に、やっぱりギタリストはこうじゃなきゃ、という理想像を弾けたような気がするし、あと気に入っているのは、僕の得意のパターンではあるんですけど、「北ウィング」のソロでいきなり展開を変えているところ。それと、「夢の途中~セーラー服と機関銃~」のサビの裏で弾いているギターが、すごくかっこいいなと思います。オリジナルと違う部分がはっきりわかると思うので、そういうところもぜひ聴いてほしいですね。今回のレコーディングは、ドラム、ヴォーカルはすごく早くて、僕もそれに応える良いギターが弾けたなと。全曲、ギターソロは実験的なフレーズが入っています。

――9月13日からツアーと、千聖さん、O-JIROさんのバースデーライブがありますが、「SOL」はライブでどんな位置づけになりそうですか?

千聖:始まりがゆっくりなので、トップにも持ってこれるし、真ん中でも、最後でも、アンコールでもいけるんじゃないかなと思いますね。

HAKUEI:確かに、どこでもいけるんじゃないかなっていう気がするね。

O-JIRO:スローで入ってドカンと来るから、すごく持っていきやすい。

千聖:激しい曲から「SOL」に持っていくこともできるし、逆にゆっくりな曲からもいける。

O-JIRO:いい感じだね。実は「SOL」って、PENICILLINにしてはテンポが遅いんですよね。だから、普通にノリやすいと思います。

千聖:昔、「ロマンス」(1998年1月発売)のインタビューの時に、ミドルテンポって言ったら、ライターさんに「どこが!?」って突っ込まれたことがありました(笑)。

――(笑)。では、ライブに向けての意気込みをお願いします。

O-JIRO:久しぶりなので、楽しみにしています。新曲もできたし、誕生日も来るし。難しくても汗だくでも、楽しくいきたいな(笑)。

HAKUEI:観に来る人も、色々と大変なことがあったりしながら日々生きていると思うんですけど、そういう中で、ライブの時だけは普段出さない声を出したり、体を動かしたり、エネルギーが解放される場所だと思うので、表現する方もあまり細かいことやセオリーに捕われないで、思いっきり一つになれる空間を作ることが、まずは大前提になきゃいけないなと。そういう場所でさらにパワーアップしたPENICILLINのライブになればいいなと思います。

千聖:人が集まると、色々なエネルギーが集まるでしょ。そのエネルギーと僕らのエネルギーがぶつかり合うのがライブだと思っているので、曲というものを媒体として、エネルギーのぶつかり合いをしたいですね。休みをもらった時に思ったんですけど、休みだから楽しく過ごすつもりだったのに、実際は、すごくつまらないというか、生き方として、死ぬほど刺激が合った方が好きなんですよね。ライブは自分に対しても非常に刺激なので、もらいたいし与えたいなと思うし、とにかく三人のエネルギーがぶつかり合う結晶を見てほしいですね。エネルギーのぶつかり合いを見に来てください。そして、ぶつかり合いましょう!

――最後に、Vif恒例「O-JIROさん革職人への道」の進捗を(笑)。

全員:(笑)

O-JIRO:絶対言われると思ったので、何かやらなきゃと思ってたんですけど、1ミリも進んでないです(笑)。

――革と工具は買いました?

O-JIRO:まだ買ってない(笑)。

全員:(笑)

――「リクエストライブ REAL FINAL AX」(5月24日)の時に、最近鋲を打つ練習を始めたと言ってましたよね。

O-JIRO:進んでないです(笑)。できた暁には、写真を撮ってVifさんに送ります。今年中にはやりますよ。

千聖:また、そう言って(笑)。6月7月は忙しかったのは認めるけど、その後はできたんじゃないの?

O-JIRO:その後ね、はんだごてを買って、そっちの作業に(笑)。

千聖:鋲を打たないと。Vifのこと忘れてたでしょ?

O-JIRO:忘れてない忘れてない。会う度に「どうですか?」って聞かれるから(笑)。

千聖:釘を刺されているのにも関わらず(笑)。もうね、これはマネージャーに業務連絡の一つとして「O-JIROさんの革はどうなってますか?」って聞かないとだめですね。

O-JIRO:がんばらなきゃねー。

――期待しています!

<脚注>
『プレイバック part2』山口百恵:1978年5月1日発売
『夢の途中~セーラー服と機関銃~』来生たかお:1981年11月10日発売/『セーラー服と機関銃』薬師丸ひろ子:1981年11月21日発売
『北ウィング』中森明菜:1984年1月1日発売

(文・金多賀歩美)


PENICILLIN

<プロフィール>

HAKUEI(Vo)、千聖(G)、O-JIRO(Dr)によるロックバンド。1992年結成。96年にメジャーデビューし、日本武道館公演を成功させる。98年には後に代表曲となる『ロマンス』をリリースし、90万枚を超える大ヒットを記録。結成20周年の2012年、ファン選曲ベスト盤『DRAGON HEARTS』、メンバー選曲ベスト盤『PHOENIX STAR』をリリース。ツアーを経て2013年2月、渋谷公会堂にて20周年ファイナル公演を行った。2013年10月、ニューシングル『幻想カタルシス』を、2014年3月、ニューアルバム『瑠璃色のプロヴィデンス』をリリース。9月13日より「PENICILLIN TOUR 2014 とのGIG to ROCK ROCK Ⅲ」を開催する。

■オフィシャルサイト
http://www.penicillin.jp/

【リリース情報】


[Type-A]
XNBG-20007
¥1,389+税

[Type-B]
XNBG-20008
¥1,389+税

[Type-C]
XNBG-20009
¥1,389+税

『SOL』
2014年9月10日(水)発売
(発売元:b-mode/blowgrow 販売元:エイベックス マーケティング)
太陽を意味する表題曲「SOL」に加え、各形態にそれぞれ異なる昭和の名曲のカバーを収録。

【収録曲】
Type-A
1. SOL
2. プレイバック part2-PENICILLIN ver.-
3. SOL (Instrumental)
4. プレイバック part2-PENICILLIN ver.- (Instrumental)

Type-B
1. SOL
2. 夢の途中 ~セーラー服と機関銃~-PENICILLIN ver.-
3. SOL (Instrumental)
4. 夢の途中 ~セーラー服と機関銃~-PENICILLIN ver.- (Instrumental)

Type-C
1. SOL
2. 北ウィング-PENICILLIN ver.-
3. SOL (Instrumental)
4. 北ウィング-PENICILLIN ver.- (Instrumental)